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MLB EXPRESS

MLB EXPRESS REVIEW

★2001.10.2〜10.5★ [MLB EXPRESS REVIEW]

■2001.10.5(現地10.4)
■メジャーリーグでもバリー・ボンズのホームランが大きな話題となっているが、日本のプロ野球でもタフィー・ローズ(バファローズ)のホームランが大きな話題になっている。すでに日本記録である王貞治のシーズン55本には並んでおり、記録更新となる56本を懸けて、最終戦となるブルーウェーブ戦に臨んだものの4打数無安打の不発に終わった。ローズは1990年にアストロズでメジャーデビュー。93年途中にはカブスへ移籍し、95年途中からはレッドソックスにユニフォームに袖を通すことになる。6年間のメジャー生活で打率.224の13ホームランしか記録できなかったが、96年にバファローズと契約以後、毎年コンスタントに数字を残してきた。ローズのメジャーリーグでのハイライトは94年の開幕戦、ドワイト・グッデンから打った1試合3ホームランである。

●試合結果 〔先がビジター、後がホーム〕
▼National League
●EXPOS 2-6 ○MARLINS
○CARDINALS 10-3 ●BREWERS
●REDS 0-2 ○CUBS
●ROCKIES 4-5 ○DIAMONDBACKS
●DODGERS 3-6 ○PADRES
○GIANTS 10-2 ●ASTROS
●PHILLIES 2-6 ○BRAVES
▼American League
○TWINS 5-4 ●TIGERS
●INDIANS 4-8 ○ROYALS
○RED SOX 5-4 ●ORIOLES
●YANKEES 1-4 ○DEVIL RAYS
○ATHLETICS 5-1 ●ANGELS
●RANGERS 1-16 ○MARINERS

●ついに出た!ボンズ、70号HR!残り3試合で記録更新なるか!?
いついかなる時でも集中力を欠かないボンズの打撃は素晴らしい!!▼NL【○GIANTS 10-2 ●ASTROS】

四球、内野ゴロ、四球、敬遠四球で最終回に迎えた第5打席、バリー・ボンズがついに1998年のマーク・マグワイアの記録に並ぶ、今季70号ホームランをエンロンフィールドの外野席にぶち込んだ。69号ホームランを打って以降、10個の四球に2本のヒットしか打てないという難産だった。この間、ボンズに投じられた64球のうち、ストライクはわずか14球のみだった。ボンズは本拠地パシフィックベルパークに戻り、ドジャース相手に3連戦を戦う。プレーオフ進出の望みがほぼ消えかかっているジャイアンツだが、ボンズは記録更新を懸けて打席に立つことになる。当時35歳だったマグワイアが樹立した大記録を、現在37歳のボンズが抜き去ろうとしている。

この日のジャイアンツ打線は初回に、ジェフ・ケントの2ランホームランで先制し、5回表には3安打2四球1死球で4点を追加、続く6回表にはマービン・ベナードの2ランホームランも飛び出しており、ボンズがホームランを打つ前に勝負はついていた。先発のラス・オーティスは6回まで投げ6安打1失点に抑え、今季17勝目(9敗)をマークした。

対するアストロズ先発のデーブ・ムリッキーは4回1/3を投げ、4安打6失点という内容でノックアウトされ、移籍後3敗目(7勝、トータルで11勝11敗)となった。これで6連敗となったアストロズは、現在地区首位カージナルスを1ゲーム差で追う地区2位につけている。明日からいよいよカージナルスとの3連戦が始まる。ほぼプレーオフ進出を確実のものとしている両チームだが、地区優勝かワイルドカードであるかによって、ディビジョンシリーズの対戦相手が変わってくるため、非常に注目である。

ボンズからホームランを浴びたのは5番手としてマウンドに上がったウィルフレッド・ロドリゲスである。まだ22歳の新人左腕で、この日がメジャー2試合目の登板だった。ロドリゲスはビリー・ワグナーランディ・ジョンソンを彷彿とする150キロ台の速球を左腕から繰り出し、ボンズから空振りも奪うが、3球目を右中間スタンドまでぶち込まれた。

●マリナーズ、リーグトップの114勝を記録!A・ロドリゲス、52号HR!
▼AL【●RANGERS 1-16 ○MARINERS】

今季は記録的な勝ちっぷりを見せているマリナーズは、初回に2アウト満塁のチャンスをつかむと、アル・マーチントム・ランプキンの連続タイムリー2塁打を放ち、いきなり4点を先制。その後もこの勢いはとまらず4回までに大量12点を奪う猛攻を見せ、勝利を確実なものとした。8回裏にはジェイ・ビューナーの今季初ホームランも飛び出したマリナーズは、リーグ記録であった1998年のヤンキース(114勝48敗)に並ぶ、今季114勝目(45敗)をマークした。残り3試合を残しており、1906年のカブスが記録した116勝(36敗)のメジャー記録更新も可能な位置にいる。

マリナーズ先発のブレット・トムコは今季4月18日以来の先発。今季の大半を3Aで過ごしていたが、久々のメジャー先発で5回を投げ4安打1失点に抑え、3勝目(1敗)をマークした。なお、首位打者争いが注目されるイチローは、2回裏にバントヒットを決め今季240本目のヒットを記録。240安打というのは昨年のダリン・アースタッド、1985年のウェイド・ボッグス以来である。アメリカンリーグで241安打となれば、1928年のヘイニー・マニュッシュ(セントルイス・ブラウンズ)までさかのぼらなければならない。4打数1安打で打率も.351としたイチローは、リーグトップに並ぶ55個目の盗塁も決めており、首位打者と盗塁王をほぼ確実とした。

