らくがき帖〜音楽編
ちょうど1年ぶりの来日公演.ドラムがMichael GilesからIan
Wallaceに変わっていますが,それ以上にこのバンドが持つ意味づけも(少なくともわたしの中では)変わってしまいました.昨年の来日公演に感じたような葛藤や期待感(昨年のライブ・レポート参照)はもうありませんが,「大好きな懐メロ・バンドの定期公演」みたいな割り切りが出来た分,気軽に参加できたし,それなりに楽しい時間を過ごすことが出来ました.ただ,わたしに限らず,会場全体として去年のような期待感には欠け,演奏内容も最高とは言えなかったと思います.
前置きはこれぐらいにしてライブ・レポートを.会場のなんばHatchは本来オール・スタンディングが基本のライブ・ハウスとおぼしき雰囲気.開演30分前ぐらいに到着しましたが,みなさんのんびりした様子.まさしく"お達者倶楽部"的なノリで,「そんなものプログレでもロックでもない!」と言う罵声が聞こえてきそうですが,まさにその通り(笑) ただ,その辺のこだわりを吹っ切ることが出来れば十分に楽しめたと思います. ライブ料金とは別にドリンク券の購入が義務だったので,早めにビールとつまみを購入してちびちび飲みながら開演を待つ.グッズはTシャツとイタリア公演のライブCD.CDは未入手だったため購入(3000円也).袋もなく裸のCDをそのまま豪快にポンと渡してくれました.でも,愛想は悪くなかったのでまあ問題なしでしょう(笑)
肝心の席ですが,最前列近くながら会場の左端,かつスピーカの真ん前.かなり最悪な場所ですが,去年はIan
MacDonald側の端っこだったのが今回はMel
Collins側なので,我慢できないというほど不満でもない.
今年の来日メンバーは以下の通り.前述したようにドラムがMichael
GilesからIan Wallanceに変わった以外は昨年と同じです.
Ian McDonald (sax, flute, key, vo)
Peter Giles (bass)
Mel Collins (sax, flute)
Jakko Jakszyk (g,
vo)