MI10041 花輪の町踊り
 
秋田県指定無形民俗文化財
昭和63年3月15日指定
所在地 鹿角市花輪
所有者 花輪町踊り保存会
 
 8月19日、20日の花輪ばやしが終わると中秋の名月まで、秋の気配が夜毎に深まる花 輪の町通りが篝火を囲みながら踊りの輪が繰り広げられ、町踊りの伝承と保存が行われ ている。三味線、太鼓の囃子ハヤシと唄につれての洗練された踊りの所作は、足の運びは男 舞で、振りは手数が多くテンポも軽快で、優雅な手振りは緩急カンキュウの変化に富み、いな せな江戸情緒を伝えている。
 伝承曲は甚句、花輪よされ、おやまこ、花輪よしこの、塩釜、毛馬内よしこの、ぎん じがい、あいやぶし、おいと、どっこいしょ、豊年万作、ちょうしの12曲で、ぎんじが いは笛だけで踊り、豊年万作には舞扇を用いる。この他、かいな、新潟があったが、今 は踊られていない。
 衣裳は浴衣(町内、グループごとに揃いの柄ガラ)または単衣で、男は角帯、女は夏帯 を着け、白足袋、草履履きが標準であるが、特定されたものではない。
 
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