二、舞楽の練習 神楽舞の保存継承は、松館天満宮舞楽保存会(以下「保存会」とう。) が担っている。保存会には、松館部落自治会員全員、すなわち全氏子の中 から、自ら舞楽に熱心に取り組みたいと申し出た者が自由に入会出来るこ とになっている。もちろん演目も限られているので、申し出でた者が全て 入会できるとは限らないが、現在の会員数は宮司を含め二十一名である。 神前に奉納する神楽舞の練習準備は一か月程前からなされる。舞具など の点検、具体的な練習日程や、新会員の勧誘など、会長を中心に、会員が 集まって打ち合わせる。 練習会場としては、従前は宮司宅であったが、最近は近くに松館生活改 善センター(八幡平公民館分館)が建設され、室内の設備も整備されたの で、現在では同センターにおいて練習をしている。 具体的な練習は、二週間程前から行われる。各会員の家業を勘案しつつ、 夕食後の午後七時半頃に集合する。 練習時間は毎晩二時間程度で、他の行事などのため練習を休むこともあ るようである。 練習に当たっては、全ての神楽舞を順を追って習う。途中、懸念される 仕草があるきは、再度その部分を繰り返し練習する。また新会員には笛で も、太鼓でも、手平鉦でも何でも演奏できるように指導している。 練習の総仕上げとして、例祭の前夜、つまり宵宮祭には神前に神楽舞を 納める。宵宮祭は宮司宅において執り行われるため、お湯立てなど各舞は 省略し、権現舞のみを舞い納めることとしている。 |