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MLB EXPRESS REVIEW |
★2001.9.6〜9.9★ | [MLB EXPRESS REVIEW] |
■2001.9.9(現地9.8) | ||||||
■今季限りの引退を決めているカル・リプケンとトニー・グウィン。将来の殿堂入りを確実にしている2人だが、共に本拠地での最終ゲームが9月23日のデーゲームとなっていた。そこでリプケンのオリオールズの試合開始時間を当初の13時35分から19時5分に変更。これで2人の本拠地での最終試合をダブルヘッダーとして見ることが出来るようになった。
●J・ゴンザレスの2発、ロフトンがサヨナラ打!首位快走インディアンズ! ▼AL【○WHITE SOX 7-8 ●INDIANS】 7対7の同点で迎えた9回裏、プレーオフ進出へ向けてもう負けられないホワイトソックスはマウンドにクローザーのキース・フォークを送った。1アウト後、トラビス・フライマンに死球で出塁を許してしまう。その後、ケニー・ロフトンの2塁打が飛び出し、インディアンズがサヨナラ勝ち。残り20試合という段階で、2チームの差は8ゲームと広がり、ホワイトソックスは3位に転落してしまった。 インディアンズの先発はCC・サバシア。サバシアは初回にいきなりヒットと四球で1アウト1塁2塁のピンチを迎える不安定な内容。初回は無得点に抑えるが、2回表に捕まった。先頭のカルロス・リーにヒットを打たれると、ボークとワイルドピッチでリーを3塁にまで進めてしまう。続くロイス・クレイトンに四球を与え、ジョシュ・ポールに3ランホームランを打たれる。その後もレイ・デューラムにヒットを打たれた後、トニー・グラフィーノ、マジリオ・オルドニェス、ポール・コナーコが3連続2塁打を放ち、この回一挙6点奪われる。新人ながらすでに15勝をマークしているサバシアだが、5回表にはホゼ・カンセコにソロホームランを打たれるなどし、5回を投げ10安打7失点という内容でマウンドを降りた。 初回にいきなりホアン・ゴンザレスの満塁ホームランで先制したインディアンズだが、サバシアの乱調で逆転を許す。ホワイトソックス先発のゲーリー・グローバーの前に2回以降は抑えられるが、6回裏にゴンザレスのこの日2本目のホームランが飛び出し、グローバーはこの回途中で降板。8回裏にはジム・トーミの第46号の2ランホームランで同点と追いつき、最終回のサヨナラ勝ちにつなげた。 ●先発ウルフ、キャリア初となる完封勝利!散発6安打の5奪三振! ▼NL【●PHILLIES 6-8 ○EXPOS】 フィリーズ先発のランディ・ウルフは、エクスポズ打線をわずか6安打に抑える好投を見せた。ウルフは今季7勝目(10敗)をマーク。これまで完投勝利は3度達成しているが、完封勝利はメジャー先発74試合目で初めてのことである。ここまで不調が続いているフィリーズにとって、ここ11試合目でのようやくとなる3勝目である。 対するエクスポズの先発は大家友和。大家は初回にジミー・ローリンズに先頭打者を打たれる。さらにブライアン・ハンターにヒットを打たれ盗塁で2塁へ。さらに2つの内野ゴロでホームイン。初回に2点を失った大家は、2回以降も毎回のようにヒットで出塁を許す苦しい内容。何とか無失点には抑えるが、5回8安打2失点で降板した。6回表には2番手以降の投手が捕まり、7安打を集中され一挙4点を奪われる。 先頭打者ホームランを打ったローリンズは、今季11本の3塁打に42盗塁を決めている。このジャンルでこれだけの数字を残すのは、1968年にルー・ブロックが14本の3塁打、62盗塁を決めて以来である。フィリーズはボブ・アブリュー(98打点)、スコット・ローレン(93打点)、トラビス・リー(82打点)、パット・バール(80打点)と4人の選手が80打点以上を記録している。 ●イチロー、球団記録となる217安打!観客動員も300万人突破! ▼AL【●ORIOLES 1-6 ○MARINERS】 安打製造器の名を欲しいままにしているイチローだが、この日も2安打を記録した。今季の通算安打数を217本とし、これまでの球団記録(1996年のアレックス・ロドリゲスが記録した215本)を塗り替えた。新人としての安打記録はジョー・ジャクソンの233安打であり、これも視野に捕らえている。3回裏の先頭打者として打席に立ったイチローは7月27日以来の第7号ホームランも放った。イチローの長打は、8月18日のヤンキース戦で打った2塁打以来で、それ以後30本のヒットは全て単打だった。 マリナーズの先発は新人のジョエル・ピネイロ。ピネイロは初回に名手ジョン・オルルドのエラーから1点を失うが、2回以降は無失点に抑える。結局、7回2/3を投げ3安打1失点という内容で今季5勝目(1敗)をマークした。 3回表にマーク・マクレモアが犠牲フライを打ったが、これはマリナーズにとって球団記録となる今季63個目の犠牲フライである。同じ回にマイク・キャメロンも今季30個目の盗塁を決め、イチロー(47盗塁)、マクレモア(34盗塁)に続き、同じチームで3人目の30盗塁を達成した。これは1992年のホワイトソックス、ブリュワーズ以来のものである。