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MLB EXPRESS

MLB EXPRESS REVIEW

★2001.9.28〜10.1★ [MLB EXPRESS REVIEW]

■2001.10.1(現地9.30)
最後のヤンキースタジアムで始球式を行うリプケン。後ろで見守るのがクレメンス。■今季限りで引退を決めているカル・リプケンにとって、最後のロードゲームとなったこの日のヤンキースタジアムでの対ヤンキース戦。試合は延長15回までもつれ込む熱戦となったが、両チーム1対1のまま譲らず、結局雨のためサスペンデッドゲームとなった。相手のヤンキースはプレーオフ進出を決めているため、基本的に再試合は行わない。万が一、東地区優勝のヤンキースと中地区優勝のインディアンズが同率となった場合だけ再試合が行われることになるが、試合数が1試合違ってくるため、同率の再試合は考えにくい。この日はリプケンの最後の勇姿を見ようと、55,351人もの大観衆がヤンキースタジアムに足を運んだが、注目のリプケンは4三振含む7打数無安打に終わった。

●試合結果 〔先がビジター、後がホーム〕
▼National League
○METS 9-6 ●BRAVES
●EXPOS 4-5 ○REDS
●PIRATES 3-7 ○CARDINALS
●ASTROS 6-7 ○CUBS
●BREWERS 0-10 ○ROCKIES
○PADRES 5-4 ●GIANTS
●PHILLIES 3-8 ○MARLINS
○DODGERS 2-1 ●DIAMONDBACKS
▼American League
●TWINS 1-9 ○INDIANS
○RED SOX 8-5 ●TIGERS
○BLUE JAYS 6-5 ●DEVIL RAYS
○WHITE SOX 5-2 ●ROYALS
○RANGERS 8-6 ●ANGELS
●ATHLETICS 3-6 ○MARINERS

●インディアンズ、地区優勝!コロンが8回無失点の好投にトーミがHR!
現在、リーグトップのA・ロドリゲス(51本)とは2本差のトーミ。▼AL【●TWINS 1-9 ○INDIANS】

地区優勝へのマジックナンバーを1として臨んだインディアンズ。ジム・トーミの今季第49号ホームランやエリス・バークスのホームランなどで9点を奪う猛攻を見せ、投げては先発のバートロ・コロンが8回を4安打無失点に抑える好投を見せ、インディアンズは地区優勝を決めた。コロンが奪った三振の数は10個を数え、今季14勝目(11敗)をマーク。最終回のマウンドにのぼったボブ・ウィックマンは3安打で1点奪われ、完封リレーは逃した。

ツインズの先発、リック・リードは4回まで投げ6安打4失点でマウンドを降りた。リードは移籍後5敗目(4勝、トータルで12勝11敗)となった。ツインズ打線も3回表に1アウト満塁とチャンスをつかむが、コロンの粘り強いピッチングの前に得点することは出来なかった。ツインズは7月16日の段階では5ゲーム差をつけて地区首位の座にいたものの、その後26勝43敗という低空飛行でこの日に至った。

今季激しい首位争いを演じたインディアンズとツインズだが、終わってみればインディアンズはツインズ相手に14勝5敗と圧倒的な勝ちっぷりを見せた。インディアンズがツインズ相手に14勝も記録するのは、1968年以来である。なお、今季49本ものホームランを積み重ねたトーミだが、あと1本で1995年にアルバート・ベルが記録したシーズン50本という球団記録に並ぶことになる。

せっかくの地区優勝も監督のチャーリー・マニエルは病院で優勝を知らされる形となった。また、リーグトップの打点をあげているホアン・ゴンザレスは耳の異常を訴え、3試合連続欠場している。

●新人ベケット、6回1失点の好投!アブレウ、「30−30」クラブ入り!
▼NL【●PHILLIES 3-8 ○MARLINS】

マーリンズ先発は注目の新人、ジョシュ・ベケット。ベケットにとってメジャー3試合目の先発となったが、6回まで投げ3安打1失点に抑える好投を見せ、2勝目(1敗)をあげた。中指のマメが影響で、前回1度先発を飛ばしてのこの日の先発だったが、その影響を感じさせない内容のピッチングを見せた。

対するフィリーズ先発も新人のデビッド・コギン。立ち上がりは良かったコギンだが、4回裏にデレク・リーに3ランホームランを浴び、続く5回裏には押し出しの四球を与えてしまい、ノックアウト。結局、4回2/3を投げ5安打3四球の4失点という内容で、今季7敗目(5勝)となった。2日後のブレーブス戦を前に少しでもゲーム差を縮めておきたかったフィリーズだが、主砲のスコット・ローレンが足首を痛め欠場したことも影響があったのか、勝利することは出来なかった。フィリーズは今季、マーリンズには圧倒的な強さを見せていたが、最終戦で敗れ、対戦成績は14勝5敗となった。

終盤に追撃の2本のホームランを放ったボブ・アブレウは今季のホームラン数を30本の大台に乗せ、すでに36盗塁を記録していることから、ブラディミール・ゲレーロに続く今季2人目の「30−30」クラブ入りを果たした。アブレウにとってはキャリア初である。

●アルフォンゾ、2発にピアザがHR含む4安打の大活躍で一矢報いる!
エドガード・アルフォンゾ▼NL【○METS 9-6 ●BRAVES】

メッツは初回、先頭のマット・ロートンが四球で出塁すると、エドガード・アルフォンゾが2ランホームランを放ち、さらに続くマイク・ピアザもホームランを放ち、わずか3人で3点を先制した。アルフォンゾは第2打席にもこの日2本目のホームランを放つ。

8回表が終わった段階で9対3とリードしていたメッツだが、8回裏に昨日サヨナラ満塁ホームランを打たれたブライアン・ジョーダンに3ランホームランを打たれ、追い上げられる展開となったが何とか抑えきった。最終回のマウンドにのぼったアーマンド・ベニテスは3者連続三振にしとめ、昨日の汚名を返上した。

