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MLB EXPRESS REVIEW

★2001.10.16〜10.20★ [MLB EXPRESS REVIEW]

■2001.10.20(現地10.19)
監督続投が決まったトニー・ラルーサ。■カージナルスはトニー・ラルーサとの契約を2年間(約400万ドル)延長することを発表した。今季のカージナルスは93勝69敗でワイルドカードとしてプレーオフに進出。残念ながらダイヤモンドバックスの前に涙を飲む形となってしまった。ラルーサは1979年にホワイトソックスの監督に就任後、アスレティックスを経て、1996年からカージナルスの指揮を執っており、実に来年で24年連続の監督を務めるということになる。カージナルスの監督として6年間で507勝464敗という数字を残している名将である。

●試合結果 〔先がビジター、後がホーム〕
▼National League
○DIAMONDBACKS  5-1 ●BRAVES
▼American League
<移動日>

●シリング、4安打1失点の12奪三振で3試合連続の完投勝利を記録!
▼National League Championship Series GAME.3
1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
○Arizona DIAMONDBACKS (2勝1敗)
●Atlanta BRAVES (1勝2敗)


























シリングの次回登板予定は第7戦。果たして出番は?ダイヤモンドバックスの先発はカート・シリング。シリングは4回裏のマウンドで先頭のマーカス・ジャイルズに右中間を破られる2塁打を打たれた後、チッパー・ジョーンズにセンター前に運ばれるタイムリーを打たれ1点を奪われるが、この回の全ての回で三振を奪う素晴らしい内容で、ブレーブス打線を散発4安打の1失点、12奪三振で完投勝利を演じた。ディビジョンシリーズから数えて3試合連続の完投勝利であり、ポストシーズンにおいては1988年のオーレル・ハーシハイザー以来となる大記録である。

シリングは今季、メジャー最多タイとなる22勝をあげ、チームをプレーオフに導いた。ここまでの3試合で27イニングを投げ、合わせて30個もの三振を奪い、許した安打はわずか13本、防御率にすると0.67である。なお、シリングは1993年のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズのMVPに輝いており、ポストシーズンでの通算成績を4勝1敗とした。

対するブレーブス先発、ジョン・バーケットは3回表、クレイグ・カウンセルのファーストゴロに対して、ファーストのフリオ・フランコがもたつき出塁を許してしまう。さらにマット・ウイリアムスに四球を与え、ピンチを迎えたバーケットはスティーブ・フィンリーに2点タイムリー2塁打を打たれ、先制を許す。5回表に2本のヒットと敬遠の四球で1アウト満塁となり、バーケットはマウンドを降りた。

3回表に飛び出したフィンリーの先制タイムリーヒット。このピンチでマウンドに上がった2番手はスティーブ・リード。リードは初球をサードゴロに打ち取ったはずが、サードのチッパーの送球を捕手のハビア・ロペスが捕れず一挙2点を奪われる。リードは1球で降板し、3番手としてマイク・レムリンガーが登板するが、フィンリーにタイムリーヒットを打たれてしまう。この回3点を奪われたブレーブスにとってこの時点で敗色濃厚となってしまった。この試合、7投手もマウンドに送る結果となったブレーブス。打線はシリングの前に沈黙せざるを得なかったが、守備面でもカバーリングに入っていないミスなどが目立ち、自滅したような形になった。

ダイヤモンドバックスが勝ちを計算できるシリングの登板試合で勝利を収め、対戦成績を2勝1敗とした。明日の第4戦はダイヤモンドバックス先発はアルビー・ロペス、ブレーブス先発は当初の予定だったケビン・ミルウッドをはずし、中3日でグレッグ・マダックスを持っていくことを決めた(ミルウッドはこの試合の6番手として1イニングを投げている)。マダックスはここ9試合の登板で勝利を記録しておらず、苦しいピッチングが続いている。今季ダイヤモンドバックス戦に2試合登板しており、合わせて11回2/3を投げ、21安打13失点を記録され、0勝2敗という数字が残っている。一方のロペスは対ブレーブス戦に2度登板し、共に勝利を収めている(合わせて14回を投げ1失点のみ)。

