掲示板ライブラリー

2002年12月までの掲示板ライブラリー

掲示板に書き込まれた貴重なお話をチョイスして集めてみました。
皆さんのおかげで勉強になることばかりです。。

ウクライナの民族衣装投稿者:ゆきちゃん  投稿日:11月16日(土)18時54分57秒

久々に民族衣装館を見ました。だいぶ充実してきましたね。

ウクライナの衣装を見て
ルーマニアの衣装に近いんだなと思いました。
今までウクライナというとコザックダンスの印象ばかりだったけど
地理的にはモルダヴィアやルーマニアに近いのだから、衣装もルーマニアに近いのは当然ですね。
踊りもコザックダンスだけじゃないんですよね。
改めて「ブルサ インターナショナル フェスティバル2001」を見てみました。踊りもルーマニアに近い感じでした。コザックダンスはケッコウ特殊で一般人はこんな感じなのかなと思います。
ウクライナの情報は少ないので「ブルサ」の映像は貴重な資料かもしれませんね。

Re:ヴェトレンスカレカ 投稿者:Yossie  投稿日:11月17日(日)22時28分32秒

ヴェトレンスカレカはオリジナルは女性だけで踊られていました。
ステップからも女性の踊りだとうかがえますが、ゼンスカレカ
と呼ばずに村の名前からヴェトレンスカレカとしました。
9呼間で1つのフェギュアというところが面白い踊りです。
難しくはありませんが、少し踊りこんで楽しく踊りたい踊りです。

NHKスペシャル 投稿者:ゆきちゃん  投稿日:11月17日(日)23時31分54秒

なにげにTVを見てたら、NHKで「天上の道を行く パミール街道1000キロ」というドキュメントをやってました。タジキスタンからキルギスにかけてでした。
タジキスタンの踊りのシーンがありました。手首を回しながら踊るシルクロードの踊りはどこでも同じように見えます(手の動かし方)。日本の踊りも基本はいっしょだし、ブルガリアのラチニッツア、トルコのチフテテリなどもよく似ているように見えます。踊りの文化もシルクロードで伝わったのでしょう。踊りには国境はないのかもしれませんね。 トルコに行った時、地元の人たちと一緒におどっても「外国」という感じはあまりしなかった。体型的にもたいした差はないし、一緒に踊りを楽しんでいる仲間っていうところかな?

シルクロード 投稿者:JoJon  投稿日:11月18日(月)00時36分14秒

以前、インドに行った時に村の子供たちが踊りを披露してくれました。
その踊りは、チェーンで踊られ、足の動きの速いものでした。
トルコの踊りに似ている・・・?
踊りだけじゃなく、音楽もトルコに似ているのです。
あまり詳しくは分かりませんが、ハライによく似ていました。

インドといえば一人踊りだと思っていたのに
チェーンで踊った事だけでもびっくりだったのに・・・

ゆきちゃんが、おっしゃる様にシルクロードによって
踊りも伝わった様な気がします。

踊りのつながり 投稿者:Yossie  投稿日:11月18日(月)18時05分13秒

トルコをはじめ、アルメニアや、アゼルバイジャン、イスラエルなどアジア方面、逆にブルガリアやマケドニア、ユーゴ、などのバルカン方面にみられる踊りはみな、いろいろな民族によって影響し合い、シルクロードを通り、物資や民族の移動によって様々な踊りが伝えられ広まっていったのでしょう。よく似た踊りを随所に見ることができますし、踊りの名前が共通していたり、音楽が同じだったり、スタイルが同じ、衣装が共通点があるなどなど、興味がつきません。一つの国だけに重点をおいて踊っていくのもよいですが、大きい視野で、周辺の踊りなども学ばなければ、本当の意味でその国の踊りを理解したことにはならないように思います。私はトルコを中心にバルカンの踊りを踊っていますが、よりアジア側に興味があります。しかし、今は簡単には行けそうにもないですから、トルコ内のフェスティバルへ来てくれるグループに期待している現状です。色々な国の踊りを見ていると、こういった共通点が見えたり、発見したりすると、ますます面白くなって、止められなくなります。今はとりあえず、トルコに接している、アゼルバイジャンや、アルメニアは興味がありますね。