メッツの先発はケビン・エイピアー。エイピアーは6回まで投げ、6安打3失点という内容で今季10勝目(10敗)をマークした。対するブレーブス先発のケビン・ミルウッドは5回まで投げ、5安打4失点で今季7敗目(6勝)を喫した。

●シーリー、3年連続15勝!イチロー、8号HRでマリナーズ、111勝!
MVP候補にも名前が挙がっているイチロー。▼AL【●ATHLETICS 3-6 ○MARINERS】

マリナーズ先発のアーロン・シーリーは7回まで投げ、3安打1失点に抑える好投を見せ、今季15勝目(5敗)をマークした。これでシーリーは4年連続の15勝をマークし、これは現在、グレッグ・マダックスランディ・ジョンソンに続く3人目の大記録である。この日の勝利で今季の成績を111勝45敗とし、1954年のインディアンズが記録した、メジャー史上3番目の勝ち数に並んだ。残り6試合で、3勝すれば1998年のヤンキースに並び、5勝すれば1906年のカブスの持つメジャー記録に並ぶことになる。

マリナーズは4回裏にジョン・オルルドの2ランホームランで先制し、続く5回裏にはイチローの今季第8号ホームランで得点を重ねた。さらにブレット・ブーンはこの日1本のヒットを打ち、イチローに続く今季200安打を記録。マリナーズ史上、シーズン200安打は1996年、98年にアレックス・ロドリゲスが達成したのみであり、今季は一挙2人が達成となった。

アスレティックス先発のティム・ハドソンは6回1/3を10安打6失点で、今季9敗目(17勝)となった。この日2打点を記録したジャーメイン・ダイは移籍前のロイヤルズの頃と合わせて、今季100打点を記録。ダイは3年連続の100打点突破となった。アスレティックス移籍後、56試合で53打点をあげており、後半戦のチームの躍進に大きな力となった。

●ウイリアムス、移籍後7勝目!カージナルス、首位アストロズへ1G差!
▼NL【●PIRATES 3-7 ○CARDINALS】

カージナルス先発のウッディ・ウイリアムスは4回表にエラーとヒットで出塁を許した後、アラミス・ラミレスに3ランホームランを打たれ3点を奪われるが、ヒットを打たれたのはこの4回表のみであった。7回まで投げ、2安打3失点の8奪三振の好投で移籍後7勝目(1敗、トータルで15勝9敗)をマーク。特にここ5試合の登板では3完投含む、負けなしの5連勝で、防御率にすれば1.10である。ウイリアムスはキャリア通算では58勝62敗と負け越している投手だが、9月と10月に限れば、15勝8敗の防御率2.87と抑え込んでいる。

初回にアルバート・プホルツの2ランホームランで先制したカージナルスは、ウイリアムスの好投もあり、ついに地区首位アストロズに1ゲーム差と迫った。ワイルドカード争いでは2位のジャイアンツに4ゲーム差をつけており、プレーオフ進出へ向けて、大きな一歩を踏み出したことになる。先制ホームランを打ったプホルツは今季のホームラン数を37本とし、これは今季85本目の長打であり、リーグの新人記録を更新。さらに350塁打とし、あと2つで1964年のリッチー・アレンが記録した新人塁打数に並ぶことになる。

一方のパイレーツ先発は新人のトニー・マクナイト。マクナイトは4回1/3を投げ、4安打4失点でノックアウト。今季5敗目(3勝)となった。カージナルスにスウィープされたパイレーツは、今季の成績が58勝98敗となり、100敗が目前となってしまった。

●トムソン、5安打完封勝利!ヘルトン、史上初の2年連続100長打!
本拠地最終戦で、2年連続100長打という大記録を達成したヘルトン。▼NL【●BREWERS 0-10 ○ROCKIES】

ロッキーズ先発のジョン・トムソンが、本拠地クアーズフィールドで散発5安打で9三振を奪う好投を見せ、完封勝利を演じた。今季のほぼ半分を故障者リストで過ごしたトムソンにとって、今季ようやくの3勝目(5敗)である。ロッキーズの投手が本拠地で完封するというのは、5月9日にマイク・ハンプトンがメッツ戦で記録して以来、今季2人目である。トムソンは投げるだけでなく、打つ方でも3塁打を含む4打数3安打と大当たりを見せた。

ロッキーズの主砲、トッド・ヘルトンは、今季本拠地最終ゲームとなったこの試合で2塁打を放ち、昨年に続く2年連続となる100長打(2塁打52本、3塁打2本、ホームラン46本)を記録した。これはメジャー史上初めての大記録である。ロッキーズ打線は新人のホゼ・オーティスがキャリア初の5打数4安打を記録し、グレッグ・ノートンホアン・ユーリビにもそれぞれホームランが飛び出し、大量10点を奪い、大勝した。ロッキーズは残り6試合で7得点を記録すれば、1939年のヤンキース以来となる3年連続900得点を達成することになる。

一方のブリュワーズ先発、ジェフ・ダミーコも今季の大半を故障者リストで過ごしたが、このダミーコは3回までで10安打8失点という内容でノックアウトされ、今季4敗目(2勝)となった。打線もチャンスを作るが、決定的な一打が出ず、完封負けとなった。

●ボンズ、2四球1死球で不発!チームも惜敗でプレーオフへ一歩後退!
▼NL【○PADRES 5-4 ●GIANTS】

●A・ロドリゲス、リーグトップの51号HR!長谷川、リード守れず6敗目!
▼AL【○RANGERS 8-6 ●ANGELS】

●パク、8回1失点で今季15勝目!シャウが今季40Sは通算200S!
▼NL【○DODGERS 2-1 ●DIAMONDBACKS】

●延長12回、デルガドが決勝打!ブルージェイズ、4連敗でストップ!
▼AL【○BLUE JAYS 6-5 ●DEVIL RAYS】

●ギタレス、決勝の犠牲フライ!チームは負けたが、バグウェル、メジャー史上初の6年連続30HR、100打点、100得点、100四球の記録樹立!
▼NL【●ASTROS 6-7 ○CUBS】

