数々の思い



        ★南の島で黒っぽ人がいっぱい!
 ここは、コスタ・デル・ソルに在るクラウドの別荘。セフィロスも倒したしみんなで慰安旅行というわけである。しかし、この前の戦いで深い傷を負った、バレット、シドは病院送り、ケットシーは「お前操縦してただけだろ!」という感じだったので誘わなかった。
ユフィ「なあ、みんな。今夜花火やろうよ。」
と花火の袋を持ちながら、うれしそうに話すユフィ。
エアリス「花火!?やるやる〜。」
クラウド「花火か・・・。ティファはどうする?」
ティファ「え〜。クラウドがやるなら。」
エアリス「けっ!何ブリッコしてやがんだよ!」
ティファ「うるさいわね!」
早くも始まる口げんか。クラウドもうんざり。
レッド「・・・。きっと何かあるな〜。ちょっと怖いよ。」
ビンセント「そうだな・・・。」
早くも不安を感じる男ども。
ユフィ(よし、作戦成功!。後は、あれをこうして・・・。)
と何かをたくらんでいるユフィ。そうしているうちに夜が来て、さっそく近くの川原で花火大会。とてもみんな楽しそう。
エアリス「ほーらクラウド。すごいでしょ!」
後ろからクラウドの首に花火を焼き付けるエアリス。
クラウド「!?」
思わず裏拳で殴り倒すクラちゃん。
クラウド「何すんだ!このアマ!殺すぞ!」
エアリス「何よちょっと、驚かせただけじゃない。だってこの花火すごいのよ!ガスバーナーみたい♪」
と楽しそうに話すエアリス。そんな物をやられた本人はシャレにならない。
ティファ「そうね。ちょっとこの花火へんよ。普通のと比べ物にならないくらいの火力よ。」
レッド「そういえばユフィは?」
と口に特大の火柱をくわえながら話すレッド。振り向かれるとかなり危ない。そんな時、クラウドの足元に丸っこいものが転がってきた。
クラウド「なんだこれは?」
その時、その丸いものはものすごい勢いで煙を出し始め、あたり一面見えなくなった。
ビンセント「これは煙玉!それにしても煙の量が多すぎる。」
冷静なビンセント。情報分析もちょちょいのちょい。
???(ヒソヒソ。今がチャンスだよ!)
???(よし、わかった。)
いきなりの煙でパニック状態のクラウド達。そんな彼らの前に謎の人物が!
???「クラウド・ストライフ!貴様の命、このマローネ・ブルカーノがもらいうける。!」
クラウド「なにぃ!」
マローネと名乗る女。剣を引き抜き一気に振り下ろす。
マローネ「魔人剣!」
剣圧による真空の刃。一直線にクラウド達に向かってゆきます。
クラウド「ふん。あの程度ならよけられそうだな。」
と、よけようとするクラウド。しかしそんなことは許されない。
「がし!」
クラウド「!!。エアリス!?」
後ろからしっかりと抑えているエアリス。顔が笑っている。
エアリス「何よけようとしてるのよ!クラウドのくせに!」
どんどんと近づいている衝撃波。もう目の前まで来ている。
クラウド「うっ!うわーーー!」
まともに攻撃をくらうクラウド。後ろのみんなも吹っ飛びます。
マローネ「・・・・。」
しばらくし、ティファが目をさめる。
ティファ「うっ、クラウド?・・・あれは!」
とティファの目の前には、マローネの姿が。今にも立ち去りそうです。その後を追うティファ。そのマローネの手にはクラウドのバスターソードが!ものすごく重そう。
ティファ「その剣はクラウドの!?クラウドはどこ?クラウドをどうするつもり!」