大敗したレンジャーズは、3回表のアレックス・ロドリゲスの第52号のソロホームランで1点を奪ったのみ。しかし、A・ロドリゲスはこのホームランが今季200本目の安打であり、これでメジャー史上4人目となる200安打に50ホームランという大記録も達成した。過去達成しているのは、ベーブ・ルース(1921年)、ハック・ウイルソン(1930年)、ジミー・フォックス(1932年)の3人のみで、そうそうたるメンバーとA・ロドリゲスは名前を並べることになる。レンジャーズ先発は新人のアーロン・マイエット。かつてはシアトル近郊のワシントン大学に籍を置いていたマイエットだが、1回2/3を投げ、5安打3四球の6失点でノックアウトされ、今季5敗目(4勝)となった。

●モリス、6回3安打無失点で22勝目!マグワイア、HR含む5打点!
マット・モリス▼NL【○CARDINALS 10-3 ●BREWERS】

初回にアルバート・プホルツマーク・マグワイアのタイムリーで2点を先制したカージナルス。その後もマグワイアの今季29本目のホームランなどで得点を加えたカージナルスが快勝し、アストロズから奪ったばかりの地区首位の座を1ゲーム差で守っている。マグワイアはこの日、5打点をあげる活躍を見せ、あと1本のホームランでキャリア12回目のシーズン30本を記録することになる。

カージナルス先発はマット・モリス。モリスは6回まで投げ、3安打3四球の無失点に抑え、10個の三振を奪う好投で今季リーグトップタイの22勝目(8敗)をマークした。カージナルスの投手で22勝をあげるのは、1970年にボブ・ギブソンが22勝を記録して以来の快挙である。モリスはブリュワーズとは相性が良く、キャリア通算で6勝1敗の防御率1.99という記録を残しており、今季は3勝1敗の防御率1.88とカモにしている。

対するブリュワーズの先発、ジミー・ヘインズは4回を5安打5四球の4失点という内容で降板。今季17敗目(8勝)となった。ブリュワーズは今季の成績が66勝93敗となり、1993年以来のシーズン93敗となった。

●ヘンダーソン、メジャー新記録の2246得点!3000本安打まで2本!
メジャーで最も得点を記録した男に金のレプリカのホームベースが送られた。▼NL【●DODGERS 3-6 ○PADRES】

1対1で迎えた3回裏、42歳のリッキー・ヘンダーソンがレフトスタンドへ勝ち越しのソロホームランを放つ。これで得点数もタイ・カップを抜き去り、メジャートップとなる2246得点とした。この日は4打数1安打で通算安打も2998本とし、3000本へあと2本と迫っている。ヘンダーソンの積み上げてきた記録は数限りないが、79本の先頭打者ホームランというメジャー記録も持っている。

パドレスの先発は、新人のジェイソン・ミドルブルーク。バリー・ボンズの65号、66号、68号を献上したミドルブルークだが、この日は6回まで投げ5安打1失点に抑える内容。投手ながら、4回裏には2アウト2塁のチャンスで打席に入り、レフト前に運ぶタイムリーヒットも放っている。パドレスは6回裏に2本のヒットと、代打トニー・グウィンの四球で満塁のチャンスをつかみ、ヘンダーソンが押し出しの四球をもらったあと、ダンジェロ・ヒメネスの2点タイムリー2塁打が飛び出し、差を広げた。最終回の途中からトレバー・ホフマンが登板し、今季43個目のセーブを記録した。

対するドジャースの先発はルーク・プロコペック。久々の先発となったプロコペックだったが、5回まで投げ6安打3失点で今季7敗目(8勝)を喫した。3回表にショーン・グリーンのタイムリー2塁打で1点奪うが、そのあとが続かなかった。終盤になってチャンスをつかむ時点で既に遅かった。

●バーブロット、6回を1失点で3勝目!デビルレイズ、100敗目免れる!
▼AL【●YANKEES 1-4 ○DEVIL RAYS】

デビルレイズ先発のニック・バーブロットはヤンキース打線相手に、5回まで無失点に抑える好投。6回表に3つの四球で満塁のピンチを迎えてしまい、味方のエラーで1点を失う。バーブロットは6回まで投げ、2安打5四球の1失点に抑え、今季3勝目(4敗)をマークした。既に今季99敗を喫しているデビルレイズはもう負けられない。打線もスティーブ・コックスオーブリー・ハウトビー・ホールにそれぞれソロホームランが飛び出し、100敗目を免れた。

ヤンキース先発はエイドリアン・ヘルナンデス。メジャー3試合目の先発となったA・ヘルナンデスは、6回まで投げ3本のホームランによる3失点に抑えたが、打線の援護なく3敗目(0勝)となった。

本来ならヤンキースのローテーション投手であるオルランド・ヘルナンデスだが、試合前のブルペンで投げたが万全な状態ではなく、おそらくディビジョンシリーズへの出場は難しい。このO・ヘルナンデスの代役はスターリング・ヒッチコックがつとめそうだ。

●チッパーの先制タイムリーに、ジョーダンの2ランHRでマジックは1!
チームリーダーはやはり頼りになります。▼NL【●PHILLIES 2-6 ○BRAVES】

ついに地区優勝へのマジックナンバーを3としたブレーブスが、初回にチッパー・ジョーンズの2点タイムリー2塁打に続き、BJ・サーホフのタイムリーも飛び出し、初回に3点を奪取。2回裏にも先頭のポール・バコが2塁打で出塁後、マーカス・ジャイルズのタイムリーでさらに1点追加。7回裏にはブライアン・ジョーダンがだめ押しとなる2ランホームランを放ち、勝負を決めた。マジック1としたブレーブスの優勝への条件は残されたマーリンズとの3連戦で1勝すれば優勝が決まり、もしくはフィリーズがレッズとの3連戦で1敗すればその時点で、ブレーブスの10季連続地区優勝が決まる。

