子育て4日目〜20日目(1週〜3週)

一般的な子犬の成長や母体の変化をピンクの文字で右脇にのせておきました。




きょうはボクもあかちゃんを
なめました
とてもまんぞくです


あね本日168g
いもうと本日202g
7月1日(産後4日目)
すこぶる天気の良い、梅雨の谷間デーです。
産室を移動して、湿気を追い出して大掃除です。
産室からサークルをはずしたら、エレキが産室に駆け込んで行きました。
おや、今日はまめはうなりません。
前回のアイスの時は、6日目でエレキに触らせるのを許したまめですが、今回は感謝の意もあってか、早く解禁になりました。

エレキはさっそくまめの真似をしてベイビーたちのお尻をなめて、うんちをうながしています。
エレキは、まめのごはんの方が多いのでちょっと釈然としない雰囲気です。
いつものように先に食べ終わると「まめのもくれくれ」と吠えます。

まめの出血がほぼ止まっていたようです。

今日は姉ベイビーの里親さんになるかたが、さっそく見に来てくださいました。
前回、アイスが生まれたときにタッチの差でアイスの里親チャンスを逃され、今度生まれたら必ずお渡しします、と約束していたのです。
わんこを飼うのは初めてだそうで、どう接していいのかしら・・と戸惑っていらっしゃいました。
家族のみんなに親犬を見せたいということで、まめとエレキの写真を持っていかれました。

3日間くらいは母犬は子犬につきっきりなはず。
子犬に触ろうとして唸られるのは、あたりまえの時期なので、無理にさわろうとせず母犬を安心させるのが先決。

この時期子犬にさわると、母犬は匂いを消そうと舐める。
母犬も少しずつ落ち着いてくる。

子犬は横向きになっても、自力でうつ伏せにもどれる。



おそろしすぎて
こえもでません




ママはおちついたもの。
こいぬはまだきこえないから
のんきなもの。


あね本日200g
いもうと本日242g
7月3日(産後6日目)
今日もエレキがまめの目をぬすんで、赤ちゃんのうんちの世話をします。
まめママの行動(ベイビーズのお尻をペロペロ)を見て覚えたのでしょうか、それとも本能的なものか、排尿排便をうながすペロペロ行為を真似します。
母犬なら赤ちゃんが出したうんちをきれいになめるところまでしますが、エレキの場合は形だけの真似事なのでなめることだけでやめます。
その後はしらんぷりなので、勝手にベイビーズはうんちをして、たれ流し状態になります。
あわててまめが「なにごと〜〜!???」という感じでなめにきます。
手伝うなら最後まで手伝う!半端でやめるなら最初から手伝わない!・・と言いたくもなりますが、エレキがいい奴すぎてついつい微笑んで見守ってしまうゴン太でした。

スコールのような夕立と、天に鼓笛隊が住んでいるかのような断続的な雷にエレキは震え上がりました。
家具の間に入りこみ、ぶるぶる震えています。
ジャーキーを片手に持ってエレキを呼んでも、ウンともスンとも言わず一向に出てくる気配もないのでした。
オスワリの形で固まっていましたが、ジャーキーがほしくてビクビクしながらフセの形をしたりして(しかも腰がひけてる)、本当に笑わせてくれるエレキです。

それに比べまめママの落ち着いていること。
ピカッ、ゴロゴロゴロ〜、の中、優雅(に見えるのは飼い主だけ?)に産室の中で仰向けにひっくり返り、ベイビーズにおっぱいをあげているのでした。何事にも動じない母の強さを垣間見ました。

ベイビーズは、相変わらず姉の上に妹が乗って眠っています。
何度見ても、重そー。

きょうもおねえさまが
したじきです



ぼくは
もう
うごけません
(エレキはひだりうえ)



わたしがいどうしても
エレキはおなじばしょ
(エレキはまめのはるかうしろ)


あね本日228g
いもうと本日266g
7月4日(産後7日目)
朝、天気がよかったので、掃除機をかける間、4匹のわんこたちは窓辺にて日光浴です。
今日はご近所のUさんKさんSさんがベイビーズを見に来てくれました。

夕方からは昨日に続き記録的な(東京では戦後最高らしい)大雨。
昨日にもましてものすごい雷。

そんな中、相変わらずまめママはマイペースに授乳タイムです。
フーッとため息なんかついておっぱいをあげていました。
あまり食欲がないので、授乳も疲れるようです。
まるで雷の音が聞こえないかのような態度です。
いつもと全く同じまめ。
そのおかげでベィビーズは安心しておっぱいを飲んで、ぐっすり眠っています。
母犬の動揺は、すぐに子犬に伝わるので、まめの肝っ玉の座り具合には感動です。

