ポケモンリーグでネコに小判

初代ポケモンをやり込む上で避けて通れないのが金稼ぎ。
もっとも効率の良いやりかたと思われるものを解説。

概要

初代ポケモンにおいて、最終的に金稼ぎの手段はポケモンリーグとネコに小判のみになる。
連射放置プレイなどしない限り後者は基本的に効率が悪いのでポケモンリーグが主要な金稼ぎとなる。
しかし、ポケモンリーグを普通に勝ち進みながらネコに小判を使うのなら、同じ時間でより多く稼ぐことができる。
ネコに小判を使うことでかえって時間がかかるようでは本末転倒なので使う場面はよく考えよう。

基本的に、ネコに小判は一撃で倒せる場合に限って使う。
ただし居座っても安全な相手なら2発以上使ってもそこまでロスにはならない。
あとちょっとでドーピング資金が集まる場合など、懐具合に応じてどちらを選ぶか決めると良い。

なお、今のところほぼ机上計算のみなのでおかしなことを書いてる可能性はある。
実際にやってみてもっと良い方法などが見つかれば随時更新する。
特に、アイテム使用や入れ替えのルーチンがわかるとネコに小判を使うチャンスが増える。

ダメージ計算は#z80さんによるツールを使用。

準備

使うポケモンはみんな大好き(?)カビゴンである。
多彩な技を覚え、特に物理面で優れたパラメータを見せてくれる。
特に「ネコに小判」を最高威力で使えるというのが非常に大きい。
唯一の欠点は素早さ。個体値が12以上でないとワタルのプテラに先制できない。

カビゴンLv100 攻撃290(個体値1) 素早さ152(個体値12) 特殊208(個体値10)
技:のしかかり ネコに小判 サイコキネシス 捨て身タックル(ピカ版以外では不要)

技と想定パラメータは以上の通り。ポイントアップは必要ない。
パラメータは計算ツール上のものなのでこれで十分かは不明瞭。高いに越したことはない。
攻撃に関しては、ピカ版のLv63パルシェンを捨て身タックルで倒せるか否か、
特殊に関しては、ワタルのプテラLv60をサイコキネシスで倒せるか否かがラインとなる。
どちらも一撃で倒せないと混乱などの厄介な事態になりやすい。
なおバッジ補正により、戦闘中はパラメータが1.125倍に強化されることをお忘れなく。
ここで示した値はあくまでも表示上の値である。

なお、捕獲できるLv30の時点で個体値の条件は判別可能。
具体的には攻撃72(個体値2。1と0は共に72なので判別しづらい)、素早さ30(個体値12)、特殊50(個体値10)以上ならばOKである。
全てを満たすカビゴンが出現する確率は約8.2%。
素早さを捕獲前に絞り込めれば約33%となり、マスターボール無しでも吟味できるだろう。
(素早さ29のポケモンを出せば、素早さ30以上か否かを行動順で確認できる。
ピンクバッジがあると1.125倍になるので素早さ26を用意すること。
設定ミスか、素早さアップはオレンジバッジではなくピンクバッジという点に注意。
せっかくだから最速(素早さ32)吟味を目指してもいいかも知れない。

もう一つの準備として、ライバルに使わせるポケモンも地味に重要である。
赤緑青ならフシギバナを使わせる(つまり自分はゼニガメを選ぶ)のが理想。
ピカ版なら様々な理由によりブースターを推奨(研究所での最初のバトルに勝ち、22番道路での2回目のバトルで敗北orスルー)
サンダースではカビゴンが先制出来ない。もっとも最終戦なので仮に電磁波を喰らってもあまり痛くはないが。
ブースターを選ぶと、電光石火を使うのがブースターのみとなる(他のパターンでは最後のポケモンの他にキュウコンが使う)。

ちなみに初代においては経験値も貴重。無駄にしたくないなら学習装置を使おう。
経験値はメンバー全員に分けられるが、パーティを2体のみにすれば経験値の1/4がカビゴンでは無い方に入る。
(獲得経験値が半減し、残った半分をメンバー全員に分配する仕組み)
空を飛ぶ(テレポート)要員を別に入れると1/6になる。使わずにトキワまで歩くかの判断は任せる。

育てたいポケモンを先に出してカビゴンに入れ替えるというやり方もあるが手間がかかるのでおすすめしない。
一応、ネコに小判を2発当てられるポケモンなら安全に入れ替えられるのでリスクは発生しないのだが、
そのようなポケモンは多くないので、結局学習装置によってトータルの1/4を分け与えるのとあまり変わらない。
入れ替えモードにすると余計な選択肢が出てくるというのもマイナス。
ちなみに入れ替えと学習装置を併用すると、トータルで得られる経験値が減ってしまう。

進行について

状態異常を喰らわない前提で行動するが、念のため回復アイテムは用意するべきである。
256分の1の確率で攻撃は外れるし、操作ミスということもあり得る。
何でも治しでもいいが、凍り治しと麻痺治しでも十分である。

