平原の一軒家 ガウ親父と対面する
名前 |
セリフ&ナレーション |
じじい | ひさしぶりじゃのう。 やっぱり、あんたの修理が一番じゃ。 |
マッシュ | だから、俺は… |
じじい | 早いとこ、そこのイスを直してくれんか。屋根の修理に使うからの。 |
マッシュ | もしかして…… ここの人がガウの親父じゃないのか? |
ガウ | うう…… |
マッシュ | なあガウ。きっとそうだろ? |
ガウ | オヤジ……? |
マッシュ | そうだ。きっと、おまえの親父だよ。 |
ガウ | ……??? …ガウの……オヤジ…!? ウ〜〜ガウッ! |
マッシュ | よしっ! あのオヤジに教えてやろう!! このガウが本当の息子だってことを!! 待てよ…… せっかくの親子の対面だ…おめかしでもさせるか。 |
マッシュ | よしっ。 ジドールでいろいろ準備してガウを一人前の格好にしてやろう!! |
ナレーター | ジドールでガウにテーブルマナーを教えるマッシュ達 |
マッシュ | ガウがめだめ! 手で食べるなと なんど言ったらわかるんだ? |
ガウ | ガウ… |
マッシュ | ガウじゃなくてハイでしょ!? |
ガウ | はう! |
マッシュ | ……… |
ナレーター | ガウの洋服選び |
ティナ | この服なんてどう? ガウににあいそうだわ! でもあっちの服もすてがたいし… |
―― | ボソッ、そんなに着れないよ… |
ティナ | なんか言った!? |
―― | いっいや。なにも…。 ……お〜こわ。 |
セリス | どれにしようかなー? あっ!この服もいいけど、でも… ガウにはどんなのがいいかなあ… |
―― | まったく、もう… |
セリス | なに!? |
―― | …いや…なんでもない… |
カイエン | このボウシなどピッタシでござるぞ。 |
―― | センスわりぃ〜 |
カイエン | な、なんと! これのどこが扇子でござるか!? |
―― | ……… |
マッシュ | これしかない! |
―― | それは拳法着じゃ… |
マッシュ | 動きやすくスポーティー。 これしかないな。 |
―― | ちょっと違う思う…… |
セッツァー | ちっ… みんなセンスねえな…。 おい、親父。俺と同じ格好をオーダーで! |
―― | えだめだって! セッツァーと同じ格好なんかガウにさせてどーすんの!? |
エドガー | やはりこれだ! タキシードでビシっときめて シルクハットをかぶり… 口にはバラをくわえて… |
ロック | や・り・す・ぎ!! ったくもう… やはり頭にはバンダナをまいてだな… |
エドガー | バンダナのどこが りっぱな格好なんだか… ロックに品性をもとめるのは とうてい無理なことか… |
ロック | な・ん・だ・と〜!? 言わしておけば! |
ナレーター | エドガー、ロックにぼこぼこにされる?(^-^; |
マッシュ | いいか?ガウ。 立派になった自分を親父に見せてやるんだぞ。 |
ガウ | はう…… |
マッシュ | よう、親父さん。 |
オヤジ | なんじゃい、お前ら…? おお! 修理屋か!? |
マッシュ | 親父さん… あんた、息子がいたんだろ…? なあ、そうだろ……!? |
オヤジ | ……息子? |
マッシュ | おう。 実は生きてるんだよ、親父さん。おいっ! ガウ! |
ガウ | オ…ヤジ……。 |
オヤジ | なんじゃ、なんじゃ? さっきから、おまえ達…息子じゃと? ワシには息子などおらん!! |
オヤジ | しかし、そういえば昔 悪い夢を見たことがあるな。 ……悪魔の子が生まれる夢じゃ!! ワシは子どもをおぶって獣ケ原まで行くんじゃ…悪魔の子を…… ……獣ケ原に着くと、その子は にわかに泣きだしよった…… |
マッシュ | おいっ!! 親父さん… |
オヤジ | そして獣ケ原にその子を すてる…… ワシは後ろをみないように そこから立ち去るんじゃ…… |
マッシュ | だっ、だから… |
オヤジ | すると突然、泣き声がやんだ… ワシは後ろを見てしまうんじゃ…… そこには…… 見た事もないような化け物が…… ああ、恐ろしい……思い出しただけでも身ぶるいがする… |
マッシュ | だめだ…この人はもう… |
オヤジ | あんたみたいなリッパな子をもった親は幸せじゃろうて。 ワシゃ今でも悪魔の子に追われる夢を見るんじゃ。 恐ろしや、恐ろしや…… |
マッシュ | このじじい! 言わせておけば…… ガウの気持ちも考えないで! ブンなぐられたいか!? |
ナレーター | 手を上げたマッシュの前に立ちはだかるガウ |
ガウ | ガウ……ゥ ゥ…… |
マッシュ | すまねえ……つい… |
ガウ | オ…ヤジ……いき…てる ガウ…… し… あ… わ… せ…… |