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MLB EXPRESS

MLB EXPRESS REVIEW

★2001.4.2〜4.9★ [MLB EXPRESS REVIEW]

■2001.4.9(現地4.8)
●期待の若手左腕サバシア、白星つかずもナイスピッチング!
今から注目の投手です。▼AL【INDIANS 4-3 ORIOLES】

昨年、シドニーオリンピックのアメリカ代表チームに名を連ねていながら、直前でメジャーリーグへの昇格を果たし、オリンピックへの参加を辞退したCC・サバシア、20歳の期待の左腕が今シーズン初のマウンドに上った。

初回にジェフ・コーナインのスリーランホームランを浴び、不安定な立ち上がりを見せたもののその後のピッチングは圧巻。160キロ近いボールを中心に投げるサバシアはクリーブランド・ジェイコブズフィールドに集まったファンを十分に納得させるものだった。5回3分の2を投げ3安打3失点に抑えたのはさすがだ。

エリス・バークスラッセル・ブラニアンの2本のソロホームランだけで打線の援護はなく、サバシアはマウンドを下りたが、7回にホアン・ゴンザレスの2点タイムリーツーベースが飛び出し逆転。サバシアに黒星はつかなかった。

●よっ!アンタが大将!ペドロ、16奪三振!
▼AL【RED SOX 3-0 DEVIL RAYS】

球場整備のため試合が14分遅れた。試合開始が遅れるとなると野茂英雄を思い出すが、この日のレッドソックス先発のペドロ・マルチネスのピッチングも野茂同様に素晴らしかった。相手のデビルレイズ打線は全く歯が立たなかったといっても過言ではない。5回まではノーヒッター。9番バッターのフェリックス・マルチネスのヒットで記録の夢は消えた。しかし、8回を投げ、散発3安打の16奪三振で今季初勝利。。最後は抑えのデレク・ロウが締めくくり、こちらも今季初セーブ。打つほうでもマニー・ラミレスが3打数2安打の2打点。ノマー・ガルシアパーラの抜けた穴を感じさせない。

●大量援護、マック鈴木今季初勝利!
マック鈴木▼AL【ROYALS 15-4 TWINS】

野茂英雄イチローら、日本人選手の活躍が目立つメジャーリーグ。日本プロ野球を経験せずに渡米したマック鈴木も今季初のマウンドに上り、初勝利を記録した。5回を投げ、3安打1失点ならばローテーション投手としては十分な合格点が与えられる。

昨年前半、好投を見せ、アメリカンリーグ防御率でペドロ・マルチネスに次ぐ2位にまで上りつめたマック。後半は肩の不調に悩まされ不振に終わり、オフにはついに右肩の手術に踏み切った。手術も無事成功し、その後の経過も順調。つまり今日の登板は手術からの復活のマウンドになった。

チーム事情から、抑えに転向という話もあったが、デビルレイズからロベルト・ヘルナンデス投手を獲得したことから、今年も先発で行くことが決まった。手術を乗り越えたマックが今後どのようなピッチングを見せてくれるか、非常に興味深い。

この日のロイヤルズ打線は3回にAJ・ヒンチのホームランを含め7点とビッグイニングを作り、勝負を決めた。その他には、マーク・クイーンが5打点、マイク・スウィーニーが3打点をそれぞれ上げている。

●アラミス・ラミレス、3本塁打6打点!
▼NL【PIRATES 9-3 ASTROS】

パイレーツの若き三塁手、アラミス・ラミレスが3本のホームランを放ち、6打点の大活躍。メジャーとマイナーを行ったり来たりしているラミレスにとってこれを大きな飛躍のきっかけとできるか?もともと、打撃には高い評価を受けている選手である。なお、ヒューストンのエンロンフィールドで1試合3本塁打した選手はこのラミレスが始めてである。

●新旧大型左腕対決、アンキールに軍配!
今日はノーコンもなりをひそめ・・・。▼NL【CARDINALS 9-4 DIAMONDBACKS】

ダイヤモンドバックス先発はランディ・ジョンソン37歳、カージナルス先発はリック・アンキール21歳。ともに、剛速球の持ち主でありながら、コントロールには難があるとされている投手。

初回マット・ウイリアムスのホームランで2点先制されたアンキールだが、その後は立ち直りをみせる。149キロのストレートと鋭いカーブでダイヤモンドバックス打線をキリキリ舞い。昨年のプレーオフで見せたノーコンを感じさせないピッチング。5回を投げ、3安打2失点で8奪三振。球数100球でストライクが63球なら素晴らしい。