■2001.9.30(現地9.29)
テッド・ウイリアムス■すでに83歳と高齢で、入退院を繰り返している「最後の4割打者」ことテッド・ウイリアムスが非常に健康であるというということが伝えられた。1999年のオールスターゲームでの始球式は記憶に新しい。ウイリアムスはサンディエゴのマイナーチームで1年半プレーしたあと、1939年にメジャーデビュー。19年間のメジャー生活で積み上げた記録は輝かしい記録に満ちあふれている。1941年にウイリアムスが打率.406を記録して以来、メジャーリーグでは打率4割の壁を破った選手はいない。

●試合結果 〔先がビジター、後がホーム〕
▼National League
●METS 5-8 ○BRAVES
●ASTROS 2-6 ○CUBS
●EXPOS 4-7 ○REDS
●BREWERS 12-14 ○ROCKIES
●PADRES 1-3 ○GIANTS
●DODGERS 1-8 ○DIAMONDBACKS
●PIRATES 0-2 ○CARDINALS
○PHILLIES 5-4 ●MARLINS
▼American League
●TWINS 8-9 ○INDIANS
○ORIOLES 7-2 ●YANKEES
●BLUE JAYS 2-5 ○DEVIL RAYS
●RED SOX 2-7 ○TIGERS
○WHITE SOX 10-2 ●ROYALS
●RANGERS 2-13 ○ANGELS
○ATHLETICS 8-4 ●MARINERS

●劇的!ジョーダン、サヨナラ逆転満塁HR!地区優勝へ一歩前進!
驚異の粘りを見せたブレーブス。最後はジョーダンのグランドスラムで締めた。▼NL【●METS 5-8 ○BRAVES】

1対5と追いつめられたブレーブス。9回裏のマウンドにはメッツのクローザー、アーマンド・ベニテスがいた。このベニテスから先頭のアンドリュー・ジョーンズがレフト前ヒットで出塁。この後、アンドリューが2塁へ走るがメッツバッテリーは無視する。しかし、ハビア・ロペスがレフト前へ運び、アンドリューが一挙ホームインし、1点を返す。代打のキース・ロックハートが四球を選んだあと、マーカス・ジャイルズが2点タイムリー2塁打を放ち、一気に1点差にまで追いつめる。

初回に先制ホームランを打ったフリオ・フランコを敬遠したところでベニテスは降板。ここでジョン・フランコがリリーフするが、このウェズ・ヘルムズが粘って四球を選び、ブレーブスは2アウト満塁のチャンスをつかむ。ここでブライアン・ジョーダンがレフトスタンドへ運ぶ逆転となるサヨナラ満塁ホームランを放つ。最終回に一挙7点奪い、ブレーブスが劇的な勝利をおさめた。これで地区首位ブレーブスは、3位のメッツに5ゲーム差をつけ、残り7試合ということを考えてもメッツの逆転優勝は難しくなった。

ブレーブスの先発はジョン・バーケット。バーケットは3回表に突如つかまり、2本のヒットと四球で2アウト満塁となり、ここでマイク・ピアザに満塁の走者一掃の2塁打を打たれる。さらに新庄剛志がライト前ヒットでつなぎ、その後バーケットのワイルドピッチも飛び出し、この回一挙4点を奪われる。結局、バーケットは5回2/3を投げ、7安打6四球(敬遠が3つ)の5失点でマウンドを降りた。しかし、後続の投手が無失点に抑え、最終回の逆転劇につなげた。

メッツの先発、アル・ライターは8回まで4安打1失点に抑える好投を見せた。しかも6回表にはボビー・バレンタイン監督が猛抗議で退場したあとの騒然とした雰囲気の中、セーフティーバントを見事に決め、これがタイムリーヒットになった。打撃面で活躍したライターだが、思わぬ逆転負けで勝利を手にすることはできなかった。

●マグリフ、ホワイト、ハンドリーの3者連続HR!ウッド、12勝目!
▼NL【●ASTROS 2-6 ○CUBS】

プレーオフ進出の望みが消えかかっているカブスだが、初回にフレッド・マグリフロンデル・ホワイトトッド・ハンドリーの3者連続ホームランが飛び出し、4点を先制し、これが決勝点となった。マグリフにとっては、カブスに加入後としては11本目のホームランとなり、デビルレイズ在籍時とあわせて、今季30ホームラン100打点を記録した。カブスは残り7試合となっているが、地区首位アストロズの差が7であり、ワイルドカードトップのカージナルスとは5ゲーム差であり、依然苦しい状況は続いている。

カブス先発は、ケリー・ウッド。ウッドは5回表に先頭のブラッド・オースマスに2塁打を打たれ、ウッド自らのワイルドピッチもあり、この回に2点を奪われる。しかし、それ以後は無難に抑え、結局6回を投げ、3安打2失点という内容で今季12勝目(6敗)をマークした。なお、奪三振数は5個だった。

一方、アストロズ先発のデーブ・ムリッキーは初回に3連発を浴びるなど、4回まで投げ5安打6失点で移籍後2敗目(7勝、トータルでは11勝10敗)となった。アストロズの球団史上、3連発を浴びたのは1999年9月17日の対カージナルス戦におけるホゼ・リマ(現タイガース)以来である。奇しくもこの日3連発を食らったムリッキーは、今年6月23日にそのリマと交換トレードでタイガースからやって来た選手である。

●最終回、フライマンがサヨナラ2点タイムリー!ついにマジック1!
トラビス・フライマン▼AL【●TWINS 8-9 ○INDIANS】

地区優勝を目の前に足踏み状態のインディアンズ。この日も7対8と1点リードされて迎えた最終回、2本のヒットと四球で2アウト満塁のチャンスをつかみ、ここで打席に迎えたトラビス・フライマンがレフト前に運び、これが逆転サヨナラ2点タイムリーとなった。今季は肘の怪我の影響で思うように結果を出し切れてないフライマンの一打で、インディアンズは地区優勝へのマジックナンバーを1とし、ついに王手をかけた。