マローネ「貴様たちとモンスターの戦い見せてもらった。貴様の腕ではあの男にはつりあわない。あの男の事は忘れろ。うっ!」
と答えるマローネ。やっぱり辛そう。
ティファ「忘れろって・・。はっ!もしかしてあなたクラウドのことが・・・。冗談じゃないわ。クラウドは私の物よ!」
エアリス「何言ってんのよ!クラウドは私の物よ!」
といつの間にかいるエアリス。
ティファ「何言ってんのよ。私のよ!」
エアリス「違うわ!私のよ!」
こんなときまで言い合いの二人。マローネも少しあきれている。
マローネ「ま、とにかくあの男の事は忘れろ。」
と立ち去るマローネ。
ティファ・エアリス「まて!」
がけの端に追い詰めるティファとエアリス。ここまでかと思ったが、
マローネ「バロッサ!」
そう叫んだとたん、がけの下からドラゴンが!その背にはクラウドが。それに飛び乗ったマローネ。一気に飛んで逃げてしまった。
ビンセント「あの凶暴なドレイクを飼いならすとは・・・。あの女ただ者ではないぞ。」
クラウドゆめのなか〜
クラウド「えっ、やだよ。そんな事したくないもん。ん?これやるからやってくれって?しょうがないな〜。って、これってにせものじゃん!まただましやがったなこのアマ!今度こそ殺してやる!」
と意味不明の寝言を言っているクラウド。マローネ少し不安。
クラウド「ん、ここは?」
マローネ「ゆ、夢でも見たか?(怯)」
クラウド「ああ見たよ。でもあれは夢なんがじゃなく、実際にあったことなんだ。せっかく人が一緒に祈ってやるって言ってるのに、あの女にせもんのカード出しやがって。マジ頭きたって。って、あれ?」
ティファサイド〜
ティファ「ったく。あの女。今度あったらただじゃおかないんだから。」
エアリス「そうよ。殺すだけじゃすまないんだから。」
と膨れ面のティファとエアリス。そんな彼女らを無視し、情報収集にいそしむレッドとビンセント。しかし何もわからない。人生そんなに甘くない。
クライドサイド〜
マローネ「雷神剣!」
クラウド「メテオイン!」
電撃と高熱の隕石の応酬に一瞬で崩れ落ちる海の悪魔。
マローネ「よし!やったか。」
クラウド「たいしたことないな。」
と海の悪魔を背にして満足するクラウドとマローネ。領主に賞金をもらった後、
クラウド「じゃ、約束のやつ♪」
マローネ「約束だからな。賞金の1000万ギル。半分ずつだな。とにかく助かったよ。」
クラウド「いいよ別に。なんか逆に助かったって言うか。あの女からうまく逃げ出せたわけだしな。なんたってあの女の酷さといったらもう・・・」
と、お金もたくさんもらってホクホク顔のクラウド。しかしその背後に赤黒いオーラが!
エアリス「く〜ら〜う〜ど〜。よくもあんたやってくれたわね。」
クラウド「ひぃい!」
何でここがわかったというと、にゅー星の声。一度エアリスが生き返ったとき、今まで少ししか聞こえなかった星の声も、かなりはっきりわかるようになり、クラウドがここにいるって事も、しかも後半は自分から積極的に協力してたことも、わかっちゃったのだ。
クラウド「いや、これにはいろいろ訳が・・・ぎゃー!」
とエアリスにぼこぼこにされるクラウド。その隙に逃げるマローネ。
ティファ「ちょっと待ちなさいよ!」
と逃げるマローネに気づくティファ。
マローネ「ティファとかいったな。その行動に見合うだけの実力を身につけないといつまでたっても、・・・胸だけ女だぞ。」
ティファ「む、胸だけおんなぁ〜!?。」
ティファ、リミット炸裂!
