ー鋸岳北面沢ー 危険ルート

 

このルートは大変危険な枯沢登りです、また登頂した先は危険稜線の鋸岳です。こういう道もあるという意味で紹介しています、大変危険な個所があります。

★概説

須山山神社駐車場から約1時間余り、大杉を越えてしばらく行くと松永塚の碑が建っています(第2ケルン跡)。この大沢登山道はよく整備されておりこのまま案内にしたがい登ると割石峠に到達します。

松永塚は平成になって駐車場入り口に大きな碑が造られましたが、この場所は昭和3年に鋸岳で遭難死された静岡商業高生 松永敏男君の救助基地であります。

東海道線原駅から柳沢を登り、学友風間君と愛鷹山に縦走をかけましたが、快晴だったにもかかわらず位牌岳付近で天気が一転、暴風雨となり北側斜面を迷走し鋸岳稜線下にて松永君は力尽きました。風間君はこの北面沢を深夜に下り、須山村に明朝助けを求めました。

須山の青年有志らが救助に向かいまいたが、沢の険しさに道を阻まれ松永君を救うことは出来ませんでした。

その後、登山道整備に村をあげて取り組んだとの事です。 

 

大沢林道は須山寄りから東沢、仏沢、北沢、鋸岳北面沢、割石沢と続きます。(北沢の一部を西沢と呼ばれる方もいます)鋸岳に直接詰める各ルートを北面沢と言います。かつては松永塚に(鋸岳)とその先に(1枚、2枚、3枚沢) の看板がありましたが、危険なため現在の誘導看板はありません。

須山山神社駐車場ー1時間ー第2ケルンー1時間ー鋸岳第5峰

 

このルートはルンゼ登攀に慣れたグループが登る特殊なルートです。  一般の方は割石沢ルートで蓬莱山まで登ってください。  単独の登山は危険です!

北面沢登攀動画 28.5.4 中央ルート4峰と5峰に詰める(第2ケルン)

 

 

 

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