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| MLB EXPRESS REVIEW |
| ★2001.11.17〜11.21★ | [MLB EXPRESS REVIEW] |
| ■2001.11.21(現地11.20) | |||||||||||||||
●イチロー、僅差でMVP獲得!新人王との同時受賞は史上2人目!![]() アメリカンリーグのMVPは接戦となったが、イチローが僅差でジェイソン・ジオンビーを振り切り、メジャー史上2人目となる新人王とMVPの同時受賞を手にした。イチローは日本プロ野球で3度のMVP(1994〜96年)を獲得しており、自身4度目のMVPである。ちなみに史上初の新人王とMVPの同時受賞は1975年のフレッド・リンが記録している。
今年からマリナーズのトップバッターに定着したイチローは、メジャー1年目で打率.350を記録し首位打者を獲得。新人での首位打者は1964年のトニー・オリバ以来の快挙である。さらに56盗塁で盗塁王も獲得し、今季記録した242安打も新人最多安打記録で、これだけ打った選手というのも1930年にビル・テリーが254安打打って以来である。 一方のジオンビーは昨年に続いての2年連続MVPを逃した。しかし、打率.342、38HR、120打点と文句のない成績を残し、チームをポストシーズンへ引っ張った。さらに3位のブレット・ブーンも当初のMVP候補だった。今季のブーンは打率.331、37HR、141打点といずれもキャリア最高の成績であった。 ●レッドソックス、タイガースから自由契約になっていたクラークと契約! ![]() レッドソックスはタイガースからウェーバーにあがっていたトニー・クラークと契約した。来季オフにFAとなるクラークはここ数年、怪我に悩まされており、金額に見合う活躍はできていなかったため、タイガースから自由契約になっていた。クラークは1996年に27HRを記録し、新人王投票の3位となった。キャリアベストは1998年で、打率.291、34HR、103打点を記録している。今季はオールスターまでで77試合に出場し、打率.305、51打点を記録し、オールスター出場の名誉も手にした。しかし、後半戦は右手首を痛め、1年通しての活躍ができなかった。 ●FAのブーン、高額契約求めて長期戦へ突入! ![]() MVP投票では3位に終わったが、今季はまさにMVP級の働きを見せたブレット・ブーン。キャリア最高の数字を残し、今はFAとなっているが、既にマリナーズから提示された3年間で約2300万ドルという契約には難色を示している。今季の年俸が325万ドルだったブーンが狙っているのは、1年当たり800万ドルから1000万ドルといった高額である。レッドソックス、レンジャーズも獲得に動いているらしく、長期戦となりそうな気配である。 |
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| ■2001.11.20(現地11.19) | |||||||||||||||
●73HRのボンズ、史上初のMVP4度目の受賞!![]() 今季73HRを記録したバリー・ボンズが、1位票を30票も集め、トータル438ポイントを獲得し、ダントツでのMVP受賞となった。ボンズはパイレーツに在籍していた1990年、92年、ジャイアンツにFA移籍したばかりの93年にMVPをそれぞれ獲得しており、今年の受賞でメジャーリーグ史上初となる4度目のMVPとなった。
今季限りでFAとなるボンズはオフの目玉の一人である。代理人であるスコット・ボラスは5年契約を結んでくれる球団を探しているという。ボンズが今のペースでホームランを打ち続ければ、5年後の2006年にはハンク・アーロンの通算ホームラン記録を抜く、802本のホームランを打つことになる。しかし、ボンズはそのとき42歳となっている。 トータル2位のサミー・ソーサは、今季打率.328、64HR、160打点と三冠王をとってもおかしくない数字だった。しかし、ソーサに投じられた2票の1位票は地元シカゴの記者だった。3位はルイス・ゴンザレス、4位は新人のアルバート・プホルスだった。 これまで3度のMVPを獲得したことのある選手は、ナショナルリーグではロイ・キャンパネラ、スタン・ミュージアル、マイク・シュミット、アメリカンリーグではジミー・フォックス、ジョー・ディマジオ、ヨギ・ベラ、ミッキー・マントルと蒼々たるメンバーが並ぶが、ボンズはその中で頭一つ抜けた存在となった。 ●環境を変えたいエバレット、レッドソックスへ移籍希望! ![]() 先週、移籍確実のカール・エバレットに対してレッドソックスは残留もありうるとほのめかしたが、エバレット自身は移籍を希望しているということが報じられた。移籍先としてはデビルレイズ、カブス、ロッキーズが候補としてあげられており、ジェフ・シリーロという具体的な名前も出てきている。昨年は137試合に出場し、打率3割、34HR、108打点を記録したが、今季は右膝を痛めたこともあり、わずか102試合の出場にとどまり、打率.257、14HR、58打点に終わっている。 ●リード、移籍か残留か!揺れる心中! ![]() 今季7月末にメッツからツインズへ移籍してきたリック・リードが、移籍か残留かで揺れている。3月15日まで契約しなければ、FAでツインズはリードを失うことになるが、ツインズそのものがなくなる可能性もあり、難しい状況になっている。今季、メッツでは20試合に先発し、8勝6敗の防御率3.48だったが、ツインズに移籍後は12試合の先発で4勝6敗の防御率5.15と期待を裏切る形になった。 |