ブレーブス先発のジョン・バーケットは初回にスコット・ローレンにタイムリーを打たれ、1点を先制される。2回以降もランナーを背負うピッチングが続いたが、要所要所を締め抑える。6回表にボブ・アブレウにタイムリーヒットを打たれたこともあり、この回途中で降板。5回2/3を投げ、6安打2失点に抑え、今季12勝目(12敗)をマークした。バーケットはここ5試合の先発で0勝4敗の防御率6.41と散々な出来だったが、大事な試合で勝利を手にした。一方のフィリーズの先発は新人のブランドン・ダックワース。ダックワースは4回1/3まで投げ6安打4失点という内容で今季2敗目(3勝)となった。

初回にタイムリーを打ったチッパーだが、ここ17試合は打率4割の大当たりを見せていたが、そのうちスコアリングポジションにランナーをおいての打席はわずかに4回だけだった。その結果は1打数無安打の3四球だった。ここ15試合を見ても自らのホームランによる1打点しかあげていなかった。チッパーはあと3打点で6年連続の100打点を記録することになる。

●マルダー、7回1安打無失点で21勝目!アスレティックス、今季99勝!
▼AL【○ATHLETICS 5-1 ●ANGELS】

●ウッド、6回5安打無失点の好投!降板後にハンドリーが決勝HR!
▼NL【●REDS 0-2 ○CUBS】

●スタインズ、逆転3ランHR!野茂、7回3失点で13勝目マーク!
▼AL【○RED SOX 5-4 ●ORIOLES】

●サンダースの決勝HRは、今季ロッキーズ戦において10本目!
▼NL【●ROCKIES 4-5 ○DIAMONDBACKS】

●コロン、2回持たずにKO!ロイヤルズ打線、2回裏に一挙6点奪う!
▼AL【●INDIANS 4-8 ○ROYALS】

■2001.10.4(現地10.3)
マーク・マルダー■ワイルドカードでのプレーオフ進出を決めているアスレティックスだが、ディビジョンシリーズの先発が決まった。まず第1戦はマーク・マルダー(20勝8敗、防御率3.56)、第2戦以降はティム・ハドソン(17勝9敗、防御率3.42)、バリー・ジート(16勝8敗、防御率3.53)が続くことになる。対戦相手はヤンキースが予定されており、昨年と同じ顔合わせ。昨年は怪我で投げられなかったマルダーがどのようなピッチングをみせるだろうか。

●試合結果 〔先がビジター、後がホーム〕
▼National League
●REDS 7-13 ○CUBS
●PHILLIES 3-8 ○BRAVES
○EXPOS 2-0 ●MARLINS
●PIRATES 0-3 ○METS
●CARDINALS 7-9 ○BREWERS
○GIANTS 11-8 ●ASTROS
●ROCKIES 3-4 ○DIAMONDBACKS
○DODGERS 12-5 ●PADRES
▼American League
●RANGERS 4-5 ○ATHLETICS
○BLUE JAYS 7-6 ●ORIOLES
●TWINS 5-9 ○TIGERS
●WHITE SOX 1-2 ○YANKEES
○RED SOX 10-3 ●DEVIL RAYS
○INDIANS 4-1 ●ROYALS
○MARINERS 4-3 ●ANGELS

●勝負してもらえないボンズ、メジャー新記録の172四球!残り4試合!
2人の娘は「パパにちゃんと投げて!!」って。▼NL【○GIANTS 11-8 ●ASTROS】

注目のバリー・ボンズは初回の第1打席こそ、アストロズ先発の新人、ティム・レディングに153キロの速球で空振りの三振に打ち取られるが、その後は3打席連続四球で勝負をしてもらえない。8回表に2アウト1塁2塁のチャンスで巡ってきた第5打席では、タイムリーヒットを放つが、結局この試合も70号は飛び出さなかった。この日の3四球で今季の四球数を172個とし、1923年のベーブ・ルース(170四球)の記録を抜き、メジャー新記録を樹立した。2打数1安打1打点のボンズは、今季の打点数も自己記録更新の133点とし、ジャイアンツのレフトとしてもアイリッシュ・ミューゼル(1922年・132打点)の記録を抜いた。

ジャイアンツ先発のジェイソン・シュミットは初回にモイゼス・アルーに2点タイムリー2塁打を打たれ、その後も毎回ランナーを背負う不安定な内容。6回表にビニー・キャスティーヤにタイムリーを打たれて降板。味方の打線の援護もあり、5回1/3を投げ、5安打4四球の3失点という内容ながら、今季13勝目(7敗、移籍後7勝1敗)をマークした。

一方のアストロズ先発のレディングは3回までジャイアンツ打線をノーヒットに抑えるが、4回表にボンズへの四球の後、ジェフ・ケントアンドレス・ガララーガジョン・バンダーウォールに3連打を浴び、2点を奪われこの回でマウンドを降りた。後続の投手も打たれ、6回以降の4イニングで9点も奪われた。そんな中、5番手としてマインドに上がったマイク・ジャクソンはメジャー史上13人目となる900試合登板を達成。ジャクソンは区切りの登板ながら、1回1/3を投げ5安打2失点という内容で、うまく飾ることができなかった。