インディアンズの先発はスティーブ・フィンリー。9月に入って3連勝中のフィンリーだが、6回まで投げ3失点に抑えていたが、7回表に四球とヒットでノーアウト1塁3塁とピンチを迎えたところで降板。後続の投手が打たれ、結局フィンリーは6回を投げ6安打5失点という投球内容に終わった。ラッセル・ブラニアンの2本のホームランで同点としたインディアンズだが、8回表からマウンドに上がった5番手のジョン・ロッカートリ・ハンターにソロホームランを浴び、勝ち越しを許す。しかし、これが最終回の逆転劇につながった。

対するツインズの先発はジョー・メイズ。メイズは5回まで投げ4安打6四球の5失点でマウンドを降りた。最終回の途中からマウンドに上がったラトロイ・ホーキンスだが、インディアンズの勢いを止めることは出来なかった。

●テハダ、サイクルヒットをグランドスラムで決めた!イチロー、新記録!
この活躍をプレーオフでも見せられるか、テハダ。▼AL【○ATHLETICS 8-4 ●MARINERS】

先制点につながる3塁打を打ったミゲル・テハダは、第2打席には単打、第3打席には2塁打を放ち、7回表に巡ってきた第4打席には満塁ホームランを放ち、サイクルヒットを記録すると共にこの試合の勝利も決めた。テハダは、アスレティックスにとってはトニー・フィリップス(1986年)、マイク・ブローワーズ(1998年)、エリック・チャベス(2000年)に続くサイクルヒット達成者となった。なお、セーフコフィールドでのサイクルヒット達成は、このテハダが初めてである。

また、新人最多安打記録がかかっていたイチローは第3打席にセンター前へ運び、新人としては1911年のジョー・ジャクソンの記録を塗り替える今季234本目のヒットを打った。また、積み上げたヒットのうち187本が単打というのも、1985年のウェイド・ボッグスの記録したリーグ記録に並ぶものである。イチローには、すでにMVPとの声も聞かれている。

アスレティックス先発のエリック・ヒルハスは5回を投げ9安打2失点という内容で、今季5勝目をマークした。一方のマリナーズ先発のジェイミー・モイヤーは今季20勝をかけてのマウンドにのぼったが、6回表にエリック・チャベスに逆転となる3ランホームランを浴びるなどして降板。結局、6回1/3を投げ7安打7失点という内容で今季6敗目(19勝)となった。もし、モイヤーが20勝を達成していれば、1997年にランディ・ジョンソン(現ダイヤモンドバックス)が記録して以来、球団史上2人目の20勝投手となるところだった。

●スランプのバール、2ランHR!ダックワース、6回まで1失点の好投!
▼NL【○PHILLIES 5-4 ●MARLINS】

逆転優勝に望みをつなぎたいフィリーズは4回表、マーロン・アンダーソンボブ・アブレウの連続2塁打で1点を奪ったあと、ダグ・グランビルのタイムリーヒットが飛び出す。さらに9月は打率.196と低迷してたパット・バールが2ランホームランを放ち、この回一挙4点を奪取。6回表にはスコット・ローレンが2塁打を打った後、グランビルのタイムリーヒットが飛び出し、1点を加えて勝負を決めた。

フィリーズ先発は新人のブランドン・ダックワース。ダックワースは6回までわずか1安打2四球の1失点に抑える好投を見せるが、7回裏に捕まった。先頭のマイク・ローウェルに2塁打を打たれ、さらにケビン・ミラーデレク・リーにも連続ヒットを打たれ、1点を奪われる。アンディ・フォックスにヒットを打たれ、1アウト満塁となったところでダックワースは降板。結局、6回1/3を投げ、5安打4失点という内容で3勝目(1敗)をあげた。最終回はホゼ・メサが締めて、今季39セーブ目をマーク。一方のマーリンズ先発のブラッド・ペニーは7回を7安打5失点という内容で今季10敗目(9勝)となった。

ブレーブスとの直接対決を3日後に控え、フィリーズは負けられない。ブレーブスとの初戦はオマー・ダールランディ・ウルフの先発になるだろうとラリー・ボーワ監督は明言している。ブレーブス先発はグレッグ・マダックスが予想されている。なお、この試合ホームランを打ったバールは守備面でもリーグトップの18捕殺を記録した。

●モリス、8回無失点でリーグトップタイの21勝目!ホームで15勝!
シリングの21勝についに並んだモリス。まだ27歳と若い。▼NL【●PIRATES 0-2 ○CARDINALS】

カージナルス先発のマット・モリスは、8回まで投げ5安打無失点に抑え、8つの三振を奪う好投で今季21勝目(8敗)をあげた。ホームのブッシュスタジアムに強いモリスだが、この日の勝利でホームでの成績を15勝2敗とし、これは1985年に記録したジョン・ツドールの記録を塗り替えた。モリスの21勝は、カート・シリングに並んでリーグトップタイ記録である。

一方のパイレーツ先発は新人左腕のデーブ・ウイリアムス。ウイリアムスは2回表に、ここまで16打数無安打とスランプ状態のアルバート・プホルツに2塁打を打たれ、3塁へ進塁後、マーク・マグワイアの犠牲フライで1点を奪われる。その後も無難に抑えるが、5回裏にフェルナンド・ビーニャにソロホームランを打たれる。ビーニャにとっては今季7本目のホームランだが、左投手から打った今季初のホームランである。ウイリアムスは7回まで投げ、3安打2失点に抑えるが、今季7敗目(3勝)となった。

両投手の好投で、この試合はわずか2時間4分と、今季のカージナルスにとって最も短い試合時間となった。ここ12試合で9勝をマークしているカージナルスは地区2位に甘んじてはいるが、ワイルドカード争いのトップに立っており、2位のジャイアンツには3ゲーム差をつけている。対するパイレーツはここ13試合で10敗目である。