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| ■2001.11.19(現地11.18) | |||||||||
| ●数千人のミネソタ市民、ツインズ保持に立ち上がった! 雨の降る中、おらがチームであるツインズの保持を訴えるため、数千人のミネソタ市民が集まり、メトロドーム近くの公園で集会を開き、訴えた。1987年と1991年に世界一に輝いているツインズ。今年の夏に殿堂入りを果たしたカービー・パケットもデーブ・ウインフィールドもツインズの誇るスター選手である。どういう結果が出ようとも、この問題は大きな傷を残すことは確実で、事態は深刻である。 ●ローレン、フィリーズからの10年1億4000万ドルの大型契約を断る! ![]() フィリーズGM、エド・ウェイドはチームの主砲であるスコット・ローレンに10年間で1億4000万ドルという高額契約を申し出た。しかし、ローレンサイドにこれを断られてしまった。来季オフにFAとなるローレンを放出という噂はかねてからあったが、シーズン終盤で見せた勝負に強い打撃はまさに若いフィリーズにとって、必要とされるものである。26歳のローレンが、来季は別のチームのユニフォームを着ているかもしれない。 |
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| ■2001.11.18(現地11.17) | |||||||||
| ●ミネソタ地方判事、ツインズの来季、球団続行を指示! 球団消滅が噂されるツインズだが、ミネソタの裁判官は来季2002年もメトロドームでツインズがプレーするように命じた。さらにツインズのオーナー、カール・ポーラッドにも球団を決して売却しないようにと命じた。これはメトロドームを管理している会社が、2002年までホーム球場として使うことを契約しているツインズと、球団削減を了承したメジャーリーグに対しての訴えによるものだ。ツインズとメジャーリーグはこの判決に対し、上告するとされている。 ●引退したはずのリプケン、FAリストに入った!? ![]() 今季限りで引退したはずのカル・リプケンだが、フリーエージェントのリストに入った。これにより、今月20日以降は現在所属しているオリオールズ以外の球団とも交渉が可能になり、ひょっとすると来季は違うチームのユニフォームを着て、プレーをしているかもしれない可能性がでてきた。現在、FAリストには151人もの選手が名を連ね、19日がその登録の締め切りである。 |
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| ■2001.11.17(現地11.16) | |||||||||
●ヤンキース、キャッシュマンと3年間の契約延長決定!![]() 4年連続の世界一を惜しくも逃したヤンキースだが、GMをつとめるブライアン・キャッシュマンとの契約を3年間延長した。今年は35万ドルだったが、来季からは3年間で300万ドルの大金を手にする。王者ヤンキースは34歳のキャッシュマンの力を必要としていた。 1986年にヤンキースにスカウトとして入団。1998年2月にメジャーリーグ史上2番目の若さである31歳で、ヤンキースのGMになった。その年から4年連続でリーグ優勝を果たす辣腕ぶりを発揮した。 キャッシュマンとジョー・トーレ監督は今年のワールドシリーズが行われている10月31日に契約が切れていた。キャッシュマンとは契約を更新させたが、トーレとはまだまとまっていない。 世界一奪回を目指すヤンキースは、レフトのチャック・ノブロック、ファーストのティノ・マルチネス、サードのスコット・ブローシャスがそれぞれFAとなっている。ヤンキースはこのため、オフの動向が非常に注目されている。 ●オリオールズ、かつて1番打者で50HR打ったアンダーソンを解雇! ![]() オリオールズはこれまで14年間もチーム一筋でやってきたブラディ・アンダーソンを解雇することを決めた。5年間の3100万ドルという契約を1年残しての解雇である。今年で37歳となったアンダーソンは1番打者として、打率.202の8HR、45打点の記録にとどまっていた。1996年には球団記録の50HRに加え、50盗塁を記録している。 |
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