●新人マンソン、24歳の誕生日にメジャー初HR!クルーズ、決勝打!
▼AL【●TWINS 5-9 ○TIGERS】

タイガース注目の新人、エリック・マンソンが4回裏に同点となる2ランホームランを放った。このホームランはマンソンにとってメジャー初のホームランであり、しかもこの日はマンソンの24歳の誕生日だった。マンソンは1999年のドラフト1位選手で、将来のタイガースのファーストを守ると言われている選手である。今年9月18日にメジャーデビューを果たしたばかりで、この日が14試合目の出場であった。

この日のタイガース先発は新人のナイト・コルネホ。コルネホはジャック・ジョーンズのホームランなどで、5回までで5点を奪われる内容ながら、打線の援護もあり今季4勝目(4敗)をマークした。メジャーでの4勝に加え、今季2Aで12勝、3Aで4勝あげており、トータルで20勝あげたことになる。打線も5回裏に2アウト1塁2塁のチャンスでデイビー・クルーズマイク・リベラが連続タイムリー2塁打を放ち、計3点を奪って、これが決勝点となった。クルーズはこの試合3打点を記録している。

対するツインズの先発は、エリック・ミルトン。ミルトンは4回まで投げ6安打5失点でノックアウトされた。今季のツインズはタイガース相手に4勝14敗と圧倒的な強さを見せていたものの、6月23日以降でタイガース相手に黒星を喫しているツインズの先発投手はこの日のミルトンひとりである。ちなみに明日の先発予定のジョー・メイズはタイガース相手に5勝をマークしており、明日勝てば、1980年にスティーブ・カールトン(フィリーズ)がカージナルス相手に6勝あげて以来の、シーズンで1チームから6勝をあげた投手となる。

●ブレーブス、10季連続地区優勝へ向けて、マジックナンバー3が点灯!
トム・グラビン▼NL【●PHILLIES 3-8 ○BRAVES】

初回にマーカス・ジャイルズの先頭打者ホームランと、アンドリュー・ジョーンズのタイムリーで2点を奪ったブレーブスは、続く2回裏にもフリオ・フランコの2点タイムリー2塁打で2点を追加し、序盤で4点のリード。5回裏にも4安打で4点を追加し、勝負を決めた。この試合に勝利を収めたブレーブスは2位フィリーズとの差を2ゲームと広げ、地区優勝へのマジックナンバー3が点灯した。過去メジャーリーグでは本拠地で負け越したチームがプレーオフに駒を進めた例はない。現在のブレーブスは本拠地ターナーフィールドで37勝40敗で負け越しに王手をかけている。シーズン残りの4試合で全て勝たねば勝ち越せないため、ひょっとすると史上初の本拠地で負け越しチームがプレーオフ進出を果たすかもしれない。

ブレーブスの先発はトム・グラビン。初回から毎回のようにヒットを打たれながら、4回までは無失点に抑える。5回表にパット・バールにソロホームランを浴び、5回表にもボブ・アブレウスコット・ローレントラビス・リーの3連打にエラーも絡み、2点を追加される。しかし、6回まで投げ8安打3失点という内容で、今季16勝目(7敗)をマークした。グラビンは8月29日以降、負けなしの5連勝である。

一方のフィリーズ先発、ロバート・パーソンは今季ブレーブス戦に4試合先発しており、2勝1敗の防御率2.36と相性の良さを見せていたが、この日は4回1/3までで9安打7失点という散々な内容で今季7敗目(15勝)となった。

●ヘンダーソン、カップに並ぶ2245得点!シェフィールド、先制3ラン!
「世界の盗塁王」ヘンダーソン、メジャー記録を更新しまくっています。▼NL【○DODGERS 12-5 ●PADRES】

3回裏、四球で出塁したリッキー・ヘンダーソンライアン・クレスコのタイムリーでホームへ生還。これでヘンダーソンはメジャー通算2245得点とし、73年前にタイ・カップが樹立した大記録についに並んだ。この他にもヘンダーソンはあと3本のヒットで、メジャー史上25人目となる3000本安打を記録する。メジャー23年目のシーズンを終えようとしているヘンダーソンだが、今季4月にはメジャー記録だったベーブ・ルースの通算四球記録も更新している。しかし、試合の方は勝利で飾れなかった。

ドジャース先発は、エリック・ガンエー。ガンエーは6回まで投げ3安打4四球の2失点という内容で今季6勝目(7敗)をマークした。打線も初回にゲーリー・シェフィールドに先制3ランホームランが飛び出し、エイドリアン・ベルトレイにもタイムリー3塁打で一挙4点を奪い、ガンエーを援護した。

対するパドレスの先発はボビー・ジョーンズ。ジョーンズは2回2/3しか投げられず、7安打3四球の5失点で今季両リーグトップの19敗目(8敗)となってしまった。ジョーンズは今季33試合の先発で37本のホームランを浴びたことになり、これで1987年にエド・ホワイトソンが36本のホームランを打たれたという球団記録を更新した。

●リーバー、6回5失点ながら20勝目!ソーサ、61号HRで打ち勝った!
▼NL【●REDS 7-13 ○CUBS】

すでにプレーオフ進出の芽は断たれたものの、昨年最下位から見事な躍進を見せたカブス。そのカブスを支えたジョン・リーバーがこの日の先発。そのリーバーは2回表にコーキー・ミラーに3ランホームランを打たれ、先制を許してしまった。その後は立ち直りを見せたが、5回表にはまたミラーに2本目のホームランを浴びてしまう。結局、6回まで投げ、8安打5失点と不本意な内容ながら今季20勝目(6敗)をマークした。カブスの投手で20勝をあげたのは、1992年のグレッグ・マダックス(現ブレーブス)以来である。