一方のR・ジョンソンは3回にマイク・マセーニーエリ・マレーロにそれぞれホームランを打たれ、さらに6回にはエドガー・レンテリアにもホームランを打たれ、結局、5回3分の2を投げ、11安打の9失点、奪三振数はわずか4に終わった。ジョンソンが9失点というのは、1994年4月10日、彼がまだマリナーズに所属していた頃、対ブルージェイズ戦で2回と3分の1で10失点で降板した以来のことである。

マグワイアの抜けたファーストに入ったマレーロが4打数3安打。なお、右膝の状態が悪く4試合を欠場しているマグワイアは現地9日のロッキーズ戦から復帰する予定である。

●メッツの外野陣がボロボロ!エクスポズにスウィープされちゃった!
▼NL【EXPOS 5-2 METS】

昨年のナショナルリーグチャンピオンチーム、メッツがエクスポズ相手に3連敗。外野のティモ・ペレスベニー・アグバヤーニが怪我で離脱。ジェイ・ペイトンも頭痛を訴え、試合に出ていない。そんな中、火を吐いているのが新庄剛志。昨日は8番センターでスタメン出場し、3打数2安打。この日も6番センターで2試合連続のスタメン。5打数2安打と大当たりで、打率は4割である。新庄にとってはレギュラー定着の最高のチャンスである。運も実力のウチと言うが・・・。

メッツ先発、アル・ライターは5回を10安打4失点。一方、エクスポズ先発はパイレーツからやってきたクリス・ピーターズ。ピーターズは5回を5安打1失点と好投した。カージナルスからやってきた強打の三塁手、フェルナンド・タティースも5打数3安打と大当たり。エクスポズはこれで開幕から5勝1敗の好成績。これだけの好成績とは20年ぶりだそうだ。

●その他の試合結果
▼NL【MARLINS 6-1 BRAVES】
▼NL【PHILLIES 3-1 CUBS】
▼NL【BREWERS 8-4 REDS】
▼NL【PADRES 11-3 ROCKIES】
▼NL【GIANTS 8-3 DODGERS】
▼AL【YANKEES 16-5 BLUE JAYS】
▼AL【TIGERS 5-3 WHITE SOX】
▼AL【RANGERS 5-4 MARINERS】
▼AL【ANGELS 6-4 ATHLETICS】


●吉井、エクスポズへ!
すでに吉井理人がキャンプ地のフロリダ州ジュピターでエクスポズの練習に参加しているとのこと。同じくエクスポズに所属する伊良部秀輝は怪我で5月下旬に復帰予定。二人でローテーションに入ることになれば、今年のレッドソックスの野茂英雄、大家友和に続く複数日本人投手がメジャーローテーション入りということになる。

■2001.4.8(現地4.7)
●30歳左腕ミカラック、初メジャーで初勝利!
初勝利のミカラック(左)に今季2セーブ目を上げたコッチ。▼AL【BLUE JAYS 3-2 YANKEES】

1993年にアスレティックスにドラフト指名されプロ野球の世界に足を踏み入れてから、10もの異なるチームのユニフォームを着て野球を続けてきたクリス・ミカラック。彼がブルージェイズのユニフォームに袖を通したとき、すでに30歳になっていた。30歳のルーキー投手としてヤンキースタジアムのマウンドに立ったとき、その約3時間後には勝利投手の栄冠を勝ち取るとは、果たして誰が想像しただろうか?

ミカラックは5回3分の1を投げ、4安打無失点5奪三振。ミカラックの後、3人の投手が引き継ぎ、最後は抑えの切り札、ビリー・コッチ。コッチはホルヘ・ポサダにツーランホームランを浴びるが、何とか後続を抑え、自らのセーブとともに、ミカラックにメジャー初勝利をもたらした。苦労人ミカラックはこの勝利に涙した。そしてこの試合のウイニングボールは、彼をずっと支え続けてきた妻に捧げるそうである。

ヤンキース先発のオルラルド・ヘルナンデスは4回3分の1で3失点で降板。5安打に5四死球、シャノン・スチュワートホゼ・クルーズ・ジュニアにホームランを浴び、球数も95球ということなら仕方がない。ヤンキースにとって嬉しいニュースはデレク・ジーターの復活。2番ショートで先発し、5打数1安打、2三振。まだまだこれからといえそうだ。

