り 龍神社・竜神社
 
〈りゅうだしんこう〉
 龍蛇信仰
 龍蛇信仰とは、雨水、河川湖沼などの精として信仰されている想像上又は実在上の動
物を信仰することである。
 龍(竜)は中国で古くから信仰された雨や水の精で、蛇形、四足、鱗があり、空を飛
ぶとされる想像上の動物である。五種あって、鱗のある蛟竜コウリュウ、翼のある応竜オウリュウ、
角のある糺(虫扁+糺)竜キュウリュウ、角のない離(虫扁+離)竜チリュウ、天に昇らぬ蟠竜バン
リュウがそれである。春分の頃に昇天し秋分の頃に降って水中に入るとも伝えられる。帝王
の権威の象徴とされたり、民衆は雨乞いの神として信仰した。
 わが国の竜の信仰も中国から伝えられ、古来の蛇の信仰の習合したものと考えられる
が、わが国では寧ろ竜の信仰の一部が、竜巻現象を説明するために漁民の間で行われ、
龍神祭として漁の神としても信仰されている。そして一般には大蛇の信仰として、民間
の信仰伝説に多くの習俗や口碑を留めている。
 
関連リンク [八幡平地区の神様を訪ねて「12 玉内・20 石鳥谷老人クラブ区域内の神様」]

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