ko010201 旧小坂鉱山事務所 1棟
 
1.国指定重要文化財(建造物)
所在地 小坂町小坂鉱山字古舘48-2
所有者 小坂町

 「旧小坂鉱山事務所」(移築・復原後の施設名は小坂鉱山事務所)は、明治38年 (1905)に合名会社藤田組小坂鉱山の本部事務所として建てられた。設計は、工作課の 北湯口勇太郎と推定されている。建物はロ字型の木造三階建で、段差のある敷地に対応 するとともに、採光に配慮した構造である。また正面外観は、ルネッサンス風の漆喰壁 面にべランダポーチをはめ込むと云うわが国では類例の少ないものである。
 
 旧小坂鉱山事務所は、建築計画や建築デザインに特徴があり、明治後期に活躍した技 術者の洋風建築設計技術の習得度を測る上で重要な建築物と云われている。また、わが 国の近代鉱山における本格的鉱山事務所建築の数少ない遺構として歴史的価値が認めら れ、平成14年5月23日付けで国の重要文化財に指定された。
 
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「鹿角の郷:歴史遺産観光起点」
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