06a 万物霊
 
しん‐き【神亀】
 吉祥を招くというふしぎな亀。霊亀。
 
しん‐きょう【神鏡】
 @神霊として神前に懸けて祭る鏡。
 A三種の神器の一である八咫鏡ヤタノカガミ。
 
しん‐けん【神剣】
 @神から授かった剣。また、神に供える剣。
 A三種の神器の一の宝剣。草薙剣クサナギノツルギ。
 B霊妙不可思議な剣。
 
しん‐じゅ【神樹】
 @神霊の憑よると言い伝える樹木。神木。
 A神社の境内にある樹木。
 以下略
 
しん‐しょう【神漿】
 @神に供える飲物。
 A不思議に湧き出て霊験のある飲物。
 
じん‐ずい【神水】シンスイ・ジンスイ
 @神に供える水。
 A霊験ある水。神聖な水。
 B神域に湧き出た水。
 以下略
 
しん‐せん【神泉】
 @神域の泉。霊妙な泉。A神泉苑の略。
 
しん‐もつ【神物】ジンモツ
 @神に属するもの。また、神社の什器。
 A霊妙不可思議なもの。
 
しん‐やく【神薬】
 不思議な効能のある薬。霊薬。
 
せん‐たん【仙丹】
 服用すれば不老・不死となり、仙人となると云う霊薬。仙薬。
 
せん‐やく【仙薬】
 @服用すれば不老・不死の仙人となると云う薬。
 A効き目の著しい不思議な薬。霊薬。
 
ち‐れい【地霊】
 大地に宿るとされる霊的な存在。
 
つく‐よみ【月読・月夜見・月夜霊】
 月の神。
 
つなが‐い【綱長井】
 釣瓶ツルベ綱の長い井戸の意で、水の枯れない霊妙な井戸。また、そこに宿る井戸の神。
 
てん‐げ【天花・天華】
 天上界の霊妙な花。また、天上界の花にも喩えられる霊妙な花。
 
なか‐がみ【天一神】
 暦神の一。十二神将の主将、あるいは地星の霊と云う。己酉の日に天から下って東北
 の隅に居ること6日、転じて正東に居ること5日と云うように順次に南・西・北を巡り、
 四隅に居ることそれぞれ6日、四方に居ることそれぞれ5日、計44日で、癸巳の日に正
 北から天に上り、天上に居ること16日、己酉の日に再び地上に下る。この神の天に在
 る間を天一天上と云う。下って地上に居る方角を「ふたがり」と云って、この方角に
 向かって事をすることを忌み、その日他出するときは方違カタタガエをする。
 
にっ‐せい【日精】
 太陽の精。太陽の霊。
 
ふな‐だま【船霊・船玉】
 @船の守護霊。賽子サイコロ・女の髪の毛・人形・五穀・銭などを神体として船中に祀る。
  ふなだまさま。
 A船中で祀る守護神。摂津の住吉の神・水天宮・金毘羅コンピラ権現など。船神。船霊
  神。
 
みずち【蛟】
 (古くはミツチと清音。ミは水、ツは助詞、チは霊で、水の霊の意) 想像上の動物。
 蛇に似て、四脚を持ち、毒気を吐いて人を害すると云う。
 
もく‐せい【木精】
 木の精。木霊コダマ。
 
やま‐つ‐み【山祇・山神】
 山の霊。山の神。
 
やま‐びこ【山彦】
 @山の神。山霊。
 A山や谷などで、声・音の反響すること。こだま。
 
よう‐せい【妖精】エウ‥
 (fairy) 西洋の伝説・物語に見える自然物の精霊。美しく親切な女性などの姿をとる。
 ケルトやラテン系民族に多く、各国で名は違う。仙女。
 
ようれ‐ぼし【妖霊星】ヨウレイボシ
 妖しい星。
 
より‐しろ【依代・憑代】
 神霊が招き寄せられて乗り移るもの。樹木・岩石・人形などの有体物で、これを神霊
 の代りとして祭る。かたしろ。
 
より‐まし【憑坐】
 神霊が取り憑く人間。特に、祈祷師が神霊を招き寄せて乗り移らせたり託宣を告げさ
 せたりするために伴う霊媒としての女性や童子。ものつき。よりびと。尸童。
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