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| MLB EXPRESS REVIEW |
| ★2001.8.26〜8.29★ | [MLB EXPRESS REVIEW] |
| ■2001.8.29(現地8.28) | ||||||
■手首の怪我で前半戦を棒に振ったノマー・ガルシアパーラが、再び右手首に痛みを訴え、レントゲン検査を受けた。今はその結果待ちである。復帰となった7月29日のホワイトソックス戦ではホームランで見事に飾ったガルシアパーラだが、ここで再離脱ということになれば、レッドソックスのプレーオフ進出にも黄信号が灯ることにもなりそうだ。ガルシアパーラは21試合に出場し、打率.289の4ホームラン、21打点をマークしている。しかし、ガルシアパーラが打った24本のヒットのうち、17本が単打に終わっているところをみても、故障明けの手首が影響していたとも言えなくはない。
●ジョンソン、18勝目!L・ゴンザレス、49号HR!キム、14セーブ目! ▼NL【●GIANTS 1-4 ○DIAMONDBACKS】ダイヤモンドバックス先発のランディ・ジョンソンは8回まで投げ、6安打3四球の1失点に抑え、9三振を奪い今季18勝目(6敗)をマークした。18勝というのはチームメイトのカート・シリングと並び、両リーグトップである。ジョンソンはここ12試合の先発で9勝1敗と好調をキープしている。ただ、今季ジャイアンツ戦には4試合登板し、この試合でようやく初勝利をマークした。最終回はキム・ブンヨンが締め、今季14セーブ目をマークした。 ジャイアンツの先発はリバン・ヘルナンデス。ヘルナンデスは2回裏にこれまで6打数無安打と抑えていたレジー・サンダースに2ランホームランを打たれ、先制を許す。続く3回裏にはルイス・ゴンザレスに第49号の2ランホームランを打たれ、結局、5回1/3を投げ8安打4失点で今季13敗目(11勝)となった。 ジャイアンツがジョンソンから唯一奪った得点は5回表のこと。先頭のベニト・サンチアゴがヒット。ここで投手のヘルナンデスがバント失敗の後、レフト前ヒットを放ち2連打。このチャンスでカルビン・マレーが内野ゴロを放ち、この間にサンチアゴがホームインして、1点を奪った。 ダイヤモンドバックスは7月26日から29日までの4連戦で、ジャイアンツにスウィープされていたが、同地区内で35勝15敗と大きく勝ち越し、地区首位の座をしっかり守っている。これで対戦相手でもあり地区2位でもあるジャイアンツとの差を3.5と広げた。 ●マルダー、3回以降は無安打に抑え、今季16勝目!WC争い、トップ! ▼AL【○ATHLETICS 6-2 ●ORIOLES】 アスレティックスの先発はマーク・マルダー。前回の登板では4回途中まで投げ8失点でノックアウトされた。この日のマルダーも前回の流れを引きずってか、初回に先頭のブラディ・アンダーソン、続くメルビン・モーラに連続ヒットを浴び、ジェフ・コナインの2点タイムリーヒットで2点を先制される。さらに2回表の先頭打者、ルイス・マトスに早くもこの試合4本目のヒットを許したマルダーだが、このマトスのヒットがオリオールズ打線の記録したこの日の最後のヒットとなった。マルダーは3回から8回までの6イニングを無安打無失点に抑える。結局、8回まで投げ4安打2失点という内容で今季16勝目(7敗)をマークした。16勝はロジャー・クレメンスの17勝に次ぐ、リーグ2位である。 一方のオリオールズの先発、シドニー・ポンソンは3回表にジョニー・デーモン、ジャーメイン・ダイにそれぞれタイムリーを許し、2対2の同点に追いつかれる。続く4回表にはラモン・ヘルナンデス、ジェイソン・ジオンビーにそれぞれ2ランホームランを打たれ、一挙4点を奪われ勝ち越された。ポンソンは4回でノックアウト。8安打6失点という内容で今季10敗目(5勝)となった。ポンソンは6月28日以降、10試合に登板し0勝5敗の防御率6.31と低迷している。 アスレティックスは3連勝で、ワイルドカード争いで2位のレッドソックスに4ゲーム差をつけた。しかし、オリオールズは4連敗で打線も湿っている。この4連敗中、この日の2得点を合わせても3点しか取っていない。 ●延長11回、ローリンズとローレンが決勝HR!再び、地区首位タイへ! ▼NL【○PHILLIES 9-6 ●METS】6対6の同点のまま延長戦に突入したこの試合。延長11回表、先頭の新人、ジミー・ローリンズが均衡破るホームランを放つ。さらに4試合ぶりにスタメンに戻ってきたスコット・ローレンがさらにだめ押しとなる2ランホームランを放ち、勝負を決めた。クローザーのホゼ・メサが出場停止のため、11回裏はリッキー・ボッタリコが締め、今季3セーブ目をあげた。フィリーズはここ12試合でようやくの4勝目だが、再びブレーブスと並び地区首位に並んだ。 フィリーズの先発はブランドン・ダックワース。ダックワースは序盤の2回裏に四球と死球で自らピンチを招き、レイ・オルドニェスの2点タイムリー2塁打を打たれるがその後は立ち直った。7回表に1アウト後、マーク・ジョンソンからヒットを打たれダックワースは降板。