善悪は地獄極楽。
解釈:人の心の善悪が、この世を地獄にも極楽にもするという意。こちら次
第で、相手の態度はよくも悪くも変わるということ。
活用⇒善い心は幸福を、悪い心は不幸を招く。Happiness is a good
heart, bad heart leads to unhappiness. A good mind invites happiness
and a bad mind invites unhappiness.
類義:地獄極楽も目の前にある。
善悪は水波(すいは)の如し。
解釈:善と悪とは対立するものではなく、実際は僅かな差しかないというこ
と。
活用⇒水と波は互いに密接であり、善と悪も互いに密接である。As for
water and the wave, it is mutually close, and good and evil are also
mutually close.
類義:善悪は元(もと)不二なり。善の裏は悪。
善悪は友による。
類義:朱に交われば赤くなる。
善悪は友を見よ。
解釈:その人物を知るには、当人よりも友人の人柄を見るとよいということ。
活用⇒あなたの友人を観察すると、あなたの性格が分かる。When your
friend is observed, your character is understood.
先覚者。
解釈:世に先んじて物事の道理や成り行きを覚る人。学問・見識に優れた人。
千貫の形(かた)に編笠一蓋(いっかい)。
解釈:多額の貸し金に対する抵当に、編笠一つを取るということで、利益と
損失の差が大きく、釣り合わないたとえ。
類義:千貫目のかたに竹の皮笠。
千金の子は、市に死せず。
解釈:金の力で身を守るたとえ。金持の子は金の力に助けられ、町で死ぬよ
うなつまらない死に方はしない。
類義:金持喧嘩せず。千金の子は盗賊に死せず。
千金の子は堂に垂(すい)せず。
解釈:金持の子は大切な体だから、軽率な行動は避けるという意。
類義:家に千金を累(かさ)ぬれば、坐するに堂に垂せず。
千金は死せず、百金は刑せられず。
解釈:千金の賄賂で死刑を、百斤で懲役を免れる意で、金の力の大なること
のたとえ。
類義:地獄の沙汰も金次第。銭ある者は生き、銭無き者は死す。銭は阿弥陀
ほど。
千金を買う市あれど、一文字を買う店なし。
解釈:市場では何でも買えるが、文字を買うことはできない。字は自分で学
ぶしかないという教え。
活用⇒金持であっても、店で文字を買うことはできない。文字を勉強しな
さい。Even if it is well-heeled, the character cannot be bought in the
shop. Study the character.
千軍は得易く、一将(いっしょう)は求め難し。
解釈:兵士は集めることは簡単であるが、これを指揮できる人物は得難いも
のだ。
類義:万卒(まんそつ)は得易く、一将は得難し。
千軒あれば共過ぎ。
解釈:戸数が集まれば、その中で消費や需要が生まれるから、それぞれの生
活が成り立っていくということ。
類義:千軒あれば共暮らし。
線香も焚かず、屁もひらず。
類義:沈香(じんこう)も焚かず、屁もひらず。
千石取れば、万石羨む。
解釈:人間の欲には際限がないことのたとえ。
類義:望蜀(ぼうしょく)。朧(ろう)を得て蜀を望む。
千石万石も米五合。
解釈:禄高千石万石の人でも、一日に食べる米は五合ばかりである。地位に
上下はあっても、同じ人間に変わりはないということ。
類義:下種(げす)も三食、上臈(じょうろう)も三食。千畳万畳只一畳、
千石万石一杯の飯。千万石も米一合。大廈千間(たいかせんげん)夜臥(やが)
八尺。
千石見晴らしの田でないと、鶴は下りぬ。
解釈:鶴のように大きい鳥は、広々とした田を選んで降りるように、優れた
人物はそれ相応の場にいるもの。
類義:鳳(おおとり)は藪の中にはいない。
反義:掃溜(はきだめ)に鶴。
千軍は得易く、一将(いっしょう)は求め難し。
解釈:兵士は集めることは簡単であるが、これを指揮できる人物は得難いも
のだ。
類義:万卒(まんそつ)は得易く、一将は得難し。
千載一遇(せんざいいちぐう)。
解釈:千年もの長い間に一回遭うほどの、滅多に無いよい機会。
参考:One chance in a million.
