AVよもやま話
6.Suspiria/サスペリア
映画ファン,とくにホラー映画のファンには名作として有名でしょうし,プログレ・ファンの間でもGoblin
がO.S.T.を担当したことでよく知られているでしょう.サウンド面の詳細は Goblin
の項を参照してください.ここでは映像中心にお話を進めていきます.
この映画の日本封切り時のキャッチ・コピーは,確か”けっして一人では見ないで下さい”でしたが,実際の怖さはそこそこでしたね.ただし音楽との相乗効果もあって,見る者の不安感を掻き立てるような映像は絶品です.とくに冒頭,豪雨の空港に主人公が降り立つシーンにGoblin
によるテーマが流れると緊張感・不安感は嫌がうえにも高まります.映像と音楽が見事にマッチした名場面です.
監督のダリオ・アルジェントはその鮮やかな色彩感が大きな魅力.前述したように恐怖度はそんなに高いとは思わないのですが,退廃的な映像美は見ものです.カメラ・ワークに言及するほど映画には詳しくありませんが,素人が見ても素晴らしいと思えるショットが随所に散りばめられています.血まみれの死体もグロテスクではなく,ある種壮絶な美を感じさせてくれます.
同監督の作品では「インフェルノ」,「フェノミナ」も高い評価を受けています.とくに「フェノミナ」の主演女優ジェニファー・コネリーは美しいと評判(笑).しかし,わたし自身はこの作品見る気にならないんですよね.
その理由は...ラストで主人公がう*虫と腐った*肉の海に落ちて行くシーンがあるらしいから.血も凍るようなホラー映画は大好きです.サスペンスも大好物.それにスプラッターで血しぶき飛びまくっても,内*ぐちゃぐちゃでもいいんですけどね.う*虫は嫌(笑).そう云えば,「サスペリア」でも大量のう*虫が這いずり回るシーンがありました.ダリオ・アルジェントはう*虫好きか?
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