6回裏にタイムリー、7回裏には今季61号となる3ランホームランを放つなど、この日4打点を記録したサミー・ソーサは、今季の打点数を154点とし、1998年に記録した自己最高記録の158打点に追いつきそうな勢いを見せている。

レッズ先発の新人ジャレッド・フェルナンデスは、2回2/3を投げ、5安打3失点でノックアウトされた。レッズ打線はミラーの2本のホームランに加え、終盤にはケン・グリフィーアダム・ダンがそれぞれホームランを放つものの追いつくことは出来なかった。

●レインズ親子、揃い踏み!リプケン、32打数無安打は過去最長!
念願の夢がかなった。嬉しそうなオヤジ(左)と初々しい息子。▼AL【○BLUE JAYS 7-6 ●ORIOLES】

昨日に引き続き1番センターに入ったティム・レインズ・ジュニアは4打数2安打3得点と大活躍。一方、エクスポズから移籍してきたばかりのティム・レインズ・シニアは7回裏に代打として登場。第1打席はライトフライに倒れるが、最終回に回ってきた第2打席では犠牲フライを放ち、1打点を記録した。実の親子が同時期に同じユニフォームを着てプレーするというのは1990年、91年のケン・グリフィー親子以来、2度目である。

また、今季限りの引退で注目の集まるカル・リプケンだが、この日も3打数無安打。これで32打数無安打となり、21年間のキャリアでも最長のスランプとなった。打率も.261から.243にまで急落した。

ブルージェイズ先発のパスカル・ココは4回1/3を投げ、5安打3失点という内容でマウンドを降りた。3番手のスコット・アイルは11球を投げ、わずか2つのアウトを奪っただけだが、この日の勝利を手にした。最終回はビリー・コッチが締めて、今季36セーブ目をマーク。これでコッチは通算100セーブを達成した。

対するオリオールズ先発、ジェイソン・ジョンソンは6回表にホゼ・クルーズに2ランホームランを浴びたところでノックアウト。なお、ホームランを打ったクルーズは球団記録となる5試合連続ホームランを記録した。実はこのクルーズは、ジョンソンとは相性が悪く、この試合のホームランを打つまで、キャリア通算17打数1安打に抑えられていた。

●イチロー、4安打にブーンは決勝打!マリナーズ、逆転で113勝目!
▼AL【○MARINERS 4-3 ●ANGELS】

●シリング、8回3失点で22勝目!チームも地区首位を2G差でキープ!
▼NL【●ROCKIES 3-4 ○DIAMONDBACKS】

●21歳新人左腕サバシア、5回2安打無失点で16勝目!
▼AL【○INDIANS 4-1 ●ROYALS】

●トラクセル、2安打完封で11勝目!パイレーツ、ついに100敗へ王手!
▼NL【●PIRATES 0-3 ○METS】

●ジオンビー兄の2発にテハダ、チャベスにも1発!本拠地17連勝!
▼AL【●RANGERS 4-5 ○ATHLETICS】

●久々出場のオニール、決勝2ランHR!ムシーナ、17勝にリベラ49S!
▼AL【●WHITE SOX 1-2 ○YANKEES】

■2001.10.3(現地10.2)
ロイ・オズワルト■アストロズ投手陣の軸としての活躍を見せているロイ・オズワルトだが、プレーオフでの登板が微妙となってきた。9月18日の対ジャイアンツ戦で股関節に痛みを訴え、わずか2イニングを投げただけで降板したオズワルト。1度先発を飛ばして迎えた9月28日の対カブス戦でも3イニングだけで降板した。順調に回復すれば、10月12日に行われるディビジョンシリーズ第3戦に登板する予定である。今季のオズワルトの成績は、14勝3敗の防御率2.73という成績を残しているが、投球回数が141回2/3で規定投球回数に達していない。

●試合結果 〔先がビジター、後がホーム〕
▼National League
●EXPOS 3-4 ○MARLINS
○PIRATES 10-1 ●METS
○PHILLIES 3-1 ●BRAVES
○CARDINALS 5-1 ●BREWERS
○REDS 5-4 ●CUBS
○GIANTS 4-1 ●ASTROS
●ROCKIES 1-10 ○DIAMONDBACKS
○DODGERS 5-2 ●PADRES
▼American League
●BLUE JAYS 3-4 ○ORIOLES
○TWINS 5-0 ●TIGERS
●WHITE SOX 4-6 ○YANKEES
●RED SOX 3-10 ○DEVIL RAYS
●INDIANS 1-5 ○ROYALS
○MARINERS 14-5 ●ANGELS
●RANGERS 4-9 ○ATHLETICS

●ウルフ、8回3安打1失点の快投!アブレウ、2ランHRにメサ、40S!
貴重な先制ホームランを打ったアブレウ。▼NL【○PHILLIES 3-1 ●BRAVES】

地区首位ブレーブスと2位フィリーズにおける今季最後の直接対決3連戦。2チームの間には2ゲームの差がある。1試合も落とせないフィリーズの先発は、ランディ・ウルフ。ウルフは8回まで投げ3安打1失点に抑える好投で、今季9勝目をマークした。前回のレッズ戦の登板では1安打完封勝利を演じた勢いをそのまま持ち込んだ形となった。実はウルフはブレーブスとは相性が悪く、キャリア通算で0勝5敗(今季3敗)の防御率5.77という成績だったが、優勝のかかった大事な試合で素晴らしいピッチングを披露した。

フィリーズ打線も4回表にボブ・アブレウの2ランホームランで先制し、9回表にはスコット・ローレンのだめ押しとなるソロホームランも飛び出し、チームに勝利をもたらした。最後を締めくくったのは、クローザーのホゼ・メサ。メサは3人で締めくくり、球団史上2番目の記録となるシーズン40セーブを記録した。これは1987年のスティーブ・ベドロジアンの記録に並ぶものである。なお、球団記録は1993年にミッチ・ウイリアムスの記録した43セーブである。