●ドジャース、2夜連続で5ホーマー!
▼NL【DODGERS 10-4 GIANTS】

昨日は、マーキス・グリッソムに1本、エリック・キャロスに1本、マーク・グラジオラックに2本、ポール・ロデュカに1本の計5本のホームランが飛び出し、この日は、クリス・ドネルスに1本、キャロスに1本、ショーン・グリーンに2本、グラジオラックに1本と、またまた計5本のホームランが飛び出した。この日の5本のホームランを一挙に受けたのは、ジャイアンツ先発のリバン・ヘルナンデス。3回3分の1で8失点を奪われれば降板するのも仕方がない。ヘルナンデス兄弟は同じ日に共にKOされたことになる。

ドジャース先発のパク・チャンホは、5回を投げて4失点奪われたが、打線の援護で、2勝目をあげている。

●連夜の熱戦!佐々木、冷や冷やの3セーブ目!
▼AL【MARINERS 6-5 RANGERS】

両チーム、共に先発投手がピリッとしない。マリナーズ先発のブレッド・トムコは3回3分の1を7安打3失点、レンジャーズ先発のダグ・デービスは4回3分の2を7安打4失点。これではゲームが締まらない。9回に2点を加え6対3とリードしたマリナーズが満を持してマウンドに送ったのは佐々木主浩。連続ヒットを浴び、アレックス・ロドリゲスに2点タイムリーツーベースを浴び、危なかったが何とか抑えきり、今季3セーブ目。アレックス・ロドリゲスは今日5打数3安打で3本とも二塁打と、ついにエンジンがかかってきた。イチローは5打数2安打。打率は4割をキープしている。

また、この試合、マリナーズの2番手で投げたライアン・フランクリン投手がメジャー初勝利を記録。例のシドニーオリンピックの金メダルメンバーである。

●マグワイアとエドモンズがいませんが・・・!
▼NL【CARDINALS 8-4 DIAMONDBACKS】

21歳のルーキー、アルバート・プホルスが4打数2安打3打点の大活躍。マーク・マグワイアジム・エドモンズのいないということを感じさせない打棒を披露。JD・ドリューにもホームランが飛び出した。先発カイルも初勝利。

一方、ダイヤモンドバックスのルイス・ゴンザレスは早くも今季5号ホームラン。

●打撃天国へようこそ!両先発投手が9失点!
大変なことになっちゃいました。▼NL【PADRES 14-10 ROCKIES】

パドレス先発のウッディ・ウイリアムスが12安打9失点というピッチングをしながら、勝ち投手となり、一方のロッキーズ先発であるマイク・ハンプトンも11安打9失点という内容のに終わった。

打撃天国クアーズフィールドだからか、ハンプトン自らもホームランを放ったが、勝利には結びつかない。この球場はホントに・・・。

●お待たせ、ソーサ第1号!そして、カブスに新星登場!
▼NL【CUBS 8-4 PHILLIES】

サミー・ソーサに待望の第1号が飛び出した。しかし、この日の主役はソーサではなく、マイナーから上がってきたフリオ・ズレタ一塁手である。5打数2安打の5打点。マーク・グレースの抜けたカブスのファーストのレギュラー候補の一番手に躍り出た。

●その他の試合結果
▼NL【BREWERS 6-1 REDS】
▼NL【EXPOS 10-0 METS】
▼NL【PIRATES 5-3 ASTROS】
▼NL【MARLINS 8-0 BRAVES】
▼AL【ORIOLES 4-2 INDIANS】
▼AL【TIGERS 5-3 WHITE SOX】
▼AL【ROYALS 5-3 TWINS】
▼AL【ATHLETICS 4-2 ANGELS】
▼AL【RED SOX 6-2 DEVIL RAYS】


■2001.4.7(現地4.6)
●イチロー、メジャー初ホームランは値千金の勝ち越しホームラン!
もう立派なメジャーリーガー。▼AL【MARINERS 9-7 RANGERS】

昨年までマリナーズの一員だったレンジャーズのアレックス・ロドリゲスが古巣との対戦ということで注目を集めたこのゲーム。A・ロドリゲスは4打数1安打の2三振に終わった。この試合最も輝いていたのはイチローだった。レンジャーズ先発のリック・ヘリングを初回に捕まえ、三塁線を抜くツーベース。これがイチローの初長打となる。このイチローを皮切りにマリナーズが初回に4点を先制。2回に巡ってきた2打席目も初球をセンター前にはじき返す。

4回までに7対1と一方的にリードしたマリナーズだが、先発ジェイミー・モイヤーを引き継いだジェフ・ネルソンが捕まり、替わったノーム・チャールトンからレンジャーズの4番、ラファエル・パルメイロが満塁ホームランを放ち7対6とマリナーズを追いつめる。その後同点となり、延長戦に突入。