快進撃を続けるマリナーズを見るために、この日もセーフコフィールドには45,894人の観客が足を運んだ。マリナーズは、今季メジャー初となる観客動員300万人を突破した。 ●怪我人続出のブレーブス、チッパーのHRで勝利!グラビン、14勝目! ▼NL【○BRAVES 5-3 ●CUBS】 ブレーブスの先発はトム・グラビン。グラビンは3回まで無安打に抑える完全内容。4回裏にリッキー・ギタレスに打たれたのがこの試合初めて打たれた安打。5回裏にマイケル・タッカーにソロホームランを打たれる。6回表の先頭のエリック・ヤングに2塁打を打たれたところで、グラビンは指にマメが出来、急遽降板。2番手のルディー・シアネスが打たれ、この回2失点。しかし、味方打線と後続の投手の踏ん張りでグラビンは14勝目(7敗)をマークした。最後はジョン・スモルツが締め、今季7セーブ目をマークした。 一方のカブス先発はケビン・タパニ。タパニは3回表にポール・バコにセンター前ヒットを打たれた後、マーカス・ジャイルズ、フリオ・フランコが連続2塁打を打たれる。さらにはチッパー・ジョーンズが2ランホームランを放ち、この回4点を奪った。8回表にはジャイルズが2塁打を放った後、フランコがタイムリーを放つなど、新人と新加入選手の活躍で追加点をもぎ取った。タパニは5回まで投げ、7安打4失点で今季12敗目(9勝)となった。6月2日から数えて17試合に先発しているタパニだが、そのうち勝ち星は1つだけである。 ブレーブスは地区首位こそ守ってはいるが、グラビンがマメで降板し、正捕手のハビア・ロペスは腹痛で試合を欠場。主砲のチッパーはホームランを打ったが、股関節を痛めており、明日の出場は微妙とのことらしい。なお、グラビンはリグレーフィールドとは相性が良くなく、この球場でのここ5試合の先発では0勝3敗という成績を残していた。今日の勝利は1996年5月27日以来のものである。 ●マルダー、アスレティックスの左腕としては1976年以来の18勝目! ▼AL【●DEVIL RAYS 4-10 ○ATHLETICS】 アスレティックスの先発、マーク・マルダーは7回まで投げ、7安打3失点に抑え、今季18勝目(7敗)をマークした。アスレティックスの左腕投手で18勝を記録したのは1976年のバイダ・ブルー以来で、1977年生まれのマルダーが生まれる前の大記録だった。 対するデビルレイズの先発は新人のニック・バーブロット。バーブロットは2回裏にミゲル・テハダに2ランホームランを浴び先制を許す。その後味方打線が一時は逆転してくれるが、4回裏にはロン・ガントに同点ホームランを打たれ、エリック・チャベスには勝ち越しタイムリーを許す。続く5回裏にはテレンス・ロングのタイムリーなどでさらに追加点を奪われ、バーブロットはノックアウト。4回2/3を投げ、8安打7失点で今季4敗目(1勝)となった。 好調のアスレティックスは、昨年MVPのジェイソン・ジオンビーが左のハムストリングを痛め欠場し、ジョニー・デーモンも左手の親指を痛めており、2人を欠く苦しい打線となったが、序盤に飛び出したテハダ、ガントのホームランに続き、終盤にはフランク・メネチーノ、ジャーメイン・ダイにもホームランが飛び出し、効果的に追加点を加えていった。 ●4年ぶりのメジャー先発のアラン・ベネス、6回3安打2失点で勝利! ▼NL【○DODGERS 5-6 ●CARDINALS】 カージナルスの先発は、1997年7月30日以来の先発となるアラン・ベネス。アランは肩を故障してから、約2年半ものシーズンを棒に振るハメになった。今季は2度だけメジャーに昇格し、救援投手として投げてはいたが、ほとんどは3Aで投げていた。3Aでは7勝6敗の防御率3.55という成績を残しており、特に9月の再々昇格前の7試合の登板では防御率1.89という数字を残していた。久々のメジャー先発となったアランは、3回表にショーン・グリーンに今季46号となる2ランホームランを打たれるが、許した失点はこの2点のみ。6回まで投げ、3安打2失点に抑え、先発としても4年ぶりの勝利をマークした。 対するドジャースの先発はジェームス・ボールドウィン。ボールドウィンは毎回のようにランナーを背負いながらも3回まではなんとか無失点に抑える。しかし、4回裏の先頭打者、ジム・エドモンズにソロホームランを打たれたところからおかしくなる。続くエドガー・レンテリアに内野安打を打たれ、マイク・マセニーにもタイムリー2塁打を打たれる。カージナルス打線はその後も打ち続け、最後にはアルバート・プーホーツの2点タイムリーヒットも飛び出して、この回一挙5失点。ボールドウィンはこの回で降板。4回を投げ、10安打5失点で移籍後4敗目(2勝、トータルで9勝9敗)となった。 3試合連続ホームランを打ったグリーンは、オールスター後26本目のホームランでこれはメジャーリーグで単独トップである。今季の打点数も116点とし、これは歴代ドジャースの左打者として、1955年にデューク・スナイダーが136打点を記録して以来の打点数である。 ●メッツ、最終回に3点奪って逆転勝ち!ここ21試合で17勝目! ▼NL【○METS 9-7 ●MARLINS】 ●ムシーナ、6回3安打1失点で15勝目!T・マルチネスが2発! ▼AL【●RED SOX 2-9 ○YANKEES】 ●フィンリーが同点HR!延長10回、ウイリアムス、サヨナラHR! ▼NL【○PADRES 6-8 ●DIAMONDBACKS】 ●先発ジョージ、6回1/3を3失点で3勝目!A・ロドリゲス、44号HR! ▼AL【●ROYALS 8-3 ○RANGERS】 ●アンダーソン、1年ぶりの完投勝利!ラミレス、30HR、100打点達成! ▼NL【●REDS 2-5 ○PIRATES】 |