バルカンから東へ東へ 投稿者:ゆきちゃん  投稿日:11月18日(月)20時53分55秒

学生の時、バルカンの踊りはとても面白く感じてハマってました。まだトルコの踊りの情報はほとんどなく(ボラのアリパシャぐらい)でもトルコの踊りは知りたかった。バルカン諸国は長い間トルコの支配下にあったから、踊りの元もトルコにあるだろうと思ってた。衣装は本から調べることは出来たので相当トルコの影響の強い地域であることもわかってました。残念ながらその当時トルコの踊りは紹介されていなかった。
やっと10年ちょっと前にトルコの踊りを教えてもらえました。クルド系の踊りは血が騒いだ(今でも)し、トラブゾンは難しいから必死にやっているうちどんどん面白くなりました。で今トルコにはまりまくっています。
まだまだ知られていないおもしろい踊りがたくさんありそうな気がします。何しろトルコは「東西文明の十字路」だから。
でも私の踊りでの印象は、東から西へ伝わりトルコで熟成されてさらに西へ伝わっていったように感じます。
トルコのなかでも東の方が面白く感じるので、隣接する国々はもちろんもっと東のことが知りたいです。アジアは面白そうです!!

アジアの女性の踊り 投稿者:ゆきちゃん  投稿日:11月19日(火)20時24分17秒

アジアの踊りはとても魅力的に見えます。特に女性の踊りが(自分が女性だからどうしても女性の踊り方に目がいってしまいます)身のこなし方がしなやかで魅力的です。
アジアの人とヨーロッパの人とでは感性が違うように思います。
アジアの感性はとても繊細で細やか。私も日本人ですから日本の文化の中で育ちました。
ヨーロッパの踊りを踊る時、アジア人である日本人の感性はマイナスになることがありますが、アジアの踊りの場合にはプラスになるような気がします。
衣装を着ても、ヨーロッパのものは日本人にはあまり似合わないけど、アジアのものはしっくりきます。
アジアの踊りは私たちにはむいているし踊りやすいように思えます。

こんにちは 投稿者:南北線  投稿日:11月19日(火)20時34分41秒

ちょっと遅れましたが、私も「パミール街道」見ました。
深夜再放送があります。
参考までにNHKのHPに以下のように書いてありました。

【パミールにはどのように行くのか? どのように行ったのか?】

・取材班は、モスクワ経由で、空路、タジキスタンの首都ドゥシャンベへ入り、その後、空路、ホログへ行きました。その他の手段としては、キルギスのオシから、陸路、パミール街道を通行するという方法もあります。
・何れの形も、タジキスタンへの入国ビザとは別に、パミールへの入域許可証が必要です。これは首都ドゥシャンベでの申請・取得となります。また、街道の至る所に国境警備隊の検問所があり、入域許可証があっても、通行は容易ではありません。
・なお、現在のところ、パミール地方への旅行は、国内では主催されておりません。

【自然や歴史や文化など、もっと詳しい内容を知りたい】

・自然、歴史、文化など他の様々な取材項目を盛り込んだ番組は、ハイビジョン放送で、11月1日に放送されました。

再放送予定(2時間番組「パミール街道」)
2003年1月1日 午前3時〜 BS2にて

女性の踊り 投稿者:Yossie  投稿日:11月20日(水)02時00分49秒

女性の踊りは男性の踊りより紹介される数が圧倒的に少ないのが現状です。
その少ない女性の踊りを肝心の女性がそれなりには踊れる、上手く踊れる
人がいますが、めちゃ上手く踊れる人はあまり見ることができません。
それは海外に出ても言えますが、女性の踊りの美学、美しいと感じる踊り
には非常にゆるされる踊りの幅が狭いように思います。
男性の踊りは女性に比べ、その幅は大きく、個性を前面にだしたり、
体型をいかしたり、バカをやったりしても上手く見える場合が多いように
思います。ですから、女性の踊りでうならせるためには、その小さい幅の
中で、表現しなければならないわけで、女性はたいへんだなぁと思ってしまいます。
女性の方々がんばってください。数は少ないかもしれませんが、いい踊りも
ありますよ。

