薄雲

■11/17(Fri) 想懐
■3/9(Wed) 君の声
■11/27(Sat) 他の誰でもない貴方…
■5/5(Wed) いずれ灰になるのに
■2/4(Wed) 心の涙を拭うことはできない
■1/11(Sun) 自分を殺しちゃいけない
■12/3(Wed) もうなにも感じなんだ
■11/17(Mon) 声と詩
■10/10(Fri) 鈍色
■8/11(Mon) 傷痕

想懐

当たり前のように　輝く黄金の真昼の月
当たり前のように　輝く蒼い真夜中の月

いつも幻影を追いかけ　脆く儚い
君は　今どんな夢をみているのだろう

言葉は　虚しいだけ
真実は　伝わらない

今　君はどこにいるの
君の声を聴いている

どんなに想っても
もう君を探せない

当たり前のように　流れる現実
当たり前のように　忘れる過去

いつも理想を追いかけ　脆く儚い
君は　現実（いま）をみているのだろうか

願いは　苦しいだけ
理想は　歪むだけ

今　君はどこにいるの
君の声を探している

眩しい真昼の月と
蒼い夜の月が　痛い

枯れるほどに　声を出しても
もう君を探せない

2006年11月17日（Fri） No.10

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