義自分以外の大切な何かを守れますか 遵法・義勇 近年、行き過ぎた個人主義が蔓延しているようです。それぞれの人の行動に 関して国が干渉しないのと同様、他国に国の守りを任せて自らも主体的に国に 関わろうとしてこなかったことを深く省みる必要があるでしょう。我が国は他 国に比べて自分の国を愛する精神が希薄で、これでは激しい国際競争を生き残 れません。 江戸時代末期、迫り来る欧米列強の圧力を前に、先人たちは明治維新を成し 遂げ、愛する国や家族を守るために戦いました。 また、『古事記』には、弟橘比売命(おとたちばなひめのみこと)が倭健命 (やまとたけるのみこと)を助けるため海中に身を投じた記述があるように、 愛と犠牲とは、表と裏をなすように分かちがたいものなのかもしれません。 何が起こるかわからない世の中です。大切な何かが危機に瀕したとき、それ に立ち向かう心意気を、常に自分のなかに持ち続けていたいものです。 |