ティファ「ファイナルヘブン!!」
ティファの大砲並みの闘気をひらりとよけ走り去るマローネ。
クラウドの賞金で浜辺で宴会をするクラウド達。クラウドの顔はぐちゃぐちゃ。しかし、一人だけ浅瀬にいるティファ。スー、と息を吸い込んだ瞬間。
ティファ「ババムート零式!(マスター召喚+魔法乱れうち・W魔法)。」
合計8本の光の光線が、当たり一面を吹き飛ばす。小さい島なんてこっぱみじん!!一緒に宴会をしていた地元の住民もあわあわ言っている。
ティファ「ま、こんなもんか!」
と言いつつ食べ始めるティファ。
クラウド「十分強いと思うけれどなー。」
と一人思うクラウドでした。
すっかり南の島を満喫したクラウド達。そろそろ、暑いとこにも飽きたので大陸に戻ろうとしたが、この前のハリケーンで船は大部分が大破。それで返ろうにも帰れない。仕方なく自分たちで船を作るクラウド達。しかし、材料の値段が値上がりして、今のお金では足りない。
クラウド「こんだけあっても足りないのかよー。」
ビンセント「材料の供給が追いつかないのだよ。」
レッド「特に木材の値段が上がっちゃって。」
ティファ「どうするのよ。このままじゃずっとここにいるはめになるのよ。」
エアリス「そんなのやだー。」
と賞金袋を中心に話し合うクラウド達。しかし何かが違う。
レッド「そういえばユフィは?」
一同「あっ!」
いまさら気づくクラウド達。そんなクラウド達とは対照的にご機嫌な人が一人、プールサイドで寝そべっている。
ユフィ「イヤー。あいつらをおびき出すだけで100万ギルもくれるとわなー。これもユフィちゃんの日ごろの行いってやつ!」
と片手にジュースのユフィ。そんな彼女の幸福もいつまでは続かない。
一同「み〜つけた〜。」
とそんな時いきなりユフィの視界入る5人。ものすごく恨めしそう。やはりここでもニュー星の声。もはやエアリスに隠し事はできない。
エアリス「よくも私たちをはめてくれたわね〜。」
と指の骨をぽきぽき鳴らしながら近づくエアリス。
ユフィ「あ〜。ちょっと待ってよ。ってあ“〜〜〜〜!?」
あっという間に身包みはがされ、金を取られるユフィ。殺されないだけでもありがたや。
ティファ「これでお金は足りるわね。」
 船を作り始めるクラウド達。船の設計はビンセント。なぜかマローネがいる。彼女も船が必要なのだ。
エアリス「ほっんと助かっちゃうわ〜」
ティファ「本当に。なんてお礼を言っていいのか。」
といやみっぽく話しかけるティファとエアリス。
マローネ「・・・。暇だったからな。」
と彼女も負けない。あっという間に船は完成。エアリスが乗り込み、出港式を始める。
エアリス「きゃー。ちゃんと浮かんでるわよー。」
とはしゃぐエアリス。しかしすぐに沈んでしまった。
ビンセント「これも私の罪か・・・。」
と嘆くビンセント。一緒にエアリスも沈んでしまった。
クラウド「ま、失敗は誰にでもあるものさ。さあ、みんな帰って飯でも食おうぜ♪」
とエアリスを無視して去ろうとするクラウド。そんな彼にプリンセスガードの応酬が!!
エアリス「変なこと考えるからよ。」
と海の中から、貞子みたいに出てくるエアリス。みんながたがた震えている。そのままじゃ塩臭いから温泉に行こうと言うエアリス。仕方がないから付いていく女性陣。
エアリス「覗いちゃだめよ
と言うエアリス。(のぞかねーよ)と思うクラウドと他二人。しかしそこは男。少しは気になり、トンネルを掘って覗こうと考えたクラウド達。しかし、それも失敗。誤って温泉の底に穴を開けてしまい、ボコられるクラウド。覗かれたことよりも温泉がなくなったことに、頭にきたようだ。しかしその前にしれっとエアリスが古代種だってことを話したティファ。でもマローネは反応なしだった。しかし、そんな幸福も長くは続かない。この島の住民はみんな古代種の末裔で人間を憎んでいて、反乱を起こしたっていう急展開!幸福なときを壊されたクラウド達は目の前にいる敵をなぎ倒し、一気に敵の本拠地へ。その悪魔的な強さに怯えをなした敵の首領。恐怖のあまり投身自殺。なぜかマローネも後を追う。エアリスの言うには実はあいつセフィロスコピーだったんだって。:終わり 続編・・・エアリスを探して。です。

・ ・・・・最低の終わり方だ(滝汗



        ★エアリスを探して
ここはゴールドソーサエリア。その中でチョコボの走る土煙が。彼らは何かを探していた。そうあの女を。エアリスを・・・。
ティファ「畜生、あの女。今度こそは、ただじゃおかないんだから。」
レッド「そうだね。あんなことしたんだもの。」
ユフィ「あたしよりもひどいよ。」
ビンセント「そう大差ないだろう・・。」
とかなり不機嫌なメンバー。
クラウド「エアリス。どうしてあんなことを。」
クラウドの心の中〜
そうあれは「古代種の反乱事件!」からの帰り、浜辺での出来事。
エアリス「ぶんどる!(マスターコマンド+すべてぜんたいか)」
いきなりの不意打ちに戸惑う俺たち。そんなエアリスの手にはヒュージマテリアが!
