ko010202 康楽館 1棟
 
1.国指定重要文化財(建造物)
所在地 小坂町小坂鉱山字松ノ下2
所有者 小坂町

 康楽館は、明治43年(1910)に小坂鉱山の福利厚生施設として建設さた。二階建で、 定員約800人(当時)。正面のイギリス下見板張の外壁と装飾、客席部の天井に洋風意 匠が見られるが、花道、廻り舞台など江戸期に成立した芝居小屋の形式を伝える和洋折 衷の様式を持っている。設計者は、当時小坂鉱山工作課で営繕係長を務めた山本辰之助 とされている。
 
 康楽館は、近代の芝居小屋のうち、優れた洋風意匠を取り入れた現存最古のものとし て歴史的価値が高く、小坂鉱山と鉱山町の繁栄を物語る遺構として貴重であると認めら れ、平成14年5月、国重要文化財に指定された。
 
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「鹿角の郷:歴史遺産観光起点」
リンク:「レトロで浪漫な館」

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