試合を決めたのはイチロー。8回の第5打席でこの日3本目の内野安打を放っていたイチロー。延長10回の第6打席、ランナーを1塁において、ジェフ・ジマーマンからライトスタンドへ飛び込むツーランホームラン。メジャーリーグでの初ホームランはまさに値千金の一発となった。この裏は大魔人こと佐々木主浩が締め、マリナーズはこの試合に見事勝利を収めた。

●ラミレス、新本拠地フェンウェイパークで初ホーマー!
大家友和▼AL【RED SOX 11-4 DEVIL RAYS】

レッドソックスがフェンウェイパークでの本拠地開幕戦。先発を任されたのは日本人メジャーリーガーの大家友和だった。初回に二塁打1本を含む4安打で3失点と散々なスタート。しかし、その裏、マニー・ラミレスが放った今季初ホームランが同点スリーランホームランとなり、レフトのグリーンモンスターを越えていった。結局、大家は立ち直りを見せたものの4回までに88球と多い球数から4回で降板。勝利投手の権利を手にすることは出来なかった。この他にもカール・エバレットのホームランも飛び出している。

●マダックス、5回を58球で3安打無失点の好投!
▼NL【BRAVES 7-5 MARLINS】

開幕がわずかに遅れたグレッグ・マダックス。5回までを3安打無失点という素晴らしい内容で今シーズン初登板を勝利で飾った。6回表にBJ・サーホフのタイムリーで初得点をあげたブレーブスは続くチャンスを生かすため、投手のマダックスに代打を送り、無理をさせなかった。7回にはチッパー・ジョーンズのスリーランホームランも飛び出し、最後はジョン・ロッカーが締め初セーブをあげた。

マーリンズはマイク・ローウェルの満塁ホームランで追い上げるが力及ばず、開幕から4連敗となった。

●アストロズ開幕から4連勝!
▼NL【ASTROS 4-1 PIRATES】

昨年の不調を感じさせないアストロズ。この日もクレイグ・ビジオのスリーランホームランを含む4打数3安打3打点の大活躍。開幕から4連勝。

●ミラーパーク、オープン!
開閉式で天然芝。ブッシュ大統領も駆けつけた。▼NL【BREWERS 5-4 REDS】

ミルウォーキーにオープンした新球場ミラーパーク。この日は盛大な盛り上がりで、かつてミルウォーキー・ブリュワーズのオーナーで、現在はMLBのコミッショナーをつとめるバド・セリグも感慨深げだった。ブリュワーズの歴史を飾った往年のスター、ロビン・ヨーントハンク・アーロンなどの銅像も球場周辺に建てられ、新球場ミラーパークに彩りを添えた。

試合は、ここまで開幕から白星のないブリュワーズが8回にリッチー・セクソンの勝ち越しホームランで5対4と勝ち越し、記念すべき新球場初試合を勝利で飾った。

ここのところ新球場が毎年のように開場しているMLB。このミラーパークではこれからどのような熱戦が繰り広げられるのか。

●デルガド、この日2ホーマーで早くも今季5号!
▼AL【BLUE JAYS 13-4 YANKEES】

カルロス・デルガドが熱い。この日のヤンキースの先発はメジャーデビューとなるクリスチャン・パーカー。新人であろうが、デルガドは容赦しなかった。パーカーは8回を7失点でマウンドを降りた。パーカーは25歳で、昨年ヤンキース傘下の2Aチームで14勝6敗と貢献した投手だった。今後に期待!

●その他の試合結果
▼NL【CUBS 3-2 PHILLIES】
▼NL【EXPOS 10-6 METS】
▼NL【PADRES 7-5 ROCKIES】
▼NL【CARDINALS 12-9 DIAMONDBACKS】
▼NL【DODGERS 10-1 GIANTS】
▼AL【TWINS 6-2 ROYALS】
▼AL【TIGERS 10-9 WHITE SOX】
▼AL【INDIANS 4-3 ORIOLES】
▼AL【ANGELS 5-4 ATHLETICS】


■2001.4.6(現地4.5)
●金メダル右腕、ベン・シーツ、ほろ苦デビュー!
それでも新人王候補に変わりない。▼NL【ASTROS 8-2 BREWERS】

昨年のシドニーオリンピックを覚えているだろうか?決勝のキューバ戦での3安打完封でアメリカ代表チームに勝利をもたらしたのは、ブリュワーズ期待のベン・シーツである。メジャー経験がないにも関わらず、今シーズン開幕前から、ローテーション投手としての期待をかけられている。アメリカンリーグの新人王候補がイチローなら、ナショナルリーグの新人王候補がこのシーツである。

