5904月山ガッサン神社・毛馬内館跡(毛馬内)
 
                    参考:鹿角市発行「陸中の国鹿角の伝説」
 
 昔、昔のことです。
 毛馬内の西の方に、月山神社があるでしょう。一里(約四粁)程離れている処にあり
ます。石段を三百段も上がって行くと太い杉の木に囲まれて、身が引き締まるような感
じがする処です。毛馬内の人達は「お山」と言っています。
 この月山神社は建てられたのは、今(平成四年頃)から千二百年も前のことです。そ
の頃東北地方に蝦夷エゾと云う人達が居て、天皇の言うことを聞きませんでした。刃向
ハムかってばかりいました。天皇が坂上田村麻呂サカノウエノタムラマロと云う将軍に征伐セイバツして
来いと命令しました。
 
 坂上田村麻呂が神様に、
「蝦夷を征伐したら、東北地方に七つの月山神社を建てるために、何とか力を貸して下
さい」
と頼みました。
 田村麻呂は蝦夷の人達と戦って勝ちました。蝦夷の人達は天皇の命令をよく聞くよう
になりました。田村麻呂は、神様に約束したように東北地方に七つの月山神社を建てま
した。
 七つのうちの一つが、毛馬内の月山神社で、月読命ツキヨミノミコトと云う神様を祀りました。
 毎年、七月十一・十二・十三日はお祭りで賑やかです。
 
関連リンク 「神社の碑文(月山神社)」

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