エアリス「よし。後はこれをこうして・・・。ニヤリ」
といいつつクラウドを見つめるエアリス。クラウドはゾクリとする。
エアリス「コンフュ!」
ビンセントに混乱の魔法をかけるエアリス。ビンセントはカオスにリミットブレイク!そのビンセントにまたがり去っていくエアリス。後日浜辺に打ち上げられているビンセントを救出。「ここらへんに下ろしたかも〜」とういう情報を元にここに来たわけだ。
レッド「でも別にどうでもいいんじゃない?戦いは終わったわけだし。」
ユフィ「なに言ってんだよ!あんな珍しいマテリアあたしがもらってこうと思ってたのに・・・と。」
クラウド達の目線に気づくユフィ。あわてて弁解する。
ユフィ「冗談だよ!本気にしないでよ。まったくも〜。」
頭に手を当ててごまかすユフィ。そんなこんなでコレルにきたクラウド達。とりあえず情報収集。
クラウド「エアリス見なかったか?」
住民「だれそれ?」
それもそうだ。ここの人は1回もエアリスを見たことがないのだ。なぜかというとメンバーに加えなかったから。ならばということで似顔絵を書き、見せるクラウド。なんか色使いも変で似てない。
住民「あ〜それならさっき見たぞ。なんかうれしそうに鼻歌交じりにスキップしながら。」
何でこんな絵でわかったんだろ?という顔つきの仲間たち。そんな時、
「ぐ〜〜。」
と腹の音が。その音の方向にはティファの姿が。みんなの目線に気づくティファ。
ティファ「ち、ちがうわよ。えっと、あれよ、それ、そう!レッドよ!レッドのおなかの音よ!」
と横に座っているレッドを指差し言った。そんなレッドは。
レッド「え!待ってよ!おいらおなかの音なんて・・・。」
といいかけたレッド。しかし上のほうからものすごい殺気が。ティファがものすごい目つきでにらんでいる。
レッド「したかな!?よく考えたらおいらだね〜。ははは・・・。」
かわいそうなレッド。すると住民が。
住民「腹でも減ったのか?なら今夜はここに泊まっていくがいいよ。ここんところ、行方不明者が増えているんだ。夜に出歩くのは危ないな。」
ティファ「そう!ならそうしましょうよ。クラウド!!」
と何とか取りつくろうとするティファ。そんな彼女を知ってかしらずか、合意するクラウド。
クラウド「ま、とりあえず野宿はしないですみそうだな。」
宿屋のチョコボ小屋のチョコボにえさをやるクラウド。
クラウド「エアリスはいったいどこに。また呪いなんてやってたりして。やっぱりあの時の(にやり)っていうのはもしかして、」
と考え込むクラウド。そんな時
「クラウド〜」
「ビクッ!」
いきなりの声にびくつくクラウド。
ティファ「ご飯できたわよー。早くきなさいよー。」
と窓から叫ぶティファ。そんなクラウドは
クラウド「やれやれ。考えすぎかな。」
ため息をつきながら部屋に向かうクラウド。
ユフィ「ほんと、ティファって料理うまいよな。」
レッド「そうだね。ミッドガルでもお店してたくらいだからね。」
と食べながらしゃべる二人。そんなティファは
ティファ「やっだ〜。もう二人とも本当のことを。はいこれ。」
といいつつ肉を盛るティファ。
ユフィ「おっ!これまたうまそうな肉。でも、もう、そろそろあれだね。結婚したほうがいいよ。」
ティファ「えっ?」
と顔が引きつるティファ。
ユフィ「だって、どんなに料理がうまくても、年増はね〜。そろそろたれてくるんじゃないそれ。」
といいつつ箸でティファをさすユフィ。クラウドとレッドは冷や汗をたらしながら少しづつはなれてゆく、ご飯とおかずを持ちながら。ビンセントはもくもくと食べ続ける。
ティファ「何ですって〜〜〜!」
といいつつ思いっきりちゃぶ台をひっくり返すティファ。(巨人の星っぽく)そう彼らは「食事するときは家族一緒にね。」主義で、持ち運びに便利な折りたたみ式のちゃぶ台を常備しているのだ。まるいの。ちゃぶ台ごと吹っ飛ぶ料理の数々。もちろんビンセントは自分のおかずは確保している。もったいないな〜という目のクラウドとレッド(食いながら)。しかしそうゆう事態ではない。
ユフィ「あ〜!何てことすんだよ!もったいないじゃないか!」
って言ってもしっかり自分の分は持っているユフィ。ご飯がないのはティファだけ。
ティファ「うるさいわねー!そんなことどうでもいいのよ!」
ご飯が吹っ飛んでしまった後悔と、しかも無いのは自分だけってのに怒り爆発寸前のティファ。しかもここで禁断の一言が!