詮索もの目の前にあり。
解釈:探し物は、直ぐ目の前にある物に限って見つからないことが多い。
類義:牛に乗って牛を尋ねる。負うた子を三年探す。灯台下暗し。
前車の覆(くつがえ)るは、後車の戒め。
解釈:前の人の失敗は、後に続く人の教訓になるという意。
類義:殷鑑(いんかん)遠からず。前車の覆轍(ふくてつ)。
戦車の筒穴から闇夜の方向を見つける。[守]
類義:群盲(ぐんもう)、象を撫づ。
参考:From dark to find the direction of the cylinder bore of the
tank. The direction of the dark night is found from the cylinder of
the tank.
前車の轍(てつ)を踏む。
解釈:前の人の失敗を、後の人が繰り返すこと。
活用⇒先の人の失敗を繰り返してはいけない。Do not repeat the
previous person's failure.
千畳敷に寝ても一畳。
解釈:千畳敷の部屋に寝ても、体を横たえる広さは畳一枚で足りることから、
身のほどを知って野望を抱くべきではないということ。
類義:千石万石も米五合。
千丈(せんじょう)の堤も蟻の一穴から。
解釈:大きく堅固な堤でも、蟻の開けた穴をあけた穴のために崩れる。大事
もほんの些細なことから起こるものであるから、何事にも細心の注意が必要、
油断は大敵であるということ。
類義:ありの一穴、天下の破れ。千丈の堤も螻蟻(ろうぎ。ケラとアリ)の
穴を以て潰(つい)ゆ。
善書(ぜんしょ)は紙筆(しひつ)を択ばず。
解釈:字の上手な人は、紙や筆の善し悪しは問題にしない。
活用⇒字の上手な人は、紙や筆の品質を選ばない。A person good at the
character doesn't choose the quality of paper and the brush.
類義:弘法(こうぼう)は筆を択ばず。能書筆を択ばず。
先生と言われる程の馬鹿でなし。
解釈:先生という言葉は軽く用いられ、敬う気持ばかりではないのだから、
先生と云われていい気分になるほどお人好しではないという意。
活用⇒先生のような、立派な人になりなさい。Become a splendid person
like a teacher.
戦々兢々(せんせんきょうきょう。戦戦兢兢)。
解釈:今にも大事が起きそうで、恐れ戦(おのの)く様子。
禅僧(ぜんそう)の素麺(そうめん)。
解釈:修行を積んだ禅僧があっさりした素麺を食べるように、淡白なことの
たとえ。
類義:江戸者が梨を食うよう。
栴檀(せんだん)は双葉より芳し(かんばし)。
解釈:香木の栴檀は、芽生えたばかりの頃から既によい香りを放つ。人間も
後に大成する人は、子供の頃から人並み優れていたところがあるということ。
活用⇒賢い子供は大成する。A wise child accomplishes a great feat.
類義:蛇(じゃ)は寸にして人を呑む。良竹は生い出るより直(す)ぐなり。
反義:大器晩成。十で神童、十五で才子、二十(はたち)過ぎればただの人。
全知全能(ぜんちぜんのう)。
解釈:完全で欠けることのない知恵と能力。あらゆる事を理解し、どんなこ
とでも実行できる神のような能力。
類義:完全無欠。
参考:Omniscience omnipotence.
前轍(ぜんてつ)を踏む。
解釈:前を行く車輪の跡に沿って、後の車が通ること。後人が前の人の経験
や失敗を繰り返すこと。
類義:前車の覆轍(ふくてつ)。覆車(ふくしゃ)を追う。
先手は万手。
解釈:機先を制することが一番効果があるということ。
活用⇒機先を制することは、最も効果がある。Forestalling is the most
effective.
類義:先んずれば人を制す。
船頭多くして船山へ上る。
解釈:指揮する人が多くて統率がとれず、全く的外れな方向に事が進行して
しまうことのたとえ。
類義:下手の大連れ。役人多くして事絶えず。
船頭の空急ぎ(そらいそぎ)。
解釈:船頭は今にも舟を出すようなことを言って、中々漕ぎ出さないことか
ら。
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