しかし、深刻なのはリーグ優勝をかける試合を行っているというのに、この日のターナーフィールドには9,000人もの空席があるという41,624人しか観客が集まらなかったことだ。ヤンキースとマリナーズとのアメリカンリーグの争いとは比べようがないくらいに寂しい状況だ。

■2001.10.19(現地10.18)
かつては選手としても活躍したダーカー監督。■アストロズ監督のラリー・ダーカー監督は辞任を発表した。今季も中地区首位としてプレーオフに進出するが、ブレーブスにスウィープされる形でシーズンを終えた。5年間の監督生活で4度もプレーオフ進出を果たすが、1度もリーグチャンピオンシップシリーズに出場できなかった責任をとってのものだ。ダーカーは1964年9月22日に18歳の投手としてアストロズ(当時はコルト45sというチーム名)でメジャーデビュー。1969年には球団史上初の20勝投手にもなった。監督としては448勝362敗という数字を残しているが、プレーオフでは2勝10敗と落ち込んでいる。

●試合結果 〔先がビジター、後がホーム〕
▼National League
<移動日>
▼American League
○YANKEES 3-2 ●MARINERS

●ブローシャス、2点タイムリー!ムシーナ、6回無失点に抑え、2連勝!
▼American League Championship Series GAME.2
1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
○New York YANKEES (2勝)
●Seattle MARINERS (2敗)


























ヤンキースの一員として、ワールドシリーズ出場なるか、ムシーナ。ヤンキース先発は、マイク・ムシーナ。昨年オフに6年間の8850万ドルでヤンキースと契約したばかりのムシーナだが、6回まで投げ4安打2失点に抑える好投でチームに勝利をもたらした。失った2点というのは4回裏のスタン・ハビアーに打たれた2ランホームランである。7回以降はラミロ・メンドーサからマリアーノ・リベラにつなぐ万全のリレーでマリナーズに反撃を許さなかった。ムシーナはポストシーズンでの戦績を4勝1敗とした。しかもここ5試合の登板で33回を投げ、わずか3点しか奪われておらず、防御率にすれば0.82になる。

対するマリナーズ先発のフレディ・ガルシアは、昨年のヤンキースとのリーグチャンピオンシップシリーズで2勝をあげている投手。しかし、ガルシアは序盤に捕まり、2回表にティノ・マルチネスにヒット、ホルヘ・ポサダを四球で歩かせてしまった後、スコット・ブローシャスに2点タイムリー2塁打を打たれ、先制を許してしまう。さらに、チャック・ノブロックのタイムリーも飛び出し、この回一挙3点を奪われてしまった。3回以降は立ち直ったガルシアだったが、7回1/3を投げ7安打3失点という内容で味方の援護なく、負け投手となった。

1998年のワールドシリーズでMVPを獲得したのはブローシャス。貴重な2点タイムリーを放ったブローシャスは、ポストシーズンのここまで20打数1安打と当たりが止まっていたが、汚名返上の当たりを見せた。この日の勝利で、ヤンキースは1996年以降のポストシーズンでの戦績を51勝17敗とした。そのうち、1点差ゲームにおいては現在9連勝中であり、トータルでも14勝2敗と競り合いのゲームに強いところを見せている。

マリナーズ打線は、このシリーズの最初の2試合で合わせて10安打の4得点しか記録しておらず、公式戦で116勝を記録した強さを見せていない。スコアリングポジションにランナーをおいては、ポストシーズントータルで46打数6安打(打率.130)と落ち込んでいる。アメリカンリーグトップの141打点を記録したブレット・ブーンも、未だ1打点もあげていないことも原因にあげられそうだ。