その後メッツ打線が火を噴き、フィリーズも4投手をつぎ込むが3点を奪われ逆転を許す。しかし、1アウト満塁のピンチで新庄剛志の当たりをサードのローレンがファインプレーを見せ、3塁ランナーのマイク・ピアザをホームでフォースアウト。追加点を許さなかった。 対するメッツ先発のグレンドン・ラッシュは、2回表にトラビス・リーの2塁打、ダグ・グランビルのヒットと四球で1アウト満塁のピンチを迎え、打席に迎えた投手のダックワースに痛恨の押し出しの四球。この後、マーロン・アンダーソンのタイムリーなどでこの回4点を奪われる。結局、3回1/3を投げ、6安打4失点で降板した。 決勝ホームランを打ったローリンズだが、初回にリーグトップとなる42盗塁を決めた。ローリンズの今季の盗塁失敗はわずかに3個。そのうち、捕手からの送球でアウトになったのは1回だけで、残りの2回は投手の牽制による失敗である。 ●先発バーバ、7回4安打1失点で10勝目!ロフトン、今季11号HR! ▼AL【●RED SOX 3-8 ○INDIANS】インディアンズ先発のデーブ・バーバに、6月前半までに見せた力強いピッチングが戻ってきた。7回まで4安打1失点に抑え、7月19日以来となる10勝目(8敗)をマークした。過去インディアンズでの3年間で、連続して15勝以上あげている実績のある投手である。 一方のレッドソックスの先発はデビッド・コーン。コーンは2回裏に、先頭のジム・トーミにヒットを打たれた後、まさかの3連続四球で1点を失う。この後、オマー・ビスケルのタイムリーも飛び出し、一挙4点を先制される。4回裏にもロベルト・アロマーのタイムリー2塁打を打たれ、さらに2点を奪われ、コーンはこの回限りで降板。4回を8安打4四球の6失点で今季3敗目(8勝)となった。 8月絶好調のケニー・ロフトンは、6回裏に今季11号ホームランを放つなど2安打2打点と大活躍。8月は91打数32打数(打率.352)の27得点で15打点と大当たりを記録している。インディアンズは2位のツインズとの差を4.5ゲームのまま守り、プレーオフ進出への道を着実に歩んでいる。 ●ムシーナ〜スタントン〜リベラで完封リレー!オニール、先制打! ▼AL【●BLUE JAYS 0-4 ○YANKEES】 ヤンキースの先発はマイク・ムシーナ。ムシーナはリーグで援護のない投手としては3番目に位置するそうだ。そのムシーナは毎回のようにランナーを出しながらも粘り強く投げ、8回までで6安打2四球の無失点に抑える好投を見せた。最終回はマイク・スタントンがマウンドに上がるが、ヒット2本で2アウト1塁3塁とピンチを迎えたところでマリアーノ・リベラが登板。リベラはこのピンチを締めくくり、3投手での完封リレーを記録した。ムシーナは今季13勝目(11敗)で、リベラは両リーグトップの41セーブ目をマークした。 対するブルージェイズ先発のエステバン・ローアイザは、初回に先頭のデレク・ジーターにヒットを打たれた後、2番のポール・オニールにタイムリー2塁打を打たれ、先制点を奪われる。その後のローアイザは4回を除き、毎回のようにヒットを打たれる苦しい投球内容。6回裏にティノ・マルチネスにホームランを打たれた後、デビッド・ジャスティス、ホルヘ・ポサダの連続ヒットに加え、味方の守備のエラーも加わり、この回途中で降板。結局、5回を投げ、10安打4失点で今季11敗目(9勝)となった。 ここまでのヤンキースとの13試合で7本もホームランを放っている相性のいいホゼ・クルーズが右下腹部に痛みを訴え、スタメンからはずれたということもブルージェイズにとっては痛かった。スコアリングポジションにランナーを置きながら、6打数無安打とムシーナの前にブルージェイズ打線は沈黙した。しかし、代役として1番センターに入ったバーノン・ウェルズが4打数2安打と活躍を見せた。なお、クルーズは最終回に代打として登場し、レフトフライに終わっている。 ●ブラウン、5回無失点も・・・!ロッキーズ、最終回にショウを打ち砕く! ▼NL【○ROCKIES 4-3 ●DODGERS】1ヶ月半ぶりにケビン・ブラウンがマウンドに戻ってきた。ドジャースの先発としてブラウンは、最速は152キロを記録し、5回を投げ2安打無失点に抑える好投を見せた。2回裏のドジャース攻撃ではブラウン自身のタイムリーヒットなどで2点を先制。勝ち投手の権利を残してマウンドを降りたブラウン。しかし、6回から2番手としてマウンドに上がったジオバニーニ・キャララーラがトッド・ヘルトンに今季40号となる2ランホームランを打たれ、同点となってしまう。結局、ブラウンの久々の勝利はお預けとなった。 ロッキーズの先発は新人のショーン・チャコン。ヘルトンのホームランで同点としてもらった後の6回裏、ゲーリー・シェフィールドに勝ち越しのソロホームランを打たれる。結局、チャコンは5回1/3を投げ、8安打3失点という内容だった。 ドジャースが1点リードで迎えた最終回、ドジャースはクローザーのジェフ・ショウをマウンドに送る。しかし、先頭のジェフ・シリーロにヒットを打たれ、アレックス・オチョアが送って1アウト2塁。ここでホアン・ユーリビにタイムリー2塁打を打たれ、同点。