火山(ひのやま)(166.8m) 姫路市 25000図=「姫路南部」 梅雨明けの日、姫路の火山(南山)へ 梅雨の明けた日、姫路市の火山(ひのやま)に登った。火山は、標高166.8mの低山で、地形図には「南山」と記されている。
モチツツジの花が一輪だけ残っていた。セミの声に、工場の音が混じって聞こえる。
坂を登ったところが展望広場。あずま屋が建っていた。広場から、火山の形が送電線の下によく分かる。
もうひと登りすると、尾根に達した。広葉樹やメダケに囲まれた尾根道はうす暗い。オオバヤシャブシが、緑の丸い果穂をつけていた。
牛岩からいったん下り、コルを登り返した。コシダにウラジロが混じり始めた。クモの巣が体にまとわりつく。
山頂からもとの分岐に戻った。その近くに、西へ下る道が分かれていたが、コシダにおおわれて消えかかっていた。 山行日:2019年7月24日
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御着南山公園登山口〜あずま屋〜牛岩〜あずま屋〜火山山頂〜見野 |
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山体の北端に、「御着南山公園」の登山口がある。ここから2つ目のあずま屋まで遊歩道がつけられている。2つ目のあずま屋からの先に山頂への分岐があり、山頂へ道が続いている。 2つ目のあずま屋と山頂分岐との間に、西へ下る道の入り口があるがこの道は消えかかっていた。 山頂分岐から、地形図破線路の道を南へ進んだ。コルの手前から西へ急な斜面を下ると、竹やぶの中で「姫路古墳ロード」に合流した。 |
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山頂の岩石 白亜紀後期 宝殿層 溶結火山礫凝灰岩 |
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牛岩は、溶結火山礫凝灰岩でできている。溶結凝灰岩とは、火砕流で流れてきた火山灰(発泡した火山ガラス片)や軽石などが、熱と重さによってその一部が融け、圧縮されてできた岩石。火山ガラス片や軽石は、圧縮によって気泡が押しつぶされ、横に押し広げられてレンズのような形になっている(溶結構造)。 長石と石英の結晶片を含んでいる。また、1cm程度の流紋岩(同質)の火山礫を多く含んでいる。牛岩の表面がゴツゴツしているのは、この火山礫が硬くて飛び出しているからである。 左の写真で、マウスポインタを上に持ってきたとき、現れる黄色の矢印は溶結構造を示すレンズ。また、赤い矢印は流紋岩の火山礫を示している。 |
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