や 薬師神社 〈やくしぼさつ〉 薬師菩薩 薬師菩薩とは、大己貴神ｵｵﾅﾑﾁﾉｶﾐ･少名毘古那神ｽｸﾅﾋﾞｺﾅﾉｶﾐに奉称せられた仏教的称号 である。 仏教の薬師瑠璃光如来は、東方浄瑠璃世界の教主で、菩薩ではないが、十二大願を発 し、衆生の病源を救い、痼病を治すと云われる。一方、わが国の大己貴神も療病･禁厭の 法をもって人々を救い、少名毘古那神がこれに協力したと伝えられるので、医師ｸｽｼの神 とも称した。よって仏教の薬師如来と相通ずるところがあるとして、ここの二神に菩薩 号を付加し、薬師菩薩と号した。 「延喜式」には、常陸国鹿島郡に大洗磯前薬師菩薩神社、また同国那賀郡に酒列磯前 薬師菩薩神社が所載されている。二神の祭神は、何れも式では名神大の扱いである。 ［詳細探訪］ 関連リンク ［八幡平地区の神様を訪ねて「10 小豆沢老人クラブ区域内の神様」］ 関連リンク ［八幡平地区の神様を訪ねて「21 松館老人クラブ区域内の神様」］