この日、ここまで開幕3連敗とふるわないブリュワーズの連敗ストッパーとしてマウンドに上がった。しかし、そのシーツが2回にクリス・トゥルービーにツーランホームランを浴び、結局、6回を6安打5四死球で5失点という内容でメジャーデビュー戦のマウンドを降りた。主砲ジェロミー・バーニッツのホームランが飛び出したのも7回のことで既に遅かった。結局、ブリュワーズは開幕から4連敗。

一方のアストロズ先発のウェイド・ミラーは7回3分の2を投げ2失点。11奪三振は自己最多の記録である。オフに契約延長をしたリチャード・ヒダルゴにも今季初ホームランが飛び出した。

●神様、仏様、リード様。3安打1失点で完投勝利!
▼NL【METS 7-1 BRAVES】

メッツ先発、リック・リードがブレーブス打線を散発3安打の1失点に抑え、見事完投勝利。リードは打っても2安打の2打点と大活躍。また、この日初めてスタメンに名を連ねた新庄は4打数1安打1打点2得点。

一方のブレーブスの先発は昨年怪我でマウンドに立てなかった若手左腕のオダリス・ペレス。4回を投げ8安打4失点という内容だった。グレッグ・マダックスジョン・スモルツという軸になるべき選手が開幕を遅れているので、投手王国と言われるブレーブスにとって厳しい敗戦となった。

●新加入ムシーナと切り札リベラで完封リレー!
▼AL【YANKEES 1-0 ROYALS】

4連覇を目指すヤンキースに加わったマイク・ムシーナの初登板。6年契約の8850万ドルという破格の条件に見合う素晴らしいピッチングを見せ、ニューヨークのファンに暖かく迎えられた。7回3分の2を投げ5安打無失点。この後を引き継いだのがメジャーリーグを代表する抑え投手、マリアーノ・リベラ。リベラは残りのイニングを完璧に抑え、完封リレーで今季初セーブ。

ロイヤルズ先発のダン・ライカートは6回を4安打1失点と好投したが、その1失点というのが初回に飛び出したポール・オニールのソロホームランだった。

●移籍後初先発アシュビーに白星。
▼NL【DODGERS 7-5 DIAMONDBACKS】

今までビジターで7勝1敗と相性のいいドジャースタジアムで、今度はドジャースのユニフォームを着てマウンドに立つことになったアンディ・アシュビー。6回3分の2を7安打4失点という不安定な内容ながら、打線の援護で今季初勝利。

●コロラド名物!? 3試合で32得点!
▼NL【ROCKIES 11-2 CARDINALS】

ロッキーズの打線が大爆発を起こしている。この日も初回、ロン・ガントが自身の通算1500安打をスリーランホームランで飾り、4回にはトッド・ヘルトンの今季2号となるスリーランホームラン。4回までで11得点を奪い勝負を決めた。ロッキーズ先発のペドロ・アスタシオは8回を6安打1失点の10奪三振と素晴らしい内容で、開幕戦のマイク・ハンプトン、2戦目のデニー・ネイグルに続いて、チームとしては3連勝。

一方、開幕から3連敗となってしまったカージナルス。昨年のナリーグ中地区優勝チームの意地を見せたい。なお、マーク・マグワイアはこの試合に出場していない。

長谷川滋利●長谷川、今季初登板!
▼AL【ANGELS 10-3 RANGERS】

昨年のホームランキング、トロイ・グラウスの2本の本塁打で10対3とリードした9回に長谷川がマウンドに上がった。先頭のケン・カミニティを1塁ゴロ、続くチャド・カーティスを2塁ゴロ、最後のルーベン・マテオを三振という完璧な内容で、長谷川の今シーズンが幕を開けた。

1991年までエンゼルスのユニフォームを着ていたウォーリー・ジョイナーが10年ぶりに古巣復帰。既に2000本安打を記録している大ベテランだが、古巣のユニフォームを着て久々にホームランを放った。

●その他の試合結果
▼NL【REDS 4-1 PIRATES】
▼NL【CUBS 2-1 EXPOS】
▼NL【GIANTS 8-2 PADRES】
▼AL【BLUE JAYS 11-0 DEVIL RAYS】
▼AL【TWINS 9-5 TIGERS】
▼AL【ORIOLES 2-1 RED SOX】


