まめがまた手術をしたよ
(乳腺にできた腫瘍の切除)
2005年2月22日


この手術は2度目です。
今回は足の付け根にちかいおっぱいの横に3つの塊と
お腹の真ん中くらいにある位置に、乳腺に沿って3つの大き目の塊を切除します。
1回目の手術はこちらのできごとのコーナーの下の方に書いてあります。
この手術の予約をした後に、私が交通事故にあってしまい、
直後であちこち体中が痛い最中なので、
今日の手術もどうしようか・・・と迷ったのですが
日を伸ばしてもまめにとっていいことは一つも無いので、決行しました。

原因も手術方法もほぼ前回と同じ。
ただ、今回は腫瘍が大きめなので麻酔をかけて切るか悩むところです。
小型犬の体にとって麻酔はかなりの負担になるため、できるだけ麻酔はかけたくない。
それが医師と私の共通した考えです。

お医者様が来て下さり、診察した結果
「この子は3回も出産していて、我慢強いから麻酔なしでがんばってもらおう!」
ということになりました。
腫瘍は、乳腺にできた乳汁の塊がつまって硬く固まったもので、
産後の手入れ不足や、想像妊娠後の体質変化によってできるものです。
どちらにしても、おっぱいのマッサージである程度防げるものなので
飼い主の責任が大です。反省しています。

今回は前回より切除する範囲が大きいため
ちょっと痛いかも・・・ということで
暴れては大変に危険なので、袋に入ってもらうことに。

袋に入れられました。ぶるぶる震えてやるわ。ぶるぶる、ぶるぶる。


お顔だけ出ています。こんな時でもカメラ目線を忘れないあたち。

この袋には何箇所かにファスナーがついていて、手術の部所にあわせて
開閉するようになっています。
今回は足の付け根部分も切除するため、足を開いて固定する必要があります。
キッチンラックのようなものに紐で足を固定します。

まな板の上の鯉。とはこのことでしょうか・・・



手術が始まりました。
今回は出血も多いです。
それでもじっと我慢します。
まめが痛い思いをしているのだから、ちゃんと見届けてあげようと
心に決めていたのですが
あまりにも痛そうに身をよじると目を背けてしまいます。
変わってあげられるなら、変わってあげたい・・・。本当にそう思います。
がんばれ、がんばれと耳元で励まします。

今、切られてるの。痛いけど、我慢する。

無事手術が終り、これまた麻酔なしで傷口を縫います。

しっかり縫い終えたら、毛についた血を洗い流します。

台所も手術室の一部(^^;)


しっかりドライヤーで乾燥させて、消毒液で再消毒。

今回はこれで終りではありません。
爪が伸びていたので、爪切りもこの際やってしまいます。

今度は爪切り?これも大嫌いだけど、我慢するわ。これで終りよね。

さらに、これで終わりません。まめちゃんごめんなさい。
まめも今年で8歳。歯石がついて、歯槽膿漏になりかけて口臭もでてきたので、
この勢いで歯石取りもやってもらいます。
歯磨きはしているのですが、唾液が少ない体質なのかすぐ歯石がついてしまうのです。
ちなみに、エレキはよだれマンなので、歯石がついていません。
歯や歯茎が弱ると、必然的に胃腸が弱り、病気につながるらしいです。
いつまでも元気にドライフードが噛めるわんこでいてほしいです。

もちろん麻酔はかけずにカリカリ取ります。

こんなお顔は写さないでください。不本意です〜〜〜
(怒ってフンフンいうものだから、鼻から泡状の鼻水が出てきて、笑ってしまいました)

あっという間に歯石や黄ばみが取れ、白いつるつるの赤ちゃんの時のような歯に戻りました!
お口の匂いも消えました〜(^^)
歯茎も消毒してきゅっと引き締まりました。

最後に止血や化膿止めや炎症止めのお注射して終りです。
太い!ちょっとビビります。


やっと終わったの?え?それなに?まだなんかするのぉ〜

こうして無事に手術が終わりました。
終わって袋から出してもらったとたん、自由になったからでしょうか、獣医さんに文句を言う言う。
ウォ〜ウォ〜ウニャララウォ〜と顔を見て怒ります。
ヨーデルみたいで爆笑してしました。
私のことも共犯だと思ったらしく、全然近くにきません(泣)。
1週間分の抗生物質のお薬をもらいました。ごはんに混ぜてもペッと吐き出すので(^^;)
レバーに埋めて食べさせます。貧血気味だろうから、ちょうどいいごちそうです。
今回は、切った位置が足の付近だったので、胴巻き包帯ができません。
絆創膏を貼ります。
お腹の方の傷は絆創膏を貼ってから包帯を一巻きだけします。



これが前回の腹巻包帯。


翌日の絆創膏の張替えにパチリ。
うっ血していますが、出血はほぼおさまっています。



縫った糸が見えますか?
足の付け根側(画面右)を2針。お腹側を7針縫いました。


前回の手術の時は、エレキが半狂乱になって吠えたので(別室に移しても吠え続けた)
今回は手術の間にトリミングに行ってもらいました。
なので、妙にこざっぱりしたエレキと赤包帯のまめちゃんの2ショットです。

人間と同じで、術後は動けるならどんどん動いてもいいそうです(癒着予防かなぁ)。
階段は傷口が開くといけないので、抱いて上がり降りします。

この2日後、親分の仕事に丸1日着いていないといけない日があったので
まめを置いていくのも心配だったから、千葉のロケ先まで連れて行ってしまいました。



お腹を切ったばかりの犬と、首にコルセットを巻いてる鞭打ちの飼い主が
海辺で微笑む図
激しく痛々しいけど、本人たちはいたってご機嫌(笑)。


ここまで読んで下さって、ありがとうございました!