こころの豊かさを求めて − 教育勅語のチカラ − 徳について考えてみる。 明治維新以後、急速な欧米化によって日本古来の道徳心が失われつつある状 況を心配された明治天皇さまが、国民道徳の大本(おおもと)をお示しになら れたものが教育勅語です。 「朕惟フニ」から始まる教育勅語には、明治天皇さまが遠く御祖先や御歴代 の天皇の御代に思いを致され、連綿と培われてきた日本人としての営みが、十 二の徳目として記されています。歴史を大切にし、過去を振り返ることで祖先 の精神を正しく受け止め、未来に向かって行為や行動の基準にするという、明 治天皇さまの御心がそこには込められています。 当時、教育勅語は英語やフランス語、ドイツ語などに翻訳され、世界各国に 配布されました。また、国際道徳会議において好評を得るなど、優れた道徳規 範として、欧米の諸者からも高く評価されていたのです。 道徳の荒廃が叫ばれる今、教育勅語に示された精神を今一度呼び起こし、先 人の示した普遍的な心を、今に生きる私たちが再び取り戻すことができるよう 念願いたします。 |