GLN[ファウストのこと]

おわりに

・死語(廃語)とは、goo辞書によると、「現在は全く用いられなくなった言葉」 である。
 例えば、「土人」とは、Wikipediaによると、 「語源としてはその土地の人、土着民という意味」とされ、 差別語として認識されている、と云う。 したがって現在では、死語の範疇に入るものとみなされよう。
 と云うことは、公衆の場で死語を用いることは、慎まなければならない (使用厳禁)と云うこと……。
 
 このことは、”既存の教義教典”のことについても云い得られよう。
 既存の教義教典の中には、死語と思われるように言葉が散見されるようである。
 もし当該教義教典の中に死語があった場合には、その死語の意味を現代風に解釈したり、 死語のある文章(章句)を避けたりなどの工夫をしなければならないであろう。
 
 しかし、死語の含まれている教義教典(書籍)が現に存在し、 読まれているするとすれば、 それに目を通した人の脳裏には、その”死語”が記憶されてしまうこととなる。
 と云うことになれば、”教義教典”そのものも死語扱いと云うことに……。エエッ!!!
 
・と云うようなことで、”ある教義教典”に傾注しようとすればするほど、 以上のような矛盾を克服しなければならない……、 それは可能なのであろうか……、 本当に大神の支配下で安穏と暮らせることが出来……。
 
 一方では、”罪と許し”にかこつけて、これを逆手に取ってしまう”つわもの” が出現しないとも限らない。
 「私の行為は、大神の許しを得ているので、どんな手段を用いても……」
 
 はたまた「私のすることは、大神の趣旨に適うことなので、 どんなことをしても……」

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