本拠地セーフコフィールドで思わぬ2連敗を喫してしまったマリナーズは、1日おいてニューヨークのヤンキースタジアムで第3戦を戦うことになる。マリナーズ先発はジェイミー・モイヤー、ヤンキース先発はオルランド・ヘルナンデスがそれぞれ予定されている。モイヤーはディビジョンシリーズで2試合に登板し2勝をあげる活躍を見せており、公式戦でも対ヤンキース戦において2勝0敗の防御率1.35と抑えている。

■2001.10.18(現地10.17)
モー・ボーン■1998年までレッドソックスの主砲として活躍していたモー・ボーン。この年のオフ、FAでエンゼルスと6年間の8000万ドルで契約した。エンゼルスで3年目を迎えるはずだった今季は、左腕の靱帯断列で1年を棒に振った。当然来年に再起をかけるところだが、契約を3年残した段階で古巣のレッドソックスに戻りたいと発言した。すでに33歳となるボーン。1995年にはアメリカンリーグのMVPに輝いている。

●試合結果 〔先がビジター、後がホーム〕
▼National League
○BRAVES 8-1 ●DIAMONDBACKS
▼American League
○YANKEES 4-2 ●MARINERS

●ペティット、8回1失点の好投!不調オニールの2ランHRで初戦奪取!
▼American League Championship Series GAME.1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
○New York YANKEES (1勝)
●Seattle MARINERS (1敗)


























ヤンキースの左のエースであるペティットが素晴らしいピッチングを見せた。ヤンキースの先発はアンディ・ペティット。ペティットは4回まで無安打無失点に抑える好投を見せた。5回裏の先頭打者、エドガー・マルチネスにこの試合の初ヒットを打たれる。マイク・キャメロンが2塁打で続き、ジョン・オルルドの内野ゴロの間に1点を奪われた。しかし、その後もペティットは崩れずに自分のピッチングを守った。7回表には先頭のブレット・ブーンにヒットを打たれるが、マルチネスを三振、キャメロンの当たりを5−4−3のダブルプレーにしとめ、マリナーズの攻撃をくい止めた。結局、ペティットは8回まで投げ3安打1失点の7奪三振に抑え、マウンドを降りた。

ペティットを引き継いで最終回のマウンドにはマリアーノ・リベラがあがった。リベラはイチローにレフト戦を破られる2塁打を放ち、2つのワイルドピッチでホームインを許してしまう不安定さを見せた。しかし、後続の打者を抑え、チームにリーグチャンピオンシップシリーズ第1戦の勝利をもたらした。ヤンキースは1996年以降、ポストシーズンで14度のシリーズを戦っているが、シリーズ初戦は10勝4敗の勝率を誇っている。

不振も何のその。2ランホームランを放ったオニール。対するマリナーズ先発のアーロン・シーリーは初回の初球をチャック・ノブロックにライト前にいきなり運ばれるスタート。続くデレク・ジーターを大きなレフトフライにしとめ、初回は無失点に抑えた。しかし2回裏、ホルヘ・ポサダに四球、アルフォンゾ・ソリアーノにヒットを打たれ、2アウト1塁2塁のチャンスをつかんだところで、ノブロックの内野安打で1点を奪われた。4回裏にはディビジョンシリーズで11打数1安打と当たりの止まっていたポール・オニールに2ランホームランを打たれた。シーリーは6回を7安打3失点で降板した。シーリーはこの日がキャリア通算でプレーオフ6試合目(1998,99年はレンジャーズの一員として2試合に登板)の登板となるが、この日の敗戦で0勝5敗となってしまった。

肺結核でプレーオフ出場が危ぶまれていたカルロス・ギーエンが2番ショートでスタメン出場。4回表にポサダのライト越えの大きな当たりをイチローが完璧なプレーでさばき、2塁へ送球。タイミングはアウトだったが、ギーエンのタッチが遅く、刺すことは出来なかった。ギーエンでは打つ方でも3打数無安打と精彩を欠いた。なお、明日はマーク・マクレモアがショートとしてスタメン出場する。

今年の公式戦ではマリナーズ相手に0勝2敗だったペティットも、この日の好投でポストシーズンの戦績を9勝5敗となった。なお、明日の第2戦はヤンキース先発がマイク・ムシーナ、マリナーズ先発がフレディ・ガルシアとそれぞれ予定されている。

