★概説
須山山神社駐車場から約1時間余り、大杉を越えてしばらく行くと松永塚の碑が建っています(第2ケルン跡)。この大沢登山道はよく整備されておりこのまま案内にしたがい登ると割石峠に到達します。
松永塚は平成になって駐車場入り口に大きな碑が造られましたが、この場所は昭和3年に鋸岳で遭難死された静岡商業高生 松永敏男君の救助基地であります。
東海道線原駅から柳沢を登り、学友風間君と愛鷹山に縦走をかけましたが、快晴だったにもかかわらず位牌岳付近で天気が一転、暴風雨となり北側斜面を迷走し鋸岳稜線下にて松永君は力尽きました。風間君はこの北面沢を深夜に下り、須山村に明朝助けを求めました。
須山の青年有志らが救助に向かいまいたが、沢の険しさに道を阻まれ松永君を救うことは出来ませんでした。
その後、登山道整備に村をあげて取り組んだとの事です。 |