KI10059 杉 1本
 
秋田県指定天然記念物
昭和30年1月24日指定
所在地 鹿角市十和田大湯字大湯165
所有者 大円寺
 
 うっそうとした杉並木の大円寺参道の中ほどに立つ老樹で、樹高約40数米、目通り幹 囲ミキマワリ約9米、樹齢はおよそ2000年といわれる。ひときわ高くそびえ立つ樹容は、堂々 としていて、品格優れ、まさに秋田県内第一級の老巨杉である。
 寛永カンエイ20年(1643)に大円寺が毛馬内から移ってくる以前からここにあった巨木で、 人々は「寺の門杉」と称して大事にしてきた。その名のように参道をはさんでもう一本 あったが、江戸時代の中頃大洪水のため流出したと伝えられる。
 そばに、俳人で郷土史家でもあった浅井小魚の句碑が立っている。
 秋立つや 大樹の梢コズエ おのずから      小魚ショウギョ
 
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