●復活ロペス、決勝2ランHR!グラビンは7回1失点に抑え、1勝1敗!
▼National League Championship Series GAME.2
1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
○Atlanta BRAVES (1勝1敗)
●Arizona DIAMONDBACKS (1勝1敗)


























ビッグユニットとはタイプが違うが、メジャーを代表する左腕に違いないグラビン。ブレーブス先発のトム・グラビンは7回を投げ、5安打1失点に抑える好投を見せ、今季のポストシーズンでの2勝目をマークした。グラビンは2回裏に2アウトから2本のヒットと四球でいきなり満塁のピンチとなるが、迎えた打者がダイヤモンドバックスの先発投手であるミゲル・バティースタだったため、三振にしとめ乗り切った。6回裏にレジー・サンダースを四球で歩かせてしまった後、スティーブ・フィンリーマット・ウイリアムスに連続ヒットを浴び初失点を記録した。この日の勝利でグラビンはポストシーズンでの勝利数を12個とし、チームメイトのジョン・スモルツに並ぶメジャー記録とした。なお、グラビンは同時にポストシーズン12敗も記録しており、これはグレッグ・マダックスに並んでいる。

ダイヤモンドバックス先発、バティースタは初回にマーカス・ジャイルズに初球ホームランを打たれてしまうが、6回までで許したヒットはこのジャイルズの1発だけ。チームが同点に追いついてくれて迎えた7回表に、2アウトからアンドリュー・ジョーンズを四球で出塁を許してしまった後、スタメン復帰したばかりのハビア・ロペスに勝ち越し2ランホームランを打たれてしまう。結局、バティースタは7回を投げ、2安打2四球の3失点と好投したが勝利を手にすることが出来なかった。

スタメン復活をホームランで飾ったロペス。バティースタに抑えられていたブレーブス打線だが、8回表に大爆発した。この回からマウンドに上がったマイク・モーガンに対し、2アウトランナーなしの場面からフリオ・フランコがセンター前に運び、チッパー・ジョーンズが四球を選びチャンスメイク。ここでブライアン・ジョーダンが2点タイムリー2塁打を放つ。モーガンはマウンドを上がるが後続の投手からBJ・サーホフが2ランホームランを放ち、この後、レイ・サンチェスのタイムリーヒットも飛びだし、打者10人を送り、一挙5点を奪われ勝負を決めた。

グラビンを引き継ぎ、8回からスティーブ・カーセイ、9回はスモルツが投げ、それぞれ3者凡退に抑えた。9月30日のメッツ戦でロビン・ベンチュラと激突し、足首を痛めていたロペスが捕手として復活。ホームランを含む4打数2安打2打点と活躍し、打てる捕手の復活にボビー・コックス監督も大喜びしている。コックス監督はマダックスの投げる試合にもロペスにマスクを被らせると言っている。

1勝1敗となったこのシリーズは1日おいて、舞台をターナーフィールドに移し、第3戦が行われる。ブレーブス先発がジョン・バーケット、ダイヤモンドバックスがカート・シリングが予定されている。なお、第4戦に中3日でマダックスを先発させ、グラビン、バーケットの3人の先発でローテーションを回す可能性もあるが、コックス監督は明言を避けている。

■2001.10.17(現地10.16)
カルロス・ギーエン■明日からはアメリカンリーグのチャンピオンシップシリーズが始まる。昨年と同じヤンキースとマリナーズの組み合わせである。ヤンキースの先発はアンディ・ペティット、マリナーズの先発はアーロン・シーリーがそれぞれ予定されている。なお、肺結核でポストシーズン出場が危ぶまれていたカルロス・ギーエンが戦列に復帰した。ギーエンが試合に出場することになれば、ディビジョンシリーズでショートを守っていたユーティリティープレイヤーのマーク・マクレモアをレフトに回す予定だ。
ジェイソン・ジオンビー■今季オフにFAになるジェイソン・ジオンビーの動向に注目が集まっている。今季、後半戦の驚異的な追い上げでプレーオフ進出を決めたアスレティックスもジオンビーの活躍が大きかったと言うことはチームメイトが認めている。移籍先の候補としてはヤンキース、メッツやオリオールズがあがっている。ディビジョンシリーズを含め、167試合もアスレティックスのユニフォームを着たジオンビーも、来年2月のスプリングトレーニングではどのチームのユニフォームを着ているだろう。