反面、エレキは部屋の隅の椅子の下で、恐怖に震え固まったままです。
猫のように背中が丸くなり「エレキ〜」と呼んでも、首も動かさず目だけでこっちを見ます。
なぜこんなに性格がちがうのか・・・・

ゴン太は雷が鳴り始めて慌てて家に帰ってきたものの、とても危険で外に出られそうもなく、時間がたっぷりできてしまいました。
前々から気になっていたエレキの毛の伸び放題。今日はこれをカットしてみようと思い立ちました。
仕上がりは写真館にUpしてみました。

ベイビーズたちはそろって鼻のあたりがうっすらと黒ずんできました。
閉じたままの瞼にもうっすらと線が入り、わりと早いうちに目が開くのを予感させます。
おっぱいの出が悪いのか、両手でおっぱいを押しながら飲んでいます。
姉ベイビーは同じおっぱいにしつこく吸いついていますが、妹ベイビーは次から次へと違う乳首に吸いついています。
妹は要領がいいというか、飽きっぽいというか、ここでも性格の違いが歴然です。

2匹とも体重はちゃんと増えているのですが、まめが疲労気味。もっと食べてくれるといいんですが・・
餌の回数を3回から4回に増やしてみることにします。

おまけに
ぼくは
毛をきられました




あさは
まぶしいくらいの
ひざしでした


なぜかオムツをつけられました


ちょっとだけ
目があきました


だっそうしたのに
みんなしらんぷり

あね本日288g
いもうと本日322g
7月7日(産後10日目)
連日の暑さから一転して、涼しくなってきました。

エレキは自分のテリトリーを子犬たちに知らしめるためか、部屋中にマーキングを始めたので、急きょ腹巻式オムツをすることに。
以前わんこママさんちのチャチャくんがマーキング防止のために腹巻オムツをしているところをビデオで見せてもらっていたので、この案を採用させていただきました。
得意げにマーキングしているエレキですが、あまり調子にのっているとゴン太から喝を入れられます。

今日はスマートな姉ベイビーの片目がすこーし開きました。ウインク状態です。
開いた目には、薄く白い幕がかかっているような感じです。

アイスの時は16日目で開いたので早いなぁと思いましたが、10日目くらいが普通なのでした(アイスは太り過ぎてて遅れました)。

妹はというと、まだ目は開いていませんが脱走しました。

ふと産室を見ると、妹ベイビーだけがポツンとひとりダンボールから出ているではありませんか!
あれれれぇ〜。エレキもまめも気がつかない!
やっぱりサークルを組み立てておいた方がいいや。
涼しくなってきたので、温かい部屋にサークルを置いてダンボールごと引越しました。

気温が下がって、まめの食欲が増しました。

今夜は、エンケン親分のいるフィリピンから移動してきた台風が東京上空を通ります。
雨足が強くなってきました。
母犬の出血も止まってくる。
大量におりものがある場合は獣医さんに相談する。

多頭で産まれた場合、このころまではお互いにくっついて眠るが、そろそろ離れて眠ることもできる時期。
子犬は抗議や満足を泣き声であらわす。
母乳の吸い方も上手になり、手を上手につかい母乳の出がよくなるように吸う。
子犬の顔にも毛が生え揃う。

子犬の体重はそろそろ倍になる。

子犬の後足がしっかりしてくると同時に、母犬は子犬に歩かせる訓練をはじめる。
産室から母犬が頻繁に出てしまうために、子犬は後追いをして動き回る。こうしてより手足の運動は強められることになる。
母犬は自然に歩行訓練をさせているわけだ。


ふだんはこんなかんじでいます


ひだりめだけが
まぶしいです

あね本日314g
いもうと本日342g
7月8日(産後11日目)
台風一過で午後からは晴天。ゴン太は夜まで戻れないので、エアコンを除湿にしてでかけました。
2匹いると、寒ければくっつき暑ければ離れて調整をしてくれるのでありがたいもんです。それでもさらに寒ければちゃんとまめがお腹に抱きかかえます。エライねぇ。