対するブレーブス先発のグレッグ・マダックスは、4回表の1球の失投に泣いた。6回表には2アウトから2本のヒットと死球で満塁のピンチを迎えるが無失点に抑えた。結局、8回まで投げ、6安打2失点という内容で今季11敗目(17勝)となった。マダックスは7試合も勝ちから見放されている状態で、これだけの長い未勝利期間というのはカブスに在籍していた1991年以来である。

両チームのゲーム差がついに1となった。フィリーズはここ最近の対ブレーブス5試合で4勝しており、好調ぶりを発揮している。明日の先発はフィリーズはロバート・パーソン、ブレーブスはトム・グラビンが予定されている。

●マリナーズ、21安打14得点!アボット、今季チーム3人目の17勝目!
▼AL【○MARINERS 14-5 ●ANGELS】

2回表にダン・ウイルソンチャールズ・ギプソンスタン・ハビアーに3連続タイムリーが飛び出すなど3点を先制したマリナーズは、その後もマイク・キャメロンの3ランホームランなどで得点を重ね、21安打で14得点奪い大勝した。6回表に死球を受けたエドガー・マルチネスがマウンドへ突進するということがあったが、マリナーズは今季112勝目をマークした。

マリナーズ先発、ポール・アボットは5回を投げ、5安打6四球の3失点と不安定な内容ながら、打線の援護もあり、今季17勝目をマークした。マリナーズ投手陣にとって、ジェイミー・モイヤー(19勝)、フレディ・ガルシア(18勝)に次いで3人目の17勝到達である。2番手として登板したジョエル・ピネイロは8回裏の先頭、トロイ・グラウスに死球を当ててしまい、退場させられた。

対するエンゼルス先発のジャロッド・ウォッシュバーンは、4回までで9安打6失点という内容でノックアウトされた。これで今季10敗目(11勝)となった。エンゼルスはここ16試合で14敗となり、勝ちから見放されている。この日、2つの四球を記録した主砲のグラウスは今季の四球数が101個となり、球団史上初の2年連続100四球を記録した(昨年は112四球)。

●ジョンソン、7回1失点に抑え通算200勝!L・ゴンザレス、56号HR!
ランディ・ジョンソン▼NL【●ROCKIES 1-10 ○DIAMONDBACKS】

ダイヤモンドバックス先発、ランディ・ジョンソンは7回を4安打1失点に抑え、リーグトップタイとなる今季21勝目(6敗)をマークした。これはジョンソン自身の通算200勝目である。注目の奪三振数はわずか6個に終わったものの、今季の奪三振数を372個とし、メジャー記録の383個(1973年のノーラン・ライアン)まであと11個、リーグ記録の382個(1965年のサンディー・コーファックス)まで10個と迫った。今季最後の登板は、チームの三振記録を更新したブリュワーズ戦が予定されているだけに記録更新に期待がかかる。

打線もルイス・ゴンザレスの第56号ホームランやレジー・サンダースのホームランなどで10点奪い、ジョンソンにとっては多すぎるほどの援護をプレゼントした。ゴンザレスはあと7本のヒットを記録すれば、1932年にジミー・フォックスが記録して以来のシーズン200安打、50ホームランを記録することになる。

一方のロッキーズ先発のマイク・ハンプトンは、6回1/3を投げ9安打8失点で今季13敗目となった。防御率も5.41と跳ね上がり、通算勝利も100勝目前で足踏み状態となっている。ロッキーズ主砲のラリー・ウォーカーは初回の第1打席、ジョンソンに150キロの速球を背中に死球をぶつけられた。ウォーカーは9月17日の試合でもジョンソンに肘に死球を受け、その後3試合を欠場している。1997年のオールスターといい、2人の間には因縁がありそうだ。

●スウィーニー、だめ押し3ランHR!ロッカーを打ち崩して、逆転勝ち!
プレーオフでの立場が危ぶまれるロッカー。▼AL【●INDIANS 1-5 ○ROYALS】

地区優勝を決めたばかりのインディアンズだが、プレーオフへ向けての不安要素が露呈したかのような試合となった。1対1と同点で迎えた8回裏から、インディアンズはジョン・ロッカーをマウンドに送った。しかし、このロッカーがヒットと四球でピンチを迎えたところで、カルロス・ベルトランに勝ち越しタイムリーを打たれ、さらに続くマイク・スウィーニーには3ランホームランを浴び、緊張感のあったこの試合の雰囲気をぶち壊してしまった。

ロイヤルズ先発のブレイク・ステインは7回まで投げ、4安打無失点に抑える好投を見せた。打線の援護なくマウンドを降りる形となったが、8回途中からマウンドに上がったロベルト・ヘルナンデスが1回1/3を無失点に抑え、今季5勝目(6敗27セーブ)をマークした。だめ押しの3ランホームランを放ったスウィーニーは、今季の打点数を99点とし、あと1打点で球団史上初の3年連続100打点という記録を達成することになる。

対するインディアンズの先発は新人のライアン・ドレス。ドレスは5回まで投げ、マーク・クインの2塁打1本の1安打無失点に抑えた。ロイヤルズに1点を先制されて迎えた8回表、ミルトン・ブラッドレーがバントヒットで出塁すると、ロベルト・アロマーの四球で2塁へ進む。続くデーブ・ロバーツのヒットでホームへ生還し、同点とするが勝利には結びつかなかった。