ティファ「あんたこそどうなのよ!そんな胸だか背中だかわからないようなものは!そっちこそ結婚できるのかしら?」
と言ってやったぞという感じのティファ。
ユフィ「フフフッ!言ってはいけないことを言ったようだね・・・。でもっ!」
いきなりクラウドの腕にしがみつくユフィ。
ユフィ「あたしにはクラウドがいるもん!」
クラウド「おい!そんなこと知らないぞ!?」
とあわてるクラウドと、得意げのユフィ。そんな時ティファは
ティファ「ユフィ〜。あんたもう絶対許さないからね〜!」
完璧にキレたティファ。怒りのオーラが炎に!
ユフィ「お!やろってのか。ユフィちゃんをなめたらいかんよ!」
完全に戦闘体勢の二人。クラウドとレッドはあわあわ言っている。
クラウド「おい、ちょっと待てよ!そんなことしたら大変なことに・・・。」
ティファ「ファイナルヘブン!」
ユフィ「森羅万象!」
時すでに遅し。クラウドの静止もむなしく、宿屋ごと吹っ飛ぶ半径10メートル。あたり一面がれきの山。そんながれきの山から
クラウド「ぷはっ!何てことするんだあの二人。」
他のみんなはがれきの上でのびていた。
クラウド「あ〜あ。どうすんだよ修理代。今月も赤字か。」
このメンバーの家計簿をつける人はクラウド。なぜかというと、他の奴は馬鹿だから。
クラウド「もうやだよ〜。こんな生活。んっ!?これは!」
クラウド達はいつの間にかコレルの住民に囲まれていた。ものすごい殺気の目で。みんなクワやら、スコップなどを手に持っている。
住民A「おい!なんてことしやがんだこの野郎!!修理代払いやがれ!」
ものすごい怒っている。
クラウド「はい!わかってますよ〜。で、いくら?」
と体が埋まって顔だけのクラウド。
住民A「1億ギル。」
クラウド「え?」
とんでもない値段にちょっと困惑のクラウド。しかしこんな金額出せるわけがない。
クラウド「ちょっと、いくらなんでもそんなことはないでしょー?」
住民A「お!兄ちゃんケチつけようってのか?まさか払わないってことないよなぁ?」
いやな言葉使いの住民にちょっとむかつくチンピラ嫌いのクラウド。クラウドは髪を染めたにいちゃんは嫌いなのだ。(お前も金髪だろーが。えっ?地毛?あっそ。)
クラウド「いや、別に払わないことないんですけど。その値段はちょっと。」
住民B「嫌だってんなら、痛い目にあってもらおうか!」
この言葉に反応するクラウド。黄色いオーラが立ち込める。
クラウド「なに言ってやがんだ、チンピラの野郎がよ!」
プッツン来たクラウド。周りのがれきを一気に吹き飛ばし住民に殴りかかる。吹っ飛ぶ住民B
住民A「な!?よくもやったな。野郎ども!やっちまえ!」
住民C〜ZZ「おー!。」
とわらわら出てくるチンピラたち。ざっと300人以上。しかしクラウドはひるまない。
クラウド「そんなもんで俺を倒せると思っているのか?やろうってなら軍隊でもつれてくるんだな!」
となぜかワンピースの赤毛のジャン!ちょっとかっこいい。そんな様子を観察していたビンセント。一応加勢に入る。そんな大変な時・・・。
ティファ「痛ててて、ちょっとやりすぎたかしら。」
がれきの上で気が付くティファ。その横でユフィとレッドが目をさめる。
ユフィ「うっ、痛てて!まだ勝負は付いてないよ!」
目覚めるなり構えるユフィ
ティファ「何度やっても同じよ!」
とティファも構える。
レッド「もうやめてよ〜。二人とも。(泣)」
泣きながらとめるレッド。そんなレッドの声も無意味な叫び。すぐに戦闘開始! 爆音が響き渡る。
クラウド「ふー、こんなもんか。」
ビンセント「これでよかったのか?」
二人の周りには気絶したチンピラの山が。たった二人で300人。一人当たり150人とは何という強さ!ここら辺が主人公の特権♪やりたい放題やったクラウド。満足そうな顔をしている。そんなクラウドの前に
???「あらまあ!みんなあらかたやっちまったようだね。」
ちょっと小高い所に着物を着た女が! 嫌な目つきでこっちを見ている。そんな目つきが大嫌いなクラウドすかさずつめよる。
