神楽舞第三番目「榊舞」 榊は常緑の樹木でる。それ故古来より、諸々の弥栄を祝ってその枝葉を 神にお供えする。すなわち榊には神霊が宿るとされているのである。 榊舞とは、天地の常磐(永久に変わらないこと)を祈願するため、紙垂 を着けた榊の枝葉二本を両手に捧げ持って、それを振り回して神霊を仰ぐ 舞である。 舞の曲と、舞い方の基本は御幣舞と同じである。舞人は戸舘昌則である。 舞の前後には、御前に正座して拝礼する。 続いて、舞人は左右の木杭の許に立てかけてある榊を持ち上げ、舞処の 中央に進み出て直立し、両手に榊を捧げ持って一礼する。 一度目は、右手の榊を前方上空に差し上げて右回りに舞い廻る。左手は 腰に置く。次に左手の榊を前方上空に差し上げて左回りに舞い廻る。右手 は腰に置く。これを三回繰り返す。 二度目は右手の榊を前方上空に差し上げ、それに左手の榊を添えるよう にして交互にひらひらさせ右回りに舞い廻る。次に左手の榊を前方上空に 差し上げ、それに右手の榊を添えるようにして交互にひらひらさせ左回り に舞い廻る。これを三回繰り返す。 三度目は、一度目と同じ舞い方である。 舞を納め終わると一礼し、榊を元の位置に戻す。 なお、榊が一本ときは、左手は刀印を結んで舞い廻ることとなる。 |