サバト:カインの剣
Sabbat: Sword of Caine

「ヴァンパイアは人殺しなのさ」

―レスタト・ド・レオンクール、ニューオーリンズにて
(「夜明けのヴァンパイア」より)

「サバトは中世の魔女の集会のことをもともとは指した。現在ではカマリリャと対立する組織の代表として存在し、いわば光に対する影としてカマリリャの血族を攻撃する敵である。」・・ルシータ、ラソンブラ反逆氏族、カマリリャの影の暗殺者

「サバトとはカインを崇め、十三柱の邪神達に対する聖戦を進める半宗教的な軍事組織である。」・・ヴィンセント・デイ、ヴェントルー反逆氏族の聖堂騎士

「サバトは人殺し、悪党、その日暮らしにあがくごろつき、その他もろもろの出来そこないの集まりだ。要するに賎民の集まりやカマリリャとちっとも変わらないということさね。」・・リスラック、サメディのカマリリャフリーエージェント

「サバトとはアナーク大反乱の灰の中より生まれた血族の理想郷、新たなるカルタゴである」・・サスカ・ヴィコス、元浪人(所属する群れ、一味のない)の古老(プリスクス)、現在ワシントンの大司教

「悪魔崇拝者と淫祀邪教、それを襲うきちがいの異端審問会や妄想狂の黒手団。要するに地獄だ。」・・カーシュ、カマリリャの将軍(一匹狼のギャンレル)

「サバトとは何か?すべてだ。」・・フランシスコ・ドミンゴ・ド・ポローニャ、東海岸枢機卿

 歴史・・アンブロージョ・ルイス・モンカーダ枢機卿、
     スペイン及びマドリッドラソンブラの首領、レザミ・ノワールの指導者。

 世界の変化は、時代の潮流に容易に適応しきれない血族にも容赦なく訪れる。アナーク大反乱は己の地位に安住し、将来の危険や自らの向上などに関心を持たず、我らに与えられたカインの不死の贈り物を無駄遣いする長老たちに若輩者たちが上げた炎であった。両者の争いに漁夫の利の可能性を認めたアサマイト氏族は戦争を煽り、またこの世界の知性ある存在が自分たちだけではないと気づき始めた賎民たちは「異端審問会Inquisition」を開いて血族たちを狩り、容赦なく炎の中に投げ込んでいった。我らラソンブラ氏族とツィミィーシ氏族の「叛徒」は首尾良く圧制の首魁であると見られる第三世代アンテデルビアン達の殺害および同族喰らいに成功したが、戦況は「叛徒」側にとって悪化しつつあった。

(第三世代の位を勝ち取ったはずのグラティアーノ、ルゴジ二者は大反乱の後いずれも姿を消してしまっている。グラティアーノは一時期大司教としてサバトにいたが大地に呑まれてしまったという噂がある。ルゴジはアマランスの直後に休眠し、いずこかに身を隠してしまった。)

 1493年(前年にクリストフォロ・コロンボが新大陸を発見した)、これまで圧制を執り行ってきた長老たちの残党が結束して謀議した。後のカマリリャの母体となる「仮面舞踏会の掟」を定め、彼らの言う「叛徒」達の首領およびアサマイトの使節をミトラスの領土、イギリスの僻村である「いばらの冠(ソーンズ)」の村に呼んだ。(彼らの首領であるハルデシュタットはブルーハーのタイラーに殺害されたという噂があったが、どうやら誤報だったらしい。)彼らは叛徒たちに「反乱以前の状態に戻す」ことを条件にし、弱腰の叛徒の一部はそれに応じた。(これをソーンズ協定と呼ぶ)しかし後のあくまでカインの大義を信奉し、ジハドで第三世代の操り人形になることを望まないサバトの中核が決意とともに現れて、ソーンズの賎民どもに焼き討ちをかけ、彼らの決意を示した。