■2001.9.8(現地9.7) | ||||||
■9月3日のブルージェイズ戦で三振を喫したホルヘ・ポサダが、審判に激しく食ってかかり退場になった。それに関して、メジャーリーグはポサダに6試合の出場停止と罰金3,500ドルを命じた。審判に抗議しているポサダが唾を飛ばしたのではないかということが話題となっており、1996年にもロベルト・アロマーが審判に唾を吐き、5試合の出場停止になったことがある。
●グリーン、2発!45号で球団新記録達成!先発ブラウン、10勝目! ▼NL【○DODGERS 7-1 ●CARDINALS】 昨日ホームランを打ったショーン・グリーンがこの日も2本のホームランを放ち、今季のホームラン数を45本とした。これはドジャース史上においてシーズン最多のホームラン数となり、球団史にグリーンの名を深く刻んだ。しかもそのうち、28本はロードゲームで打ったものであり、これも球団記録である。グリーンはオールスター後だけで25本のホームランを放ち、これはサミー・ソーサと並びリーグトップタイの記録となっている。ここ2試合で7打数6安打の3ホーマーの5打点とその勢いはとどまるところを知らない。これにより、ドジャースは地区首位ダイヤモンドバックスとの差を1ゲームと縮めた。 ドジャースの先発はケビン・ブラウン。今季のブラウンは右ヒジの怪我により故障者リスト入りするなど、思うような成績を残しきれていない。この日は故障者リスト明けから3試合目。6回1/3を投げ、2安打1失点に抑え、今季10勝目(4敗)をマーク。今季の投球回数はいまだ100イニングを越えたばかりで規定投球回数に達する可能性は低いが、防御率は2.75と低く抑えている。ブラウンはカージナルスとは相性が良く、キャリア通算10試合に先発し、6勝1敗の防御率2.27という成績を残している。 対するカージナルスの先発はダスティ・ハーマンソン。ハーマンソンはグリーンの2発に加え、トム・グッドウインにもホームランを打たれるなどし、5回を投げ6安打4失点で今季12敗目(12勝)となった。今季のハーマンソンは171回1/3を投げ、31本の被本塁打を喫している。 ●マリナーズ、シーズン101勝!地区優勝へのマジックナンバー5! ▼AL【●ORIOLES 1-10 ○MARINERS】 マリナーズの先発はポール・アボット。アボットは5回まで無安打に抑える好投。6回表1アウトからブラディ・アンダーソンに打たれたヒットがこの試合の初被安打。結局、8回まで投げ2安打4四球の1失点に抑え、今季15勝目(3敗)をあげた。昨年まで1度も2ケタ勝利すら記録したことのないアボットだが、今季は19勝1敗のロジャー・クレメンスに続き、リーグ2位の勝率を誇っている。 初回からマリナーズ打線は、オリオールズ先発のホゼ・メルセデスに襲いかかった。先頭のイチローが内野安打で出塁すると、ジョン・オルルドのタイムリー、ブレット・ブーンの犠牲フライ、マイク・キャメロンの2ランホームランなどでいきなり4点を奪った。その後もブーンの今季34号ホームランなども飛び出すなど効果的に得点を重ねるマリナーズが快勝した。ホームランを打ったブーンだが、二塁手として打ったホームランが33本(代打で1本)となり、1948年のジョー・ゴードン(32本)を抜き、リーグ記録を樹立した。なお、首位打者のイチローも5打数3安打で、1996年にアレックス・ロドリゲスが記録したシーズン215安打という球団記録に並んだ。打たれたメルセデスは今季17敗目(7敗)である。 怪我のカルロス・ギーエンの代わりとなって、新人のラモン・バスケスがメジャーデビューを果たした。8回裏に代打で登場し、ライト前ヒットを放ち見事にメジャー初安打。さらにマイク・キャメロンのタイムリーでホームまで帰ってきて、メジャー初得点も記録した。さらにプレーオフ進出に狙いを定めるマリナーズは、現マリナーズGMのパット・ギリックがブルージェイズGMを務めていた1990年前半、2年連続世界一に輝いた際の捕手、パット・ボーダーズも獲得。ボーダーズは9回の1イニングだけマスクを被り、2番手のジェフ・ネルソンを好リード。このボーダーズはすでに38歳だが、昨年のシドニーオリンピックの金メダルメンバーでもある。 ●マダックス対ウッドの投げ合いはほぼ互角!A・ジョーンズが決勝HR! ▼NL【○BRAVES 3-2 ●CUBS】 ブレーブスの先発がグレッグ・マダックスなら、カブスの先発がケリー・ウッドという好カード。3回まで両投手が無失点に抑えていた。均衡が破れたのが4回裏のカブスの攻撃だった。四球で出塁したソーサを1塁において、フレッド・マグリフが2ランホームランを放った。2点を先制されたブレーブスはすかさず5回表にマーカス・ジャイルズのタイムリーで1点を返す。 