ヨッシーの女性の踊り 投稿者:ゆきちゃん  投稿日:11月20日(水)14時06分06秒

ヨッシーのクルム(トルコにいるクリミア人)の女性の踊りを見たとき、ハッと息を飲む程美しかったです。来日した外人講師たちも女性の踊りを見せてくれましたが、あのヨッシーの踊りにはかなわないんじゃないかな?
で、自らを振り返ると「本物の女性」である私の踊りが男のヨッシーにかなわないことがものすご〜く悔しかった。

女性の踊りの美学は人まねではダメです。表面をいくらまねしても限界があって、自分で内面と外面両方磨くことしかない。
私もいつか女性の踊りでうならせてみたい!目標は高いけどヤリガイがあるなと思ってます。自分への挑戦です。

女性の踊りは男性のより引き出しがたくさんあるように思えます。素朴なかわいらしさであったり、エレガントであったり、はつらつとした明るさであったり・・・できれば私も沢山の引き出しを持ってそのつど変化する踊りでありたい。

がんばりま〜〜す。  たくさんいい踊りおしえて!!

女性の踊りの苦難 投稿者:Yossie  投稿日:11月20日(水)21時22分16秒

私の場合女性のサークルで教えることや女性の踊りをリクエスト
されることが多々あります。しかし、前にも少し触れましたが、
女性の踊りを紹介するにはいろいろと苦労があります。まず、踊りの
数が男性の踊りより少ない事。また、難しすぎたり、使える曲がなかったり
曲が聞きづらかったり、速すぎる、などなど、、、
そんな中、やっとのおもいで、紹介してきた踊りにゆきちゃんがあげた
クルムの踊り、ユクセクミナレやブルブル、チフテテリがあります。
また、最近ではゼイベクのタイプの踊りで、イーネムドゥシュトゥや
チャイイチニンミルレリなどがあります。ちょっと難しいものでは
スルメネサルラマスやビトリスクズオユンラルがあります。
スルメネサルラマスはスランチェのオハコになっていますが、書き
ながらビトリスクズがあったんだ、と思い出し、今度日曜日やろうかな
と思っとります。
新しいCDなどを製作する際は、女性の踊りを必ず入れるようにしていますが
生みの苦しみ、苦難がともないます。しかし、皆さんが喜んで踊って
くれていると、大変にうれしく、次への活力となります。
応援よろしく!!!!

TaronはMusあたり 3 投稿者:Yossie  投稿日:11月26日(火)23時25分52秒

ついにTaron発見!!!
地図上でTaronを見つけました。ゆきちゃんのアルファベット変換をつかって
やっと見つけました。
Taron Mus周辺を呼ぶ。(時代的には割りと昔の呼び方?のよう)
Mush  現在のMusのこと
Sasoon  現在のSasonのこと(Musより少し南にある)
西アルメニア語 Daron 東アルメニア語 Taronと読むことになる。

TaronはMusあたり 4 投稿者:Yossie  投稿日:11月27日(水)10時53分03秒

ちなみにTaronという呼び方はかなり古い呼び方のようですね。
近年の地図にはのってませんでした。

Haik 投稿者:ゆきちゃん  投稿日:11月28日(木)13時02分21秒

アルメニアの歴史的地図を見ていたら、Haikという名称が使われていたのでなんだろう?と思ってました。Silk Roadの本には、アルメニア人は自称「ハーイ」というそうです。これかな?

