GLN「鹿角篤志人脈」:相馬茂夫

鹿角 八幡平 松館 菅原神社春季例大祭参拝の記:はじめに

菩提樹
 それで、というわけでもないが、オシャカ様にちなんでもう一ツの木、菩提樹、 オシャカ様はこの樹の下に座って悟りを開いたというが、どんな樹かと思った。 それは“クワ科の常緑高木、高さ約30米に達し、葉は心臓形、革質、平滑で光沢がある。 花は陰頭花でイチジクに似た実を結ぶ“という。
 中国原産というのもあるようだ。こちらは“シナノキ科の落葉高木、高さ3〜6米、葉は心臓形、 夏葉のつけ根に細長い葉状の苞を出し、その中央に花梗を出し、先端分枝して花を開く。 花は黄褐色の五弁花で芳香があり、球状の実を結ぶ“と。
 別種に西洋の菩提樹もあるようだ。
 
 元来はアシュバッタ(阿説多=アセッタ)樹とか、ピッパラ(畢鉢羅=ヒッパラ)樹といゝ (クワ科常緑高木)、インドでは古くから聖樹とされていた。 菩提樹のほか覚樹、思惟樹(しゅいじゅ)、道樹(どうじゅ)などともいう。 たゞし日本でいう菩提樹はシナノキ科落葉高木で別だが、前者と葉が似ているのでこう呼ばれた。
 釈迦は六年間苦行の後、尼連禅河(にれんぜんが。尼連禅は梵語ナイランジャナーの音写、 中印度にある河)で身を清め、村長の娘スジャター(須闇多、スジャタ) の捧げた牛乳粥で体力を回復、対岸の菩提樹の下で開悟した、という。
 
 花輪の下モの方に3ヶ寺あるが、その左側のお寺、今、名前は思い出せないが(一向派?だった)、 その門を入るとすぐ左側に、菩提樹、何月頃花が咲く、と書いた立札を立てゝあったと思うが、 一度花が咲いたら見に行きたいと思いながらそのまゝにしていた (10年以上も前か、記憶もあいまいになったが)。 それでこの木、そう大木でなかったような気もするが、 菩提樹はインド産と中国産があるなどとは知らなかったので、菩提樹とは、 そういう樹かと思っていた。 今日本でいう菩提樹は、シナノキ科の落葉高木ということなので、このお寺の菩提樹は中国生まれか、 と妙に納得といった感じだ。 考えてみたら、インド原産のこの樹は、寒い日本で育つのはどだい無理だとは思うが、 鹿角では外にこの樹のあるところがあるかも知れないので、ご存知の方は、 教えていたゞきたいと思います。見に行きたいと思います。
 
 それはそれとして、どこのお寺でも春に涅槃会というのをやって、 お釈迦様の涅槃図を掛けておられると思いますが、いつも遠くから眺めて(拝んで) いるだけですが、来年はそばに行ってゆっくり沙羅双樹がどう描かれているのか、 そしてこの菩提樹も描かれているのか、見るというのは失礼かもしれないが、 見さしていたゞきたいと思っている。

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