マダックスは6回を投げ2安打2失点でマウンドを降り、一方のウッドは6回を5安打2失点というほぼ互角の内容だった。この2人の投手が降板後の7回表に代打のハビア・ロペスがタイムリーを放ち、同点とした。2対2で迎えた9回表、アンドリュー・ジョーンズがレフトスタンドへ決勝ホームランを放ち、ブレーブスに勝利をもたらす。勝ち越した後の9回裏のマウンドに立ったジョン・スモルツは、3者3連続三振で今季6セーブ目をあげた。 この日の敗戦でブレーブスは地区2位のフィリーズとの差を3.5ゲームと広げ、一方のカブスは、地区首位アストロズとの差は5.5ゲームと広がってしまった。ほとんど四球の出さないマダックスが4回裏にソーサに与えた四球は、ソーサにとって今季100個目の四球。カブスの選手にとって、シーズン100四球は1984年のゲーリー・マシューズ以来である。 ●O・ヘルナンデス、7回を4安打2失点に抑え、今季2勝目ゲット! ▼AL【●RED SOX 2-3 ○YANKEES】 ヤンキース先発のオルランド・ヘルナンデスは、開幕から不調で途中2ヶ月半の離脱もあり8月まで勝ち星がない状況だった。前回の登板でようやく今季初勝利をあげたヘルナンデスは、この日の初回にカール・エバレットに2塁打の後、マニー・ラミレスがタイムリーヒット、続くブライアン・ドーバックがタイムリー2塁打と3連打で一挙2点を奪われる。しかし2回以降は無難に抑え、結局7回まで投げ、4安打2失点で今季2勝目(6敗)をマークした。そして、最後はマリアーノ・リベラの今季45セーブ目で締めくくった。 一方のレッドソックス先発はペドロ・マルチネス。ペドロは2回裏に捕まり、先頭のティノ・マルチネスにセンター前に運ばれた後、デビッド・ジャスティスに2塁打を打たれピンチを迎える。この後、ポール・オニールにタイムリーを打たれ、さらに味方のエラーも重なり、一挙3点を奪われる。ペドロはこの回だけで33球を費やしてしまった。何故かペドロは3回まででマウンドを降りてしまった。3回を4安打3失点で今季3敗目(7勝)である。今季ヤンキース戦に6試合登板し、1勝2敗の防御率2.37という数字を残している。 レッドソックスはここ12試合で11敗目。地区首位のヤンキースとの差が11ゲームと広がってしまった。83年間も世界一のタイトルから遠ざかっているレッドソックス。今季こそと思われたが、相次ぐ怪我人に悩まされ、今季のプレーオフ進出はほぼ絶望状態となってしまった。 ●デューラム、キャリアハイの4安打4打点!新人ビドル、6回を2失点! ▼AL【○WHITE SOX 10-7 ●INDIANS】 ホワイトソックスの先頭打者、レイ・デューラムがキャリアハイとなる5打数4安打4打点の活躍を見せ、さらにマジリオ・オルドニェス、ホゼ・カンセコがともに3安打を放つなどホワイトソックス打線が爆発した。ホワイトソックス先発の新人、ロッキー・ビドルが6回まで投げ4安打2失点の好投を見せ、今季7勝目(8敗)をマークした。 ホワイトソックスは現在、地区首位のインディアンズと7ゲーム差の地区2位につけている。ワイルドカード争いではアスレティックスがインディアンズ以上の勝率をキープしているため、ホワイトソックスがプレーオフ進出への望みをつなぐためには、残り試合がすで21試合のため、このインディアンズの4連戦を4連勝することしかない。現時点で4戦のうち、先の2戦を取ったホワイトソックス。仮にクリーブランドの地でホワイトソックスが4戦スウィープをしたなら、これは1963年以来である。 インディアンズの先発はデーブ・バーバ。バーバは3回2/3を投げ、9安打5失点でノックアウト。今季10敗目(10勝)となった。バーバにとっては今季5試合目のホワイトソックス戦先発であるが、トータルで1勝4敗の防御率9.58と苦手にしている。大量リードされたインディアンズだが、ホアン・ゴンザレス、カリーム・ガルシアらのホームランなどで追い上げるが届かなかった。 ●新人コランジェロが決勝HR!ジョンソン、10奪三振で今季336個目! ▼NL 【○PADRES 4-3 ●DIAMONDBACKS】 3対3の同点で迎えた8回表、打席に立ったのは9月になってメジャーへ再昇格したばかりのマイク・コランジェロ。このコランジェロがソロホームランを放ち、この1点が決勝点となった。この1点を8回途中からマウンドに上ったトレバー・ホフマンが守りきり、今季36セーブ目をマークした。コランジェロといっても、ダイヤモンドバックスのオーナーである、ジェリー・コランジェロとは関係がない。 ダイヤモンドバックスの先発はランディ・ジョンソン。ジョンソンは3回表に先頭のリッキー・ヘンダーソンへの四球をきっかけに1点を奪われる。ジョンソンが対パドレス戦における連続イニング無失点記録を25回2/3をストップされてしまう。6回表にフィル・ネビンに2ランホームランを打たれ、6回を7安打3失点という内容で降板。しかしこの日も10奪三振を記録し、今季336個の奪三振をマークした。残り4試合の先発で47個の三振を奪えば、1973年にノーラン・ライアンが記録したメジャー記録、383個に並ぶことになる。 地区首位を走っているダイヤモンドバックスはここ7試合で6敗目を記録し、2位ジャイアンツに1.5ゲーム差と迫られている。 ●先発バスケスが8回2失点で今季16勝目!フィリーズ、6戦5敗! ▼NL【●PHILLIES 2-4 ○EXPOS】 ●A・ロドリゲス、自らの持つショートとしてのHR記録更新の43号! ▼AL【●ROYALS 2-8 ○RANGERS】 ●先発ラッシュ、8安打1失点で完投勝利!オルドニェス、新庄がHR! ▼NL【○METS 6-1 ●MARLINS】 ●22歳の新人右腕リオン、7回1/3を1失点で5勝目!球数は67球! ▼AL【○BLUE JAYS 2-1 ●TIGERS】 ●先発ミラー、8回1失点で今季16勝目!ブリュワーズから今季5勝! ▼NL【●BREWERS 3-5 ○ASTROS】 |