トルコのリゼ、アルトビンには、へムシン人がいますが、へムシン人は母語がアルメニアでムスリムだそうです。
リゼ へムシン ホロンはとても面白い踊りですね。

トルコの女性の衣装で、歴史的アルメニアの地域では、ウチュテケ(腰から下が3つに分かれている前開きの上着でトルコの代表的な衣装)ではなく、ワンピースが多いようですね。

元々Silk Roadには、とても興味があったのですが(FD以前に)、宗教と民族が入り混じっている複雑な地域なので調べるのがちょっと億劫だったけど、がんばって歴史や民俗など調べてみようと思います。分かった方が、踊りもよく分かるので。

踊りのつながり 2 投稿者:Yossie  投稿日:11月28日(木)14時11分30秒

以前も書いたことがありますが、ひとつの国の踊りを学ぶ上でそこの人から聞いたこと
見たことだけではわからないことがたくさんあります。
歴史的な背景や、地理的状況などを含め、周辺の踊りからも見ないとわからないことが
沢山あります。トルコはシルクロードを伝わって様々なものが行ききしています。
アナトリア周辺は歴史は古いですから、広い視野で、かつ長い歴史も背景に見ないと
だめだなぁとおもいます。
アルメニアにもヘムシン人は今でもすんでいるのかなぁ。
トルコ側のリゼの踊りやアルトビンの踊りは面白いものが多いので興味があります。
ゆきちゃん何か発見したら書き込みしてください。

ラズ人 投稿者:ゆきちゃん  投稿日:11月29日(金)22時32分37秒

へムシン人について書きましたので、ついでにラズ人について
トルコのアルトビンにはラズ人がいます。彼らはグルジア語と同系統の言葉を話しますが、宗教はトルコの大多数と同じイスラム・スンニー派です(グルジアはグルジア正教)。
へムシンはアルメニア語でイスラム・スンニー派。

ちなみにアゼリー(アゼルバイジャン)はトルコ語とよく似た言葉を話しますが、イスラム・シーア派(イランと同じ)。

トルコ、アルメニア、グルジア、アゼリー このあたりは、宗教、言葉がそれぞれ違います。わたしたちからみれば、外見はよく似て見えるのですが・・
Re:ラズ人 投稿者:Yossie  投稿日:11月29日(金)23時01分56秒

ラズ人もヘムシン人も中央アジアからきたとされ、それぞれ、グルジア経由、アルメニア経由
でトルコへ移り住んだと聞きました。しかし、リゼのアイハン氏によると踊りはラズも、ヘムシン
も同じといっていましたが、きっと、ちょっと違ったものがあるのだろうなぁと思います。
だけど、どっちももと、正教で、いまはイスラム面白いですね。
たしかに、リゼの知り合いは、親や親戚がグルジア人だ、とか、アルメニアから来たといった
人が多かったのを思い出しました。
ちなみにアルトビンから、リゼにかけて、ラズ、ヘムシンは入り組んで住んでどちらにも
住んでいます。

Georgia 投稿者:ペコちゃん  投稿日:12月 1日(日)22時22分49秒

久しぶりに書き込みにきました。南北線さん、はじめまして。
グルジアの国名とアメリカのジョージア州はどちらもGeorgiaですね。ともに、遡れば
聖ゲオルギウスに由来しているのだ、と思いますがいかがでしょうか。
ただ、グルジア語によるグルジアの国名はsakartvelo、グルジア人の自称はkartveli
であるようです。手もとの資料によれば。
グルジアはワインがおいしいのでいつか行ってみたいと思っています。
いや、そりゃ踊りも見たいですけど。