まめのおっぱいの出は良好。エレキのマーキングは絶好調(やめてぇ〜)。
ベイビーズも元気、よしよし。

夜、エレキだけでなくまめも散歩に行きたがるので久々にエレキ&まめで夫婦そろっての深夜の散歩です。

今日も姉ベイビーの目は片方だけ開いたまま。開いてる方がよりハッキリして、強烈なウインクです。
妹ベイビーはまだ開きません。
産室は21〜25度を保つ。
このころから目を開く子犬もいる。(だいたい8〜13日で開く。)

母犬が必要な栄養をとっているかチェックする。

母犬は子犬をさわってもあまり気にしなくなるので、時折触れて神経に刺激をあたえてやる。
洗った手で、そっと持ち上げ左右にわずかに傾けてもいい。長時間さわり続けないこと。

母犬は、無理をしない程度に散歩をしてもいい。感染症に注意し、しゃがませたりしないように。



エレキは「しゃちょうモード」
まめは「おつかれしモード」
こどもたちは「だっそうモード」





うまくだっそうできず
このままねむるベイビーズ


ともちゃん(姉)本日360g
いもうと本日384g
7月10日(産後13日目)
今朝、姉ベイビーの(もう片方の)目が開いてました。
妹ベイビーは目頭がほんの少し開いてきたかな?

この子たちの里親さんに「名前をつけたら、教えてくださいね」とお伝えしておいたのですが、姉ベイビーの里親さんから連絡があり「ともちゃん」という名前に決定したそうです!

そういえば、アイスの名前を里親さんが決めた時は、エンケン親分が「氷の世界」というドラマを撮影していたし、今回の『ともちゃん決定』時にはエンケンが出ている「TOMOKO」という映画が公開中です。
不思議な一致ではありませんか!

そのともちゃんですが、今日は大変なことをやらかしてくれました。
隣りの部屋から、いきなりともちゃんの悲鳴にも似た鳴き声が!
まめとゴン太は(たぶんエレキも)すっ飛んでサークルのお部屋に駆けつけました。
なんと、サークルの隙間からまめママを探して外にでようとしたらしく、頭を柵にはさんで抜けなくなっていました。
サークルの柵の幅は頭の幅よりかなり狭いはずなんですが、 あかちゃんは骨が柔らかいので、挟まってしまったようです。
まめママがすかさずサークルの中に入り、ともちゃんのおしりをひっかく、ひっかく!(産室の巣作りのように)
まめとしては手前に引き戻そうとした様なんですが、どんどん押されて頭全体がポコンと柵から飛び出し、ますますどうにもならない状況に・・・
ゴン太はともちゃんの頭をサークルの外から再び押し戻そうとしたのですが、そのとたんすごい悲鳴!「痛たたたぁーっ!」というかんじ。
ともちゃんもあせっていて、ひたすら前進しようとしています。
「頭が出たんだ、体もきっと出てくるはず!」
今度はサークル内側から下半身を押し出すことに。
すると又「キャキャキャアーン!(イタタタッ!ってやつ?)」
すっかり成長したともちゃんはあばら骨のあたりが柵にひっかかって前にも後にも出られません!
そんな「押したり押されたり」のなか 間断なく続くともちゃんの悲鳴。
「まめ、この柵をペンチで切るからどきなさい!」と退かせた瞬間、ともちゃん自力で柵の外にズリズリというカンジで脱出しました!
おいおい、かんべんしてよの巻です。

そんなワケでエレキはその時どうしていたのかは誰も知るすべもないのですが、一段落してからはともちゃんを舐めたりして労をねぎらっていました。
きっと慌ててたんだろうな、エレキパパも。

そんなことがあって、サークルから出して桶型ベッドに入れておくことにしたんですが ベイビーズはすぐ脱出を試みるし、もう放っておくことにしました。
どこかに脱走したって、この家の中なんだし、まぁいいや。
多産の場合、痩せている子には人口授乳で栄養を補充してあげる。
体重がどの子犬も確実に増えていることを確認する。

子犬の爪が伸びてくるので、定期的に切ってあげる。
生後2週間で、そろそろ体重は出生時の2.5〜3倍に。







こんなことになりました

ともちゃん
ききいっぱつ


こいぬたちは
あっち、こっちと
いどうします


とも姉ちゃん本日384g
いもうと本日394g
7月11日(産後14日目)
妹ベイビーも目が開きました。
2匹とも後ろ足の踏ん張りがきくようになり、目を離しているとけっこうな距離を移動しています。
体重の軽いとも姉ちゃんのほうが、動くスピードが早いです。

イスの上で妹ベイビーの体重を計ろうと思ったら暴れだし、まめが心配してそのイスに飛び乗ってきました。
あっ!っと思ったら、イスの上からスケールごと妹ベイビー転落です。
コツーン!と頭を床にぶつけましたが、その後何事もなく惨事はまぬがれました。

