2001決勝成績(11)

罰金番長ヨス、速度違反常習者デビ

2001.11.27

2001年のシーズンサマリー、決勝の11回目は、ペナルティと罰金です。罰金はフリー走行・予選と、決勝リタイヤ者に下ります。決勝中は、10秒ピットストップが下されます。

フェルスタッペンは、ブラジルGPで1位モントーヤに追突したことで15,000ドルの罰金を課せられたのが大きく、合計16,750ドルで罰金番長になりました。

バリチェロは、カナダ予選でピットレーンで作業したことで10,000ドルの罰金を課せられ、合計15,750ドルで罰金若頭です。

ブラジルGP、フェルスタッペンが周回遅れの分際で1位モントーヤに追突。これで2001年最高額の15,000ドル罰金刑。

フェルスタッペンは前日の予選でもピットレーン速度違反で1,750ドルの罰金が下り、このGPだけで16,750ドルを支払うはめになった。

ペナルティ回数では、パニスが7回でトップ。内訳は、ピットレーン速度違反4回、ピットレーン白線横断1回、黄旗無視1回、ウェットタイヤ使用違反1回です。

クルサードも速度違反4回でパニスと最多ネズミ。バトンはフライング2回が効きました。

珍しいところでは、ベルギーの木曜記者会見遅刻でクルサードとラルフが500ドルの罰金というのがあります。

ヨーロッパGP、R・シューマッハがピットレーン白線横断で10秒ピットストップ。優勝争いから脱落。中盤戦のラルフには勢いがあったが、これでそがれてしまった。

フェラーリのジャン・トッドがFIAにチクった。どんなことをしてもライバルを蹴落とすこと、これもチーム力のひとつかもしれない。

フランスGP、クルサードがピットレーン速度違反で10秒ピットストップ。これで優勝争いから脱落しただけでなく、チャンピオンシップも31点差に開いてしまった。

M・シューマッハの年間ペナルティ回数は、ベルギーのフリー走行でウェットタイヤ使用違反を問われた1回だけで、レース中はなかった。選手権を戦うには、つまらないミスもおかさないことが重要。

つづく