◆仏国土 − 天国と浄土 仏国土(ぶっこくど)とは、 @〔仏〕 諸仏それぞれの浄土のこと。仏国。仏土(goo 辞書)。 A1人の仏が教化できる範囲のことを指す。我々が住む仏国土の名前は娑婆である。阿弥陀如来の浄土として有名な極楽世界は、サハー世界より西にある1つの仏国土のことである。浄土は、菩薩の請願と修行によって建てられるといわれる。 また、仏教が行われている国をさすこともある。仏国。 以下、仏のそれぞれの仏国 阿弥陀如来 西方極楽浄土 大日如来 密厳国土 毘盧舎那如来 蓮華蔵世界 阿?如来 東方妙喜世界 薬師如来 東方浄瑠璃世界 釈迦如来 無勝荘厳国、霊山浄土(現世の霊鷲山のこと)(Wikipedia)。 聖書の宗教では、国は共同体の延長線上に位置づけられているので、 国=神の国と云うことが出来ます。 神の国は現に到来していますが、まだ未完成であると云われています。 神の国が完成すれば、この世の終りです。 神の国が完成するとき、忠実な者は復活します。 復活した者は、神の国に入ることが出来ます。 即ち、神の国とは、天国のことであると考えられています。 (仏教上の)仏国土とは、あくまでも信仰(想像)上の国であると考えられています。 何故なら、国たる要件の一義的なものは、生活の場が確保されていなければなりません。 即ち、自活〜自給自足です。私が理解している限りにおいては、 仏国土には、生活の匂いが感じられません。 仏国土は、煩悩や穢れのない浄らかな国ですので、浄土のことです。 なお、例えば阿弥陀仏の支配する仏国土のことを極楽浄土と云います。 因みに、輪廻転生の世界として六道(ろくどう) − 地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天人 − が考えられています。天人の住んでいる世界が天界です。 天界は輪廻の世界に属していますので、天界の輪 − 輪廻転生の輪の外に、 永遠の世界である浄土がある、と云うことになります。 ところで、神の国も、仏国土も、神(仏)の支配する国であるため、 これらの国の概念を強く主張する宗派は、 絶対的他力本願の宗教に分類されると考えられよう。 神道においての理想の国土とは、 時処位が効果的かつ効率的に機能している国であると思います。 〔<構図>の項参照〕 |
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