本格的に脂肪腫(泣)
2006年5〜11月
下のほうに
パート2を追記しました(5/27)

パート3・4を追記しました(6/9)
パート5を追記しました(11/27)



パート1

先日、まめの両方の上瞼が腫れてきて、翌日にはさらに腫れ、翌々日起きたらめっちゃ腫れていました。
朝は目ヤニで瞼がくっついてお目目が開きません。
濡らしたガーゼでそっと拭くと、ガーゼに血までついてきました。
ぜんぜん変じゃーん(泣)。
昔から何度かおなじような症状があったけど、数日したら治ってました。
今回は大きくなる速さと、大きさがいつもと違います。
プチっとできものが・・・ではなく、もっこりでかでかと。。。なのです〜(泣)。
お目目のことなので、一般医より専門医のほうがいいかも・・・・と考え、
さっそくブランくんが白内障の手術をした眼科専門の病院に電話して、予約を入れました。
すぐ来れるならそのほうがいいとのこと。。急げー!!



写真では腫れているのがよくわかりませんが、
綿棒の先っちょよりひと回り小さいくらいのモッコリしたしこりがあります(両目とも)。
そのしこりのせいで、瞼が眼球から浮いて、目と瞼の間に隙間ができています。



斜め下から見上げると、瞼が浮いて眼球と瞼の間に隙間があるのがわかります。こわっ。

病院に到着したら、
涙の量の検査や、角膜の検査、細胞の検査などなどした後、院長の検診になりました。
診察室を暗くして、目に光を当てながら拡大鏡を覗きながらの検査で、
目の様子はモニターで同時に見ることができます。でっかいお目目が映っています。

まぶたをめくってみると、まつ毛の内側に小さな点々があります。
普通、涙と一緒に脂を出してるらしく、その脂が出るための穴だそうです。
涙以外に脂も出ているなんて知らなかったです。



腫れているところ以外は、穴がきれいに並んでいるのですが、
腫れている部分には穴が見えなくなっていました。
押されてふさがっているっぽいです。
腫れてない部分の穴をギュっと押すと、白い脂肪がにゅるるっと出てきました。
本当は透明な脂が出るらしいのですが、なんらかの異常で透明な脂が変化して白くなったようです。
そして、さらにその白い脂が詰まって全然排出されなくて皮膚の中にたまってしまったのが、腫れている部分です。
まだ膿にはなっていないそうで、ひょっとしたら抗生物質の飲み薬と点眼薬で改善されるかも知れないとのこと。
お薬で4日間様子を見ます。点眼は4時間おきです。
それで改善が見られなかったら、切開します。

そうそう、話はちょっと変わりますが、
病院に着くと誰からの紹介か聞かれたので、ブランくんだと伝えると
「ブランくんは今日手術で、今日はここにいますよ!」と教えてくれました。
他の看護婦さんたちも
「あら、ブランくんのお友達なの〜」
と口々にブランくんブランくんとコダマして、一気に和やかな雰囲気に。
ブランくんは、みんなに好かれているみたいでした。嬉しいです。
ブランくんどうしてますか?と聞いたら
「元気にしてますよ。ブランくんは前回もご飯もしっかり食べて、心配のないとても良い子です」
と、愛情ある雰囲気でブランくんのことを話してくれたので、すごくうれしくなりました。

そして、「手術したら当分おともだちと会えないからね〜」と言って、
まめの診察後にブランくんに会わせてくれました!
腕に点滴のための針を固定され、ほんとうにこれから手術するんだな・・・という雰囲気のブランくんが登場。
ほかに患者さんがいなかったので、まめと2匹で待合室を楽しそうに走りまわっていました^^。

ブランくんの手術前日のお話は→ここ

さんざん遊んで、ブランくんが連れて行かれる直前。


この後、ブランくんは白内障のレンズを入れる手術をしました。
手術は大成功でした!
えらかったね、ブランくん!!
じつは術後がとても大変で、たくさんのお薬と点眼でのケアがとても大切になるそうです。
点眼は4時間おき。
お仕事をしていたらとても大変なことですが、そこは見事な連携プレイで家族一丸となってケアしてもらっているようです。
完治までしばらくかかるそうですが、がんばれブランくん!