クラウド「お前は誰だ!奴らの仲間か?」
???「あたしは神楽ってんだ。別に仲間ってわけじゃないけど。まっ自己紹介も終わったところでそろそろ始めようかね。」
そうゆうと、神楽と名乗った女は手に持っていた扇子を一振りなびかせた。そしたら、周りにいたチンピラが起き上がってくるではありませんか。
ビンセント「こ、これは!あれだけ殴ったらちょっとやそっとでは起き上がれないはず。一体どうなっているんだ?」
そういっている間に襲ってくるチンピラたち。これ以上殴ったら本当に死んでしまうので手加減して殴るクラウド達。
神楽「屍舞い・・・。あんたらが気絶させておいて助かったよ。意識がないと死んでるのと変わりないからね。」
クラウド「操られているのか!?」
神楽「風神の舞い!」
扇子を一振りし、いくつもの風の刃がクラウド達を襲う。
そのころティファとユフィはまだ死闘を繰り広げていた。
ティファ「もういいがげん降参したら。息が上がってるわよ。」
ユフィ「ふん。ティファこそ結構きついんじゃないの。」
ティファとユフィは腕相撲をしていた。どっちも押したり押されたり、レッドはポップコーンを食べながら観戦している。
レッド「どっちが勝つのかな〜?♪」
楽しそうなレッド。その時一瞬で勝負が付いた。何かに気を取られたユフィの隙を付いて一気にティファが攻めたのだ。
ティファ「私の勝ち―。どう参った?」
誇らしげなティファ。しかしユフィは
ユフィ「ちょっと待ってよ。変な気配を感じたから気が散ったんだよ。ほら、あそこらへんで。」
ユフィの指差した方向には髪の毛も肌の色も着物まで真っ白な少女が立っていました。
ティファ「あっ!本当だ。・・・!いいこと思いついた。」
そういうとティファは少女のほうに近づいて行った。そして
ティファ「ねえ。このお姉ちゃんとあそこの女の子。どっちが結婚出来そう?」
と初対面の少女に問い詰めるティファ。それはいい考えとユフィも見つめる。その少女の答えは。
少女「どっちもだめ。」
ティファ「えっ?」
固まるティファ。そんなティファはほっといて少女はユフィの方を見つめている。
少女「・・・・・。」
ユフィ「な、なんだよ!?」
少女「どっちが背中?」
ユフィ「!!」
「プチ」
ユフィちゃん、キレました。頭に血の上ったユフィは一瞬十字手裏剣を投げようとしたがそれではしゃれにならないので、スーパーボールを投げつけた。
ユフィ「おまえがゆうなーーー!」
160キロマックスで飛んでゆくボール。まさに大リーグ!
少女「なに言ってるの?あたしは子供よ。無いのは当たり前。あったら逆に怖いわ。」
と、まっとうな意見を述べた後、どこから持ち出したかバットを持ち身構えた。
少女「振り子打法!イチロー!」
と見事な振り子打法。いともあっさりピッチャー返し。
ユフィ「なに!」
ユフィの頭に直撃!そのまま伸びてしまいました。
少女「剛速球だけじゃだめなのよ。巨人の星を見なかったの?」
年の割にはかなりマニアックな少女。ティファのほうに振り返る。
少女「かごめ・・・。」
暗い感じにモードチェンジ!あっという間に舞台は修羅場。
ティファ「えっ!あたし!?」
もしかしてまた!という感じのティファ。少女が手に持っていた鏡を構えて、
少女「魂ちょうだい・・・。」
ティファ「何言ってんのよ。魂ってちょっと、うっうげぇーー。」
なんとティファの口からエクトプラズムが!そのまま鏡の中に吸い込まれるエクトプラズム。あまりの気持ち悪さに倒れこむティファ。
レッド「ティファ!ユフィ!二人に何をするんだ!」
といまさらのレッド。少女はさっきのボールをおもむろに取る。
少女「ほーら。取って来い!」
とボールを遠くまで投げる少女。するとレッドは
レッド「わんわん!」
ボールを追いかけてどこかに行ってしまった。役に立たねえな。これだから犬は。と思いながら倒れているティファ。まだエクトプラズムは口から出ている。
少女「・・・。魂が収まりきらない。でももう動けないよね。カゴメの持ってる四魂のかけら、ちょうだい・・・。」
ティファ(だから違うって!)