■2001.9.7(現地9.6) | ||||||
■エクスポズは登板前の飲酒が問題となっていた伊良部秀輝を解雇した。昨年は右ヒジに右ヒザと故障が相次ぎ、不本意なシーズンを送った。復活を掛けた今季も0勝2敗の防御率4.86という成績で再び怪我でマイナー落ち。結局、エクスポズに在籍した2年間で2勝7敗の防御率6.69という成績にしか残せなかった。かつては「日本のノーラン・ライアン」との触れ込みでヤンキース入りした剛腕も野球人生の岐路に立たされている。その伊良部には日本球界復帰の噂も流れているが、実際のところは?。
●ボンズ、史上5人目となるシーズン60号!チームも首位へ1.5差! ▼NL 【●DIAMONDBACKS 5-9 ○GIANTS】 その時は2回裏にやってきた。ダイヤモンドバックス先発のアルビー・ロペスの球を捕らたバリー・ボンズの放った打球は、パシフィックベルパークのライトスタンドへ飛び込んだ。この1発はボンズにとってシーズン60本目となるもの。メジャーリーグ史上、シーズン60本を記録したのは、ベーブ・ルース、ロジャー・マリス、マーク・マグワイア、サミー・ソーサに続き、ボンズで5人目という快挙である。しかも、チームの141試合目の60号というのは、マグワイアが1998年に142試合目で60本放ったのを抜き、史上最速の早さである。 ジャイアンツは初回にジョン・バンダーウォールとラモン・マルチネスにそれぞれ2点タイムリーヒットが飛び出し、4点を奪取。その後もボンズやリッチ・オーリリアのホームランなどで得点を重ねていき、ジャイアンツが勝利を収めた。これでジャイアンツはこの3連戦を2勝1敗と勝ち越し、首位ダイヤモンドバックスへ1.5ゲーム差と迫った。ちなみに今季のオーリリアは対ダイヤモンドバックス戦において、9ホームランに19打点をマークしている。この日のオーリリアのホームランが、今季のチーム200本目のホームランである。 ジャイアンツの先発は新人のライアン・ジェンセンだったが、3回1/3を投げ5安打3失点で降板した。2番手として登板したアーロン・フルツが1回2/3を投げ、3三振を奪う好投で今季3勝目(1敗)をマークした。対するダイヤモンドバックス先発のロペスは3回を6安打5失点でノックアウトされた。移籍後5敗目(3勝、トータルで8勝17敗)となった。 ●グリーン、自己最多の43号HRは球団タイ記録!アダムス、12勝目! ▼NL【○DODGERS 9-5 ●ROCKIES】 ドジャースの主砲、ショーン・グリーンが初回に自己記録を塗り替える今季43号となるホームランを放ち、ドジャースが先制した。シーズン43号というのは、1956年のデューク・スナイダー、昨年のゲーリー・シェフィールドに並ぶ球団記録である。ブルージェイズに在籍していた1999年、グリーンは42本のホームランを放つが、ドジャースに移籍してきた昨年はわずか24本というホームランで期待を裏切った。今年はその汚名返上とすべく、キャリア最高の年となりそうな気配がある。 ドジャースの先発はテリー・アダムス。今年が先発転向1年目となるアダムスだが、毎回のようにランナーを背負いながらも粘り強く投げ続け、5回まで無失点に抑える。6回裏にサル・ファサノに2点タイムリー2塁打を打たれ2失点。結局、6回を投げ8安打2失点という内容で今季12勝目(6敗)をあげた。 対するロッキーズの先発はマイク・ハンプトンだったが、6回まで投げ、8安打6失点という内容で今季11敗目(13勝)となった。ハンプトンはこれまでの2試合で計15回1/3を投げ、わずか3失点に抑えていたが、この試合は初回のグリーンのホームランに続き、5回にはマーク・グラジラネック、シェフィールドにホームランを打たれるなど3発で沈んだ。投げる方は散々だったが、打つ方では2打数1安打で今季の安打数を21本とした。これは1999年にペドロ・アスタシオ(現アストロズ)の記録したシーズン20安打という投手としての球団記録を塗り替えた。 ●フィンリー、6回まで2安打無失点!J・ゴンザレス、3打点マーク! ▼AL【○INDIANS 6-4 ●RED SOX】 インディアンズ先発のチャック・フィンリーは、6回まで2安打無失点に抑える好投を見せた。7回裏に2失点で降板したものの、今季6勝目(6敗)をマークした。フィンリーは今年38歳で、昨年までで181勝を記録しているベテラン左腕。昨年16勝をあげたものの今季は度重なる怪我で2度の故障者リスト入りも経験しており、フィンリーにとっては不本意なシーズンとなっていた。 