 反乱軍は時利あらず、スカンジナヴィアに本部を移し、ヨーロッパの多くの軍事拠点はカマリリャの攻撃の前に孤塁と化した。しかしここで、われわれの前に新天地が開けていることが判明し、多くのサバトの成員がアメリカへと移住し、現地の血族や狼憑きと戦うことを選んだ。彼らは正しかったし、間違ってもいた。メキシコを中心とした血族の帝国を築いた「摂政」と枢機卿達は定命の者達の生活水準を低く押さえることで格好の狩猟場、権力の土台、信仰の対象を旧世界の伝統を巧みにからめて作り上げた。しかしその一方でそこの古い力はわれわれにとって異質であった。ヨーロッパこそがわれわれの故郷の地、土台だったからであった。

 一番の問題は「自由か、結束か」の問題であった。カマリリャの圧制者たちは我々の内輪もめに利して新大陸にも進出し、我々はより集権的、軍事的な体制を取らざるを得なくなった。自由を標榜するブルーハーの群れはしばしばサバトの基本原理がないがしろにされていると非難し、1803年の「購入地宣言」そして最終的に1933年「ミラノ憲章」が作られて布告された。その基本原理は対立する二つの原理をまとめる役割を果たした。(ミラノはその後、現地の長年の大司教であり、サバトの支持者であったジャンガレアッツォの変節、カマリリャへの転向によって汚された。呪いあれ。)


なぜアンテデルビアンは脅威なのか?・・ふたたびサスカ・ヴィコス
1:神話的、宗教的理由
 伝説の都市で、「洪水前の者達」アンテデルビアンは自らの血の親である第二世代を滅ぼし、その血を食らってカインの呪いを受けたといわれているが、これが根拠のあるものであるかないかは学術的な点からは問題ではない。カインを血族が理想の存在であると見る以上、彼らがカインという太陽の前に立ちふさがる大いなる障害物として目されるのは当然のこととなる。アンテデルビアンとは彼らをその制限された立場へと陥れた元凶として実像を持つのである。

2:合理的理由
 多くの長老は休眠より覚めると血に渇いている。そして血の濃さは血族の世代に比例する。また同族喰らいが自分より世代が多い存在を対象とするものであっても大いに快楽と愉悦をもたらすものであることは証明されている。
さらに、データによるとあまりにも長い年月を過ごしてきた者はもはや渇きを同族の血によってしか癒せないという可能性が大きい。彼らが将来食らうための家畜として休眠中に繁殖させるための子孫が生きて動いている血族の存在理由ならば、反逆は是非もないことではないか?

3:その他の理由
 狂気は長い年月を「信念」なくして疲れ果てて生きてきた多くの血族に共通して見られるものである。またそのような存在の精神構造が人間に比較的近い若輩者に理解できないとしても当然のことである。無知からくる恐怖は精神の破壊を生む。血族の多くはその肉体に比してあまりにも脆いものだ・・・私は良く知っている。そして我々は死にたくはない・・・いずれにしても。 先日のバングラディシュ一帯に起きた事件によって、もはや「慈悲深き始祖」の幻想を追える者も、アンテデルビアンを単なる伝説だと退ける「棺桶に首を突っ込んだ」者も立地点を失ってしまっている。サバトの大義がゲヘナの接近とともに試されようとしている。


 サバトの実相・・・「血の兄弟の」マーク、トーランスの司教
 悪魔崇拝
 サバトの中には過去「地獄の勢力」、超自然の存在と取引した勢力が存在した。(いや、今でも存在しているかもしれない。)モントリオールやトレメール反逆氏族などはその拠点とされていた。サバトの同胞達にとって理想としての地上での霊長となることを目的としている点で、奴隷の彼らは排除するべき癌であり、彼らをセクト内から追放する目的で「異端審問会Inquisition」が結成された。(皮肉なことだ。かつて我々を迫害した組織と同じ名称の組織がサバト内に存在するとは。)

