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ポロック@サファリ 調査メモ
文字通り、自分が見るための「メモ」みたいなものだが

考察前の元のデータ

最終更新日04/01/29

サファリの「ポロック置き場」にポロックを置いたときに、集まってくる性格を調べる。
調査は全て北西エリアの水上にて、コダックを対象に行った。
置いたポロックは100歩で無くなってしまうので、歩数をかけない「あまいかおり」でエンカウントを起こす。

 

まずは、性格補正についておさらい。

↑上昇\↓下降 辛(攻撃) 渋(特攻) 甘(速さ) 苦(特防) 酸(防御)
辛さ(攻撃) - いじっぱり ゆうかん やんちゃ さみしがり
渋さ(特攻) ひかえめ - れいせい うっかりや おっとり
甘さ(素速さ) おくびょう ようき - むじゃき せっかち
苦さ(特防) おだやか しんちょう なまいき - おとなしい
酸っぱさ(防御) ずぶとい わんぱく のんき のうてんき -

好きな味は能力上昇補正、嫌いな味は能力下降補正、それぞれ対応している。

 

以下、実際に調べたデータ。いずれも2ゲーム分。
実際は、全ての性格を記録しているが、ここでは最も多く見られた性格について絞っている。
なお、ポロックは全てコンピュータのブレンドで作れるものである。

調査Noは便宜上のもの。
ポロックの味は、性格補正(通常は1.3倍程度)がかかる前の数値。
「最頻補正」には、ポロックが含んでいる味にマイナス補正がかかる性格(「詳細」にカッコ付き表記してあるもの)は除外。
「最頻補正詳細」の太字は、最頻補正の中で1/3以上を占めるもの。

調査
No
ポロックの味 ポロックの原料 最頻補正
%は端数四捨五入
最頻補正詳細
各下降補正の頻度
01 9 9       ズリ+クラボ ↑ 87%(20/23) (0) - 6 10 4
02 19 9       マトマ+クラボ ↑ 72%(21/29) (0) - 3 12 6
03   9 9     ブリー+カゴ ↑ 72%(21/29) 3 - (0) 14 4
04     9 9   ナナ+モモン ↑ 81%(29/36) 4 20 (1) - 5
05       9 9 セシナ+チーゴ ↑ 72%(30/40) 1 15 14 - (0)
06 9       9 パイル+ナナシ ↑ 75%(15/20) (1) 7 2 6 -
 
07 18     18   ザロク+クラボ+モモン+チーゴ ↑ 81%(22/27) (0) 13 8 - 1
08   18     18 ネコブ+カゴ+チーゴ+ナナシ ↑ 91%(21/23) 3 - 6 11 (1)
09 18   18     タポル+モモン+ナナシ+クラボ ↑ 75%(23/32) (1) 8 - 11 4
10   18   18   ロメ+チーゴ+クラボ+カゴ ↑ 78%(29/37) 6 (0) 16 - 7
11     18   18 ウブ+ナナシ+カゴ+モモン ↑ 64%(21/33) 6 8 - 8 (0)

考察:
サンプルの数はまだまだ少ないといえるだろうが、傾向は見えてくるのではないだろうか。
まず、2つの味を持つポロックなのにも関わらず、実際に集まる性格は、
約77%の確率で、どちらか一つの味が好きなものに限られるということ。

もっとも、ポロックで操作しなくとも、4/25=16%の確率で、ある特定の味が好きなポケモンが出現するはずなので、
ポロックによる性格集中効果をxとして、x+0.16(1-x)≒0.77、
これを解くと、x≒0.74、約74%ということになる。キリが良いところで75%といったところか?

そして、二つの味のうち、どちらが優先されるのかは、この結果を見れば一目瞭然。
優先順位は「」。コンディションの並びと異なるが、
能力値に置き換えると特防>特攻>素早さ>防御>攻撃。
これは内部データ上の能力値の順番(逆順?)と一致する(掲示板にてASPEARさんからご指摘)
初代ポケモンの能力の並び(攻撃・防御・素早さ・特殊)の名残だが、
本作においても目覚めるパワーの威力に対する影響度という形で残っていることが伺える。

No02を見ればわかるが、この優先順位はそのポロックの味の強弱よりも強い。
むしろ、味の強さは無視され、味の種類のみが影響するといえる。

また、優先順位で劣る味でも、その味を含んでいさえすれば、
その味が嫌いな性格は(ポロックの効果の範囲で)集まってこないようだ。
これも、上表の()内の数字によって一目瞭然だろう。

しかし、疑問に残るのは性格の集中。
特定の味が好きで、特定の味が嫌いではないポケモンが集まるのはわかるが、
その性格の中でも大きなばらつきがあるのはなぜだろう。
特に一種に集中しているNo03,04、二種に集中している05,06,07については、
乱数の偏りというには大きすぎる差ではないか?
全体的に、を嫌う性格が多発、またを嫌う性格が多発し得ない状態ではを嫌う性格が多発する傾向があるようで、
好きな味ほどでは無いにせよ、同様の「優先順位」が働いているのかも知れない。