さらにテリー・シュンパートに右中間へ勝ち越しタイムリーを打たれ勝ち越される。これでショウは今季7回目の救援失敗で、4敗目(3勝37セーブ)となった。 復活となったブラウンは75球から90球の投球制限があり、その中で68球投げ、ストライクは47球だった。この復活で、新人のルーク・プロコペックをブルペンに回すことを決めた。 ●ルーゴ、バグウェル連発で勝ち越し!ミラー、7回4失点で14勝目! ▼NL【●REDS 4-6 ○ASTROS】 ●A・ロドリゲス、4年連続となる40号HR!先発オリバー、11勝目! ▼AL【○RANGERS 10-1 ●TWINS】 ●バスケス、5安打完封で14勝目!今月、5勝1敗で防御率は0.54! ▼NL【○EXPOS 7-0 ●BRAVES】 ●デビルレイズ、マリナーズに完封勝ち!イチロー、200安打記録! ▼AL【●MARINERS 0-6 ○DEVIL RAYS】 ●延長14回、マーリンズが粘り勝ち!ソーサ、52号HR! ▼NL【○MARLINS 4-3 ●CUBS】 ●クレスコ、キャリア初の100打点マーク!ホフマン、33セーブ目! ▼NL【○PADRES 5-2 ●CARDINALS】 |
| ■2001.8.28(現地8.27) | ||||||
■移籍候補として名前が挙がっているのがフィリーズのサードベースマン、スコット・ローレンである。ローレンは来季オフにFAとなるが、それ以前に放出の可能性は高い。今回交換要員の候補として上がったのが、ロッキーズのジェフ・シリーロである。なお、ローレンはここ4試合、体の張りを訴え欠場している。■この日、フィリーズのクローザーとして34セーブをあげたホゼ・メサだが、先週、ジム・エドモンズに投げた危険球に関しての裁定が決まり、2試合の出場停止が告げられた。
●先発パーソン、8回1失点に好投で今季12勝目!メサ、34セーブ目! ▼NL【●DIAMONDBACKS 1-3 ○PHILLIES】フィリーズの先発はロバート・パーソン。パーソンは8回を投げ、5安打1失点に抑え、自己最多タイとなる11奪三振を記録し、今季12勝目(6敗)をあげた。フィリーズはここ11試合でようやく3勝目をマークしたわけだが、そのうち2勝をパーソンがあげている。またパーソンはここ9試合の先発で6勝1敗という成績を残し、チームのエースとしての活躍を見せている。最後はクローザーのホゼ・メサが今季34セーブ目をあげた。フィリーズはこれで地区首位ブレーブスに1ゲーム差と迫った。 対するダイヤモンドバックス先発はアルビー・ロペス。ロペスは2回表にトラビス・リーのタイムリー2塁打で1点を奪われたが、その後はランナーを出しながらも無失点に抑える好投。6回裏にマーロン・アンダーソン、ケビン・ジョーダンに連続タイムリーを打たれ、2点を追加され、この回で降板。結局、ロペスは6回を投げ4安打3失点で4敗目(3勝)を喫した。しかし、打撃面でロペスはメジャー初ヒットを記録した。 フィリーズ打線で好調をキープしているのは、打順も5番に上がったアンダーソン。ここ8試合で35打数14安打と大当たり。その一方、当たりが止まってしまっていたのが、リーである。打順も7番に下がり、オールスター後の打率は.178と低迷していたが、今日はタイムリーヒットを放ち、復調の兆しを見せ始めた。。 ●シェフィールド、逆転3ランHR!先発アダムス、7回2失点で10勝目! ▼NL【○DODGERS 4-2 ●BRAVES】 1対3とリードされた8回表、ドジャースが反撃を開始した。ブレーブス2番手のマイク・レムリンジャーからエイドリアン・ベルトレイがヒット、ジェフ・リボーレットが四球を選び、2アウト1塁2塁としたところで、レムリンジャーをマウンドから引きずり下ろす。さらに3番手として登板したホゼ・キャブレラから、ドジャース主砲のゲーリー・シェフィールドが3ランホームランを放ち逆転。これにより先発し、7回を8安打2失点に抑えていたテリー・アダムスに今季10勝目(6敗)をプレゼント。さらにジェフ・シャウが2点のリードを守りきり、今季37セーブ目をマークした。 ブレーブス先発のグレッグ・マダックスは、初回にポール・ロデュカにタイムリーを打たれ先制点を奪われる。しかし、その後は見事に抑えきり7回まで5安打1失点に抑える。この日は非常に暑く湿度も高いことから、マダックスは7回を投げ終えた時点でわずか85球しか投げてないものの降板。これが結果的に裏目となり、今季18勝目を逃した。 この日2安打を記録したBJ・サーホフは通算安打数を2000本の大台に乗せた。この記念すべき試合を勝利で飾れなかったブレーブスは本拠地ターナーフィールドでのここ12試合でわずか3勝しかしていない。また、今季の西地区のチームとの試合を終えたわけだが、トータルで15勝17敗と負け越しが決まった。 ●スノーが決勝2ランHR!ボンズ、第55号HRで通算本塁打も550本! ▼NL【○GIANTS 6-5 ●METS】この男の勢いは止まらない。バリー・ボンズが5回表に右中間スタンドにぶち込む今季55号となるホームランを放った。これで通算ホームラン数も550本と区切りの1本である。