 黒手団と異端審問会
 黒手団Manus Nigrumはアサマイトやギャンレルを中心としたセクト内の半独立組織で、独自の目的を持っていることもあるが、たいていはサバトの大義に応じる形で忠実な軍事的組織として役割を担っている。今日では摂政のセクト内での憲兵もしくは独立部隊として働くことが多い。不可解な点が多いのは歴史が極めて長いものを持つことからも当然のことであるが。一方、異端審問会Inquisitionは黒手団を悪魔崇拝の拠点として一時監視していた。(その疑いは晴れたが)しかし腐敗はサバトにおいてもいわば駆除しきれないもので、彼らの私的な闘争が公の場にまで波及し、サバトの団結を妨げている。

 カマリリャとサバトの相違点
「ノドの書」の解釈と付属する経典の取捨選択の違いはカマリリャとサバトの相違を理解する
一助になるかもしれない。サバトはカマリリャが自分達の六つの掟の源になったとする
「第一都市」の記録およびカインの言行録を長老達の改竄した偽典として否定している。
カマリリャ
Camarilla
サバト
Sabbat
政体 封建主義的、農奴支配(この場合作物は賎民に当たる) 集権主義、遊牧民的政体
(食料の調達、および民政は軍隊の下士官が取りしきる)
教義 賎民に対する「仮面舞踏会」、人間性尊重 アンテデルビアンに対する聖戦、人間性の打破
主権者 内陣Inner Circleおよび護法官 カインの摂政および黒手団、聖堂騎士団
議会 大会合Conclave 大宴会、死者の祝祭
司法機関 護法官および執行官 黒手団および異端審問団
勢力圏 ヨーロッパの大部分及び北米(東海岸を除く大部分) 中南米及び南欧の一部、カナダ及び合衆国東部沿岸
戦略 卓越した賎民及びグールの影響力を利用した物量戦術及び情報操作。確固とした長老支配のため近代技術革新には対応しにくい。 能力主義による指揮系統及び《訓え》を重視し、大量のショックトループを投入する直接攻撃。近代技術に熟達した少数の若輩を抱えている。


 世代間対立
 サバト内にはその他にも多くの派閥、未来予想図の相違点があり、そのうちの最たるものが少数の真に強大な(そして時代錯誤な)長老たちと多数の群れを統率しているカインの剣の軍隊である。彼らの間の共通点は、敵を同じくしているというところなどで、結びつきをまとめているのは信頼よりもむしろ恐怖であり、これはカマリリャと同じである。ジハドは終末の段階に入り、カマリリャの分裂及び反攻、独立組織の両セクト加入など新しい事態にどこまで対応できるか?定かではない。

 グール
 人間を蔑視するサバトの原理はカマリリャ的なグールの支配と利用を一般に堕落と見なすが、長い歴史を有する黒手団及びツィミィーシはレヴナントと呼ばれる血族の因子を抱え、多くの人間の言う意味での祖先の血をひく予備的血族を控えて、カマリリャとは異なるグールの利用に熟達している。残念なことに彼らの多くは主人達の人間性を無視した扱いのために傷ついた心や精神病を抱えている。


 サバトの構成・・・研究者、ヴァレリウス・マイヨール。トレメール反逆氏族
  (サバトの独立エージェント)
以下にサバトにおいて重要だとみなされる特色及び信奉する儀典などをまとめてみた。役に立てば幸いである。