フィンリーの好投に応えるかのように、初回にロベルト・アロマー、ホアン・ゴンザレスの連続タイムリーで先制する。その後も効果的にインディアンズは得点を重ねる。先発メンバーの中でトラビス・フライマン以外の全員がヒットを放った。最終回を締めくくったのがジョン・ロッカー。ロッカーは完全に抑え、移籍後3セーブ目をマークした。 一方のレッドソックス先発のフランク・カスティーヨは6回まで投げ、8安打4失点で8敗目(8勝)となった。終盤にマニー・ラミレスの2点タイムリーなどで追い上げるが、届かなかった。これでレッドソックスはここ11試合で10敗目。プレーオフ進出が非常に厳しくなってきた。 ●フィリーズ、連敗止める完封リレー!パーソンが14勝に、メサが36S! ▼NL【○PHILLIES 3-0 ●EXPOS】 ここまで3連敗中のフィリーズは先発のロバート・パーソンが好投。パーソンは7回まで3安打無失点に抑える。8回裏の1アウト後に四球で出塁を許し降板。その後をリッキー・ボッタリコとホゼ・メサがつなぎ、完封リレーを演じた。パーソンは今季14勝目(6敗)で、メサは36セーブ目をマークした。 フィリーズ打線は、初回にエクスポズ先発のカール・パバーノからボブ・アブリューがチームトップの27号ホームランを放ち、先制する。7回表には押し出しの四球で1点を加える。パバーノは6回1/3を4安打3失点で今季4敗目(0勝)となった。ここまでの3試合の登板で合わせて8回1/3を投げ、19失点を記録しており、防御率にすると20.52と最悪の状態である。この日はこれまでと比べると好投したものの、今季初勝利までには届かなかった。 この日のオリンピックスタジアムには3,406人の観客しか足を運ばず、これは1984年の9月27日の対カージナルス戦で記録した観客2,804人に次ぐ、過去2番目に少ない観客数である。前回のブレーブス戦でも3試合合わせて、10,825人の観客のみであり、問題は深刻だ。 ●A・ロドリゲス、自己最多タイとなるシーズン42号HRが決勝打! ▼AL【●TWINS 3-4 ○RANGERS】 3対3の同点で迎えた5回裏、アレックス・ロドリゲスが第42号となるソロホームランを放った。このホームランが決勝アーチとなり、レンジャーズが勝利を収めた。A・ロドリゲスにとっては1998年、99年に記録したシーズン42本という記録に並ぶ1発である。チームの優勝の望みが消えただけに、A・ロドリゲスには1958年にアーニー・バンクスがショートとして記録したシーズン47本という最多ホームラン記録の更新に期待がかかる。なお、この試合で今季118得点をあげ、リーグトップを走るA・ロドリゲスだが、これは1993年にラファエル・パルメイロが記録した124得点に次ぐ史上2位の記録だが、こちらの記録更新も見えてきた。 レンジャーズ先発のリック・ヘリングは6回を投げ、7安打3失点という内容で今季11勝目(9敗)。8回途中から登板したジェフ・ジマーマンも今季24セーブ目をマークした。対するツインズの先発、ブラッド・ラドキーは7回を投げ11安打4失点で今季9敗目(12勝)となった。これでツインズはオールスター後、18勝35敗となり、地区首位インディアンズとの差が7ゲームと広がった。 規定打数に到達し、打率部門のリーグ2位にいきなり躍り出たフランク・カタラノットは、この日4打数1安打で、打率は.343に下がった。 ●好調メッツ、4連勝!先発エイピアーが8勝目、ベニテスが37セーブ! ▼NL【○METS 5-2 ●MARLINS】 ●先発ウィーバー、約1ヶ月ぶりの11勝目!マシアス、先頭打者HR! ▼AL【○TIGERS 6-2 ●WHITE SOX】 ●グリフィー、勝ち越し2点タイムリー!グレイブズ、3年連続25セーブ! ▼NL【○REDS 8-6 ●PIRATES】 ●延長10回、モリーナがサヨナラヒット!サーモンが2発! ▼AL【●ROYALS 6-7 ○ANGELS】 ●延長10回、ロレッタがワグナーから決勝打!レスカニック、16セーブ! ▼NL【○BREWERS 4-3 ●ASTROS】 |
■2001.9.6(現地9.5) | ||||||
■ここまで10回もオールスター出場を果たしているイバン・ロドリゲスだが、痛めた左ヒザの手術のため、今季の残り試合に欠場することが決まった。今季、ここまでI・ロドリゲスだが、111試合に出場し、打率.308の25ホームラン、65打点という数字を残している。シーズン途中には移籍の噂もあった。チームはすでにプレーオフ進出の道を断たれている。 ■ナショナルリーグ東地区の首位を走るブレーブスだが、チームの主砲であるチッパー・ジョーンズを本来のサードではなく、レフトでスタメン出場させた。チッパーがレフトを守るのは1997年7月6日以来のこと。シーズン途中で移籍してきたケン・カミニティは元々サードを守る選手であり、チッパーがいるためファーストでの出場が続いていた。しかし、明後日(明日は試合なし)からはチッパーをサードに戻すらしい。