ネコに小判を使うのは、確実に一撃で倒せる相手に限る。
入れ替えやアイテム使用といった敵トレーナーの行動も考慮する。
ただし仮に2ターン以上かけても、状態異常などで進行を妨げられにくいケースについては備考欄で触れる。

ちなみに敵トレーナーの持つポケモンの個体値は9888で固定されている模様。ダメージ計算もそれに準ずる。

カンナ

ポケモン 使う技 備考
ジュゴンLv54 のしかかり オーロラビームで攻撃が下がると面倒なのでさくっと倒す。
パルシェンLv53 のしかかり 凍りや混乱が面倒なので同上。
ヤドランLv54 のしかかり 回復されてもいいなら小判連発も可。
ルージュラLv56 ネコに小判 小判でも1発で倒せる。
ラプラスLv56 のしかかり 状態異常の名手、絶対に行動させるな。

シバ

ポケモン 使う技 備考
イワークLv53 サイコキネシス 仮にネコに小判なら3発、ただし防御UPでもっとかかる場合も。
エビワラーLv55 ネコに小判 ディフェンダーは行動時にしか使わない、つまり先制できれば気にしなくて良い。
なおLv不足で倒しきれないとカウンターを喰らうので要注意(ピカ版以外)。
サワムラーLv55 ネコに小判 こちらはディフェンダーを使われようが一撃。
イワークLv56 サイコキネシス 1匹目と同じ。無害なのでPPが余るならネコに小判を使っても良い。
カイリキーLv58 のしかかり こいつも無害なので小判でも可。

キクコ

ポケモン 使う技 備考
ゲンガーLv56 サイコキネシス 等倍の特殊技では倒せないのでサイキネで。
ゴルバットLv56 ネコに小判 入れ替えはポケモンの行動時に行われるので素早ければ小判が当たる。
ゴーストLv55 サイコキネシス キクコのポケモンは状態異常の宝庫なので絶対動かすな。
アーボックLv58 ネコに小判 ゴルバット共々、素早ければ入れ替えを気にする必要はない。
ゲンガーLv60 サイコキネシス 入力ミスが面倒なら全部サイキネでも構わないかも。

ワタル

ポケモン 使う技 備考
ギャラドスLv58 のしかかり 小判でもいいが、ワタルは凄いキズ薬を使う。
ハクリューLv56 ネコに小判 ピカ版は電磁波持ち、とはいえ所詮進化前なので確定1発。
ハクリューLv56 ネコに小判 同上。
プテラLv60 サイコキネシス 素早さでも耐久でもカビゴン最大の敵と言える。
ピカ版は超音波がないが空を飛ばれると面倒。
カイリューLv62 のしかかり 小判連発でも可。ピカ版だと吹雪などを使うので一撃で。

ライバル(赤緑青)

ピカ版とそれ以外で大きく異なるので2つに分ける。一応全パターン解説。

ポケモン 使う技 備考
ピジョットLv61 のしかかり 小判でも可。オウム返しされるとちょっぴり嬉しい。
フーディンLv59 ネコに小判 耐久が弱いので小判でも楽々。
サイドンLv61 サイコキネシス ネコに小判で粘ってもいいが、乱れ突きのエフェクトがうざい。
ウインディLv61or63 のしかかり 火の粉で火傷をする可能性があるが、この段階では仮に喰らっても害は少ない。
ただし火傷して2発目で倒せない→にらみつけるで火傷の攻撃ダウン効果重複というコンボを受ける可能性はある。
カメックスパターンだとこいつが4番目になり、厄介度が若干だが増す。
ナッシーLv61or63 のしかかり 火傷していたら倒しきれないが、その場合は催眠術が効かない。だが玉投げが鬱陶しい。
ギャラドスLv61or63 のしかかり ワタルと同じ。つまり無害。
フシギバナLv65 のしかかり 粉を持っていないので火傷しててもしてなくても楽勝。
リザードンLv65 のしかかり 炎の渦が厄介なので一撃で。
カメックスLv65 のしかかり やはり吹雪が厄介だ。

ライバル(ピカ版)

ポケモン 使う技 備考
サンドパンLv61 のしかかり 小判でも可。毒針を喰らう可能性はあるがあまり問題ではない。
フーディンLv59 ネコに小判 他バージョンに準ずる。
ナッシーLv61 のしかかり 既に毒なら眠らないので小判でも可。
パルシェンLv61or63 捨て身タックル 堅い上に厄介な技を多数持つ難敵。
キュウコンLv61or63 のしかかり 妖しい光や炎の渦を喰らいたくない。
レアコイルLv61or63 のしかかり こいつも電磁波が厄介。
シャワーズLv65 のしかかり 吹雪は覚えていないので小判も安全に使える。
ブースターLv65 のしかかり やっぱり炎の渦は喰らいたくない。
サンダースLv65 のしかかり 怖いのは麻痺だけ。小判使う?

まとめ

あくまでも最速進行を前提として「一撃で倒す」ことにすると、ネコに小判はわずか8回しか使えない。
カビゴンの火力を以てしても一撃で倒せるポケモンは6匹だけという意味でもある。
それでも金額にすると1600円の追加収入があるのは決して無視できないと言える。


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