ハイク 投稿者:ペコちゃん  投稿日:12月 1日(日)22時34分46秒

国名シリーズ(?):ゆきちゃんが下のほうで書いているアルメニア人の自称
「ハーイ」(ハイ)と「ハイク」について。
ちょっと資料をあたりました。それによると、伝承では、ハイクは、ノアの
5代目か6代目くらいの子孫で、勇敢な巨人の名前。バビロンの暴君に服することを
よしとしなかったハイクは、家族や従者と共にアララトの土地へ行き、そこに
住みついた。その後、ヴァン湖近くの戦いでバビロン軍を破った。
その土地はハイク(=ハイクの家系、ハイたちの地)と呼ばれるようになった。
…というのが、アルメニア人の起源と、その呼び名「ハイ」にまつわる伝承だと
いうことです。

伝承でなく、学術上の説によれば、「ハイ」という名前は、現在のトルコの
エルジンジャンあたりにあった古代(紀元前14〜13世紀頃)の王国、
ハイアサ・アズィに由来するそうで、この王国についてはヒッタイト文字に
よる記録が残っているとのことです。

専門が歴史で語学オタクのペコちゃんでした。

Re:Georgia 投稿者:ゆきちゃん  投稿日:12月 2日(月)01時25分59秒

聖ゲオルギウスはグルジアの守護聖人で
古代グルジア東部はイベリア、西部はコルキスと呼ばれていたそうですが、
コルキスはギリシャ悲劇「メディア」の舞台になった地です。
東部が伝統的にイラン諸王朝の影響下にあったのに対し、西部はギリシャ・ビザンチン帝国とそれを引き継いだオスマントルコの影響が強かったようです。だから
トルコ国境のバトゥム周辺に住むアジャラ人はイスラム・スンニー派。

グルジア語の国名サカルトヴェロはカルトヴェリ(グルジア人の自称)の地という意味。

ゆきちゃん一生懸命調べてみました。

アナトリア 投稿者:Yossie  投稿日:12月 2日(月)08時28分44秒

色々な話、大変に興味があります。今後もよろしく。
アナトリアは歴史が古く、様々な民族、宗教が混在するところです。
それだけに、踊りも沢山あるのは、納得です。歴史、民族、宗教といったことも
含めて、今後も見ていかなければ、踊りも分からない部分が沢山でてきますね。
今個人的に東トルコ周辺の踊りについては、長い歴史の間に、様々な民族が持ち込んだ
ものというだけではなく、もともとその当たりにあった踊りもあり、混在、影響しあって
出来たものだと思っています。この踊りはアルメニアの影響、この踊りはクルドといった
見方もしますが、それだけではなく、土着のものがオリジナルのものも多くあるように
思います。そういった踊りを逆におのおのが自分たちの踊りとしてとらえ、持ち出したもの
もあるように思います。踊りはふかいねぇ。

回って回って 投稿者:ぺコちゃん@昼休み  投稿日:12月 5日(木)12時14分06秒

メブラナ、'87年〜'88年ごろ来日公演(?)したのを東京で見ました。それは、
「アジアの伝統芸能」みたいな催しで、いくつかの国の演目がありましたが、
メブラナの旋舞は、なんともいえない独特の雰囲気でした。
白いスカートがふわーっと広がる様子が独自の美しさですよね。
現地で見たらきっとまた違うでしょうね。コンヤで見てみたいものです。

その催しで見た中では、日本のアイヌの踊りがとても面白く、印象に
残っています。鶴の踊りとか熊の踊りとか。

>南北線さん
こちらこそよろしくお願いします。
私の名前は「さん」付けないで、ぺコちゃんで結構ですよ(^^)

CCW 投稿者:ゆきちゃん  投稿日:12月 5日(木)20時57分03秒

トルコツァー2001のVTR見ました。
メブラーナは白い衣装の男性が何人もくるくる回ってました。白いスカートがとてもきれいで、バランスをとっているようにも見えます。