●シリング、キャリア初、球団史上初、さらに今季一番乗りとなる20勝目! ▼NL【○DIAMONDBACKS 7-2 ●GIANTS】 ダイヤモンドバックス先発は、今季絶好調のカート・シリング。シリングは序盤の2回裏、味方のエラーも絡み1点を先制される。しかし、尻上がりに良くなるピッチングで、8回を投げ5安打1失点の12三振を奪う好投で今季両リーグ合わせて20勝(6敗)一番乗りとなった。ダイヤモンドバックスとしても球団初の20勝であり、シリングにとっても14年のキャリアにおいて自身初となる20勝となった。シリングにとっては1997年に17勝11敗という記録を残したのがこれまでのベストだったが、これを大きく上回りそうである。 シリングの好投に応えるかのように打線も爆発。1番を打つクレイグ・カウンセルが5出す4安打4得点の大当たりし、さらにルイス・ゴンザレス、スティーブ・フィンリーがそれぞれ2打点をマークし、勝利に貢献。大量リードを奪い、最終回に今や抑えの守護神の役割を充分に果たしているキム・ブンヨンが登板。1点を奪われるものの最後を締めくくり、2位ジャイアンツとの差を再び、2.5と広げ地区首位の座をキープしている。 対するジャイアンツの先発は、チームの勝ち頭でもあるラス・オーティス。オーティスは4回2/3を投げ、7安打3失点で今季9敗目(14勝)となった。 この日のジャイアンツは4人の選手がメジャーデビューを飾った。最終回の1イニングだけマウンドに上ったカート・アインズワース。アインズワースは昨年のシドニーオリンピックの金メダルメンバー。デビューのマウンドは2安打を打たれるが、無失点に抑えた。この他には捕手のヨービット・トレアルバ、ショートのコーディ・ランサム、外野手のジャレル・リーチもデビューを飾った。トレアルバは最終回に巡ってきたメジャー初打席でキムからタイムリー3塁打を放つ。なお、リーチはマイナーリーグで12年間を過ごし、その間出場した試合が1368試合とベテランマイナーリーガーである。32歳にして初めてのメジャー昇格を果たした。 ●クレメンス、15連勝で19勝1敗と、1912年以来の最高勝率投手に! ▼AL【○YANKEES 4-3 ●BLUE JAYS】 ヤンキース先発のロジャー・クレメンスが、7回まで無失点に抑える好投。8回に入ってアレックス・ゴンザレスに2ランホームランを打たれ降板するが、その後をマリアーノ・リベラが締めくくり、リベラの今季44セーブ目と共にヤンキースが勝利を収めた。クレメンスはリーグ一番乗りとなる19勝目をあげたと同時に15連勝をマーク。これはヤンキースにとって、1904年のジャック・チェスブロ、1961年のホワイティー・フォードが記録した14連勝の記録を塗り替える球団新記録である。 それよりも特筆すべきは開幕から数えて19勝1敗という、勝率に直せば.950となる高勝率である。シーズン中に19勝1敗という成績になるのは、1912年のルーブ・マーカードに続き歴代2人目である。クレメンスにとっては、自身6度目のシーズン20勝にも王手がかかった。実に昨年7月に故障者リストから復活以降は、29勝3敗という破竹の勢いである。 一方のブルージェイズ先発のケルビン・エスコバルは、初回にデビッド・ジャスティスにタイムリーを打たれた後は無難に抑えるが、6回表に同じジャスティスに2ランホームランを浴びる。結局、エスコバルは7回1/3を投げ、6安打4失点で6敗目(6勝)となった。 ●キャスティーヤ、先制3ランHR含む6打点!アストロズ、首位キープ! ▼NL【○ASTROS 10-3 ●REDS】 地区首位のアストロズは主力のジェフ・バグウェル、モイゼス・アルーをスタメンからはずして臨んだこの試合。7番サードで先発出場したビニー・キャスティーヤが2回表に先制3ランホームラン。4回表、5回表にもそれぞれタイムリー2塁打を放ち、4打数3安打6打点の猛打でチームを引っ張った。アストロズは2連勝で2位カブスに5ゲーム差をつけ、地区首位の座をしっかりキープしている。 アストロズ先発はデーブ・ムリッキー。ムリッキーは7回を投げ7安打3失点で9三振を奪い、移籍後5勝目(1敗、トータルで4勝8敗)をマークした。対するレッズの先発のクリス・レイツマは4回2/3を投げ8安打8失点で今季14敗目(7勝)となった。レッズの3番手として7回からマウンドに上がったのはホゼ・リマ。リマは残りの3イニングを1安打無失点に抑える好投。メジャー復帰から6試合に登板し、防御率は2.45に抑えている。 昨年のシドニーオリンピックでアメリカ代表チームのショートを守り、再三の好守でチームに金メダルをもたらしたアダム・エバレットがメジャー初打席に立った。8月末にメジャー昇格し、この試合はメジャーでの3試合目の出場となるが、打席に立つのは初めて。8回表に代打で登場したエバレットはセンターフライに倒れた。すでに守備はメジャー級といわれているために打撃が今後の課題だ。 ●ウイリアムス、古巣を6回まで完全に抑える!2安打完封で12勝目! ▼NL【○CARDINALS 2-0 ●PADRES】 一昨日のマイク・ムシーナのあわや完全試合の好投に続き、昨日のバド・スミスのノーヒッターと投手の快投が目立つメジャーリーグ。この日はカージナルス先発のウッディ・ウイリアムスが6回まで完全に抑えるピッチングを見せた。