■2001.4.5(現地4.4)
●野茂、MLB21世紀初のノーヒッターを記録!
すでに殿堂入りは確実という声も。▼AL【RED SOX 3-0 ORIOLES】

球場の電気系統の故障で試合開始が43分遅れた。思えば5年前のあの日も雨で試合開始が遅れた。あの日とは野茂英雄がドジャースに在籍していた1996年9月17日のことだ。

今シーズンからレッドソックスのユニフォームに袖を通すことになった野茂は球団首脳の高い評価に比べ、オープン戦では結果が残せなかった。しかし、この日はそのオープン戦の不調を感じさせないストレートの伸びを見せた。5回までは2つの四球、3つの三振を奪う内容。後半はストレートの伸びに加え、伝家宝刀のフォークボールもキレを増した。6回から8回までの3イニングは5連続奪三振を含む、8個の三振を奪い、計11奪三振。まさにトルネード炸裂である。

チームの柱であるノマー・ガルシアパーラが怪我での離脱で打撃力低下が課題となっているレッドソックスだが、この日も打たなければいけないマニー・ラミレスカール・エバレットに当たりがでない。一人火を吐いたのが、3回にツーランホームランを打ち、8回にはタイムリーと全打点を叩き出したブライアン・ドーバックである。

いよいよ、あと3人となった最終回。先頭のブラディ・アンダーソンをピッチャーゴロ。続くマイク・ボーディックがセンター前にフワッと上がる打球。一瞬ひやっとしたものの、セカンドのランシングがファインプレー。ツーアウトとなって迎えるのは、デライノ・デシールズ。野茂がメジャー初勝利をあげたとき、最後のセカンドゴロをさばいたのがこのデシールズで、野茂の最初のノーヒッターを記録したときバックに守っていたのもデシールズ。いわば、因縁の選手だ。しかし、2球目を軽くレフトに打ち上げ、トロイ・オリアリーが捕り、野茂のノーヒッターは見事に達成された。

両リーグでのノーヒッターは野茂で4人目。これまで達成した3人とは、サイ・ヤングジム・バニングノーラン・ライアンといずれも殿堂入りの大投手。野茂は見事、その中に仲間入りしたということになる。

Data Pitcher Year
April 4 Hideo Nomo (RED SOX) 2001
April 7 Ken Forsch (ASTROS) 1979
April 7 Jack Morris (TIGERS) 1984
April 8 Kent Mercker (BRAVES) 1994
April 11 Witt Langston (ANGELS) 1990
現地4月4日に達成したというのは過去のメジャーリーグの歴史のシーズンの中で最も早い記録達成。詳しくは左の表の通り。

前回達成したのは、敵地コロラドのクアーズフィールド。今回がボルティモアのカムデンヤーズ。いずれの球場でもそれまでノーヒッターを達成した投手はいなく、ともに野茂が初のノーヒッター投手。敵地での達成ということで非常に価値のあるものといえる。

日本人メジャーリーガーのパイオニアといわれる野茂だが、イチロー新庄剛志の話題ばかりで最近影が薄くなってきていたのは事実かもしれない。そんな中で、見事に存在感をアピールした。しかし、そんな野茂にはもっと大きな目標がある。ワールドシリーズのマウンドに立つことだ。

この野茂に隠れるように、オリオールズ先発のシドニー・ポンソンも7回3分の1を4安打2失点と素晴らしい内容だった。ただ、相手が悪かった。これからに期待しましょう。

●でたあ!3連発!デルガド、大爆発!
▼AL【BLUE JAYS 11-8 DEVIL RAYS】

カルロス・デルガドは今最も、三冠王に近い男かもしれない。昨年、打率.344、41本塁打、137打点を記録し、4年契約6800万ドルでブルージェイズと再契約しただけのことはある。1試合3本塁打は、彼のキャリアでは3度目の記録となる。

●シリング、7回12奪三振の快投!
▼NL【DIAMONDBACKS 7-2 DODGERS】

ルイス・ゴンザレスが2本のホームランでカート・シリングを援護。一方、ドジャースと5年間5500万ドルで契約したダレン・ドライフォートは5回途中までで10安打6失点と散々な内容。

●ブレーブス、メッツにサヨナラ勝ち。昨日に引き続いてロッカーが・・。
▼NL【BRAVES 3-2 METS】

不安のブレーブス先発、ケビン・ミルウッドは6回を3安打1失点。しかし、ジョン・ロッカーがピリッとせず、最終回に同点に追いつかれたが、その裏、フィルダースチョイスでブレーブスがサヨナラ勝ち。新庄剛志は代打で左翼フライ。