●試合結果 〔先がビジター、後がホーム〕
▼National League
●BRAVES 0-2 ○DIAMONDBACKS
▼American League
明日から試合開始

●ジョンソン、3安打完封!カウンセル、2安打2得点の活躍でまず先勝!
▼National League Championship Series GAME.1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
●Atlanta BRAVES (1敗)
○Arizona DIAMONDBACKS (1勝)


























ついに自らの連敗記録をストップさせたビッグユニット。ダイヤモンドバックスの先発がランディ・ジョンソンなら、ブレーブスの先発はグレッグ・マダックスという共にメジャーを代表する投手の投げ合い。この2人合わせて7度のサイヤング賞を受賞しており、合計の通算勝利数は457勝にものぼっている(2人とも既に通算200勝を記録している)。

ダイヤモンドバックス先発のジョンソンは、初回にチッパー・ジョーンズに内野安打を打たれるが、その後は圧巻の投球内容。8回1アウトからバーナード・ギルキーに四球を与えるまで、実に20人の打者を連続して凡退に打ち取っている。8回まではブレーブス打線に1安打しか許さず、2塁を踏ませない素晴らしいピッチングを披露した。8回表には左足首を痛め、プレーオフ出場が危ぶまれたハビア・ロペスが代打で登場するものの、三振にしとめた。

最終回にフリオ・フランコ、チッパーの連続ヒットで2アウト1塁3塁となり、この試合初めてスコアリングポジションにランナーを背負うものの見事に抑えきった。ジョンソンに対して、キャリア通算で25打数11安打の6ホームランを記録しているチッパーに2安打を記録されたが、得点は許さない。しかし、マーカス・ジャイルズに2度もライトフェンス際まで運ばれるという危ない場面もあることにはあった。これでジョンソンは1995年から続いていたポストシーズンでの7連敗という記録をついにストップさせた。

8月27日以降、勝利がないマダックス。ブレーブス先発のマダックスは初回、クレイグ・カウンセルにヒットで出塁を許し、味方のエラーも絡み、3塁まで進塁される。ここでレジー・サンダースにヒットを許し、先制点を奪われた。しかし、その後のピンチを1−6−3のダブルプレーでなんとか切り抜ける。5回裏には2アウトからカウンセルにセンターのアンドリュー・ジョーンズのダイビングも届かない大きな当たりの2塁打を打たれてしまい、この後のルイス・ゴンザレスのライト前ヒットで、さらに1点を追加されてしまった。結局、マダックスは7回を投げ6安打2失点でマウンドを降りた。また、今季は233回を投げ、四球はわずか27個にとどめていたが、この試合だけで2つの四球を記録してしまった。

14年連続15勝をあげ、4度のサイヤング賞を受賞しているマダックスもポストシーズンでは10勝12敗とふるわない。これで今季対ダイヤンモンドバックス戦での戦績が0勝3敗となり、ジョンソンとの投げ合いにおいても、キャリア通算0勝2敗となった。

1991年から数えてポストシーズンで20度のシリーズを経験しているブレーブスだが、初戦を落としたケースというのは8回あり、そのうちの6回はそのシリーズを落としている。逆に初戦を取った場合は10勝2敗という高勝率でそのシリーズの派遣を握っている。明日の第2戦はダイヤモンドバックス先発がミゲル・バティースタ、ブレーブス先発がトム・グラビンとそれぞれ予定されている。