で、くるくる回るといえば今年のトルコツァーのトカットネビ村のセマフの踊りを思い出しました。
回っているのは女性だけど、回り方はメブラーナと同じCCW(左まわり)ですね。
腰につけたボンジュが広がってとてもきれいでした。ボンジュは重みがあるのでバランスをとるのにいいみたい。

ステップは違うし音楽の感じも違うけど、よく似ていました。

ターン 投稿者:ゆきちゃん  投稿日:12月 6日(金)11時34分39秒

ソロターンはフォークダンスでもときどきあります。

ハンガリーのカロチャイウグロシュ、女性のターンはCW
ブルガリアンダンスのデテリーナ(ショプスキーアンサンブル系)で女性ソロターン(ラチニッツァ)の練習はよくしましたが(女性のソロターンは舞台の華なので)、CWでした。
いずれもタンタンターンで1回転ですが、CWまわりなのでやりやすい。

カップルで回る場合でもふつうCWです。(ワルツターン、ピヴォットターン・・・)

なのにセマフではやりにくいCCW
実際セマフの踊りでCCWでソロターンしてみると(メブラーナはやりませんが)普段は使われていない脳のどこかが刺激されて非日常的感覚になるような気がします。

これって、宗教的「恍惚」の境地かな?

セマーダンス 投稿者:Yossie  投稿日:12月 6日(金)11時41分58秒

セマーダンスを練習するとき、小さい正方形のタイルの上でタイルからはみ出さないように
まわる練習をするそうです。最初は、釘がさしてあるものの上で足の親指のところに釘を
はさんでそれに添ってまわる練習をするとか。
それと両手を左右に挙げていますが、それぞれ、天と地を向けているそうです。
色々な意味を教わったのですが、忘れてしまいました。ちょっと調べてアップできたら
いたします。期待しないでいてください。他の方アップして頂いてもOK!

セマーダンス 2 投稿者:Yossie  投稿日:12月 6日(金)11時55分22秒

ちょっと思い出したので、追加。
衣装について
帽子は墓石をさし、ジャケットは墓。スカートは葬式用の覆い
を象徴しているそうです。
右手が天をさし、左手が地をさして、アッラーからの恵みを人々に
振りまく意味があるそうです。
興味がわいた方はツアービデオ2001をどうぞ。(さりげなく宣伝)

メヴラーナ祭り 投稿者:ゆきちゃん  投稿日:12月 6日(金)13時02分05秒

トルコのコンヤはイスラム神秘主義の一派、メヴレヴィー教団の発祥地。
メヴラーナとはトルコ語で「先生」の意味で、教団の創始者ルーミーの尊称です。
この教団はオスマントルコ帝国と運命を共にしましたので、トルコ近代化の中一度は姿を消しました。今ではルーミーを偲ぶ人々によって年に一度ルーミーの命日12月17日にメヴラーナ祭りをしてセマーダンス(旋回舞踊)をしています。(今は観光用にもなってるみたい)

ダンサーたちは死の象徴の黒い衣装を脱ぎ捨て、白い衣装で踊ります。
これは、死の世界から永遠の生へ歩みだすということです。
左端にいるのは(黒い衣装きたままです)シェイフと呼ばれる長老で儀式の間はルーミーその人とみなされます。
踊り手の右手は天から神の意思を受け、左手は地上の人々にそれを伝えようとしています。

