4402 米ブク粟ブク
 
                       参考:鹿角市発行「十和田の民俗」
 
 昔、ある処に米ブクと粟ブクが住んでいました。
 米ブクは前の母さんの子供で、粟ブクは後の母さんの子供でした。学校へ行くとき、
一つずつのおにぎりを握ってやりました。継母の子供には味噌漬け(大根)を入れて、
先妻の子供には毒を入れました。継母は粟ブクに、
「米ブクのニギリマンマは、貰って食ってはいけないよ」
と言いました。学校へ行ったとき、粟ブクが米ブクに、
「母さんがニギリマンマの中に毒を入れたので、それを食ってはいけないよ」
と言って、米ブクのニギリマンマを捨てて、粟ブクのニギリマンマを半分ずつ分けて食
べました。
 継母は、米ブクを殺そうと思ったが、どちらも死なないで帰って来ました。どっとは
らぇ。(上芦名沢)
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