●不発のボンズ、今季169四球記録!ネン、リーグトップの44セーブ!
▼NL【○GIANTS 4-1 ●ASTROS】

ホームランが注目されているバリー・ボンズは、2四球1死球の2打数1安打に終わった。現在69本ものホームランを打っているボンズに残されているのは5試合である。ホームランと共に注目なのは四球であり、この日の2四球で今季169個目の四球となった。ボンズは1923年にベーブ・ルースが記録した170四球というメジャー記録にあと1つと迫っている。

ジャイアンツ先発のカーク・リーターは、6回1/3を投げ6安打1失点に抑え、今季14勝目(12敗)をマークした。最終回のマウンドにのぼったロブ・ネンも無失点で締めくくり、リーグ単独トップとなる今季44セーブ目を記録した。ジャイアンツは地区首位ダイヤモンドバックスとの差2を守っており、プレーオフ進出への夢をつないでいる。

対するアストロズの先発はショーン・レイノルズ。レイノルズは通算99勝をマークしており、100勝を懸けてのマウンドだったが、6回2/3を投げ、8安打3失点で今季11敗目(13勝)となった。これでアストロズは4連敗となり、カージナルスと並んで地区首位タイとなってしまった。

●カージナルス、6連勝で地区首位タイ!プホルツ、353塁打の新記録!
今年開場のミラーパークで初のランニングホームランを記録したビーニャ。ビーニャはパシフィックベルパークでの初ランニングホームランも記録している。▼NL【○CARDINALS 5-1 ●BREWERS】

好調のカージナルスは、2回表にエドガー・レンテリアの犠牲フライで先制し、さらにフェルナンド・ビーニャのランニングホームランや、ジム・エドモンズの2ランホームランで得点を重ね、6連勝を記録。ここ25試合で20勝と破竹の勢いで勝ち進んでいるカージナルスは、ついに地区首位アストロズに同率で並んだ。カージナルスの地区首位は5月28日以来である。

カージナルス先発はダリル・カイル。プレーオフをにらみ5回でマウンドを降りるが、3安打無失点に抑え、今季16勝目(10敗)をマーク。さらに4打数3安打を記録した新人のアルバート・プホルツは、今季353塁打をマークし、1964年のリッチー・アレンがうち立てた新人記録を更新した。

対するブリュワーズ先発のベン・シーツは、6回2/3を投げ11安打5失点で今季10敗目(10勝)となった。シーツは6月29日以来、勝利を手にしていない。7月以降は5連敗でマイナー降格し、この日がメジャー再昇格後、3試合目の登板であった。来季以降の飛躍が期待されている若手投手である。

●ソーサ、チームは敗れるが、メジャー初となる3度のシーズン60HR!
▼NL【○REDS 5-4 ●CUBS】

●ジオンビー兄、本拠地では100本目のHR!ジート、16勝目!
▼AL【●RANGERS 4-9 ○ATHLETICS】

●最終回、ロデュカのこの日2発目は決勝HR!ホフマンを打ち砕く!
▼NL【○DODGERS 5-2 ●PADRES】

●レインズ息子、初スタメン初ヒットに加えて、決勝のホームを踏む!
▼AL【●BLUE JAYS 3-4 ○ORIOLES】

●アローヨ、完封逃すが5安打1失点のメジャー初完投勝利!
▼NL【○PIRATES 10-1 ●METS】

■2001.10.2(現地10.1)
ハビア・ロペス■ブレーブスの正捕手、ハビア・ロペスは前日のメッツ戦で、ロビン・ベンチュラとのホームでのクロスプレーで左足首を痛めてしまい、今季残りのレギュラーシーズンを欠場することになりそうだ。ブレーブスがプレーオフ進出を果たした場合でも、ロペスのプレーオフ出場も微妙な段階だ。今季のロペスは打率.267の17ホームラン、66打点を記録している。この代わりに打率.185のポール・バコが正捕手としてマスクを被り、明日からの本拠地ターナーフィールドで行われる今季最後の天王山、対フィリーズ3連戦を迎える。

●試合結果 〔先がビジター、後がホーム〕
▼National League
○PIRATES 5-1 ●METS
▼American League
○BLUE JAYS 1-0 ●ORIOLES
●WHITE SOX 1-8 ○YANKEES
●RED SOX 3-10 ○DEVIL RAYS

●ポストシーズン先発に名乗り!ヒッチコック、今季初完封勝利!
昨年6月に肘の手術を経験したヒッチコック。復活をかけた今季途中にヤンキースへ移籍してきた。▼AL【●WHITE SOX 1-8 ○YANKEES】

ヤンキース先発のスターリング・ヒッチコックは、ホワイトソックス打線を4安打1失点に抑える好投を見せ、1998年以来となる完投勝利を演じた。ヒッチコックは今季7月30日にパドレスから移籍してきた投手であり、この日で移籍後4勝目(4敗、トータルで6勝5敗)をマークした。かつてこのヒッチコックは1998年にパドレスがリーグ優勝を果たした際、リーグチャンピオンシリーズでMVPも獲得している選手で、今季のヤンキースにとっても大きな力となることが予想される。ヤンキース先発陣はアンディ・ペティットオルランド・ヘルナンデスが肘を痛めており、ポストシーズンの計算が立たないため、ジョー・トーレ監督はこの試合の前まで、3人の先発投手で乗り切ろうとまで考えていた。