ルーミーの教えはイスラムだけでなく、キリスト教徒、ユダヤ教徒、無神論者にも受け入れられたそうです。
セマーをすれば、神の愛と恵みを受け取ることができるようです。

あの音楽と左回りに回転し続けることで宗教的エクスタシーに達するような気がします。

カ行活用 投稿者:ゆきちゃん  投稿日:12月10日(火)20時41分35秒

受験生クンの塾の先生の言葉

常にカキクケコ=カ行活用の努力をすること。
カー観察。周囲の状況、社会の状況を絶えず注意深く観察する。すべてはここからはじまる。
キー記録。メモを取って記憶をたしかなものにする。
クー工夫。つねに現状をよりよいものにするための研究を怠らない。研究がなけれが進歩はなしだ。
ケー計画。将来への手がかり足がかりを考える。
コー行動。試行錯誤をおそれずに経験を積むこと。あたまの中で考えていても、実際にやってみなければ良いか悪いかこたえは出ない。
そしてプラス社交性。人間どんなに頭が良くたって限りがある。でもこの社交性があると限りがなく無限に広がっていくから。
つねにあこがれとロマンは持ち続けること。あこがれとロマンがないと一流にはなれない。そして一流になった人間だけが一流の待遇をうけるということを覚えていてくれ。
                        (Yゼミ Y野)

塾の超人気講師の言葉はわかりやすい。FDでも同じかなと思ったのでカキコしました。

バトゥム 投稿者:ペコちゃん  投稿日:12月12日(木)00時21分08秒

ラーレお疲れさまでした。録音、結構よかったんなら安心しました。
クリスマス頑張りましょう!

バトゥムってどこ?と思ったら、グルジアの自治区とのことで。
知らない場所や民族がいっぱいありますねぇ。アブハジアもグルジアだったよね。
あのへんは面白そうだなあ…。

話は違うけど、スウェーデンで行われたノーベル賞の授賞式、テレビでやってました。
時の人・ノーベル田中さんは結局、ダンスは踊らなかった(踊れなかった?)模様…。
北欧って、普通の人が日常生活の中で、ダンスを普通に楽しむ文化があるんですよね。
踊るのが主な目的のレストランとかあるし。
結婚式で、新婚のカップルがダンスを披露する習慣も、フィンランドにはあります。
べつに民族衣装を着て踊るわけじゃないけど、あれはあれで、現代のフォークロアだと
思います。

Re:バトゥム 投稿者:Yossie  投稿日:12月12日(木)15時31分00秒

本当に知らないことってたくさんあります。
踊りを通じて衣装、民族、文化、歴史様々な部分に興味がわきます。
ただ大切なのは大きい視野で見ないと、偏ったものの見方、判断を
してしまうことがあります。様々な情報を大きい視野で見ると
新しい発見がよくあります。
今トルコを中心にバルカンを見たり、アジア方面、アルメニア、グルジア
アゼルバイジャン、イラン、イラク、シリアなどなど、
様々な面でトルコのみでなく、大きな視野で見ると、発見の連続です。
東トルコはアルメニアや、グルジアの影響が大きいので興味大!

バトゥム・グルジアの男性の顔 投稿者:ゆきちゃん  投稿日:12月12日(木)21時24分44秒

バトゥムもそうですが、グルジアの男性ダンサーの踊りはアクロバットでとても迫力があります。
小学生ぐらいの男の子は身が軽いので、空中を何回転もして膝で着地という離れわざをいとも容易くこなしてすごい!!
顔もすごい迫力で日本の歌舞伎の「暫」みたいにキメマス。白い毛皮の帽子をブルッとふると汗のような水が飛び散るのをみたことがあります。カァー!っと見開いた目、口、体の形も歌舞伎の「暫」とそっくり。(お化粧はしてません)
インドの踊りや中国の京劇なんかもよく似ていますね。
グルジアより西では、あの顔はみたことありません。
あの顔の東の端が日本で、西の端がバトゥムなのかな? 「顔の表現」もシルクロードを通って伝わったのでしょう。実に興味深いです。

