時処位に想う

時処位とは H15.03.30

「或る人問う」
 「時処位ジショイ」とは何か。
 
「我は想う」
 「時処位」とは、
一、好い機会に、丁度好い頃合に、
二、自分のなすべき役割(行動範囲)を担って誠心誠意努力し、
三、自分の置かれている立場をよく理解した上で、組織体の目的 - 「もの」を成し遂 げる、
の意味であると自分は理解している。
 
 例えば、神社の例祭々式において、祭式執行に関わるそれぞれの祭員は、自分の所役 (役目)を誠を尽くして落ち度なく遂行するには、「時処位」に則することが必須であ るとされている。
 その結果、全体の祭式は滞りなく、粛々と執り行われるのである。
△更に「時処位」とは
 
「時処位」の三つの機能
 即ち、一つは「時」の機能である。それは、時間の推移に応じて最適な時刻を選択し、 その機会に活動することである。例えば、生物がすくすく生長する合理的な時間帯は、 太陽の照る日中である。また健康を維持するためには、一日24時間を無理なく効率的に 過ごす必要がある。
 
 二つは、自己の位置する「処(場所)」の機能である。一見地球上の秩序は、不平等 に存在しているように思われがちである。例えば、熱帯と寒帯での温度差、日の当たる 処と日陰の処での生産活動の差があるす。他方では同じ日当たりでも、熱帯地方や砂漠 地帯での生活と、温帯乃至寒帯地方での生活とでは、その感じ方は全く逆の作用をする。
 しかし、現実には不平等は、何の疑いもなく存在している。例えば、人種の違い、言 語の違い、文字の違いが、地球上の各々の地域を超越して存在している。また同じ地域 内の民族の中でも、老若男女、体格の大小など、これらは現実に存在しているのである。 世界とは、それぞれの異なったものや出来事の集合体として、その存在価値があるので ある。
 
 三つは、自己の置かれている位、即ち意義の機能である。現実において自己が存在し ていることの意義、つまりその役割を果たす機能である。例えば、花を観賞するために 生えるサクラは美しい花をつける枝張りが、一方桜餅に添える葉を採取するサクラは健 康な枝張りが、それぞれ必要とされる。
 
参照1:ことわざ「時処位」
参照2:我想[宗教について]

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