 構成氏族
ラソンブラ氏族
 基本ルールを見ること(鏡に映らない)
ツィミィーシ氏族
 基本ルールを見ること(寝床に決まった土が必要)
アサマイト反逆氏族
 ほぼ主流氏族と同じ、多数が黒手団(血族の血で狂乱しやすい)
ブラッドブラザー(血の兄弟たち)
 ツィマイシの魔術によって創造された。集合意識を持つ。(「抱擁」できない。兄弟の苦痛を共有)
ブルーハー反逆氏族
 ほぼ主流氏族と同じ、人間性が低い兵士達(弱点も同じ。狂乱しやすい)
ギャンレル反逆氏族
 都市ギャンレルと野生ギャンレルに分かれる。(狂乱ごとに動物の特徴が増える)
ハービンガー・オブ・スカル(どくろの先触れたち)
 霊界から戻ってきた謎の氏族。(ジョヴァンニが標的)近年サバトに加わった。(外見は骸骨)
キアシド
 ラソンブラの枝族。妖精と関わりがあるといわれる。(鋼鉄に弱い)
マルカヴィアン反逆氏族
 ほぼ主流氏族と同じだが、狂気を撒き散らそうとする。(主流の弱点に加えて「狂乱」しやすい)
ノスフェラトゥ反逆氏族
 ほぼ主流氏族と同じであり、教義自体あまり違いがない。(同じく醜い)
パンダー族(カイティフ連合)
 通常のカイティフと同じだが多少の組織力が存在、捨て駒、鉄砲玉。
ラヴノス反逆氏族
 ほぼ主流氏族と同じ(同じく悪癖あり)
サルブリ反逆氏族
 サバトをカマリリャ(及びトレメール)に対抗する唯一の勢力として近年参加。(戦闘でしか血を飲めない)
サーペント・オブ・ザ・ライト(光の蛇たち)
 セト教団の背教者。中南米の信仰を奉じる。(同じく光に弱い)
トレアドール反逆氏族
 ほぼ主流と同じだが、倒錯的な美術に凝っている。(興奮やストレスがあると必要もなしに嗜虐的になる)
ヴェントルー反逆氏族
 ほぼ主流と同じだが、軍事的かつ時代錯誤的。聖堂騎士団など。(ほぼ主流派と同じ)

 派閥
  黒手団、聖堂騎士団などはっきりした組織以外にも、サバトの行動を制御しているおおまかな派閥が存在して争いを引き起こしている。最右翼の「超保守主義派Ultra-Traditionalist」はニ大氏族の長老達の派閥で、到来するゲヘナに備えて、より中央集権的制度を採るべきだとする派閥である。(奇しくもこの派閥がジョゼフ・パンダーのカイティフ連合を一番支持している。)、「現状維持主義派Status Quo」はニ大氏族と黒手団の大部分を占める派閥である。よりセクトの命令を依頼ととらえたがる「穏健派Moderate」は叛逆氏族の大部分を潜在的に支持層にしている。もっともサバトの原理に忠実であると主張する最左翼「忠実派Loyalist」は、混沌と力による支配をサバトのあるべき姿と捉え、ブルーハーの突撃隊の多くがこの派閥に属している。


 啓発の道Path of Enlightenment
 啓発の道とは、人間とは異質の存在である血族にふさわしい行動規範を求める血族に示されたもので、人間の目には異質のものであることが多い。たとえば、「狂乱」の力を戦闘中に借りることは、人間性の道を報じるものにとっては悪しき道でも、ある道の者にとって、その波に乗ることは生存と勝利を目的とする以上、どこまでも拒否することは愚かしい。

  カインの道Path of Caine(ノド学派)
   始祖カインを理想像としてあがめ、その研究を熱烈に行う学究派。その信奉者は人間の弱さを侮蔑する高貴な者達である。

  カタリ派の道Path of Cathari(アルビジョワ派)
   南フランスに始まる自らを悪しき物質の尖兵とみなす教派。その教えを「口実にして」快楽主義にふける。基本ルールの「夜の道」に態度の上では類似。

  死と魂の道Path of Death and the Soul(死の教派)
   ツィミィーシに始まる学究の徒。死と魂を研究し、自らの昇華をその目的とする。基本ルールの変容の道Path of Metamorphosisと骨の道Path of Bone双方に類似。

  悪しき啓示の道Path of Evil Revalation(堕落させる者、奴隷)
   悪魔崇拝者。異端審問会の標的。サバトでは異端。基本ルールの「夜の道」に態度の上では類似。

  野生の魂の道Path of Feral Heart(野獣)
   別名「調和の道Path of Harmony」基本ルールの獣の道に似ているが、より柔軟であり、組織そのものへの忠誠心、獣への扱いに応じている。

  誉れ高き調停の道Path of Honorable Accord(騎士)
   暗黒時代の「騎士の道」に似ている。ただし騎士の掟が人間にまで適応されないことは同じ。権謀術数には不向き。