Citcitについて 投稿者:Yossie  投稿日:12月18日(水)01時49分14秒

南北線さんのHPでちょこっと話題になったCitcitについて。

Citcitという踊りがどんな踊りか知らないため、なんともいえませんが、
Bora74、81年の踊りかな?S氏のトルコ歌集にCitcitの歌詞があって
地方はBalikesir(バルケシル)になっていました。
同じ物なのかわかりませんが、私がトルコの踊りをやっているかぎり
Boraがやったという以外、Boraのものも、現地でも直接踊りはみたことが
ありません。Citcitの意味は辞書だとスナップみたいに書いてありましたが、
どこかで、小鳥?だといのを聞いたことがあったような、なかったような
どちらにしても実際のところはわかりません。
掛け声Esler−エシュレルについてもあまり聞いたことのない掛け声のため
わかりませんが、Esは普通、妻または夫といった夫婦の相方をさします。
それの複数形ですが、妻たちはとか夫たちは、、、といった意味であろうと思います。
カップルはCift(チフト)という言葉を普通使います。
チフトは他に一対、向き合う、2つ、などといった意味もあります。
トルコの掛け声でホッパー、ホップ、アイデー、テイテイはよくありますが、
他にアイデブレー、エフェレール、コチュム、エスメル、マシャラー
などがあります。
(iの上は点がなし、sの下にひげあり)

リズムについて 投稿者:Yossie  投稿日:12月25日(水)10時00分04秒

リズムは踊りを踊る上でどうしてもきっても切り離す事のできない事です。
学問的に勉強しなければ、踊れないというわけではありませんが、
ある程度わかっていると、踊りを学ぶ上で分かりやすく理解するうえで
重要になります。
日本人の音楽の知識はヨーロッパから入ってきているものがベースになって
います。したがって、一般的にリズムは2拍子と3拍子、4拍子があります。
日本人にもこの3つのリズムは直ぐに理解でき、リズムに乗るのものりやすい
でしょう。しかし、民族音楽にはこの基本だけでは理解できないものがあります。
5拍子、7拍子、9拍子、11拍子、、、などです。
さてこのリズムをどのように理解するのか。
>リズムは2拍子系か3拍子系しかないと、、、
そう、リズムは2拍子、3拍子つまり2と3の組み合わせで成り立っています。
4拍子は2拍子(2+2)とおなじですから、上の5,7,9などもこの2拍子3拍子
の複合リズムで説明できます。

リズムについて2 投稿者:Yossie  投稿日:12月25日(水)10時08分53秒

5拍子(パイドゥシュコなど)は2+3、2拍子+3拍子 
つまり(1,2)(1,2,3)となります。
7拍子(ラチェニッツァ)は2+2+3、2拍子+2拍子+3拍子
つまり(1,2)(1,2)(1,2,3)となります。
このようにどんなに複雑なリズムでも2と3の組み合わせによってできています。
(もちろん、2を1と1に、3を1と2または2と1に、1と1と1分けることも出来ます。)
そしてこの2と3をとらえなければ、リズムにのることができません。
単純に2拍子、3拍子なら優しいですが、組み合わさるときちんととらえるのは難しく
なります。

リズムについて3 投稿者:Yossie  投稿日:12月25日(水)10時22分48秒

そして次にこの2と3にわけてとらえたリズムの上でどこでステップや
ホップ、スタンプなどのステップをするかをとらえれば、リズムどおり
踊る事ができます。

次に5拍子、7拍子などの音楽の演奏について
>バイドゥシュコならタンとタタンの2拍子(系)
>レスノトもタンタとタンタンの2拍子
パイトゥシュコは2+3ですが、リズムのストローク的に
タン ターン と「タ」のところできざむ 2つ刻みや
タン タンタ と「タ」のところできざむ 3つで刻むこともできます。
レストノも同様に3+2+2ですが、
タンタ タン タン と4つで刻んだり
ターン ターーン と2つで刻んだり
ターン タン タン と3つで刻んだり
と色々なパターンのストロークでリズムを刻むことができます。

リズムについて4 投稿者:Yossie  投稿日:12月25日(水)10時27分02秒

リズムについては色々と議論する意味があるテーマですね。
ちなみにチャイイチニンミルレリは9拍子
2+2+2+3の9拍子
イーネムドゥシュトゥは9拍子
3+2+2+2の9拍子となります。

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2003/3/20更新