次は探湯式、すなわち「お湯立て神事」を奉納する。この神事には舞の 他にいろいろな所作をも行うものであるが、一連の「神楽舞」として取り 扱うととする。 神域にある大釜に煮えたぎっている斎湯は、占事の現れる清浄かつ厳粛 なものでなければならない。すなわち、八十禍津日神、大禍津日神、神直 日神、大直日神、及び産土大神の神霊を仰ぐ斎湯なのである。 従ってこの神事は、山伏の装束及び頭巾を着け、修験道の作法によって 行う。舞人似鳥治男は、御前に進み出て、二拝二拍手一拝の作法によって 拝礼する。 まず塩で自身及び祭場、そして斎湯を清め奉る。続いて斎湯に神酒を献 じ奉る。 |