●ボンズ、勝ち越し59号HR!オーティス、16勝目にネンが43セーブ!
▼NL【●PADRES 1-3 ○GIANTS】

●O・ヘルナンデス、2回持たずにKO!プレーオフに不安残す!
▼AL【○ORIOLES 7-2 ●YANKEES】

●L・ゴンザレス、55号2ランHR!バティースタ、7回1失点で11勝目!
▼NL【●DODGERS 1-8 ○DIAMONDBACKS】

●ナックルボーラーのスパークス、今季完投勝利7度は両リーグトップ!
▼AL【●RED SOX 2-7 ○TIGERS】

●ネイグル、自らグランドスラム放つも、9失点で勝利投手にはなれず!
▼NL【●BREWERS 12-14 ○ROCKIES】

■2001.9.29(現地9.28)
カルロス・ギーエン■地区優勝を果たしたマリナーズのショートを守るカルロス・ギーエンが肺結核に冒されていることがわかった。チームの主治医はプレーオフには間に合うとしているが、実際の所は分からない。今季はFAで抜けたアレックス・ロドリゲスの抜けたショートを守り、140試合に出場し、エラーは10個。打撃面では打率.259の5ホームラン、53打点を記録している。ギーエンの抜けたショートには、今季の大半を3Aで過ごした新人のラモン・バスケスが守る。

●試合結果 〔先がビジター、後がホーム〕
▼National League
●ASTROS 2-6 ○CUBS
○EXPOS 7-6 ●REDS
●PHILLIES 5-6 ○MARLINS
●METS 3-5 ○BRAVES
●PIRATES 3-14 ○CARDINALS
●BREWERS 5-6 ○ROCKIES
●DODGERS 3-4 ○DIAMONDBACKS
●PADRES 5-10 ○GIANTS
▼American League
○TWINS 1-0 ●INDIANS
●RED SOX 1-4 ○TIGERS
●ORIOLES 0-7 ○YANKEES
●BLUE JAYS 1-6 ○DEVIL RAYS
●WHITE SOX 2-3 ○ROYALS
○RANGERS 11-2 ●ANGELS
●ATHLETICS 3-5 ○MARINERS

●延長11回、L・ゴンザレスが第54号サヨナラHR!依然、首位キープ!
影は薄いが、すでに今季54本ものホームランを放っているゴンザレス。▼NL【●DODGERS 3-4 ○DIAMONDBACKS】

バンクワンボールパークにとって、今季3番目となる46,838人もの観客が詰めかけたこの試合、3対3で迎えた延長11回裏に、ルイス・ゴンザレスがライトスタンドへ運ぶ今季54号ホームランを放ち、ダイヤモンドバックスがサヨナラ勝ちした。この試合に勝利を収めたダイヤモンドバックスは地区2位のジャイアンツの差を依然2ゲームとし、3位のドジャースとは6ゲームもの差をつけたことになる。ホームランを打ったゴンザレスは31打席ぶりのホームランである。

ダイヤモンドバックスの先発はカート・シリング。シリングは4回表に、先頭のマーク・グルジラネックから始まり、ショーン・グリーン、ゲーリー・シェフィールドに3連続ヒットを浴び1点失い、さらにエイドリアン・ベルトレイのタイムリーも飛び出し計3点を失う。この回を除ければ3塁を踏ませない好投を見せたシリングは8回まで投げ、7安打3失点でマウンドを降りた。この日に奪った三振は8個で、今季の奪三振数を285個となり、これはチームメイトのランディー・ジョンソン(366個)に次ぐ今季メジャー2番目の記録である。順当に行けば、シリングはプレーオフ初戦の先発が予定されている。

一方のドジャース先発は、今季から先発に転向したテリー・アダムスは、初回に3四球で自ら満塁のピンチを招きながらも何とか無失点に抑える不安定な立ち上がり。毎回のようにランナーを背負いながらも、6回まで投げ7安打2失点に抑えた。

●イチロー、今季233安打!90年前の新人最多安打記録に並ぶ!
▼AL【●ATHLETICS 3-5 ○MARINERS】

マリナーズは初回、先頭のイチローのヒットから始まり、スタン・ハビアーの2塁打、マイク・キャメロンへの四球で満塁のチャンスをつかむ。ジョン・オルルドの内野ゴロの間に1点を奪い、さらに1塁ランナーのオルルドが牽制球で挟まれるがファーストのジェイソン・ジオンビーがまさかの落球をしてしまい、この回一挙に2点を奪う最高のスタートを切った。3回裏にもイチローのヒットをきっかけにさらに3点を追加。この日2安打を記録したイチローは、今季の安打数を233本とし、1911年にジョー・ジャクソンが記録した新人の最多安打記録に並んだ。

マリナーズ先発のフレディ・ガルシアは5回まで無失点に抑えるが、6回表に2つの四球の後、ジオンビー兄、ジャーメイン・ダイテレンス・ロングにそれぞれタイムリーを打たれ、3点を失い、この回でマウンドを降りた。結局、6回を6安打3失点に抑え、今季18勝目(6敗)をマークした。最終回は佐々木主浩が締めて、今季43セーブ目をあげた。マリナーズは今季110勝をあげたわけだが、残り8試合でいくつの勝ち星を積み上げられるだろうか。

対するアスレティックスの先発は今季すでに20勝をあげているマーク・マルダー。マルダーは6回まで投げ、9安打5失点という内容で今季8敗目(20勝)となった。

●A・ロドリゲス、先制第50号HR!ショートとしては初の50本到達!
アレックス・ロドリゲス▼AL【○RANGERS 11-2 ●ANGELS】

レンジャーズは初回にアレックス・ロドリゲスの今季50号ホームランで先制した。ショートストップのシーズン50ホームラン到達はメジャー史上において、A・ロドリゲスが初めて達成したことになる。このA・ロドリゲスの1発に加え、ラファエル・パルメイロが46号ホームラン含む5打数4安打の大当たりし、さらに新人のカルロス・ペーニャのホームランも飛び出し、15安打で11点奪う猛攻でレンジャーズが大勝した。