ボンズはホームランの他にも、シングルヒットと2塁打を放ち、あと3塁打が出ればサイクルヒットという大活躍を見せ、チームの勝利に貢献した。またこの日のボンズは、アーサー・ローズのピアス騒動もあってか、普段は右耳にしているピアスを左耳にして試合に臨んでいた。 試合はメッツがベニー・アグバヤーニのソロホームランで先制。その後ジャイアンツがボンズのホームランなどで逆転。1点リードされたメッツは8回裏、新庄剛志のソロホームランで同点とする。新庄はこの日のセンターの守備でも素晴らしい守備を見せている。しかし、9回表にJT・スノーが2ランホームランを放ち、ジャイアンツが逆転した。 9回裏のマウンドはロブ・ネンが上がったが、雨による54分の中断に加え、ジェイ・ペイトン、マット・ロートンに連続ヒットを浴び、エドガード・アルフォンゾの犠牲フライで1点を奪われるなど危ない場面を迎えるが、何とか抑えきり今季37セーブ目をマークした。この日の勝利でジャイアンツはメッツによるスウィープを免れた。ジャイアンツはワイルドカードトップの座を守り、地区首位ダイヤモンドバックスに2.5ゲーム差である。 ●セクソンの2HRに5打点で大勝!先発コッピンガー、2年ぶりの勝利! ▼NL【●PIRATES 5-12 ○BREWERS】ブリュワーズの先発は、肘の手術で昨年1年間はマウンドに登ることができなかったロッキー・コッペンガー。5年前にはアメリカンリーグの新人王投票の4番目で、オリオールズの選手として、プレーオフでも先発経験のあるコッペンガー。復活に懸ける今季は2Aのリリーフとしてスタート。6月終わりに3Aに昇格し、7月終わりにようやく3Aの先発復帰。メジャーからお呼びがかかったのが8月20日のことで、この日が3試合目の登板となり、今季のメジャーでの初先発。コッペンガーは、5回を投げ5安打3失点に抑え、1999年10月1日以来の2年ぶりとなる勝利をあげた。コッペンガーは打つ方でもタイムリーヒットを放ち、メジャー初打点もマークした。 ブリュワーズ打線もリッチー・セクソンの2本のホームランに加え、ホゼ・ヘルナンデス、ジェロミー・バーニッツにもホームランが飛び出し、12安打で12得点を記録し大勝した。 パイレーツの先発、ジョー・メイメルは3回2/3を投げ、5安打3四球の6失点でノックアウト。これでパイレーツは48勝82敗となり、1986年以来の借金34となってしまった。 ●ノーヒッターのお返し!パドレス打線、バーネットを5回7失点でKO! ▼NL【○PADRES 8-3 ●MARLINS】 マーリンズの先発、AJ・バーネットは5月12日の対パドレス戦でノーヒッターを達成している。その日以来となる対パドレス戦のマウンドに立ったバーネットだが、パドレスの主砲フィル・ネビンにソロホームランを浴び、さらにダミアン・ジャクソンに3ランホームランを打たれるなどし、5回でノックアウト。結局、8安打5四球で7失点という投球内容で今季10敗目(9勝)となった。 対するパドレスの先発はブライアン・トールバーグ。トールバーグは初回、デーブ・バーグに先頭打者ホームランを浴びるが、その後は難なく抑えた。6回裏にいきなり3連打を浴び降板。結局、5回を投げ7安打2失点という内容ながら、味方の大量得点にも守られ、今季7勝目(4敗)をマークした。なお、トールバーグが初回、プレストン・ウイルソンに与えた四球が41回1/3ぶりの四球である。途中怪我で2ヶ月以上の離脱もあったため、5月6日の登板で記録して以来の四球であり、その間173人の打者と対戦し四球はなかった。 昨日からパドレスの1番打者となったダンジェロ・ヒメネスは昨日と今日の2試合で7打数4安打3打点を記録し、3四球を選び、さらに盗塁も記録するなど大活躍を見せている。 |
| ■2001.8.27(現地8.26) | ||||||
■今年6月のドラフトでデビルレイズからドラフト1位指名(全米3番目)されたデウォン・ブラゼルトン投手が4年契約の480万ドルで契約を交わした。ブラゼルトンはカブスと契約を交わしたマーク・プライアーに勝るとも劣らない好投手と言われている。選手枠が25人から40人に広がる9月1日からデビルレイズの選手として、メジャーのマウンドに立つことは可能だ。その将来から目の離せない期待の若手右腕である。
●ソーサ連発で51号!ルース、マグワイアに次ぐ4度の50HR記録! ▼NL【●CARDINALS 1-6 ○CUBS】初回にサミー・ソーサが先制となる2ランホームランを放ち、5回裏にもこの試合2本目のホームランを放つなどし、カブスが快勝した。地区首位アストロズとのゲーム差を依然3とキープしている。ソーサはこの日の2発で、今季のホームラン数を51本とした。8月だけで16本のホームランを打ったソーサは、リーグトップのバリー・ボンズに4本差と迫った。 カブスの先発は新人の20歳右腕ホアン・クルーズ。クルーズにとってはメジャー2試合目の先発となる。メジャーデビューとなった前回(8月21日)のブリュワーズ戦では6回を投げ3安打2失点に抑えながらも、味方の援護なく負け投手となった。しかし、この日のカブス打線は5回までに4点をプレゼント。クルーズも5回2/3を投げ、4安打無失点に抑え、メジャー初勝利をマークした。 