06 万物霊
 
いえ‐の‐ぬし【家の主】
 @一家の主人。いえぬし。
 Aその家に古くから住んでいて霊があると云う動物。例えば蛇・狐など。
 
いかずち【雷】
 (イカ(厳)ツ(助詞)チ(霊)の意) かみなり。
 
いし‐がみ【石神】
 奇石・霊石・石剣の類を神体として祀った民間信仰の神。記紀にも見える。
 →しゃくじん
 
おお‐だま【大玉】
 網霊。又は網霊を祀る際の、祭祀の対象になる浮子アバ。瀬戸内海では、漁網の中央に
 付ける特に大きい烏帽子型の浮子・浮樽を、漁期外に網主の家の神棚などに、漁を授
 ける神霊として祀る。「大玉起し」
 
お‐つつ‐さん【御筒様】
 船の帆柱受けの筒穴の部分。ここに船霊フナダマ様を祭るから云う。
 
おろち【大蛇】
 (オは「峰」、ロは接尾語、チは霊威あるものの意) 極めて大きな蛇。うわばみ。だ
 いじゃ。
 
きんめい‐すい【金明水】
 富士山頂の火口壁の積雪がとけて、火山礫中から流出する泉の一。北壁、久須志岳の
 南西崖下に湧出。霊水とされる。
 
くま‐おくり【熊送り】
 熊を神の使者として神聖視し、毎年定期的に熊の霊を神のもとに送り返す祭で、アイ
 ヌをはじめユーラシアから北アメリカ北部の森林の狩猟採集民の間に広くみられる。
 アイヌではこれをイヨマンテと呼び、春に捕った小熊を丁重に育てておき、弓矢で殺
 してから歌舞で霊を送る。
 
こく‐れい【穀霊】
 (corn spirit) 穀物の中に籠もっていると信ぜられている神霊。
 
こ‐だま【木霊・谺】(室町時代までは清音) 
 樹木の精霊。木魂。
 
こ‐だま【蚕霊・蚕玉】
 かいこの神様。養蚕の守護神。「蚕霊揚げ」「蚕玉祭」
こだま‐あげ【蚕霊揚げ】
 長野県で養蚕の終りの日の祝い。棚揚げ。蚕糞祝コクソイワイ。
 
こっくり(「狐狗狸」と当て字)
  占法の一。紐でしばり交叉させた3本の竹で盆を支えて三人で軽く盆を押え、一人が祈
 祷・伺いなどをし、盆がひとりでに動き出した時、霊が憑ツいたとし、その動きで物事
 を占う。遊びとして行われ、盆の代りに文字盤を用いることもある。こくり。こっく
 りさん。
 
こと‐うら【琴占】
 占法の一。琴を弾じて神霊を迎え、吉凶を占うこと。日本書紀の神功摂政前紀などに
 見える。後には琴板を笏シャクでたたいて占った。
 
さんがく‐しんこう【山岳信仰】
 山に超自然的な威力を認め、あるいは霊的存在とみなす信仰。日本では古来の土俗信
 仰としてあったものが民間信仰として生き続け、また、後に仏教とも習合して修験道
 などを生んだ。
 
さん‐せい【山精】
 山のぬし。山の霊。やまびこ。
 
さん‐れい【山霊】
 山の神。山の精。
 
しぜん‐すうはい【自然崇拝】
 宗教の原初形態の一。自然界の事物に超自然的な威力を認め、また、直接に霊的存在
 とみなす信仰。
 
しゃく‐じん【石神】イシガミ
 関東や中部地方で、石を神体として祭った祠。良縁・安産・子育てなどの霊験がある
 と云う。
 
じゅもく‐すうはい【樹木崇拝】
 樹木そのものを神聖なものとして、あるいは神霊が宿るとして崇拝の対象とすること。
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