●ブリット・レアメス、K・ウッドに投げ勝つ!
▼NL【EXPOS 3-2 CUBS】

ブリット・レアメスは昨年カージナルスで8試合登板2勝1敗の期待の若手。ケリー・ウッドは7回8安打3失点だが、10奪三振とはさすが。

●ネイグル(ロッキーズ)、新天地コロラドで初勝利!
▼AL【ROCKIES 13-9 CARDINALS】

3回までに12点もの援護を受ける。トッド・ヘルトンも今季初本塁打。

●その他の試合結果
▼NL【PIRATES 6-5 REDS】
▼NL【PHILLIES 7-3 MARLINS】
▼NL【ASTROS 8-6 BREWERS】
▼AL【MARINERS 10-2 TIGERS】
▼AL【INDIANS 8-4 WHITE SOX】
▼AL【YANKEES 8-2 ROYALS】


●マダックス(ブレーブス)、復活は現地6日のマーリンズ戦!
ただいま13シーズン連続15勝以上というとんでもない記録を継続中。

■2001.4.4(現地4.3)
●22歳左腕バリー・ジート、6回までノーヒット!
まだまだ若いバリー・ジトー。これから楽しみです。▼AL【ATHLETICS 5-1 MARINERS】

昨年は14試合に登板し、7勝4敗の記録を残し、今季以降の飛躍を期待させたバリー・ジートが、今季初登板となるこの試合、6回までノーヒットに抑える素晴らしいピッチングを披露した。このジートのピッチングに応えるようにミゲル・テハダの満塁ホームランも飛び出す。マリナーズ先発のハラマがピリッとしない。マリナーズのブルペンを考えると5回まではなんとしても持ちこたえたいところ。昨年オリンピックでアメリカ代表チームの金メダルに貢献したライアン・フランクリン投手が3回3分の2を1安打2三振と光明を見せた。なお、イチローは4打数0安打で不発。

●ベンチュラ、2本のホームランで宿敵ブレーブスを倒す!
▼NL【METS 6-4 BRAVES】

すでに宿命の対決ともいえるブレーブスとメッツの対戦。昨日、レッズとの開幕戦を済ませたブレーブスと、この日開幕を迎えたメッツ。初回マイク・ピアザのツーランホームランで先制し、その裏、チッパー・ジョーンズのタイムリーで1点を返して2対1。その後はメッツ先発のアル・ライター、ブレーブス先発のトム・グラビンの好投で締まった試合展開。7回にブレーブスのハビア・ロペスがソロホームランで同点とした。さて、8回。日本でも注目の新庄が代走としてメジャーデビュー。センターフライで1塁から2塁へタッチアップという好走塁を見せる。続いて、代わったばかりのジョン・ロッカーからロビン・ベンチュラのホームランが飛び出し、勝ち越し。その後、ブレーブスが追いつき試合は延長戦へ。延長10回、新庄剛志のメジャー初打席でポテンと落ちるラッキーなヒット。これが、またベンチュラのホームランを生み、見事、メッツが開幕戦に勝利を収めている。新庄は好走塁、初安打に加え、好守備も披露し、デビュー戦にしては上々の出来となった。

●チームは勝ったけど・・・。A-RODは3三振。
▼AL【RANGERS 3-2 ANGELS】

全米が注目のアレックス・ロドリゲス。4打数1安打ながら、3三振とふるわず。幸いチームは勝ったものの、何とも物足りない。昨年240安打を記録したダリン・アースタッドは4打数3安打。早速安打製造機の名を欲しい働きを見せている。

●その他の試合結果
▼NL【ASTROS 11-3 BREWERS】
▼NL【REDS 3-2 PIRATES】
▼NL【PHILLIES 4-3 MARLINS】
▼NL【DIAMONDBACKS 3-2 DODGERS】
▼AL【TWINS 3-2 TIGERS】
▼AL【DEVIL RAYS 8-1 BLUE JAYS】


■2001.4.3(現地4.2)
●イチロー、2安打1得点でチームの勝利にも貢献!
新しいイチロー伝説の始まりだ。▼AL【MARINERS 5-4 ATHLETICS】