そう思いつつも、吐き気を我慢し身構える。
少女「まだ動いてる。」
その時ビンセントをつれたレッドが帰ってきた。口にボールをくわえて。
レッド「もう一回!もう一回!」
とせがむレッドを無視し、ビンセントが銃を構える。
ビンセント「何者だお前は!」
さすがに銃にはかなわないと逃げる少女。別に後ろから撃てばいいじゃん。と思うが、ビンセントは「死ぬときは前のめり!」なのでそんなことしない。そんな時クラウドは危機に陥っていた。いつもなら一発で倒せる相手だが、3日前にした、ビーチバレーで突き指したのが完治していなかったのだ。しかし、クラウドには勝算があった。
クラウド「でこピンだ!この前の突き指は完治していないが、ピンポイントを狙えば倒せるはずだ。チャンスは1回。それ以上は中指がもたない。」
しかし神楽の攻撃は緩まない。
神楽「龍蛇の舞い!」
おびただしいほどの竜巻がクラウドを襲う。しかし、神楽のおでこの異変にクラウドは気づいた。
クラウド「傷!?傷だ!見えるぞ、あそこを狙えば。」
実はここに来る前、技の練習をしてたら怪我しちゃったの。まさに「風の傷!」
その時ちょうどビンセントたちが到着した。
レッド「あの構えは!クラウドでこピンを使うつもりだ!あれ痛ったいよねー。」
と経験者は語る。
ビンセント「やめろ!クラウド。返されるぞ!」
しかしもう遅い。
クラウド「いまだ!喰らえーー。」
一瞬で神楽の目の前に来るクラウドそして一気に指を弾く。
神楽「馬鹿ね。見せたんだよ。これは・・・フェイク!今だよ神無!」
とコナン風に言った神楽は傷のシールをはがす。10枚入りで50円のやつ。そういうと神楽はくるりと回り、後ろにいた誰かと入れ替わる。それはさっきの少女だ。神無はクラウドの顔に右手をかぶせると左手で中指を引き、しならせる。
レッド「あれは!やばいよあれは。あれ喰らうと爪が食い込んで血が出るよ。その痛さといったらもう。」
またもや経験者は語る。
そしてクラウドよりも一瞬早く神無の指がうなる。後ろに吹っ飛ぶクラウド。
クラウド「うっ!うわーーー。」
意識もうろうのクラウド。そのおでこには見るも無残な腫れ跡が。しかし血は出ていない。神無は「爪はちょっとかわいそう。」ということで指の指紋のある所でクリティカルヒットをかました。そんな時、空には不穏な動きが。紫色の竜巻が神楽たちのところに集まったと思うとその中から奈落が現れた。
「おーー!。」
プロ顔負けの芸当に驚くメンバー。少し照れる奈落。
奈落「ふっ。たやすいものだな。わが分身の風と無を送り込んだだけでこのざまとは。」
風はわかるけど、無はちょっと違うんじゃないの。と思うメンバー。
ビンセント「自分の手は汚さず。小ざかしい真似を!」
奈落「それはどうかな。」
その手にはヒュージマテリアが。
ビンセント「あれはエアリスが持ち出したもの。もしや!」
メンバー全員がそう思ったとき、奈落が口を開いた。
奈落「自分の手を汚さずか。しかし上には上がいるものだ。この妖怪奈落を使って犬夜叉を手に入れようとする女がいるとはな。」
犬夜叉?ああ、クラウドのことか!そう納得したやさき
神楽「それじゃ連れて行くよ。」
と風を操り動けないクラウドをさらおうとする奈落たち。
奈落「女。他の仲間にあったらこう伝るがいい。「恨むなら桔梗を恨めとな。」。」
そういわれてもティファたちの知人に桔梗という人はいない。でもこうきたらエアリスしかいないなと納得する。謎が解けたとたんティファはむかむかしてきた。だってこのままではクラウドはエアリスの所に行ってしまうから。
ティファ「だーー!エアリス、あんたのやる事っていちいちむかつく!」