対するホワイトソックス先発のキップ・ウェルズは2回表にアルフォンゾ・ソリアーノデレク・ジーターにそれぞれタイムリーを打たれ、3点を先制される。続く3回表にもヒットと四球の後、シェーン・スペンサーとソリアーノの連続タイムリー2塁打でさらに3点を奪われ、この回は1つもアウトを取れずノックアウト。結局、2回を投げ5安打4四球の6失点で今季10敗目(10勝)となった。K・ウェルズはここ6試合の先発では、1勝4敗の防御率12.68という散々な成績に終わっている。

ここまで28打数1安打という大スランプに陥っていたルイス・ソーホーにもタイムリーが飛び出すなどし、得点を重ねたヤンキースは3地区の優勝チームの中では2番目の成績(92勝62敗)となり、ディビジョンシリーズの初戦は本拠地ヤンキースタジアムで行うことになりそうだ。予定通り行けば、10月10日にアスレティックスを迎えてディビジョンシリーズが始まることになる。しかし、消化試合ということでこの日のヤンキースタジアムには8,112人の観客しか集まらなかった。

●17敗投手アンダーソン、8回1失点で9勝目!メッツ、望み断たれる!
▼NL【○PIRATES 5-1 ●METS】

1対5とリードされて迎えた最終回のメッツの攻撃、新庄剛志がヒットで出塁、続くトッド・ジールが四球でノーアウト1塁2塁と逆転への望みをつなぐが、ロビン・ベンチュラがレフトフライ、さらにジェイ・ペイトンがダブルプレーに終わり、メッツ逆転優勝への道はついに閉ざされた。

パイレーツの先発は、今季既に17敗を喫しているジミー・アンダーソン。アンダーソンは8回まで投げ、4安打1失点に抑える好投で今季9勝目をマークした。もしこの試合に負けていれば、ボビー・ジョーンズ(パドレス)に並ぶ、リーグトップタイの今季18敗目となるところだった。パイレーツ自身も今季既に98敗を喫しており、1985年以来のシーズン100敗は避けたいところだ。

一方のメッツ先発のグレンドン・ラッシュは、2回表にゲーリー・マシューズに先制2ランホームランを浴びる。その後も毎回スコアリングポジションにランナーを背負う苦しい内容で、5回まで投げたところで降板。結局、6安打3失点という内容で今季11敗目(8勝)となった。2番手としてマウンドに上がったディッキー・ゴンザレスクレイグ・ウイルソン、マシューズ、ケビン・ヤングの3連打で1点を奪われ、続くメンディ・ロペスに犠牲フライを打たれ、さらに得点を加えられてしまった。

●ローアイザ、7回無失点の好投に加え、クルーズの決勝HRで辛勝!
ホゼ・クルーズ▼AL【○BLUE JAYS 1-0 ●ORIOLES】

ブルージェイズ先発のエステバン・ローアイザは7回まで投げ、6安打無失点に抑える好投を見せ、今季11勝目(11敗)をマークした。8回はポール・クオントリル、最終回はビリー・コッチがそれぞれ締めくくった。コッチは今季35セーブ目をマークした。打線は6回表にホゼ・クルーズの第31号ソロホームランが飛び出し、この1点が決勝点となった。これでブルージェイズは地区2位レッドソックスとの差を1.5ゲームとした。

今季限りの引退を決めているカル・リプケンはこの日も4打数無安打。これでリプケンは6試合連続ヒットなく、25打数連続ヒットなしとなった。リプケンがこれだけの打撃不振となるのは、1988年4月に8試合連続ヒットなしを記録して以来である。この日のリプケンは守備面でも2つの送球エラーを記録し、好守ともに精彩を欠いた。不調なのはリプケンだけでなく、チームも不調であり、18イニング連続得点を記録していない。オリオールズ先発の新人のリック・バウアーは7回まで投げ7安打1失点に抑える好投を見せたものの、援護なく今季勝ちなしの4敗目となった。

今季から現役に復活した大ベテラン、ティム・レインズ(エクスポズ)の息子、ティム・レインズ・ジュニアがオリオールズの一員としてメジャー昇格。この試合の最終回にセンターの守備につき、メジャーデビューを果たした息子の晴れ姿を父は対戦相手として、しっかりと見届けた。なお、父はこの試合に出場しなかった。

●スターズ、7回2失点でチームトップの今季10勝目!球団史上3人目!
今季球団初となる10勝目をマークしたスターズ。▼AL【●RED SOX 3-10 ○DEVIL RAYS】

地区最下位に低迷しているデビルレイズ。この日の先発、タニヨン・スターズは7回を投げ、8安打2失点に抑え、今季チーム初となる10勝目(12敗)を記録した。デビルレイズ投手陣の中でも規定投球回数に達しているのはこのスターズだけで、まさに投手陣の軸としての活躍を見せている。このスターズは今季先発した26試合のうち、15試合は7回までマウンドに立っている。球団史上ではローランド・アローホ(1998年)、アルビー・ロペス(2000年)に次ぐ3人目のシーズン10勝達成である。

対するレッドソックス先発のデビッド・コーンは初回からランナーを背負う苦しいピッチングで、3回裏には2四球1死球でノーアウト満塁のピンチを迎える。新人のトビー・ホールの2点タイムリー2塁打に始まり、ラス・ジョンソンクリス・ゴメスにも連続タイムリー2塁打が飛び出し、コーンはノックアウト。2回2/3を投げ、6安打3四球の6失点で今季7敗目(8勝)となった。

終盤に来てここ8試合で6勝しているデビルレイズは、今季の成績を58勝98敗とした。もし、今季100敗したとなると、リーグでは1996年のタイガース(53勝109敗)以来の100敗到達ということになるだけに、それだけは避けたいところだ。さらにこの日5本の2塁打を記録したデビルレイズ打線だが、これで今季のメジャーで最長となる39試合連続2塁打を記録したことになる。

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