病院からは都営地下鉄「大江戸線」に乗って帰ります。
病院までは電車で一本です。かなり便利。
改札で駅員さんに
「あーお客さん、わんちゃんはカゴに入れてフタをしてくれますか〜」と注意されました^^;
そりゃそうだ。ごめんなさい。
っていうか、カゴ、、って。つか、フタって


まめの状況ですが、点眼と投薬で2日過ぎました。お目目の腫れは今のところ変化ありません。
お目目のまわりの毛もバッサリ切りました(虎刈り状態)。
お目目が腫れているので、なんとなくツリ目に見えます。
いじわるな子みたいなお顔に見えます(じっさい、いじわる傾向にありますが^^;)

お目目がちゃんと開かないので、いつも眠むたい子にも見えます(じっさい、いつも眠たい傾向にありますが^^;)


5/27日更新
パート2

4日間、自宅療養を終えて・・・


本日再診に行ってまいりました。
診察結果は
腫れはあまり引いていませんが、若干の改善が見られたため、
引き続きお薬で自宅療養を続けることになりました。
今回は腫れているところに数箇所針を刺し、脂が出やすいようにしてくれました。
針でプツプツ刺したら血がじわーっと出てきて、あっと言う間に血で真っ赤なお目目になり、
見ているこっちの血が引いてきました。
ごめんねまめちゃん。よくがんばりましたね。

飲み薬は引き続き抗生物質を朝夕に飲ませます。
目薬は液体からチューブのに代わり、ジェル状のお薬を直接まぶたに塗りマッサージします。
これも朝夕の2回でよくなりました。
その他、お目目のマッサージは頻繁に行う、
一日1回はお目目に温湿布をして脂が出やすくなるようにする、などなど
そんな感じで2週間様子を見ることになりました。

同じ症状の子のお写真が待合室においてある「症状例」の本にあったので、写させてもらいました。

瞼をギュッとカンシで圧迫して瞼の穴からにゅるるっと白い脂が出てきたところです。こわっ( ̄□ ̄;)!!


まめはまだお目目が腫れていて目がつり上がり、相変わらず底意地の悪い顔をしたままです。
なんだかなぁ(-"-;)

そうそう、細胞検査をして下さった女医さんに「ブランくん、無事に退院できたようですね!」と言ったら
「ブランくんのこと、好きなんですよねー」と告ってくれました。なんだか嬉しかったです。

ではまた、2週間後に!


6/9日更新
パート3

その日の夜のこと

↑で、まめの瞼に針を刺した話は書きましたが、
正確には超ちっさいメスで切り込みを入れた・・・というのが正しいのです。
なので、相当腫れるだろうなーと思っていました。
目のまわりを切ると、親の仇のように腫れますよね(喩えがちがう)。
血気盛んな男子が殴りあいの喧嘩などをすると、ものすごく腫れますよね(ボクシングとかも)。

んで、この夜。やっぱり腫れました。

「どうゆうわけか、わたしはお目目があまり開かないのです・・・」
まん丸おめめのまめちゃんは何処にぃ〜〜〜〜

でも、翌日から腫れは引いてきました。
2日後です↓

切り込みを入れる前に戻った、というくらいかな。

軟膏を塗るときは、瞼をひっくり返して塗り塗りします。

まだ、大きいしこりがあります。
かなりグロテスクな行為なのですが、薬を塗ってマッサージしている間、文句を言いません。
いつもの低音の「う〜〜〜〜」がありません(笑)。
瞼の固まりも、心なしか表面に浮き出てきたように思えます。良い兆候のような気がします。
飼い主、一喜一憂しまくり↑↓↑↓↑・・・・

では、今度こそ2週間後に!

ーおまけー
ここのところ影が薄かったエレキですが、ばっさりカットしました。
いつものシュナカットではなく、初のマルチーズパピーカットです。
お顔が丸くて、誰かと思いました。マルチーズ初心者みたいなエレキ。



「なんでも、ぼくは意外とイケメンらしいのですよ!」



6/9日更新
パート4

さらに2週間、自宅療養を終えて・・・

2週間ぶりぶりに病院へ行ってきました。
2週間、抗生物質を飲んで、目薬軟膏をつけて様子をみました。
瞼の腫れはだいぶ治まり、調子いいんでないのぉ?という嬉しい状況。