レンジャーズ先発のアーロン・マイエットは7回まで投げ、6安打2失点に抑え、今季4勝目(4敗)をマークした。一方のエンゼルス先発のイシュメール・バルデスは4回1/3を9安打5失点という内容で、今季12敗目(9勝)をマークした。バルデスはここ7試合の登板で6敗を喫している。

A・ロドリゲスはあと盗塁2つで、メジャー史上4人目となる50ホームラン20盗塁を記録することになる。これまでに達成しているのは、ウイリー・メイズ(1955年)、ブラディー・アンダーソン(1996年)、ケン・グリフィー(1998年)の3人のみである。しかし、守備面では送球エラーをおかしてしまい、A・ロドリゲスにとってキャリア最多の18エラーとなった。A・ロドリゲスが昨年まで在籍していたマリナーズとは39ゲーム差をつけられ、地区最下位に沈んでいるレンジャーズだが、今季のチームホームラン数を両リーグトップの240本とした。

●ブレーブス、HR3発で快勝!グラビン、粘り強く抑えて15勝目!
決勝2ランホームランを放ったアンドリューとそれを迎えるジョーダン。▼NL【●METS 3-5 ○BRAVES】

10季連続地区優勝を目前とし、足踏み状態のブレーブス。この日は2回表にトッド・ジールに2ランホームランで先制されるが、2回裏にすかさずハビア・ロペスが2ランホームランを打ち返し、同点。さらに6回裏にはアンドリュー・ジョーンズの2ランホームランで勝ち越し、7回裏にはフリオ・フランコにもホームランが飛び出し、貧打に泣いていたブレーブスは3本のホームランで勝利を手にした。

ブレーブス先発はトム・グラビン。グラビンは毎回のようにランナーを背負いながらも、6回まで投げ8安打2失点という投球内容で、今季15勝目(7敗)をマークした。最終回はジョン・スモルツが登板し、ティモ・ペレスにソロホームランを打たれるがリードを守りきり、今季10個目のセーブを記録した。ブレーブスは今季のメッツとの対戦成績を9勝8敗とした。ターナーフィールドにおける対メッツ戦の成績は(1999年のプレーオフを含めて)、29試合で22勝である。

対するメッツ先発のスティーブ・トラクセルは7回まで投げ、3本のホームラン含む6安打5失点で今季13敗目(10勝)となった。メッツは8月17日から数えて31試合で25勝をあげる快進撃を見せていたが、この試合を落とし、地区首位のブレーブスとの差は4と広がった。

●ミルトン、6回途中までノーヒッター!インディアンズ、マジック3のまま!
▼AL【○TWINS 1-0 ●INDIANS】

ツインズ先発のエリック・ミルトンは6回裏の2アウトまでノーヒットに抑える好投を見せた。ウイル・コルデロに初ヒットを打たれたものの、7回まで投げ2安打無失点に抑える好投を見せ、今季15勝目をマークした。後続の2人の投手も無失点に抑え、強打インディアンズ打線を相手に、3投手で合わせて散発3安打の完封リレーを見せた。ミルトンは1999年9月11日のエンゼルス戦でかつてノーヒッターを達成しており、この試合で達成していれば、2度目のノーヒッターとなるところだった。

対するインディアンズ先発のCC・サバシアも7回まで投げ4安打無失点に抑える好投を見せた。奪った三振は11個を数える。しかし、2番手として8回表のマウンドに立ったダニー・ビアーズがヒットと四球で2アウト1塁2塁のピンチを迎えてしまう。ここで打席に迎えたトリ・ハンターの当たりを投手のビアーズがファーストへ悪送球をしてしまい、1点を失った。結局、この1点が決勝点になった。ビアーズのエラーは、今季287回の守備機会で22個目のエラーである。

地区優勝へのマジックナンバーを3としているインディアンズだが、ツインズの粘りでそのまま変わっていない。前半戦までは激しい首位争いを演じた両チームだが、オールスター後のツインズは26勝41敗と振るわず、現在首位戦線から脱落した。今季のツインズのインディアンズとの対戦成績は5勝12敗である。

●延長10回、ミラーがサヨナラHR!フィリーズ、序盤のリード守れず!
今季は打率も3割を越え、飛躍の年としたミラー。サヨナラホームランを打っちゃいました。▼NL【●PHILLIES 5-6 ○MARLINS】

4対5と1点リードされて迎えた9回裏のマーリンズの攻撃。フィリーズのクローザー、ホゼ・メサから2本のヒットで1アウト1塁3塁のチャンスをつかんだ。この場面でエリック・オーウェンスが犠牲フライを放ち、土壇場で追いついた。さらに延長10回裏にはケビン・ミラーのソロホームランが飛び出し、マーリンズがサヨナラ勝ちした。

逆転優勝を狙うフィリーズは初回にダグ・グランビルの2点タイムリーで先制し、2回表にはマーロン・アンダーソンのタイムリー2塁打、3回表にはスコット・ローレントラビス・リーの連続ホームランで得点を重ねた。3回が終わって5対1とリードしていたフィリーズだが、このリードを守れず、逆転負け。地区首位ブレーブスとの差は2と広がった。

マーリンズ先発のライアン・デンプスターは3回までで6安打3四球の5失点という内容でノックアウト。しかし、後続の投手が踏ん張った。同点に追いついたあとの10回表のマウンドはアントニオ・アルフォンセカは3人で抑えきり、その裏のサヨナラ劇につなげた。アルフォンセカは今季4勝目(4敗28セーブ)をマークした。対するフィリーズの先発、ロバート・パーソンは6回2/3を投げ、7安打3四球の4失点でマウンドを降りた。

