神名解説
〈五 黄泉国ヨミノクニにおける神〉
八雷神ヤクサノイカヅチノカミ(大雷オホイカヅチ、火雷ホノイカヅチ、黒雷クロイカヅチ、拆雷サクイカヅチ、若雷ワキイ
カヅチ、土雷ツチイカヅチ、鳴雷ナリイカヅチ、伏雷フシイカヅチ)
伊邪那美命の屍から生まれ出でた雷神である。
意富加牟豆美命オホカムヅミノミコト
おおかむづみのみこと
黄泉の国では忌み嫌われる桃の実のことで、邪気を祓う大きな威力を持ったもの、と
云う意味である。
黄泉大神ヨモツオホカミ
よもつおおかみ
いざなみのみことは、黄泉国から出ることが出来なくなったので、このように呼ばれ
るようになりました。
道敷大神チシキノオホカミ
ちしきのおおかみ
いざなみのみことは、夫いざなぎのみことの後を追い駆けて行ったので、このように
呼ばれるようになりました。
道反大神チガヘシノオホカミ(塞坐黄泉戸大神サヤリマスヨミドノオホカミ)(N泉門塞大神ヨミドニサヤリマスオホカミ
(道返大神チカヘシノオホカミ))
ちかえしのおおかみ
黄泉比良坂ヨモツヒラサカの道を塞フサいだ大岩は、いざなみのみことを追い返すことが出来た
のでこのように名付けられ、また黄泉の国の入口を塞いでしまったことから、黄泉戸
大神とも呼ばれるようになりました。
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