カージナルス先発はダスティン・ハーマンソン。ハーマンソンはソーサの2本のホームランなどで5回を投げ、6安打4失点でマウンドを降りた。今季10敗目(12勝)である。 これでソーサは1998年から4年連続4回目のシーズン50本を記録。過去のメジャーリーグ史上、4シーズンにわたり50本を記録したのは、ベーブ・ルース(1920、21、27、28)とマーク・マグワイア(1996〜99)に続き、ソーサが3人目である。まだ31歳というソーサの年齢を考えても、この記録をさらに更新することが考えられる。通算ホームラン数も437本とし、かつてのカブスの英雄、アンドレ・ドーソンに並ぶ歴代27位とした。 ●復活ペドロも4回3失点!エラーをしたラムが勝ち越し決勝タイムリー! ▼AL【●RED SOX 4-5 ○RANGERS】 昨日延長18回を戦った両チーム。試合が終わって18時間後に行われた試合、過去3回のサイヤング賞を受賞しているペドロ・マルチネスが、6月26日以来のマウンドに戻ってきた。60球から75球という投球制限の中、4回を投げ6安打3失点の4奪三振を記録してマウンドを降りた。トータルの球数は71球である。投げ終えたペドロも右肩に違和感はないとのことだった。 対するレンジャーズの先発は25歳左腕ダグ・デービス。デービスは4回まで無失点に抑えるが、5回表にサードのマイク・ラムの送球エラーなどで3点を奪われる。しかし、6回裏にエラーをしたラムが、ペドロを引き継いだティム・ウェイクフィールドから2点タイムリーヒットで勝ち越し。結局、デービスは6回を投げ9安打4失点で今季8勝目(8敗)を記録。最終回のマウンドに上がったジェフ・ジマーマンはレッドソックス2番から4番という主軸から3連続三振を奪うという快投で、今季23セーブ目をマークした。 昨日の疲れを引きずっているのか、両チーム合わせて5つのエラーが飛び出した(レンジャーズ3個、レッドソックス2個)。レッドソックスはワイルドカード争いで、トップのアスレティックスとの差を3ゲームと広げてしまうが、地区首位のヤンキースも敗れたため、こちらは4ゲーム差をキープしている。 ●ロフトン、先頭打者HRに逆転タイムリーなどチーム全打点叩き出す! ▼AL【○INDIANS 4-3 ●MARINERS】3対2とマリナーズのリードで迎えた最終回、マウンドにジェフ・ネルソンを送る。ネルソンは2アウト1塁となったところから、代打のエディ・トーベンシーにヒット、さらにエイナー・ディアズに死球を与え2アウト満塁としてしまう。ここで、昨日ピアス騒動で退場となったアーサー・ローズが登板。ローズはマウンドに上がる前にピアスをはずしてマウンドに上がったが、ケニー・ロフトンにセンター前にはじき返され、これが逆転の2点タイムリーとなった。だが、昨日のピアス騒動で揉めた次打者のオマー・ビスケルを空振りの三振に打ち取った。 インディアンズの先発はスティーブ・ウッダード。ウッダードは7回まではジョン・オルルドのタイムリーヒットと犠牲フライによる2点に抑えていたが、8回裏にマーク・マクレモアにホームランを打たれ、降板。しかし、最終回にチームが逆転勝ちしたため、ウッダードに負けはつかなかった。投球内容は7回2/3を投げ、7安打3失点だった。最終回にマウンドに上ったボブ・ウィックマンが1アウト満塁のピンチを迎えるが、何とか抑えきり、今季24セーブ目をマーク。マリナーズによるスウィープを免れた。 一方のマリナーズの先発はアーロン・シーリーは、初回のロフトンの先頭打者ホームラン、5回表にも同じくロフトンにタイムリーを打たれる。結局、7回を投げ6安打2失点で勝敗はつかなかった。なお、21試合連続ヒットを継続中のイチローは5打数無安打。しかし、守備でライト前に落ちそうな(ワンバウンド?)打球に飛びつき、捕った後すぐさま1塁へ投げ、1塁ランナーのロフトンをアウトにするという好守を見せた。 ●サンダース、延長10回に決勝HR!L・ゴンザレス、今季48号HR! ▼NL【○DIAMONDBACKS 4-3 ●PHILLIES】 3対3のまま延長戦に入ったが、延長10回表にレジー・サンダースが決勝ホームランを放ち、ダイヤモンドバックスが勝利した。今季、サンダースはフィリーズ戦において23打数で6ホームランを記録している。これでサンダースは今季28号とし、1995年にレッズに在籍していた自己最多の28本に並んだことになる。 ダイヤモンドバックス先発は今季絶好調のカート・シリング。シリングがベテランズスタジアムのマウンドに立つのは、昨年7月に移籍して以来初ということになる。シリングはパット・バールにホームランを浴びるなどし、6回を投げ5安打3失点でマウンドを降りる。しかし、9回から登板したキム・ブンヨンが2イニングで4つの三振を奪う好投を見せ、今季4勝目(3敗13セーブ)をマークした。 対するフィリーズの先発はネルソン・フィゲロア。このフィゲロアは昨年シリングとのトレードでトラビス・リーやオマー・ダールらとともにフィリーズにやってきた選手である。フィゲロアは5回まで無失点に抑えるが、6回表にルイス・ゴンザレスに48号ホームランを浴びるなどし、6回途中で降板となってしまった。 ●エンゼルス、リベラから同点!延長10回、アンダーソンがサヨナラ打! ▼AL【●YANKEES 6-7 ○ANGELS】 延長10回裏、先頭のダリン・アースタッドがこの回からマウンドに上がったマイク・スタントンから死球を受ける。スタントンのワイルドピッチで2塁へ進んだアースタッドはギャレット・アンダーソンのこの日3本目となる2塁打でホームを陥れ、勝ち越し点を奪取。結局、エンゼルスがサヨナラ勝ちした。 エンゼルス先発のスコット・ショーエンワイスは、6回2/3を投げ7安打5失点という内容だった。延長10回表に登板したクローザーのトロイ・パーシバルが3人で締め、その裏のサヨナラ勝ちのお膳立てをした。パーシバルは今季4勝目(2敗36セーブ)をマークした。 一方のヤンキースの先発は今季まだ勝ち星のないオルランド・ヘルナンデス。故障者リスト明けの2試合目のマウンドだが、初回にいきなり3点奪われるスタート。結局6回を投げ、4安打4失点でこの日も勝利を手にすることは出来なかった。しかし、シェーン・スペンサーがホームラン含む2安打4打点の大活躍を見せ、ヤンキースリードで終盤を迎える。ヤンキースが2点リードして迎えた8回裏、両リーグトップの40セーブをあげているマリアーノ・リベラが登板したが、リードを守れず9回裏に追いつかれた。 ●ブレーブス、HR4本で快勝!先発バーケット、6回2失点で11勝目! ▼NL【●DODGERS 2-9 ○BRAVES】ブレーブスはマーカス・ジャイルズのホームランで先制し、アンドリュー・ジョーンズの2本のホームランに加え、マーク・デローサにもホームランが飛び出し、15安打で9得点を奪い大勝した。アンドリューは5打数3安打と大当たりし、8月9日以来のマルチヒット。マルチホーマーは5月24日以来である。7月3日からの打率は.194と低迷していた。ブレーブスは本拠地ターナーフィールドでのここ11試合でようやくの3勝目。しかし、2位フィリーズに2ゲーム差をつけ、地区首位の座を守っている。 ブレーブス先発のジョン・バーケットは、6回を投げ6安打2失点で今季11勝目(8敗)をマーク。ここ6試合の先発で4勝無敗と好調をキープ。防御率もランディ・ジョンソン(2.45)に次ぐ、2.53でリーグ2位の位置にいる。また、バーケットのドジャース戦での勝ち星というのは、マーリンズに所属していた1996年4月12日以来である。 対するドジャースの先発はエリック・ガンエー。ガンエーは5回1/3を投げ、9安打5失点で今季6敗目(4勝)を喫した。ガンエーはブレーブスとは相性が悪く、4試合に登板し、0勝4敗の防御率4.74と散々な数字を残している。主砲のショーン・グリーンが自己最多タイの42号ホームランを放ったが、勝利には結びつかなかった。 ●先発ビローン、6回途中まで1失点!ワグナーが30セーブ目! ▼NL【○ASTROS 3-1 ●PIRATES】 ●アスレティックス、苦しんで逆転勝ち!ロングが勝ち越しタイムリー! ▼AL【●TIGERS 6-7 ○ATHLETICS】 ●先発ライター、8回3失点で9勝目!ベニテス、2失点ながら33S目! ▼NL【●GIANTS 5-6 ○METS】 ●5回に一挙5点で勝負を決めた!ラドキーの好投でツインズ3連勝! ▼AL【○TWINS 7-2 ●ROYALS】 ●グリフィー、ダーンらにHR!レッズ、20安打17得点で大勝! ▼NL【○REDS 17-4 ●EXPOS】 ●カンセコ、オルドニェスにHR!フォークが今季35セーブ目! ▼AL【○WHITE SOX 3-2 ●DEVIL RAYS】 |
| ■2001.8.26(現地8.25) | ||||||
■故障者リストに入り、約1ヶ月以上も戦列から遠ざかっているケビン・ブラウンの復帰が28日のロッキーズ戦となりそうだ。ブラウンは7月15日以来マウンドには立っておらず、今季はここまで15試合に投げ(先発で14試合)、8勝4敗の防御率は2.95という成績を残している。ドジャースは首位ダイヤモンドバックスと3.5ゲーム差の地区3位であり、プレーオフ進出も夢ではない位置にいる。■カブスの若きエース、ケリー・ウッドの復活は9月にまで伸びることになりそうだ。8月3日を最後にマウンドにはのぼってはいないが、すでに投球練習を開始しており、肩にも痛みはないとのことである。今季はここまで23試合に登板し、10勝6敗の防御率3.50という成績である。