結局、7回裏の先頭のダンジェロ・ヒメネスにセンター前に運ばれた記録は破られた(しかし、ヒメネスは2塁を欲張り、2塁でアウト)。最終回にベン・デービスにこの試合2本目のヒットを打たれるが、最後はダブルプレーで締めくくり、ウイリアムスは27人の打者を2安打無失点に抑え、移籍後4勝目(1敗、トータルで12勝9敗)をあげた。このウイリアムスは7月までこの試合の対戦相手のパドレスのユニフォームに袖を通していた。シーズン12勝はキャリア最多タイである。 対するパドレスの先発のケビン・ジャービスは、マーク・マグワイアとアルバート・プーホーツにそれぞれソロホームランを打たれ、6回を投げ5安打2失点で今季10敗目(11勝)となった。 今季のパドレスは、5月12日にAJ・バーネットにノーヒッターを達成され、5月26日にはカート・シリングに8回1アウトまで完全に抑えられ、昨日は新人のバド・スミスにノーヒッターを達成された。そして、この日はウイリアムスに6回まで完全に抑えられると災難に見舞われている。 ●オーティスが2発!ツインズ、20安打で12得点!メイズ、14勝目! ▼AL【○TWINS 12-2 ●RANGERS】 ツインズはデビッド・オーティスが2本のホームラン含む3安打3打点を記録し、クリスチャン・グーズマンが4安打3打点、ジャック・ジョーンズが3安打1打点を記録し、20安打12得点をあげ、大勝した。この日1打点を上げ、今季の打点数を90点としたのがコーリー・コスキー。シーズン90打点というのは、1996年にポール・モリターが113打点、マーティ・コルドバが111打点を記録して以来となる。 ツインズの先発はジョー・メイズ。メイズは7回まで投げ、5安打2失点で今季14勝目(13敗)をマークした。一方のレンジャーズ先発は新人のアーロン・マイエット。マイエットは序盤から捕まり、2回1/3を投げ、8安打4失点で今季3敗目(3勝)となった。この試合、12失点を喫したレンジャーズ投手陣だが、1試合10点以上の失点を喫するのは今季19回目である。 レンジャーズの8番ファーストでメジャーデビューを果たしたのが、カルロス・ペーニャである。将来のレンジャーズの鍵を握ると言われている男である。5回裏に巡ってきた第2打席でファーストゴロを放ち、その間に一人ホームインし、メジャー初打点を記録。3打数無安打と1打点の2三振内容に終わったペーニャだが、これからは目が離せない選手になるだろう。 ●マリナーズ、逆転で球団史上初シーズン100勝を140試合目で達成! ▼AL 【●DEVIL RAYS 6-12 ○MARINERS】 チーム創立から3度もシーズン100敗を記録しているマリナーズだが、今季は開幕からずっと好調をキープ。140試合目にして100勝を達成したのは今年のマリナーズで、メジャーリーグ史上8番目のチームとなる。最近では1998年のヤンキースがシーズン114勝をあげ話題になったが、この年のヤンキースも140試合経過時で100勝40敗という数字だった。 マリナーズの先発はアーロン・シーリー。シーリーは立ち上がりからスコアリングポジションにランナーを背負う苦しいピッチング。3回表に満塁からトビー・ホールに走者一掃の2塁打を打たれるなど4安打を浴び4失点。続く4回表になってもジェイソン・タイナーにタイムリー3塁打を打たれた後、ブレント・アバーナシーにもタイムリーを打たれ、シーリーはノックアウト。結局、3回1/3を投げ9安打6失点という内容に終わった。2番手としてマウンドに上がったジョン・ハラマがその後を無失点に抑える。味方打線が逆転してくれた事もあり、今季10勝目(6敗)をあげた。 マリナーズ打線はここ12試合でチーム打率.184と落ち込んでいたが、この日は違った。先制されたばかりの3回裏、トム・ランプキン、ブレット・ブーンのタイムリーなどで3点を返す。3対6で3点リードされた5回裏、イチローとマーク・マクレモアが連続ヒットを打った後、デビルレイズ先発のライアン・ループが痛恨のワイルドピッチで得点を許す。結局、ループはここで降板。4回1/3を投げ6安打5失点という内容に終わった。ループがマウンドを降りた後も、マリナーズ打線は攻め立て、この回4点奪って逆転。 6回裏にはデビルレイズの守備陣の乱れもあり、4安打3エラーで5点を奪い、勝負を決めた。エドガー・マルチネスに満塁走者一掃の3点タイムリー2塁打に加え、復帰4試合目の出場になるジェイ・ビューナーが今季初打点を記録した。 ●ゲレーロ、33号HRに通算500打点!フランコ、1997年ぶりのHR! ▼NL【●BRAVES 4-10 ○EXPOS】 ●先発リドル、7回6安打2失点で10勝目!ジオンビー兄、ダイにHR! ▼AL【●ORIOLES 6-12 ○ATHLETICS】 ●劇的、9回2死からウイルソンが逆転サヨナラ3ランホームラン! ▼NL【●CUBS 6-7 ○MARLINS】 ●ニクソン、2ランHR含む4打数4安打4打点!チームの連敗止める! ▼AL【●INDIANS 7-10 ○RED SOX】 ●ドジャース、最終回に打者一巡の猛攻で一挙7点奪い逆転勝ち! ▼NL【○DODGERS 7-2 ●ROCKIES】 |
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