戦前はいわゆる国家神道で、神社はすべて国の管轄下におかれていたが、戦後は
一切廃止されて宗教法人となり、全国的には東京に神社本庁があり、各府県にはそ
れぞれ府県神社庁がある。地域の神社のほとんどは、その府県の神社庁の傘下に入
っている。 神社の格も戦前は、上は官幣大社から郷社、村社といろいろ国で決めた社格があ ったが、今は秋田県の場合は(外の県も同じだと思うが)、特級、一級から5級まで あり、現在鹿角郡市で県神社庁に属しているのは特級2社(小豆沢の大日霊貴神社 (大日さん)、毛馬内の月山神社)、1級1社(花輪の幸稲荷神社)、2級3社(尾去 沢の両社山神社、尾去の八幡神社、谷内の天照皇御祖神社)、3級17社、4級3社(蟹 沢の元山神社など)計46社となっている。ただし格部落にある小さい神社は、明治末 にその地域の代表的神社に合祀されているので、この数には入っていないと思う。 |