5303根市戸の涙川
 
                       参考:鹿角市発行「十和田の民俗」
 
 昔、集宮の神様の息子が、錦木塚のお姫様を貰いに行きました。しかし、どうしても
願いをきいて貰えず、川の辺を泣きながら歩いて帰りました。
 それで、涙川と云う名前が生まれたと云う。(丸館)
[地図上の位置(根市戸と涙川)→]
 
△根市戸の謂われ
 昔、とても賑やかな市日が開かれていた。
 八戸から牛に魚を積んで、売りに来ていた。周囲の村々からも、沢山集まって来たと
云う。
 次第にその市日は、毛馬内の方へ移っていったと云う。
 その市日が開かれところから、根市戸と云う地名が出来たと伝えられている。(丸館)
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