●クレメンス、リーグ史上初の17勝1敗!オニール、20HR20SB達成! ▼AL【○YANKEES 7-5 ●ANGELS】ヤンキースの先発は今月4日に39歳になったばかりのロジャー・クレメンス。このクレメンスがまたひとつ、偉大な記録を作り上げた。最速154キロの速球で、エンゼルス打線を7回まで7安打2失点に抑え、今季17勝目(1敗)をマーク。シーズン中に17勝1敗という成績を残すのは、アメリカンリーグにとっては史上初のこと。両リーグ合わせれば4番目となる大記録である。クレメンスの上には1912年のルーベ・マークアーズ(19勝1敗、最終的には26勝11敗)、1955年のドン・ニューカム(18勝1敗、最終的には20勝5敗)、1959年のロイ・フェイス(18勝1敗、最終的にも18勝1敗)の3人がいる。クレメンスが唯一喫した黒星とは、5月20日のマリナーズ戦である。 5回表にホームランを放ったポール・オニールもクレメンスと同じ39歳。オニールのホームランが今季20号となる1発である。既に21盗塁を記録しているため、20ホームラン20盗塁を記録した最も年をとった選手となった。なお、通算200ホームランへあと1本と迫りながら、7月28日からホームランのなかったバーニー・ウイリアムスにも、6回表にようやくホームランが飛び出した。 エンゼルス先発のイシュメール・バルデスは、2回表にホルヘ・ポサダの2点タイムリーなど打たれる。その後も毎回のようにランナーを出す苦しいピッチングが続く。5回表にオニールにホームランを浴びた後、四球と死球で連続して出塁を許したところで降板。4回を投げ7安打5失点で今季8敗目(8勝)となった。 クレメンスを継いで8回からマウンドに上がったマーク・ウォーラーズが不安定な内容で、8回裏に1点を奪われ、9回裏にも四球で出したランナーを盗塁と2つの犠牲フライでホームインを許してしまう。さらにデビッド・エクスタインに内野安打を打たれたところでマリアーノ・リベラと交代。代わったリベラもピリッとしないが、トロイ・グラウスをなんとか三振に取り、今季40セーブ目をあげた。 ●グリーンとシェフィールド、アベックHR!ブレーブスに守備の乱れ! ▼NL【○DODGERS 8-7 ●BRAVES】 ドジャース打線は5回表、ブレーブス内野陣の守備の乱れにつけ込んだ。エイドリアン・ベルトレイのファーストゴロを名手ケン・カミニティがエラー。さらにショーン・グリーンの打球もカミニティがはじいてしまう。エラーが伝染したか、続くゲーリー・シェフィールドの打球をショートのレイ・サンチェスが悪送球でピンチを広げる結果となってしまった。結局、ブレーブス先発のジェイソン・マーキスはこの回1アウトも取れず降板。ドジャースはこの回だけで6点を奪い、2回表のシェフィールドのソロホームランと合わせ、5回までで7対2と大量リードを奪った。 9回表にグリーンの第41号となるソロホームランが飛び出し、ドジャースの圧勝と思われたこの試合だが、9回裏になってようやくブレーブス打線が反撃を開始した。9回裏からマウンドに上がったドジャース4番手のジェフ・ウイリアムスが2連続四球でランナーをためてしまう。ここで代打マーク・デローサがタイムリー2塁打、続くカミニティがタイムリーを放ち、さらに追加点。1アウト1塁3塁となったところで、ジェフ・シャウがマウンドへ。このシャウがアンドリュー・ジョーンズが右中間スタンドにぶち込む3ランホームランを放ち、1点差と追い上げた。 しかし、シャウは後続を抑え、ようやく今季36セーブ目をあげた。なお、ドジャース先発のルーク・プロコペックは6回2/3を投げ9安打2失点で今季7勝目(6敗)をマークした。この日のターナーフィールドは今季9回目の48,225人と満員となったが、ブレーブスは本拠地でのここ21試合、14敗と調子に乗り切れてない。 ●ジート、6回1失点で10勝目!ジオンビー兄の30号HRが決勝打! ▼AL【●TIGERS 1-6 ○ATHLETICS】アスレティックス先発のバリー・ジートは2回表にトニー・クラークの2塁打と2つの四球で1アウト満塁のピンチを迎えるが、2者連続の三振でピンチ脱出。その後は無難に抑え、4回まで無失点に抑える。5回表にホアン・エンカーナシオンに2塁打を打たれた後、ロジャー・セデーニョにタイムリーを打たれ、1点を失う。この失点はジートにとって、本拠地ネットワークアソシエイツコロシアムでの28回1/3ぶりの失点となる。結局、ジートは6回まで投げ4安打1失点で今季10勝目(8敗)をマークした。 アスレティックスはここまで4連敗していたが、ジートの好投などでストップさせた。4連敗していたとはいえ、アスレティックスはここ23試合で17勝をマークしており、依然ワイルドカード争いのトップに立っている。 タイガース先発はスティーブ・スパークス。スパークスはナックルボールが思うようにストライクが入らず、序盤から四球などでランナーを背負う苦しいピッチング。2回裏にFP・サンタンジェロにタイムリーを打たれ、先制点を奪われる。5回裏にはジェイソン・ジオンビーに第30号となるホームランを浴びるなどした。スパークスは6回1/3を投げ、8安打5失点で今季8敗目(9勝)となった。 ●先発リーバー、7回まで1安打無失点!自己最多の17勝目! ▼NL【●CARDINALS 4-6 ○CUBS】カブス先発のジョン・リーバーがカージナルス打線を7回まで1安打無失点に抑える好投をみせた。8回表に先頭のアルバート・プーホーツにセンター前に運ばれ、この試合2本目のヒットを打たれた後、ジム・エドモンズに2ランホームランを打たれ完封を逃す。最終回のマウンドにも上がったリーバーだが、フェルナンド・ビーニャ、プラシド・ポランコ、JD・ドリューに3連続ヒットを浴び降板。1アウト1塁2塁の場面でマウンドを引き継いだトム・ゴードンだが、1つアウトを取った後、2連続四球で押し出しの1点を与えてしまう。