  リリスの道Path of Lilith(バハリー教徒)
   サバトでは異端。「暗黒の母」を奉じ、経験を重んじるが物質は軽視する。

  力と内なる声の道Path of Power and the Inner Voice(統合する者)
   自己責任の道。ラソンブラの首脳及び軍事をつかさどる。忠実だが残酷。部下に厚く上官に服従。支配がすべて。失敗を認めない。


  血の道Path of Blood(アサマイト反逆氏族、黒手団)
   基本ルールを見ること

  変転の道Path of Paradox(ラヴノス反逆氏族)
   基本ルールを見ること

  典礼Ritae
 これらは新大陸に渡ったラソンブラやツィミィーシのサバト首脳達がセクトの結束および精神のよりどころを求めるために(主にスペインカトリック及び(筆者にはわからないが)バルカン正教起源の)キリスト教の儀典、及び祭典を独自にアレンジした形で用いているものである。(恐らく多くがレ・ザミ・ノワールLes Amies Noir「夜の朋党」、ラソンブラの階層組織によって作り出された。)これらをセクトの忠実なもの達はたいていは熱心に執り行うが、必ずしもセクトに属しているものが条件として己に課しているわけではない。


上級典礼Auctoritas Ritaeは十三種存在し、セクトの共通の典礼として公式化されている。
  結束の儀Binding
   (冬至の日に行われ、結束を確かめる。)
  血の入浴Blood Bath
   (指導者を認定する儀式。カトリックの塗油式に似ているが、使うのは血液。)
  血の饗宴Blood Feast
   (一年に二回、大規模に行われる食餌。儀式の前には当然餌(!)を集める。)
  創造の儀式Creation Rites
   (俗に言う”地面に埋めてシャベルで頭を殴る”儀式。サバトに正式に加入するには必須。)
  死者の祝祭Festivo Dello Estinto
   (ラソンブラ起源。三月中旬、大規模なラテン的乱痴気騒ぎが繰り広げられる。)
  炎の舞踏Fire Dance
   (火を用いて踊り、構成員の勇気を確かめる。)
  本能の競技Games of Instinct
   (人間を用いた鬼ごっこ。腕試しなど。)
  長の選出Monomacy
   (群れの中の最強者を選出する。儀式的な決闘からグールを交えた小規模なゲーム、本当の果し合いまで。)
  大宴会Palla Grande
   (ラソンブラ起源。ハロウィーンの前日に行われる。もともとは厳粛な祭典だったが今では死者の祝祭に近い。もっとも大きな祭典。)
  カインの伝道Sermons of Caine
  (「ノドの書」からの引用。厳粛な祭礼。)
  ヴァウルデリVaulderie
   (ツィマイシ起源。恐らく儀式の中でもっとも重要。コルドゥンKoldun魔術の精華。カマリリャの血の呪縛を破り、縦の結びつきを横の結びつきにする。)
  戦の集会War Party
   (集団で標的の「同族喰らい」を行う。もっとも手柄を認められた者が選ばれる。)
  野蛮なる狩りWild Hunt
   (セクトの裏切り者などを狩る。カマリリャで言う「咎人狩り」) 

  下級典礼Ignoblis Ritae
下級典礼はサバトの地方、極端なことをいえば一味独自の典礼などを総称していうものである。これらはいずれも構成員の持久力、団結、勇気などを確保するための要素として用いられている。注意するべきなのは、彼らが不死身であり、眼を潰されたり、体を鋸でひかれたりしても、それはすべて苦痛を与えるだけに過ぎないということだ。なんといっても彼らはもはや人間ではないのだから。



 「我々には人間たちを正面きって相手にする力量はない。それが現実だ。つまりそれが偽りのない仮面舞踏会の掟というわけだ。」・・・ランバッハ・ルスヴン

関係リンク
FRAME MAIN SABBAT http://home.neo.rr.com/ritalight/stake/frame.html
SABBAT CHRONICLE http://www.angelfire.com/ns/covenants/sabbat.html


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