「どーですか?」

でも、診察の結果は「腫れは治まってきたけど、まだまだ」というものでした。
良くなってきているのは確かなので、がっかりってことはなかったけど、
この2週間ですっかり治るはずのところが、思いのほか治りが遅いなぁってとこでしょうか。
さらに検査を重ね、原因を探って下さいました。
先生のお話では、原因は2つ。
・最初はなんらかのばい菌が目に入り、アレルギーで瞼の脂の穴が詰まってしまった。
・もうひとつの原因は、ちゃんとまばたきできてないため、
常にドライアイになっていて炎症をおこし脂の穴が詰まってしまった。

まめのまばたきを録画した映像をスローで見せてもらったのですが、
本当に最後まで瞼を閉じれてないのです。
普通に見てたら閉じてないように見えないので、全然気がつきませんでした。
スロー映像では何回かに一度やっと上下の瞼は閉じますが、
ほとんどのまばたきは2/3くらいまでしか瞼は閉じず隙間があいています。
これは加齢が原因なんだって^^;

今までの抗生物質で腫れと炎症が取れてきたので、これからはステロイドをプラスして治療します。
それと、目の乾きを防ぐためにとお目目を守るために瞼にジェルを塗りマッサージします。
そして保温材を目にあて瞼を温めてから目薬軟膏をつけマッサージを続けます。
これで、固まった脂をスムースに排出させます。
1週間くらいで良くなるはず、とのこと。
まばたきのフォロー(ジェルを塗ってのマッサージ)は、この先もずーっと続けます。
このジェル「BLEPHAGEL」をネットで調べたら、日本語のサイトが一切出てきません。
フランス製っぽいのですが・・・
翻訳機能で、効能書きを見てみたら

【それはなにをするか?】
・瞼およびまつげの毎日の衛生学
・低刺激性、香水自由なゲル
・瞼
およびまつげを清潔にする
・非油が多い
・穏
やかに瞼および鞭から粘液性を除去する
・刺
さないで瞼を新たになり、柔らかくし、そしてなだめる
・残
余を残さない
・刺さない

翻訳機能ならではのすっとこどっこい訳が楽しいです^^
英語はこんなカンジ↓


【What does it do?】
・D
aily hygiene of eyelids and eyelashes
・H
ypoallergenic, perfume-free gel
・Cleanses eyelids and eyelashes

・N
on-greasy
・G
ently eliminates mucous from the eyelids and lashes
・Refreshes, softens and soothes eyelids without stinging

・L
eaves no residue
・Does not sting

英語力の無い私にとっては、どちらも同じくらい微妙にわからない(笑)。
ま、それでも訳したヤツよりは英文があってたすかりました〜v^^;。
他のサイトを見ると、まつげの根元を潤滑にさせる・・・みたいなことを
書いてあったので、がんばって塗り塗りしてみます!


今日はまめが検査を拒否しました(苦笑)。
診察台に乗ったまめのそばに先生が来たら、すかさず片手で先生をギュっと押して
「こっちに近寄るな」という抵抗を示しました。
顔を反対側に向けて、最後まで先生を押し続け踏ん張って抵抗していましたが
(しかもめちゃ震えながら)
最終的には顔を押さえられ検査されるハメになったのであります(笑)。

「こんなふうにがんばってみました」

皆に笑われました。


ーおまけー
エレキはまめがいなくなると吠え続けていたそうです。
睡眠不足の親分が
「エレキが吠え続けて寝てられなかったよー。エレキはダメなヤツだなぁ」
と、ダメ男の刻印を捺されました。
困ったヤツです。


「ボクはひとりでお留守番しましたよ。えらいでしょ!」
「・・・・・・・・・・・(のんきでいいわね、えれちゃん)」

次の診察は2週間後です。ではまた、その日まで!



11/27日更新
パート5

自宅療養は終了!


いやー。まめちゃん。
ぐんぐん良くなりまいた。うれしいです。

ステロイド恐るべし!!

あれから毎日
お目目を保温材で温めて



お薬を瞼に塗ってマッサージ

ぱっちりお目目になってきたよ!


ステロイド剤は強いお薬なので、間違いのないよう日にちと朝・夜を薬袋に書いてくれています。
手書きの太陽と月の絵がチャーミング。

お薬をセットしてると、マッサージをしてもらうためにまめがやってきます。
塗り塗りタイムですか?


根気よく塗り塗りとマッサージを続けて、やっと完治(間近)です。
今後は定期的に(2ヶ月に一度くらい)検査に通うことになりました。

けど、点眼薬はずうーっと続けていくみたいよ^^;
それで治るなら、そして再発しないなら、お母さんがんばるっ!

長い間、ありがとうございました!