しかし、エドガー・レンテリアをなんとか三振に取り、ゴードンは今季26個目のセーブをあげた。先発のリーバーは今季17勝目(5敗)をあげた。なお、リーバーはあと4つの奪三振で通算1000奪三振に届く。 地区首位アストロズを追う2位と3位チームのカブスとカージナルスによる激しいデッドヒートが続いているが、この日はカブスが勝利を収め、首位アストロズへ3ゲーム差と迫った。一方、カージナルスは首位へ4ゲーム差の地区3位である。 カージナルス先発はウッディ・ウイリアムス。ウイリアムスにとって、リグレーフィールドのマウンドに上がるのはキャリア初のことである。ウイリアムスは初回にフレッド・マグリフのタイムリーなどで2点を失う。3回裏にもマグリフにタイムリーを打たれる。さらに、6回裏にはまたまたマグリフに、今度はソロホームランを打たれた。結局、6回を投げ7安打6失点で移籍後の初黒星(カージナルスでは2勝1敗で、今季トータルでは10勝9敗)となった。 ●レイツマ、9回2死から完封逃すが、先発としては約2ヶ月ぶりの勝利! ▼NL【○REDS 4-2 ●EXPOS】 レッズの先発、新人のクリス・レイツマはあと一人という場面で完封も完投も逃してしまった。この日のレイツマは8回までエクスポズ打線に3塁を踏ませず、3安打無失点に抑える。キャリア初の完封目指して最終回のマウンドに上がるが、先頭のホゼ・ビドロにセンター前に運ばれる。その後、2アウトは奪うが、ここで打席に迎えたオルランド・キャブレラにレフトスタンドに運ばれ、2失点。ここでレイツマは降板。代わったクローザーのダニー・グレイブズがいきなり2連打を浴びるが、なんとか抑え今季2セーブ目をマーク。レイツマも今季6勝目をマーク。レイツマは7月29日に中継ぎとして1勝はしているが、先発としては6月20日の勝利を最後に、10試合に先発し一度も勝てず0勝7敗の泥沼だった。 対するエクスポズの先発、マイク・サーモンは初回にルーベン・リベラの2点タイムリーヒットで2点を先制される。さらに5回表には先頭のウィルトン・ゲレーロが3塁打を打った後、レッズ注目の新人アダム・ダーンが今季10号となる特大の2ランホームランを放った。結局、サーモンは5回を投げ9安打4失点で今季10敗目(6勝)となった。 ●延長11回、ロッカーの悪送球でマリナーズがサヨナラ勝ち! ▼AL【●INDIANS 2-3 ○MARINERS】2対2のまま迎えた延長11回裏、マウンドにはこの回からジョン・ロッカーがあがっていた。そのロッカーは先頭のジョン・オルルドに四球を与えてしまう。続くマイク・キャメロンが内野安打を放ち、ノーアウト1塁2塁とピンチを広げてしまう。ここで打席に迎えたデビッド・ベルの送りバントの打球を、ロッカーが1塁へ悪送球。その間にオルルドの代走のアル・マーチンがサヨナラのホームを踏み、マリナーズがサヨナラ勝ちした。 マリナーズの先発はフレディ・ガルシア。ガルシアは8回まで6安打2失点に抑えるが、同点のままマウンドを降りる。9回からマウンドに上がったのは佐々木主浩だったが、2アウトを奪った後に、ケニー・ロフトンにヒットを打たれる。この場面でオマー・ビスケル相手に1球投げた後で佐々木が右足太股に痛みを訴え途中降板。 佐々木の代わりにマウンドに上がったのがアーサー・ローズ。しかし、打席のビスケルからローズのピアスが打撃の邪魔になるとのクレームがつく。一悶着あったが、ピアスをはずしていよいよ試合開始と思われたが、ローズとビスケルが再び口論。結局、ローズは1球も投げずに退場が命じられた。ローズの後を引き継いだジョン・ハラマがその後を抑えきり、今季9勝目(6敗)をマークした。 インディアンズ先発のチャック・フィンリーは2回まで投げただけで、右の肋骨部を痛めてたという事で途中降板。さらに5回には主砲のホアン・ゴンザレスが左足のハムストリングを痛め交代。ゴンザレスは7月29日から8月4日の間にも同じ所を痛め6試合欠場している。さらに監督のチャーリー・マニエルが試合前に腹痛を訴え、試合開始前に球場を後にした。 21試合連続ヒットを継続中のイチローは完全休養日。イチローがスタメンをはずれるのは今季7回目のこと。しかし、チームがここまで130試合戦ってきた中で127試合には出場している。 ●ウイリアムス、決勝HR!キム、今季13セーブ目!ボーワ監督退場! ▼NL【○DIAMONDBACKS 4-3 ●PHILLIES】 ●先発エスコバル、5安打完封勝利!フルマー、4打点! ▼AL【○BLUE JAYS 9-0 ●ORIOLES】 ●初回にいきなりA・ラミレスのグランドスラムで突き放す! ▼NL【●ASTROS 2-8 ○PIRATES】 ●先発メイズ、8回まで無失点に抑え、1ヶ月ぶりの13勝目! ▼AL【○TWINS 7-1 ●ROYALS】 ●先発トラクセル、11奪三振の快投!メッツ、延長11回サヨナラ勝ち! ▼NL【●GIANTS 2-3 ○METS】 ●今季最長6時間35分!延長18回、レッドソックスがサヨナラ勝ち! ▼AL【●RED SOX 7-8 ○RANGERS】 |
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