●ボンズ、68号HR!さらに2四球でリーグ記録となる今季164四球!
▼NL【●PADRES 5-10 ○GIANTS】

●ムシーナ、13奪三振の3安打完封!かつての僚友リプケンは無安打!
▼AL【●ORIOLES 0-7 ○YANKEES】

●マグワイアの28号HR!レンテリア、カイロがそれぞれ3打点で快勝!
▼NL【●PIRATES 3-14 ○CARDINALS】

●ウィーバー、8回無失点で13勝目!敗れたレッドソックス、勝率5割!
▼AL【●RED SOX 1-4 ○TIGERS】

●リーバー、7回1失点で19勝目!新人オズワルト、3回でKO!
▼NL【●ASTROS 2-6 ○CUBS】

■2001.9.28(現地9.27)
■すでにプレーオフ進出を決めているマリナーズだが、プレーオフ初戦(10月9日)のチケットが売りに出され、わずか53分で完売した。セーフコフィールドの周りには何人かのファンが2日間も寝泊まりして、チケット販売を待った。しかし、電話とインターネットでのチケット販売はまだであり、こちらも混乱が予想される。

●試合結果 〔先がビジター、後がホーム〕
▼National League
●PADRES 9-13 ○ROCKIES
○METS 12-6 ●EXPOS
○REDS 2-1 ●PHILLIES
●BRAVES 1-7 ○MARLINS
○ASTROS 6-5 ●CUBS
●BREWERS 11-13 ○DIAMONDBACKS
▼American League
●TWINS 3-9 ○WHITE SOX
●ANGELS 2-6 ○ATHLETICS
○ORIOLES 4-2 ●RED SOX
●BLUE JAYS 1-5 ○DEVIL RAYS
●TIGERS 7-8 ○ROYALS

●メッツ、4点差跳ね返す逆転勝ち!途中出場リラフォード、3打点!
逆転優勝への執念を見せるメッツのバレンタイン監督。▼NL【○METS 12-6 ●EXPOS】

逆転優勝に望みをつなげたいメッツは、先発のブルース・チェンが3回までに2本のホームラン含む8安打で6失点というスタート。チェンは3回で降板し、この時点で2対6と4点のリードを奪われる。メッツ打線もエクスポズ先発の大家友和に5回まで2点に抑えられ、6回表も簡単に2アウトを取られるが、メッツの反撃はここから始まった。

トッド・ジールがヒットで出塁後、ジェイ・ペイトンが2塁打で2アウト2塁3塁のチャンスをつかむ。ここで代打マーク・ジョンソンが2点タイムリー2塁打を放ち、4対6と差を2点に縮める。続く7回表、2本のヒットと四球で1アウト満塁のチャンスをつかむと4番の新庄剛志がレフト前に運び、1点を返す。しかし、次打者のジールが見逃しの三振に倒れる。このストライクの判定に抗議したジールとボビー・バレンタイン監督が退場に。バレンタインは今季4度目の退場である。

そして迎えた8回表、ランナーを1人置いた状態でデシー・リラフォードが逆転の2ランホームランを放った。リラフォードは4点リードされた4回から守備固めとして試合に出場した選手である。最後の9回表はノーアウト満塁のチャンスをつかんだところで、怪我で先発出場していないマイク・ピアザが代打として登場し、満塁の走者一掃の2塁打を放ち、だめ押し。この後もリラフォード、マット・ロートンが連続タイムリー2塁を放った。

メッツは球団記録の2塁打10本含む19安打で12点奪い、見事な逆転勝ちを演じた(メッツは1990年6月12日の対カブス戦で8本の2塁打を記録している)。この勝利の立役者となったのは、途中出場のリラフォードである。4打数3安打3打点と大活躍し、勝利を呼び込んだ。今季からメッツに加入したリラフォードにとっては初めての優勝争いを体験している。メッツは地区首位のブレーブスに3ゲーム差と迫る3位につけている。

エクスポズ先発の大家は5回2/3を投げ9安打4失点でマウンドを降りた。この日の試合がエクスポズにとって最後のホームゲーム。今季のホームでの成績を、34勝47敗としたエクスポズだが、今季トータルで619,451人の観客動員しか記録できず(1試合平均では7,648人)、これは33年間の球団史上、最も少ない。これまでの最小記録は前本拠地ジャリーパークでの、1976年に記録した646,704人である。

●ブレーブス、ロード11連戦4勝7敗!マダックス、6回4失点で3連敗!
▼NL【●BRAVES 1-7 ○MARLINS】

ブレーブス先発はグレッグ・マダックス。マダックスにとっては通算500試合目の先発ということで区切りの登板となったが、3回までで6安打2四球の4失点という内容。結局、打線の援護も得られず、6回を8安打4失点で今季10敗目(17勝)となった。前回(9月22日)のメッツ戦では打者2人だけで降板して以来のマウンドとなったが、勝利で飾ることは出来なかった。マダックスにとっては3連敗である。

マーリンズ先発のマット・クレメントは2回表にブライアン・ジョーダンの打球を頭に受け途中降板。しかし、後続の投手がブレーブス打線をわずか1失点に抑えた。先制タイムリー含む2本の2塁打を記録したクリフ・フロイドだが、これはフロイドにとって今季76本目の長打。これは1996年にゲーリー・シェフィールド(現ドジャース)が記録した球団記録に並ぶものである。

貧打に泣くブレーブスはかろうじて地区首位を保ってはいるが、2位のフィリーズに1ゲーム差、3位のメッツに3ゲーム差と迫られている。監督のボビー・コックスも今季11回目の退場を食らった。ブレーブスはロード11連戦を4勝7敗と乗り切れない。残された試合は全てホームゲームではあるが、今季のブレーブスはホームで分が悪く、ここまで34勝38敗と負け越している。