まめママはアオーン、アオーンと哀しそうに鳴いていました。
子犬は自力で立ちあがるそぶりを見せ始める。
子犬に時々触れて刺激をあたえ、触感の成長を手助けする。


あついし
つかれたわ

とも姉ちゃん414g
いもうと414g
7月12日(産後15日目)
3週目に入りました。
ベイビーズがよく動くようになったらエレキパパの出番です。さっそくちょっかいを出しにきました。

まめも暑さでグロッキー気味。エレキが遊びだすと、自分はさっさと大理石マット(ひんやり用)に横になります。
すると、ベイビーズはママのおっぱいを探して(エレキパパを無視しつつ)ママのもとへとUターン。
ぽつりとその場に残されるエレキパパでした。

姉が妹の体重に追いつきました。
目は開いてから3日くらい見えない。
母犬は体の安定とともに精神的に安定しているか注意する。この時期母犬が不安定だと神経質な子犬に育つ。母犬が極端に恐れることはしない。(うちの場合は爪切り)


ともちゃんとあそぶために
エレキパパがフレームイン

ともちゃん434g
いこちゃん430g
(逆転したぁっ)
7月13日(産後16日目)
とも姉ちゃんが「這いずる」から「歩く」ようになりました。ベッドからもしょっちゅう脱走しています。よく動くため、おっぱいもよく飲みます。
エレキは、とも姉ちゃんとばかり遊びます。動きが素早くて面白いんでしょうね。

出遅れた感のある妹ベイビー。名前をもらうのも出遅れました。
妹ベイビーの里親さんの調整がつかず、名無しで今日まできてしまいました。
つい名前がついているともちゃんにばかり声をかけてしまって可哀相だしJKCにも早く届け出をしたいので、久々にゴン太が命名です。
今までは「妹よ!」と呼ぶのもヘンなので実は「いい子ちゃん」と呼んでいましたが、
エンケン親分と同じ誕生日に生まれたので「いこーる(=)」ちゃん、通称「いこちゃん」です。
おおっ!安易!

命名記念にワンコ用ミルクをふるまいました。
ともちゃんもいこちゃんも下手ながらもペロペロなめることができました。
横からまめママが割り込んできて、ミルクをグビグビ飲み干してしまいました。
あまりの勢いに、まめ以外全員おもいっきりヒイてしまいました。

うえが「ともちゃん」
したが「いこちゃん」


目をひんむいて
マジになってあそぶエレキ
ひややかに見ている
まめ

ともちゃん462g
いこちゃん428g
(いこちゃん減りました)
7月14日(17日目)
日に日にともちゃんの動きは活発になります。
エレキパパの子守りにも熱が入ります。
オムツをしたお父さんは、あまり威厳はないのですが、手で軽く小突いたりまわりをぐるぐる駆け回ったりして、エレキパパだけが楽しそうに見えるのはゴン太だけではないようで、まめもクールに見守っています。

そんな時でも、いこちゃんは腹出し状態で寝ています。
動くのがあまり好きじゃないのかな?生まれた直後は、こっちが脱走癖があったのに。イスから落としたのが影響しているのかなぁ。

ゴン太が長時間留守をして戻ってみると、やはりともちゃんだけがベッドから脱走していました。かなり遠くまで行っていました。
子犬が立ちあがろうとし始めるころ。
体重が重すぎると、まだ柔らかい手足の骨に重量がかかりすぎ変形してしまうので気をつける。関節が奇形になってしまう場合もある。
滑って踏ん張りがきかない床も注意。
フローリングなど滑る床にはカーペットやラグを敷いて滑らないようにする。

ともちゃん476g
いこちゃん448g
7月15日(産後18日目)
いこちゃんがおっぱいを吸うと、まめが振り切って逃げます。
ともちゃんにはおっぱいを普通にあげているのに・・・

よく観察すると、いこちゃんは両手でおっぱいをモミモミしながら飲もうとしています。
ひょっとして爪が伸びているので、引っ掻いてしまうからまめが逃げるのでは・・と思い、いこちゃんの爪切りをしました。
生まれて間もないのに爪はかなり伸びているし(しかも以前1度切っている)、肉球がかくれるほど毛ものびています。
爪を切ったら、まめもおっぱいをあげるようになりました。
まめのおっぱいについている細かい傷はいこちゃんの爪跡だったんですね。

続きはこちら