リミットブレイクの構えをするティファ。しかしレッドが
レッド「だめだよティファ。どんな攻撃をしても、あの神無って奴が返しちゃうよ!。」
ティファ「大丈夫よ。神無対策を考えてるからーーー!。」
ティファのリミット炸裂!今回もだめかと思われた。・・・が、
神無「きゃ!くすったいよ。かっわい〜
そこにはティファのリミット技「ドルフィンブロウ」のイルカとたわれている神無の姿が。なにやらイルカと話している。
神無「えっ?カゴメの魂を返してやれって?ついでに気絶しているチンピラも起こしてあげてって?も〜しょうがないな〜。」
と明らかに、イルカとの交流でいい子になった神無。どんどん鏡から魂が抜け出てくる。魂が戻り元気になるチンピラどもとティファ。しかしティファの場合は、また口から戻るという感じなのでますます気持ち悪くなった。そしてあちゃーという感じに顔に手を当てて、ため息をついている奈落と神楽。このままではどうしようもないのでいやいやする神無の手を引き逃げる奈落たち。チンピラどもはいい人になってどこかに行ってしまった。
神無「じゃーねー。イルカさん♪」
と手を振り振りする神無。その姿はまるでイルカのショーを見終わった後の帰る若い家族。(奈落父・神楽母・神無ちゃん)
ビンセント「なんだったんだあいつら。」
と無駄に疲れたような感じのビンセントでした。
 ここは村はずれの小屋。近くの木の上ではビンセントが、その木陰にはおでこにたんこぶのユフィが暗〜い感じで座っていた。
レッド「二人とも元気を出してよ〜。」
二人からは返事は無し。それもそうビンセントはいつ通りだが、ユフィはおでこに大きなたんこぶを作った上、今回の話の後半はぜんぜん出ていなかったからだ。そんな時小屋の中からティファの姿が。
レッド「あ、どうクラウドの様子は?」
とても疲れていそうなティファ。そりゃ、あんなに吐いたり飲んだりすればねー。
ティファ「うん、がまがえるの油のおかげで腫れもひいて、今眠ったところ。あっ、ユフィにもいるわよね、がまがえる。」
しかし、ユフィは首をふりふり。首をひねったので声が出ない。
レッド「よし!それはおいらがしよう。この中では一番元気だからね!」
それもそうだ。今回レッドはただ遊んでもらっていただけだからね!さっそくがま蛙を探しに走り出すレッド。その様子を必死に止めようとするユフィ。しかし、犬にはジェスチャーは通じない。そのまま走って行ってしまった。そんな時クラウドはおでこに風邪をひいた時に氷袋をつるす様にがま蛙をつるして、でこピンの跡にのして寝込んでいた。
クラウド「イヤー。これって、結構効くんだな。漫画も馬鹿にならないな(はだしのゲン)・・・。」
黙り込むクラウド
クラウド(エアリスが奈落にヒュージマテリアを渡した・・・。)
今までのエアリスが走馬灯の様に浮かんでくる。
クラウド(一度死んだエアリス。なんかまた生き返ったエアリス。俺に呪いをかけたエアリス。ティファのエクトプラズムを取ろうとしたエアリス(何の意味があるんだろう?)鬼みたいなエアリス。プリンセスガードを持ったエアリス。悪夢の中のエアリス。ああ、俺のエアリスはいったいどこに・・・。)
クラウドの頭の中には始めて会った頃のエアリスが浮かんできていた。あの頃はいい子だったのに・・・。いつからああなったのか。
クラウド「そういえばコルネオの屋敷に侵入する際に俺が女装した時からなんか変わってきたんだよな・・・。」
と思い出にふけるクラウドでした。
次回予告・・・・「ついに折れたバスターソード!」の巻き
*********************************************
・・・・・・(滝汗)きっと続かない。

Back