神楽舞第四番目「青柳舞」 青柳とは、神楽歌「催馬楽」の曲目の一つとされ、その語源は「いでわ が駒、早く行きこせ」といわれている。 本神楽舞における青柳舞とは、お湯立ての火が、若駒の如く勢いよく燃 える盛ることを促すため、緑色の襷を両手に持って舞い納める舞である。 襷は長さ十二尺あり、その中程を二尺の間隔を置いて持つのである。そ れを両手で捧げ持って、左右の手を交互にひらひらと上下して舞い廻るの である。 よその神楽での青柳舞は白色の襷を用いている場合があるが、本神楽舞 の場合は、緑(翠)色のものを用いている。これは、大釜の火の赤色と襷 の緑色とが、色相環において補色の関係によるものと考えられている。つ まり、この二つの色を並べると互いに際だって見える、すなわち火はます ます赤々と激しく燃え盛っているように映るのである。 舞の曲と、舞い方の基本は御幣舞と同じである。舞人は田中昌市である。 舞の前に御前に正座して拝礼する。 続いて、舞人は襷を肩にかけて舞処の中央に進み出て直立し、両手に襷 を捧げ持って一礼する。 一度目は、右手に持った襷を前方上空に差し上げて右回りに舞い廻る。 左手は腰に置く。次に左手に持った襷を前方上空に差し上げて左回りに舞 い廻る。右手は腰に置く。これを三回繰り返す。 二度目は右手に持ったの襷を前方上空に差し上げ、それに左手に持った の襷を添えるようにして交互にひらひらさせ右回りに舞い廻る。次に左手 に持ったの襷を前方上空に差し上げ、それに右手に持ったの襷を添えるよ うにして交互にひらひらさせ左回りに舞い廻る。これを三回繰り返す。 三度目は、一度目と同じ舞い方である。 舞を納め終わると一礼する。 |