●ジョンソン、16奪三振で20勝目!奪三振数も自己最多の366個!
マリナーズに在籍していた1997年に20勝を記録して以来、自身2度目の20勝をマークしたビッグユニット。▼NL【●BREWERS 11-13 ○DIAMONDBACKS】

ダイヤモンドバックス先発のランディ・ジョンソンは6回2/3を投げ、7安打5失点ながら16三振を奪い、今季20勝目(6敗)をマークした。この日のブリュワーズは左腕のジョンソン対策として右打者をずらりと並べた打線で勝負したが、効果はなかった。ジョンソンにとって、1973年のノーラン・ライアンの記録に並ぶ、今季23回目の2ケタ奪三振を記録。今季の通算奪三振数も366個とし、これは歴代4位の大記録である。歴代1位のライアン(1973年)の383個に手の届く距離まで来た。ただ、この年のライアンは323回を投げているのに対して、今季のジョンソンは242回2/3しか投げていない。

対するブリュワーズ先発のルーベン・クエベドは初回にいきなり3四球で満塁のピンチを迎えるなど不安定な投球内容。結局、2回1/3を投げ、2本のホームラン含む7安打に6四球の7失点でノックアウトされた。2番手としてジミー・ヘインズが故障者リスト明けのマウンドにのぼり、1回2/3を無失点に抑えた。

現在地区首位に立っているダイヤモンドバックスだが、ジョンソン降板後の後続の投手が打ち込まれ、計6失点と不安要素を残した。8回途中からマウンドに上がったキム・ブンヨンも3四球に加え、ジェロミー・バーニッツにホームランを打たれるなどしたが、1回1/3を2失点に抑え、かろうじて今季17セーブ目をマークした。

●ホワイトソックス、ラドキーを3回でKO!ツインズと並び地区2位タイ!
▼AL【●TWINS 3-9 ○WHITE SOX】

ホワイトソックス先発は24歳の新人右腕、ダン・ライト。ライトは5回2/3を投げ5安打2失点に抑え、今季5勝目(2敗)をマークした。2番手のシーン・ロウが残りの3回1/3を3安打1失点に抑え、今季3セーブ目を記録した。ホワイトソックスはツインズに対して、5月の時点で15.5ゲームもの差が開いていたが、ここにきて80勝73敗となり、同率で地区2位タイとなった。後半戦を25勝41敗と負け越しているツインズに対して、ホワイトソックスは39勝29敗と勝ち越している。この日のツインズの敗戦で地区首位のインディアンズの優勝へのマジックナンバーは3と減った。

ツインズ先発のブラッド・ラドキーは3回まで投げ、6安打5失点という内容でノックアウトされた。ラドキーは今季11敗目(13勝)となった。2番手としてマウンドに上がった新人のアダム・ジョンソンも2回1/3を投げ、5安打4失点でホワイトソックスの勢いを止めることは出来なかった。

ポール・コナーコの2点タイムリーヒットや、カルロス・リーの2ランホームランなどで得点を重ねたホワイトソックス。7回裏には、メジャー生活22年の大ベテラン、ハロルド・ベインズが故障リスト明けで代打として登場。見逃しの三振に終わったが、コミスキーパークに集まったファンから、スタンディングオベーションで迎えられた。一方のツインズは、新人のルイス・リバスが自己最長の14試合連続ヒットをタイムリーヒットで飾った。さらにコーリー・コスキーは今季の100打点目を犠牲フライで決めた。コスキーはツインズの選手としては、1987年のゲーリー・ガイエティが達成して以来の25ホームラン100打点を記録した。

●リプケン、フェンウェイでの最後の勇姿!オリオールズ、逆転勝ち!
フェンウェイパークでの最後の試合となったリプケン。右はかつてのレッドソックスの名外野手、ドワイト・エバンス。▼AL【○ORIOLES 4-2 ●RED SOX】

この日がカル・リプケンにとって、ファンウェイパークでの最後の試合。最後の勇姿を見ようとこの日のフェンウェイパークはまるでワールドシリーズのような雰囲気に取り囲まれた。その中、リプケンは1四球1死球の2打数無安打に終わった。フェンウェイパークでのリプケンは118試合で打率.297の10ホームラン、50打点を記録している。

オリオールズの先発は新人のシーン・ダグラス。メジャー3試合目の先発となるダグラスだが、ホゼ・オファーマンにホームランを打たれるなどしたが、5回1/3を投げ3安打2失点で2勝目(1敗)をマークした。最後はウイリー・ロバーツが締め、今季6セーブ目をマークした。ここまで7試合連続マルチヒットを記録してきたトニー・バティースタは4打数1安打に終わり、8試合連続はならなかった。

レッドソックスは、ウーゲット・ウービナにクローザーの座を奪われたデレク・ロウが今季2度目の先発。ロウは5回を投げ、4安打無失点に抑える好投を見せるが、2番手のティム・ウェイクフィールドが崩れ、6回表に3安打1四球1死球で一挙4点奪われ、逆転を許した。ウェイクフィールドは今季12敗目(8勝)である。レッドソックスはここ24試合で19個目の敗戦となり、今季ここまでの成績は76勝75敗となった。ホームゲーム最終戦を落としたが、ホームでは41勝40敗とかろうじて勝ち越した。

●レッズ、若い選手が大活躍!ミラーのホームスチールが決勝点!
▼NL【○REDS 2-1 ●PHILLIES】

●アスレティックス、1994年以来のホーム15連勝!ライドル、12勝目!
▼AL【●ANGELS 2-6 ○ATHLETICS】

●アストロズ、2位カブスに4ゲーム差!ソーサの先制59号HRもフイ!
▼NL【○ASTROS 6-5 ●CUBS】

●ホール、サンドバーグがそれぞれ2点タイムリー2塁打で勝ち越し!
▼AL【●BLUE JAYS 1-5 ○DEVIL RAYS】

●ロッキーズ、8点差ひっくり返す逆転劇!ネビン、2HR7打点もフイ!
▼NL【●PADRES 9-13 ○ROCKIES】

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