下タ沢会によせて(覚書)
はじめての入学式 − 明治33年4月 −
こうして新しい学校も出来たので、翌明治33年4月6日第1回目の入学式をやったと いう。私達にとって入学式は当り前のことで、当然やるものだと思っていたが、そ れまでやったことがなかったという。「入学式挙行の報を得た父兄は、我が子の入 学の様子を見ようと、殆ど全員が出席した」という。1年生に入る子供達の父兄だけ でなく、全校生徒の親たちも見に行ったかもしれない。それまでにない画期的なこ とであったと思うから。
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