■2001.10.16(現地10.15)
グレッグ・マダックスランディ・ジョンソン■息つく間もなく明日から始まるナショナルリーグのリーグチャンピオンシリーズ。第1戦はダイヤモンドバックスがランディ・ジョンソン、ブレーブスがグレッグ・マダックスというメジャーリーグを代表する両投手が先発予定。今季、ジョンソンはブレーブス戦に1度登板しており、3点取られ負け投手になっている。一方のマダックスもダイヤモンドバックス戦に2試合登板し、共に負け投手になっている。この2人が対決したのはジョンソンがアストロズに在籍していた1998年9月以来のことで、この時はジョンソンに軍配が上がっている。なお、ディビジョンシリーズで素晴らしいピッチングを見せたカート・シリングは第3戦の先発が予定されている。(リーグチャンピオンシリーズの日程は一番下)

●試合結果 〔先がビジター、後がホーム〕
▼National League
試合は既に終了
▼American League
●INDIANS 1-3 ○MARINERS
●ATHLETICS 3-5 ○YANKEES

●ヤンキース、2連敗後の3連勝!ジャスティスの代打HRがだめ押し!
▼American League Division Series GAME.5
1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
●Oakland ATHLETICS (2勝3敗)
○New York YANKEES (3勝2敗)






















10




最後の打者を見事、三振にとったリベラ。0対2とリードされたヤンキースは2回裏、ホルヘ・ポサダショーン・スペンサーの連続ヒットの後、スコット・ブローシャスが死球を受け、1アウト満塁のチャンスをつかむ。ここで、アルフォンゾ・ソリアーノがレフト前に運ぶ2点タイムリーヒットを放ち、同点とする。続く3回裏、バーニー・ウイリアムスが振り逃げで出塁し、ティノ・マルチネスが死球、スペンサーが四球を選び、再び満塁のチャンスをつかむ。ここでブローシャスが打ったサードゴロを、エリック・チャベスがエラーをし、1人帰ってヤンキースが勝ち越した。4回表にはデレク・ジーターの犠牲フライで1点を加え、さらに6回裏、代打のデビッド・ジャスティスがライトスタンドへ運ぶホームランを放つ。これはジャスティスにとって9月5日以来の打点となった。

ヤンキースの先発、ロジャー・クレメンスは序盤から得点を奪われる苦しいピッチング。結局、4回1/3を投げ、5安打3失点でマウンドを降りた。アンディ・ペティットマイク・ムシーナという先発陣もブルペンに入り肩を温める中、2番手のマイク・スタントン、3番手のラミロ・メンドーサが好投。8回からクローザーのマリアーノ・リベラを送る万全の投手リレー。リベラは残された2イニングをピシャリと締め、ヤンキースに勝利をもたらした。

この日も好守でチームを救ったジーター。ヤンキースはこのシリーズ2連敗した後に3連勝し、リーグチャンピオンシリーズへ4年連続、駒を進めたことになる。プレーオフ(ワールドシリーズ含む)で2連敗後にそのシリーズのタイトルを逆転で獲得したのは、このシリーズのヤンキースで6度目である。しかし、第1戦、第2戦をホームで連敗したヤンキースが逆転するケースは史上初である。第3戦でこの逆転を生むプレーをしたジーターは8回表の守備でも、テレンス・ロングの打球をスタンドに飛び込みながらもキャッチする好守を見せた。ジーターは打撃でも2安打を放ち、プレーオフ通算安打を87安打とし、ピート・ローズの記録に並んだ。

対するアスレティックス先発は第1戦で勝利投手になったマーク・マルダー。マルダーは序盤からランナーを背負う苦しいピッチング。4回1/3を7安打4失点で降板したマルダーに続いて、マウンドに上がったのは第2戦先発のティム・ハドソンだった。しかし、ハドソンはジャスティスにホームランを打たれ、1回2/3を2安打1失点で降板した。

左足の骨折で試合に出られないジャーメイン・ダイに続き、捕手のラモン・ヘルナンデスが右手首を痛め、3回で試合を欠場するなど苦しい展開だった。オールスター後、破竹の勢いを見せ、プレーオフ進出の切符を手に入れたアスレティックスの2001年シーズンはここに終わった。