(1/26更新分)

今度は味が1つの場合。ここで注目すべきは、マイナス補正のかかった味の分布だろう。

調査
No
ポロックの味 ポロックの原料 最頻補正
%は端数四捨五入
最頻補正詳細
各下降補正の頻度
12 9         クラボ+ナナシ+チーゴ+モモン ↑ 81%(22/27) - 9 3 6 4
13   9       カゴ+クラボ+ナナシ+チーゴ ↑ 79%(22/28) 2 - 9 7 4
14     9     モモン+カゴ+クラボ+ナナシ ↑ 87%(27/31) 6 4 - 12 5
15       9   チーゴ+モモン+カゴ+クラボ ↑ 77%(20/26) 2 6 8 - 4
16         9 ナナシ+チーゴ+モモン+カゴ ↑ 79%(23/29) 5 7 7 4 -

特定の補正がかかった性格がでる頻度は、2つの味を含む場合とほぼ同じか、若干高いと言える。
マイナス補正についても、にかかっているものが多い傾向にあるのは同じようだ。

(1/27更新分)

次は味が3つの場合。

調査
No
ポロックの味 ポロックの原料 最頻補正
%は端数四捨五入
最頻補正詳細
各下降補正の頻度
17 18   8 8   ザロク+クラボ+モモン ↑ 88%(30/34) (1) 23 (0) - 7
18   18   8 8 ネコブ+カゴ+チーゴ ↑ 54%(15/28) 9 (1) 6 - (1)
19 8   18   8 タポル+モモン+ナナシ ↑ 70%(21/30) (2) 8 - 13 (1)
20 8 8   18   ロメ+チーゴ+クラボ ↑ 41%(9/22) (5) (6) 8 - 1
21 8 8   18   ロメ+チーゴ+クラボ ↑ 29%(7/24) (3) (7) 5 - 2
22   8 8   18 ウブ+ナナシ+カゴ ↑ 74%(20/27) 2 - (1) 18 (0)

今までの仮説の裏付けをとるためにやったような実験なのだが、
部分的におかしなデータが得られてしまった。No20、21。
あまりにも不自然なデータが出たので再調査したのだが、相変わらずの値しか出ない。
が入っているにもかかわらず、マイナスの「慎重」が一番多いという結果に。
他の混合ポロックではこのような結果は出なかったのだが。
それ以外は特に問題はなく、仮説通りと言えそうなのに…

 

(1/27更新分)

疑問を残しつつ、味が4つのポロックについて(協力:クレアさん)。

調査
No
ポロックの味 ポロックの原料 最頻補正
%は端数四捨五入
最頻補正詳細
各下降補正の頻度
備考
23 9 9 9 9   ノワキ+モコシ+ナナ ↑ 77%(20/26) (1) (0) (0) - 20  
24   9 9 9 9 シーヤ+ゴス+セシナ ↑ 64%(18/28) 18 (0) (1) - (0) ひかえめ(↓):6
25 9   9 9 9 カイス+ラブタ+パイル ↑ 93%(26/28) (0) 26 (0) - (0)  
26 9 9   9 9 ドリ+ノメル+ズリ ↑ 77%(23/30) (1) (0) 23 (0) (0)  
27 9 9 9   9 ベリブ+マトマ+ブリー ↑ 74%(26/35) (1) - (0) 26 (0) むじゃき(↓):4

7割前後で1種類の性格にのみ固定される。これはかなり実用的ではないだろうか。
しかし、No24と27においては、マイナス補正は共通するものの、
プラス補正において優先順位に劣る味が少し目立つ(「備考」を参照)。
他の場合では見られないのに、なぜこの味の時のみこのようなことになるのだろう?

(1/27更新分)

さて、最後は3味隣接の灰色ポロック。

調査
No
ポロックの味 ポロックの原料 最頻補正
%は端数四捨五入
最頻補正詳細
各下降補正の頻度
備考
28 19 9 9     ノワキ+ブリー ↑ 79%(25/33) (0) - (1) 18 7  
29   19 9 9   シーヤ+ナナ ↑ 51%(17/33) 6 (0) (0) - 11 うっかりや(↓):7
れいせい(甘↓):3
30     19 9 9 カイス+セシナ ↑ 89%(24/27) 4 20 (0) - (0)  
31 9     19 9 ドリ+パイル ↑ 52%(17/33) (8) 12 5 - (4)  
32 9 9     19 ベリブ+ズリ ↑ 75% (0) - 11 16 (1)  

ほぼ予想通りだが、No29で、渋↑がいくつか出てしまっている。No24、27と似たような結果。
No31も気になるところだ。No20と似たような結果になった。
苦味を含む3味ポロックは、苦味以外の含まれている味は無視される?

さて、これで一通り、味のパターンに限って言えば全種類のポロックで実験したわけだが、
調査は終わったわけではない。さらなる調査依頼や、調査データの提供などは随時受け付け中。

 

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