◆死語 − 原点に立ち返る 死語(しご)とは、 「(1)過去に使用された言語で、今では一般の言語生活上使われなくなった言語。古代ギリシャ語・古代ラテン語など。(2)「廃語(はいご)」に同じ。」(goo 辞書) 例えば、A・Bの二者(二国とも)間において、 B(相手国たる敵)がA(自国たる味方)に対して、嫌がらせや敵意の態度をとっていた、とする。 Aは、このようなBの態度を快く思っていないので、 Aの思想哲学の基となっているキリスト教の教えに従って、「汝の敵を愛せ」策を講じてきた。 しかし、Bは一向に態度を改めないので、Aは次なる手段を行使すべく、内部では議論百出した。 即ち、 @「汝の敵を愛せ」策をしてじっと待とう。 A「汝の敵を愛せ」策に同意しないのは、Bの方が悪い。 我々は神(の御意)に代わって、Bを武力で矯正させるべきである。 Bいや、昔の人の言うとおり、「目には目を、歯には歯を」 を行使することは当然である。…… このような場合、目には目を、歯には歯をと云う言葉が、死語でない限り、 Aは、Bを行使することとなろう。 つまり、結論が出ないときは、どのような場面でも、 いわゆる「原点」に立ち返って物事の成否を判断することとなろう。 即ち、原点が「死語」でない(原点の中に死語がない)限り……。 換言すれば、新約聖書を履行中に難問題に突き当たったときは、原点に立ち返ることなる − つまり旧約聖書にその拠りどころを求めることになろう……。 更に換言すれば、何事も”歴史に学ぶべし”として……、即ち、新約聖書よりも旧約聖書を……。 それでもなお、Aの賛否議論は執拗に……。 〔汝の敵を愛せ・目には目を、歯には歯をの項参照〕 |
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