鹿友会誌(抄) 「第十九冊」 |
△故大里壽翁記念碑 元南部家(花輪)の老臣であり、明治維新以後、新町村制の発布さるゝと同時に花輪 村戸長に任ぜられ、次で町昇格と共に同町長となり、前後二十余年の長きに亘り献身的 に町村自治の為に尽瘁され、晩年に至り、多年の功績を録せられ、特に勅定の藍綬褒章 を下賜せられたる、故大里壽翁没して早くも十年の歳月を閲みするに至りたれば、小田 島現花輪町長初め同町の有志者は、故翁の功績と徳望とを不朽に伝へむがため、碑を櫻 山公園に建つるの企あり、略々その工事成りたれば、来七月上旬を以て厳かなる建碑式 を挙行すべしと |