●モイヤー、6回1失点の好投!マクレモアの先制タイムリーでCS進出!
▼American League Division Series GAME.5
1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
●Cleveland INDIANS (2勝3敗)
○Seattle MARINERS (3勝2敗)


























第2戦、第5戦と好投した38歳左腕のモイヤー。マリナーズ先発は第2戦で好投したジェイミー・モイヤー。モイヤーは3回表にケニー・ロフトンにタイムリーを打たれるなど3安打で1点を奪われるが、それ以外の回は1本もヒットを打たれることなく、6回を3安打1失点の6奪三振の好投でチームに活気を与えた。7回表から2番手としてマウンドに上がったジェフ・ネルソンは1回2/3を投げ、4つの三振を奪う好投。アーサー・ローズをつないで、最終回は佐々木主浩が3人で締めくくり、マリナーズに勝利をもたらした。モイヤーはこのシリーズでの2試合の登板で、被打率.186(43打数8安打)の防御率1.50を記録するなど、チームの勝利に大きく貢献した。

マリナーズ打線も2回裏に、2つの四球と1つの死球で満塁のチャンスをつかみ、ここでマーク・マクレモアがレフト前に運ぶ2点タイムリーを放ち、2点を先制した。7回裏に先頭のイチローがこの日3本目のヒットを放ち、スタン・ハビアーがバントで送った後、エドガー・マルチネスが左中間を抜くタイムリーを放ち、1点を追加した。なお、イチローはこのシリーズ、20打数12安打の打率6割という5試合シリーズでの新記録を作った。また、ディビジョンシリーズでの12安打というのも1995年のマルチネスに並ぶ記録である。イチローは今季、インディアンズ戦で打率.489(47打数23安打)を記録するなどカモにしている。

最後を締めた佐々木と抱き合っているのはイチロー。一度はインディアンズの王手をかけられたものの、マリナーズが連勝し、逆転でリーグチャンピオンシリーズ進出を決めた。マリナーズにとっては昨年に続き、2年連続の3回目(1995年が初めて)のリーグチャンピオンシリーズ進出である。今季、公式戦において、メジャータイ記録の116勝をあげたマリナーズだけに負けるわけにはいかないだろう。1日おいて行われるヤンキースとのリーグチャンピオンシリーズ第1戦では、アーロン・シーリーの先発が予定されている。

一方のインディアンズ先発、チャック・フィンリーは序盤から制球に苦しみ、結局、4回1/3を投げ7三振を奪いながら、4安打4四球の2失点でマウンドを降りた。第2戦の先発では序盤、わずか14球で2本のホームランを浴び、4点を奪われた。名誉挽回としてのぼったこの日のマウンドも、先発投手としての責任を果たすことは出来なかった。

強打インディアンズの誇る3番から6番(ロベルト・アロマーホアン・ゴンザレスエリス・バークスジム・トーミ)という打線も、4人合わせて14打数無安打の6三振と全く振るわなかった。アロマーはこのシリーズを通じての打率はわずか.190である。

●リーグチャンピオンシリーズの日程!!
▼National League ▼American League
日本時間(現地時間) DIANMONDBACKS vs BRAVES MARINERS vs YANKEES
10/17(10/16) Game.1 @Bank One Ballpark
10/18(10/17) Game.2 @Bank One Ballpark Game.1 @SAFECO FIELD
10/19(10/18) Game.2 @SAFECO FIELD
10/20(10/19) Game.3 @TURNER FIELD
10/21(10/20) Game.4 @TURNER FIELD Game.3 @YANKEE STADIUM
10/22(10/21) Game.5 @TURNER FIELD Game.4 @YANKEE STADIUM
10/23(10/22) Game.5 @YANKEE STADIUM
10/24(10/23) Game.6 @Bank One Ballpark
10/25(10/24) Game.7 @Bank One Ballpark Game.6 @SAFECO FIELD
10/26(10/25) Game.7 @SAFECO FIELD

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