注目されたイチローのメジャーリーグデビュー戦。昨年の20勝投手ティム・ハドソンに対して、イチローの注目の初打席はセカンドゴロ。その後の2打席も凡退に終わったが、投手がマシューズに変わった第4打席、見事にセンター前に運び、初安打。次打席ではバントヒットを決め、デビュー戦としては2安打と最高のスタートを切った。ゲームは、マリナーズ先発のフレディ・ガルシアが4回途中でKOされたものの、続いて登板したブレット・トムコが踏ん張った。7回、イチローの初安打をきっかけに、エドガー・マルチネスジョン・オルルドのタイムリーが飛び出し、同点。8回にオルルドの犠牲フライで逆転。最後の締めはもちろん大魔人佐々木主浩。今シーズン初セーブを記録した。

●ハンプトン、8回3分の1を5安打無失点!
▼NL【ROCKIES 8-0 CARDINALS】

ロッキーズと8年間1億2100万ドルの大型契約をかわしたマイク・ハンプトンがクアーズフィールド初見参。期待通りの素晴らしいピッチングを披露した。カージナルス先発カイルは古巣ロッキーズ相手の先発ということで注目されたが、初回トッド・ウォーカーにホームランを打たれ、5回までで6失点されKOされた。なお、8回にラリー・ウォーカーのホームランも飛び出している。

●昨年新人王ファーカルのホームランで開幕戦勝利!
▼NL【BRAVES 10-4 REDS】

先発予定だったグレッグ・マダックスが怪我でジョン・バーケットが代役先発。5回まではドミトリー・ヤングのホームラン1本に抑えていたが、6回にショーン・ケイシーの1発から捕まり、降板。結局、5回3分の2を2本塁打4失点という結果になった。ブレーブスで息を吐いたのが昨年新人王のラファエル・ファーカル。昨年4本しかホームランを打っていないこの選手が、2つの犠牲フライ、1本のホームラン、さらに1打点と計4打点と大活躍。この男に2年目のジンクスなんて関係ないのか!?

●クレメンス、アメリカンリーグ奪三振新記録達成!
▼AL【YANKEES 7-3 ROYALS】

この試合で5奪三振を奪ったロジャー・クレメンスは通算3509奪三振となり、ウォルター・ジョンソンの記録を抜き、アメリカンリーグの新記録を樹立。なお、メジャー記録はノーラン・ライアンの5714個。クレメンスは7位となっている。そのクレメンスから、ジャーメイン・ダイがホームランを打ったということも付け加えておこう。

●ペドロ・マルチネスの快投も打線援護なく惜敗!
▼AL【ORIOLES 2-1 RED SOX】

延長11回までもつれ込んだが、11回裏にレッドソックス抑えの切り札デレク・ロウが捕まり、サヨナラ負け。メジャーリーグナンバー1投手、ペドロ・マルチネスは7回を4安打1失点と好投したが、オリオールズ先発のパット・ヘントゲンの好投もひかり、勝つことは出来なかった。

●シェフィールドの1発で1対0の辛勝勝ち!
いろいろとあったけど・・・。▼NL【DODGERS 1-0 BREWERS】

ゲーリー・シェフィールドは開幕前の移籍騒動も何のその。期待に応えた。先発のパク・チャンホも7回を無失点で初勝利。

●まだまだ元気!ボンズ、通算495号本塁打!
▼NL【GIANTS 3-2 PADRES】

若いもんには負けてらんないや。トニー・グウィンも2安打を放ち、しっかりアピール。

●ウェルズがホワイトソックスデビュー!
▼AL【WHITE SOX 7-4 INDIANS】

デビッド・ウェルズは6回を4安打2失点と上出来の内容で白星。インディアンズの注目、ホアン・ゴンザレスは2本塁打。

●その他の試合結果
▼NL【EXPOS 5-4 CUBS】
▼NL【PHILLIES 6-5 MARLINS】


■2001.4.2(現地4.1)
●プエルトリコで2001年メジャーリーグ開幕!
▼AL【BLUE JAYS 8-1 RANGERS】

昨年は東京で開幕戦を迎えたメジャーリーグ。今年は数多くのメジャーリーガーを輩出しているプエルトリコでの開幕。ブルージェイズ対レンジャーズというこのカードの注目は、オフに大型契約を結び話題となったアレックス・ロドリゲス(レンジャーズ)、そして地元プエルトリコ出身のイバン・ロドリゲス(レンジャーズ)、カルロス・デルガド(ブルージェイズ)だ。初回早々、A・ロドリゲスのヒットに続き、ラファエル・パルメイロの二塁打でレンジャーズが先制したが、3回にシャノン・スチュワートのホームランで同点、4回にトニー・バティースタのツーランホームランが飛び出しブルージェイズが逆転。先発のエステバン・ローアイザーの9奪三振を奪う好投もあり、ブルージェイズが8対1で勝利を収めた。

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