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2007 SPAIN


アロンソが後退したならば、代わりにハミルトンがマッサを追わなければならなかったが、差は開く一方だった。第1スティントのハミルトンのペースは1:23秒台で決して悪くなかったが、マッサは圧倒的な速さでハミルトンを上回り9.5秒差とし、第2スティントでも倍の19秒差とした。今回はフェラーリがマクラーレンに速さで完勝。総合力が求められるサーキットでフェラーリが上と出た。今年はフェラーリがリードするレースが多いかもしれない。それを感じたからアロンソは1コーナーで無理をしたのか。ただしフェラーリもライコネンがリタイヤという犠牲を強いており、それが懸念材料。

佐藤は今後あるかわからないチャンスをものにした。ライコネン、ハイドフェルド、トゥルーリがリタイヤ。これで予選13番手から3つアップ出来、バリチェロと彼が抑えてくれたフィジケラを下した。幸運によるところがあったが、そのチャンスを生かしてチーム初ポイントをもたらした。フィジケラが最後にピットインする前の55-58周目に佐藤はペースダウンしており、それがフィジケラピットアウトでのきわどい勝負になっていた。

コバライネンの3ストップだが、第1スティントで後ろにいたロズベルグに結局抜かれているので成功とは言いがたい。

マッサは力強くなった。ライコネンに予選で勝っているのが驚きだ。だがマッサがシーズンを通してチャンピオンになれるかというとまだ疑問符がつく。もしマッサが接戦を制したり、逆転勝利したら、そのときこそ本物と言える。

マッサ連勝
2位ハミルトンがポイントリーダー

アロンソ1コーナで引かず3位

ライコネンリタイヤ今年もか

佐藤琢磨8位入賞


マッサ3連続PP
地元アロンソ2番手

 

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